籠沢から丁須の頭へ、まだまだ妙義は雪山でした
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 638m
- 下り
- 627m
コースタイム
-13:44丁須の頭14:44-15:04籠沢コル-17:36国民宿舎・裏妙義
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎籠沢コースは、沢を渡ったり沢沿いや沢の上を歩いたりする個所が多くあります。現在は相当の雪が残っています。雪の下は岩がごろごろして、ここを雪が埋めて表面は岩が見えないところが多くあります。いきなりズボッと腰上まで沈み込み、雪下の岩で膝を打ったり危険がいっぱい。一歩一歩慎重な歩行が必要です。 ◎烏帽子沢出会いの手前、右岸に狭い岩の割れ目を渡るところがありますが、雪に沈み込まないよう要注意です。これに引き続く岩の鎖も、一部雪の下でしたが引き上げておきました。岩は濡れているので要注意です。 ◎コルから丁須の頭へ回り込む個所は、北側でもあり相当な雪が残っていて危険です。 ◎全体的に鎖が雪の下に埋もれている場所が多く見られます。 ◎この時期に妙義に入る場合は夏道での十分な経験が必要です。 ◎入浴は「国民宿舎・裏妙義」で可能です。 ◎「国民宿舎・裏妙義」に駐車する場合はフロントの許可を得ます。帰りに一言お礼を。 ◎「国民宿舎・裏妙義」の南側、籠沢登山口方面の道路沿いに登山ポストがあります。 |
写真
感想
先月の大雪の影響などの心配はありましたが、久しぶりの裏妙義でした。
登山口と籠沢コルの直下、及び丁須の頭を除いてほとんどが雪で埋まっていました。
これまで1〜2月の冬場にも妙義を歩いていますが、3月の初めにこんなに雪が残っているのも記憶にありません。2月の2回にわたる大雪、この山にとっても異常だったんですね。
国民宿舎・裏妙義のフロントに駐車のお願いに行ったところ、「3日前にも登った方がいたけど、この雪で登れるんかね~」と。私は内心雪も少ないかなと思いつつ、「雪が多くてダメなら戻ります」と言って出発しました。
登山道に入っても雪面に人の足跡はありませんでした。三日前に歩かれた方は三方境方面に向かったのか、あるいは雪が深くて戻ったのかは分かりません。雪面に残るのは鹿の足跡だけ、しかも私が歩く方向をずーっと先行して、なんと烏帽子沢出会い近くまで続いていました。鹿も夏には登山道なども歩くので、夏道を覚えているのかも知れませんね。動物の能力にびっくりです。
雪の下には岩が隠れたり、大きな隙間が有ったりします。杉の人工林内でも踝ぐらいまでは沈む個所が多くあり、時には膝まで入ります。そして油断していると片足が腰まで入り、身動きができなくなります。足を抜くときに、見えない岩に膝をぶつけたりするので要注意ですね。ワカンやスノーシューなども有効かと思いますが、岩を登ったりするので、着脱を頻繁にするのが面倒でコルまではつぼ足で通しました。
籠沢のコルから左に回り込んで丁須の頭に向かうのですが、丁須の頭直下までは雪が多く要注意です。
ここから軽アイゼンを着けました。鎖のトラバースの所では雪が融けて岩も濡れています。
丁須の頭からの展望は、裏妙義はもちろん表妙義の峰峰も白い雪が目立ち、雪の少ない妙義としては珍しい光景でした。
春も近いこの時期、まだまだ妙義は雪山でした。
コメント
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ozesaiさんといったらやっぱり妙義と尾瀬ですね
私もこのルートは大好き
でも雪の季節は歩いたことないです・・・
いつもの大きい岩に垂れ下がる鎖も、雪がついていると難易度高そう
しっかり毎度丁須の頭を登頂しちゃいうところが凄い
私、正月太りがのびのびで現在に至るので
丁須の首がポキッてなりそうで登るの躊躇しそうです(笑)
