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Yamareco

記録ID: 4132862
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

巻機山 上越国境稜線に憧れて

2022年04月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:33
距離
19.8km
登り
1,738m
下り
1,728m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:02
休憩
1:31
合計
8:33
6:28
39
7:07
7:08
55
8:03
8:12
109
10:01
10:01
15
10:16
10:16
31
10:47
10:54
14
11:08
11:31
15
11:46
12:08
7
12:15
12:21
9
12:30
12:36
9
12:45
12:46
66
13:52
14:04
26
14:30
14:34
26
15:00
15:00
1
15:01
ゴール地点
ルートはヤマレコアプリを利用。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地元草加集合→草加IC→外環→関越道→塩沢石内SA→道の駅ゆきあかり車中泊
5:00起床→ コンビニ→ 6:00前に西谷後バス停前到着
既に駐車スペースは一杯で写真の通り路肩に駐車。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
山と高原地図 越後三山

●登山開始〜五合目
この時期駐車場も2m以上の積雪あり。桜坂駐車場まで歩き。踏み後は明瞭。
登りは雪が締まっていて歩きやすいが、帰りはズボズボで疲れました。
三合目を過ぎるあたりから急斜面になってきて雪も締まっているし、滑ったら止まらないのでアイゼンを装着。いい汗かきました。
五合目に到着すると六合目へ向けて尾根の雪庇が見事に見え、一息入れるのに持って来い。

●五合目〜六合目〜前巻機山
雪庇の方に行かないように登ります。六合目に一気に展望が開けてテンションが上がります。自分たちが歩いていた時間では1564m付近からクラストしている感じでした。前巻機への登りは結構急坂で雪も締まっているのでストックからピッケルに持ち替えました。
前巻機まで登ると大きな巻機山本体の姿に圧倒されます。

●前巻機〜巻機山
避難小屋は雪の中。
巻機山の登りは夏道だと直登りですが斜めに頂上方面に向けて登りました。
下山時はヒップソリできるかなと夏道方面まで歩いてから下ります。ただ結構急斜面で怖気づいてヒップソリを使用できず。避難小屋近くの比較的緩やかになったところから使用しました。ヒップソリの使いどころは難しい。
山頂からの景色は圧巻です。特に上越国境稜線の姿と言ったら涎が止まりません。

●巻機山〜牛ヶ岳
なだらかな稜線歩きですが、牛ヶ岳はなぜか風が強かったです。
牛ヶ岳まで来ると越後三山が大きく見え、また巻機〜割引岳の美しい姿も拝めるので気力があれば是非立ち寄ってもらいたいところ。
この稜線を歩いていると1834m峰〜三ツ石山〜下津川〜本谷山の稜線が良さそうに見えるが、牛ヶ岳から見ると1834m峰〜三ツ石山が結構急な降りに見えてやっぱ難しいかと思いました。

