鴨沢〜奥多摩小屋〜雲取山〜七ツ石〜高丸山〜鷹ノ巣避難小屋〜蜂谷
- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 1,912m
- 下り
- 1,842m
コースタイム
18日 奥多摩小屋4:50-5:45雲取山頂6:10-7:00奥多摩小屋8:50-9:40七ツ石山-11:10高丸山−13:20鷹ノ巣避難小屋14:30-16:10奥集落-17:10蜂谷バス停
天候 | 17日 快晴 18日 晴れ時々曇り 風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥多摩小屋の水場は雪で使えないと思ってた方がよいです。 七ツ石小屋、鷹ノ巣避難小屋の水場は問題ないです。 崩落してるらしく七ツ石小屋を経由しないと、ブナ坂に出られません。 七ツ石から鷹ノ巣避難小屋までの巻き道は、トレースがなくて見つけられませんでした。 |
写真
感想
この春に就職する息子。 休みが合わなくなり一緒に山に行けるのも最後かも?
といううことで、ちょっと冒険して初の積雪テント泊をしてきました。
奥多摩駅7:00発のバスは、乗客は僕等だけでした。
鴨沢バス停には、数台が停められる駐車場があり、マイカーの登山者の姿がありました。
登り始めて2時間は、雪があったりなかったりを繰り返します。
標高1200mあたりから雪の割合が多くなったのでアイゼンを装着しました。 ちょうど尾根に乗ったあたりでしょうか。
石尾根に出るのに七ツ石小屋は迂回する予定でしたが、迂回の看板があったので小屋を経由していきました。
小屋で水を補給させてもらいました。
水場は小屋敷地内にあり、蛇口から出ていたんですが、凍結防止のため水を止めないでください、とありました。
もったいなくて妙に止めたくなります。
奥多摩小屋には14:00過ぎに着きました。
雪上でのテント張りは初めてでして、整地やらペグやら、ちょっと時間かかってしまいました。
ペグには割り箸を用意していきました。
食事を取るとすでに16:00近かったので、御来光の下見はやめ、テント場でのんびり過ごすことにしました。
風もなくおだやかな夕暮れを見ながら、お酒をチビチビやってましたが、暗くなると急に冷えてきたので続きはテントの中で。
息子はもう寝てました。しばらく1人で飲んでましたが、やはりヒマなので私も寝ることに。 19:00就寝。
21:00頃、風の音で目が覚めました。
テントの形が変わるほどの風ではないのですが、テントがバサバサと音を立てます。
初めての割り箸ペグがどうにも信用できず不安で眠れませんでした。
4:00 風に何度か起こされながらも少しは寝れたようです。目覚ましの音で目覚めました。
テント内温度2℃、外気温は−2℃でした。
風は相変わらず強いですが、思っていたより寒くならなかったようです。
雲取山避難小屋にて御来光。 日の出2分前の到着。 ギリギリでした。
東に朝日、西に満月、その間に富士山というすばらしい光景でした。
奥多摩小屋まで戻り、朝食後テント撤収。 割り箸ペグの強さに驚きました。
8:50 奥多摩小屋出発し、ブナ坂までに3人とすれ違いました。
七ツ石山を越え、七ツ石小屋との分岐までは順調でした。 というか歩きやすかったのですが、ここからトレースが減り、数歩に1度はヒザまで埋まるようになり歩くのに気を使うようになりました。
気温は8℃。未明からの強い風は相変わらずで、動いてないとすぐ寒くなります。 下山して知りましたが、この日春一番を記録したそうで、下界でも風が強かったようです。
本来なら鷹ノ巣避難小屋まで巻き道を行くつもりでしたが、雪のために見つけられず、高丸山、日陰名栗峰、共に登ることに・・・
想像以上の高低さと雪で体力を使ってしまい、避難小屋に予定より2時間ほど遅い到着となりました。 ヘトヘトです。
当初は石尾根を奥多摩駅まで、と計画してたのですが、鷹ノ巣山を巻く道が見つけられそうにないし、その場合、このそびえ立つ鷹ノ巣山を登る体力も気力もないのでコースを変更しました。
14:30 食事と休憩に1時間ほどかけて小屋を出ました。
下山には浅間尾根を使いました。 小屋から浅間尾根への取っ掛かりは、水場往復で歩かれているので、トレースあります。
水場は問題なく使えます。 小屋の非常用?水ポリタンクはすべて空でした。(4つほどあったと思います。)
高度1200m付近でアイゼンをはずしました。 祠がいくつか現れるとすぐ集落に出ますが、ここからまだ先が長いです。
舗装路を10分ほど歩くとまた山道に入ります。 そのまま舗装路も行けますが遠回りのようです。 分岐に指導票あります。
集落から蜂谷バス停まで舗装路、山道と合わせて約1時間歩きます。
バス停から青梅街道まではさらに1時間歩くと思います。
予定外への下山となったのでバスの時刻表もわかりませんので覚悟を決めます・・・
蜂谷バス停に着き、時刻表に目をやると、最後のバスは17:35です。
時計を見るとまだ17:10です。 なんというタイミングでしょう!! さきほどの祠に手を合わせたご利益でしょうか!?
最後は運に救われた山行となりましたが、無事に家にたどり着きました。
計画の甘さ、体力不足、読図の未熟、反省点は多いですが、それゆえ記憶に残る息子との山行となりました。
HO21.5 RD13.0
お疲れ様でした。
ご子息とのテント泊山行楽しく読ませて頂きました。
七つ石から鷹ノ巣の間は巻き道にトレースがないとのことですがあまり歩かれていないのでしょうか。
私も七つ石〜鷹ノ巣と行く予定だったのですが、この17時35分の峰谷発のバスで計画していました。
割りばしペグというのはそういう種類のペグなのですか?
コメントありがとうございます。
巻き道: そうですね、あまり歩かれてないようです。 見つけられないのかも知れませんね。私も巻き道分岐に気づけませんでした。
その後も、巻き道を探して尾根をそれる足跡をいくつか見ましたが、皆すぐに引き返してるようでした。
鷹ノ巣避難小屋から七ツ石へ向かう巻き道の分岐は確認できましたが、やはりトレースは乏しかったです。
割り箸ペグ: 日常で使う割り箸をペグ代わりに使いました。
雪が凍るとペグを掘り出すのが大変で、割り箸なら引っ張れば折れて紐が抜けるので楽だ、と聞いてやってみました。
割り箸は7〜8cmの深さで埋めました。 強度は問題ないと感じました。(気温が氷点下にならないと厳しいと思いますが・・・)
参考になれば幸いです。
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