大岩の鎖場ですが、最初は鎖を掴まないで鎖の左の岩の隙間を上がり、岩の先を掴んで体を引き上げようとしました。しかし岩の先端の手がかりが難しく、危険を感じて降りました。今日はここまでかな...と思いましたが、濡れた岩の鎖にスリングを架けてクリアーしました。
コルから丁須の頭へ回り込むところは相当雪が残っています。お彼岸を過ぎる頃には少なくなるものと思います。またドカーンと雪が降ると別ですが 。
丁須の頭のテッペンに上がる時は、「地震があったらどうなる」・「鎖は切れないか」...いつも考えますよ~
いよいよ来月下旬の至仏山から今年も尾瀬行きが始まります。うれしい~ です
お疲れ様でした。
この時期に裏妙義とは、流石はozesaiさんですね。
最近は高所が怖くなってきました。
無理はしないようにしています。
このところ相棒が、大怪我で山にご無沙汰です。
仕事も忙しくて、体力も低下 してます。
暖かくなったら、西上州の岩山に行きたいですね。
来月から至仏山ですか、凄い ですね、
ラッセルで一日終わりそうな感じですけど。
楽しいレコUPをお待ちしています。
最近okuhoさんのレコが見られないので、どうされたかな?と思っていました。
相棒さんの怪我とは大変でしたね、お見舞い申し上げます。
ゴールデンウィークの至仏山は、天候に恵まれれば最高です。
スキーやボートでBCを楽しまれる方が多く、コースも夏道と違って岩の間を歩くこともないので、割とラクチンです
西上州の岩山...良さそうですね。この山域はあまり経験がないので興味があります。
よかったら御一緒させてください。
今日は尾瀬愛好者の写真展があると聞いたので、秩父まで出向きました。
ついでに雲取山の登山口の確認などをしようと三峰神社へ向かったのですが、途中で通行止めの表示でUターンでした。秩父方面は大雪でしたね。
ozesaiさん、おはようございます。
沢沿いは雪が残っていて大変そうに感じます。
ozesaiさんでも珍しいという、この時期の雪景色、
ホントに大雪だったんだな〜と感じますね。
妙義は雪が解ければ春が近づいてきますね。
尾瀬の方も、あと一ヶ月ちょっとでスタートでしょうか。
雪害で車が大変でしたね、復活できましたでしょうか。
私の所も70cmの積雪がありました。高崎は雪は降らないので、今までの人生経験で30cmが2〜3回ぐらいだったと記憶しています。
今回は人生初めて、ビックリ、とんでもない雪でした。
今回はコルから丁須の頭へ向かう側に雪が多く残っていました。いつも最後まで雪が残る個所です。
丁須の頭基部の下、鎖の末端が少し雪に埋もれているぐらいであとは問題ありませんでした。
もうじき雪も無くなりますので、また妙義に来てくださいね
もうじき尾瀬の季節がやってきますね~ そわそわしてます
少しずつ伺てますので、今頃のこんにちは〜1
ここは、2年前の秋に久々に行ってきましたが、昔よりもずいぶん荒れている感じがしました。
写真28の鎖が、私の人生初の鎖体験の始まりでした
こんなところ、登れない〜!と、騒いだのち、、、登ぼるコツを教わったら、スイスイと登れたので、その先出てくる鎖場も楽しくなってしまったんです
それにしても、岩が重なる沢では、けっこう奈落の淵があった印象ですが、雪で覆われていると、より用心慎重の怖い状況だったのではないですか
やはり、丁須の頭は、ozesaiさんには、スイスイですね!
ちょい下からと違って、そこからならではの、冬ならではの、
見たことない白い浅間山と外輪山の姿が、とっても印象的です♪
sanasanさんの人生初の鎖場がここだったんですか、写真を出すことができてなんだか嬉しいです。
岩が重なった凸凹の上に雪が載ってると、雪の下の形状はわかりません。
雪の下が空間だったりすると、ズボッと入っちゃって大けがのリスクがありますね。
場所によっては、足を踏み込んだ一歩一歩の確認が必要でした。
丁須の頭を通る時には、他の人が登っていない場合はだいたい上まで上がっています。
丁須の頭は何か厳かな感じとともに、孤独感も伝わってきます。
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