●上越国境稜線を歩きたくなった馬蹄形周回したときの記録
残雪の谷川馬蹄形周回
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1419180.html
その他周辺情報 ●温泉宿
翌日阿寺山に登るべく五十沢(いかざわ)温泉にて素泊まり(6500円+入湯税)。
元湯に泊るつもりが間違って予約してしまったが、温泉はとてもいい泉質でした。
ここの温泉は時間によって混浴になります。
宿に行く前に六日町の原信というスーパーで買い出ししました。
朝早くきたつもりでしたが既に多数の車が駐車していました。
後続も続々と。
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朝早くきたつもりでしたが既に多数の車が駐車していました。
後続も続々と。
登り始め少し雲がかかっているが天気は良くなるはず。
登り始め少し雲がかかっているが天気は良くなるはず。
川沿いを進む。
朝は雪も締まっていて歩きやすい。
川沿いを進む。
朝は雪も締まっていて歩きやすい。
青空になってきた。
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青空になってきた。
桜坂の駐車場に到着。
朝日に輝く姿を見て期待に胸がふくらむ。
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桜坂の駐車場に到着。
朝日に輝く姿を見て期待に胸がふくらむ。
米子沢の看板は見えていました。
米子沢の看板は見えていました。
しばらくはつぼ足でも問題なし。
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しばらくはつぼ足でも問題なし。
五合目に向けて斜度が厳しくなってきたところでアイゼンを装着。
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五合目に向けて斜度が厳しくなってきたところでアイゼンを装着。
五合目まで汗かきながら登りました。
五合目まで汗かきながら登りました。
五合目到着。
雪庇が続く見事な景色。しばし休憩。
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五合目到着。
雪庇が続く見事な景色。しばし休憩。
先頭交代してkazさんに登ってもらう。
雪庇に寄りすぎないうに。
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先頭交代してkazさんに登ってもらう。
雪庇に寄りすぎないうに。
雪と影が織りなす美しい模様
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雪と影が織りなす美しい模様
途中で交代して6合目付近に到着。
大分展望が良くなってきた。
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途中で交代して6合目付近に到着。
大分展望が良くなってきた。
そしてニセ巻機への急坂が姿を現す。
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そしてニセ巻機への急坂が姿を現す。
右の苗場から谷川の白銀の峰々の連なりが美しい。
右の苗場から谷川の白銀の峰々の連なりが美しい。
6合目過ぎると途端にクラストした箇所も出てきて一層歩きやすくなる。
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6合目過ぎると途端にクラストした箇所も出てきて一層歩きやすくなる。
いよいよ急坂。
kazさん、大展望をバックに。
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kazさん、大展望をバックに。
見事な風紋。
この辺からはピッケルの方が良いかな。
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この辺からはピッケルの方が良いかな。
急坂を控えてストックからピッケルに持ち替える。
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急坂を控えてストックからピッケルに持ち替える。
凍結した枝。
YAMA急坂を登り終え振り返る
YAMA急坂を登り終え振り返る
一層展望が開けてきた。
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一層展望が開けてきた。
もうすぐニセ巻機だね。
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もうすぐニセ巻機だね。
ついつい振り返る
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ついつい振り返る
ようやく巻機山が見えてきた。
ようやく巻機山が見えてきた。
ニセ巻機に到着。
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ニセ巻機に到着。
奥にピラミダルな割引岳。
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奥にピラミダルな割引岳。
西側を一望。
ニセ巻機から少し下ったところで中休止。
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ニセ巻機から少し下ったところで中休止。
巻機山への最後の登り。
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巻機山への最後の登り。
少し斜めにダイレクトに山頂を目指す。
少し斜めにダイレクトに山頂を目指す。
こんな感じ。
あれがさんちょうかな。
あれがさんちょうかな。
無事に登頂しました。
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無事に登頂しました。
巻機まで来ると八海山、中ノ岳がバーンと見えた。
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巻機まで来ると八海山、中ノ岳がバーンと見えた。
平ヶ岳のなだらかな姿が目を惹く。
平ヶ岳のなだらかな姿が目を惹く。
時間もあるので牛ヶ岳まで行ってみよう。
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時間もあるので牛ヶ岳まで行ってみよう。
少し下って登るも緩やかでまさに稜線歩き。
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少し下って登るも緩やかでまさに稜線歩き。
巻機山をバックに。
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巻機山をバックに。
見事な越後三山だよ。
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見事な越後三山だよ。
越後三山をバックに記念撮影
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越後三山をバックに記念撮影
明日はあそこの阿寺山へ登る
明日はあそこの阿寺山へ登る
再び巻機に戻り上越国境稜線を見ながら大休止。
再び巻機に戻り上越国境稜線を見ながら大休止。
谷川から連なる白銀の峰々。
その名も上越国境稜線。
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谷川から連なる白銀の峰々。
その名も上越国境稜線。
今回、巻機の下見もできたし来年こそはチャレンジしよう!
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今回、巻機の下見もできたし来年こそはチャレンジしよう!
下山開始。
少しヒップソリを使ってみたが斜面があっても怖いし、無いと滑らないしで使うの難しいな。
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少しヒップソリを使ってみたが斜面があっても怖いし、無いと滑らないしで使うの難しいな。
五合目から慎重に降る。
五合目から慎重に降る。
この尖った山は大源太なのかな。
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この尖った山は大源太なのかな。
無事に1日目は終了です。
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無事に1日目は終了です。
五十沢温泉に到着。
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五十沢温泉に到着。
お部屋は1人6500円でこんな感じ。
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お部屋は1人6500円でこんな感じ。
とにかく温泉が良かった。
願わくば山が見える露天だったらなお良かったんだけど。
とにかく温泉が良かった。
願わくば山が見える露天だったらなお良かったんだけど。
※ここからはkaz撮影追加分
この青空、テンション上がるワァ〜
2022年04月02日 06:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/2 6:58
※ここからはkaz撮影追加分
この青空、テンション上がるワァ〜
サクサクと登るYAMAさん
2022年04月02日 07:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/2 7:35
サクサクと登るYAMAさん
急登もなんのその
2022年04月02日 08:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/2 8:00
急登もなんのその
ガシガシ・・登る登る
2022年04月02日 08:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/2 8:00
ガシガシ・・登る登る
急登にも余裕なYAMAさん
2022年04月02日 08:09撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/2 8:09
急登にも余裕なYAMAさん
この広大な雪面が最高やね
2022年04月02日 09:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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4/2 9:13
この広大な雪面が最高やね
さて、あのニセ巻機へ
2022年04月02日 09:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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4/2 9:13
さて、あのニセ巻機へ
まずはニセ巻機
2022年04月02日 10:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/2 10:03
まずはニセ巻機
さて、巻機へ向けて一旦下って登り返し
向こうの三角は割引岳
2022年04月02日 10:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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4/2 10:05
さて、巻機へ向けて一旦下って登り返し
向こうの三角は割引岳
巻機山頂です(標識が見つからず、とりあえず一番高そうなところで)
2022年04月02日 10:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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4/2 10:51
巻機山頂です(標識が見つからず、とりあえず一番高そうなところで)
絶好条件なので牛ヶ岳まで行くことに
2022年04月02日 11:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/2 11:05
絶好条件なので牛ヶ岳まで行くことに
下山でヒップソリをちょっと試すYAMAさん
2022年04月02日 12:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/2 12:26
下山でヒップソリをちょっと試すYAMAさん
帰りもスタミナ余裕なYAMAさん
2022年04月02日 12:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/2 12:51
帰りもスタミナ余裕なYAMAさん
撮影機器:

感想

久々に健脚YAMAさんとの山行。
当初は2週間前に同じ行程を予定していたが、悪天予報に泣く泣く赤薙山への転進プランにしつつの2週間後のリベンジ山行(初日は巻機山、2日目は阿寺山)は望外の絶好条件に恵まれた素晴らしい雪山堪能できた山行になりました。

春めいてきていたので、雪は大丈夫かと心配しての遠征でしたが、金曜日の深夜に関越トンネルをくぐると、越後はバッチリ雪が残っていて靴も装備も汚れない残雪山行になって良かったです。

巻機山に来るのは2回目でしたが、実は正式な山頂は未踏でした。
その山行はもう10年以上前、まだ登山にのめり込み始めたところで少々向こう見ずな単独行をしていた時期にヌクビ沢から残雪と沢の詰めで心が折れて、本当の山頂に行かずに分岐から井戸尾根をそそくさと下山した因縁の山でした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-42519.html

そんな因縁を完全に払拭できる最高のコンディションと絶景、健脚YAMAさんとの楽しい山歩き、コロナ禍でガッツリな山行という忘れかけていたものが蘇ってきました。まあ急登で少々ヘロヘロになってしまいましたが…

巻機山頂や牛ヶ岳からは、ぜひ残雪期に縦走したい朝日岳ジャンクションピークから続く魅惑の上越国境稜線はもちろん、近くの谷川連峰、越後三山、尾瀬・奥利根・会津の山、苗場から鳥甲、その向こうの妙高・火打、そしてウッスラと北アルプスの白い壁までも確認できる絶景を存分に味わえました。




YAMAさん、楽しい山行をありがとう。そして上越国境稜線、行こうね(^^)

そして楽しい越後遠征は2日目に続く(阿寺山へ)

2018年3月、kazさんと一緒に歩いた馬蹄形。その時にジャンクションピークでお会いした方が巻機を目指すのを見送って、いつかYAMAも歩きたいと思った上越国境稜線の魅惑のルート。あれからコロナがあってなかなか計画すらできない年が続きましたが、今回はその終着点である巻機山が残雪期にどんなものなのか下見に来てみました。

結果、スキーヤーの方のレコが多い山だったのですが、登山でもガッツリ楽しめました。巻機山自体の素晴らしさを改めて感じた。上越の山の景色もイイですねー。
そしてなにより山頂からは朝日岳から巻機まで続く稜線が目の前にドーンという姿にこれだけで飯が何杯食べれるんだろうと思うくらい感動しました。

そして、巻機から少し足を延ばして牛ヶ岳では越後三山がスクラムを組むようにドーン。若干風があって冷たいのですが、この姿にしばし見ほれました。巻機まで来た際には是非に牛ヶ岳まで歩いてほしいものです。

kazさん赤薙山で足慣らしして、今回久しぶりにガッツリ雪山を堪能できて満足でした、ありがとうございます。来年こそは国境稜線踏破しましょう!

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