備前楯山（簀子橋堆積場周回コース）

2022年04月09日(土) [日帰り]

• GPS: 06:26
• 距離: 9.1km
• 登り: 926m
• 下り: 925m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:39
• 休憩: 0:48
• 合計: 6:27

6:54 スタート地点
8:34 8:43 水山
9:55 10:18 備前楯山
12:12 12:16 金龍山
13:04 13:16 通洞駅
13:21 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

日光宇都宮道路を利用しましたが、日光ー清滝I.C間は工事のため通行止めです。日光I.Cで降りて日光市内を通行する必要があり、帰路は渋滞で清滝I.Cから日光I.Cまで通常なら5分程度ですが、市内の渋滞もあり30分前後かかりました(往路は早朝なので15分程度）。4月20日までと告知されています。
明確な登山口というのはありませんが、足尾歴史記念館の駐車場に駐車しました。特に夜間閉鎖などはなさそうです。

コース状況／危険箇所等

一般的なルートではありませんので、ルートファインディングが重要です。踏み跡が明瞭なところもありますが、どれが正しい、またはそれに近い踏み跡かわかりにくい（ある意味どこでも歩ける）。基本は尾根伝いですが、支尾根の分岐がありますが、案内板も何もありませんので地図とコンパスでしっかり確認する必要があります。GPSがあれば重宝（というより、必需）。ガスって視界が悪いとき、薄暗くなったり遠望が利かず目標物が把握できない場合は迷いやすい。ルート上は松の樹が多く、松の樹の落ち葉が積もっており、濡れていると滑りやすいと思われます。尾根沿いは、低木でプチ藪漕ぎの箇所があり、長袖が良い。急斜面も多いが、ガレている場所だと、灌木に摑まりながらというのが多く、滑りにくい手袋着用がお勧め（薄手の皮手袋をしていました）。稜線上は低木が多いので、ヘルメットと保護メガネ(サングラス）も。また簀子橋堆積場東側の尾根は、ガレ・ザレ場、やせ尾根があり足場が悪いところが多く、悪場を歩きなれた中級以上との印象があります。この区間で一部、4級程度の岩場が少しだけあります。3点支持の技術があることが望ましい。上記部分で滑落などの危険性もあります。入山者は極端に少ないルートだと思いますので、十分な装備と事前の登山届の提出、複数人での入山が望ましい（単独でしたが）

その他周辺情報

国民宿舎の「かじか荘」で入浴しました。リニュアールされており、とてもきれいになっていました（昔はひなびた感があってそれはそれで良かったのですが）
入浴料は800円（昔は500円だった記憶）。駐車していた足尾歴史館駐車場からは車で20分程度かかり、少し遠いですが気持ちよく入浴できるのでお勧めです。
国民宿舎「かじか荘」栃木県日光市足尾町5488。電話[phone]。日帰り入浴は11時〜15時まで
帰り、日光宇都宮道路の日光口P.Aで「ゆば蕎麦」を頂きました。旧今市市はお蕎麦のおいしいところですので、これもお勧めです。

写真

4/9 6:56

足尾歴史館前、広十分な台数の駐車場。登山でここに駐車する人は少なそうですが

4/9 6:56

駐車場からスタートです

4/9 6:56

一旦、すぐ上の水平道へ。昔の貨物線跡です。国土地理のうおっちずで過去の空中写真を選択すると貨物線が写っています

4/9 7:01

昔、貨物が走っていました

4/9 7:01

ここから尾根に取り付きますが、明確な登山口というのはありません。いきなり急登でしたが、もう少し奥からの方が登りやすかったかも

4/9 7:01

来た方面

4/9 7:03

この辺はまだ明瞭ではありませんが、とりあえず尾根を目指す

4/9 7:05

直登していると斜めに作業道っぽいのがありました。こちらの方が楽

4/9 7:05

とにかく尾根を目指します。周辺すべて踏み跡っぽい

4/9 7:06

松？とにかく松葉の斜面

4/9 7:06

振り向くと高度を稼いでいる実感が沸く

4/9 7:09

途中の人工物。足尾銅山では沢山伐木して坑道に使用したとのことなので、搬出用か？

4/9 7:09

かなり斜度があります。積雪があればキックステップ+ダブルアックス？とりあえず、スリップしないように直登。ルートをよく探せばもっと楽なところがあるかも

4/9 7:11

尾根っぽくなってきました。地形をよく見ながら登る必要があります

4/9 7:14

尾根の向こうに青空が。あの向こうに何があるのだろうかというわくわく感が好き

4/9 7:20

この辺は植林。でも足元は松葉が多い

4/9 7:25

ヒノキ？サワラ？葉っぱの見方教えてもらったことがあるのだけど

4/9 7:26

途中、大岩のふもとに祠が

4/9 7:26

立派な岩、一家に一つ、庭に欲しいなぁ

4/9 7:27

岩だ岩！

4/9 7:28

あぁ、クライミングしたい！

4/9 7:29

どんどん歩を進めます

4/9 7:31

松ぼっくりが多い。ストーブの火の焚きつけにちょうどいいんだが

4/9 7:32

松葉だらけ。急斜面なので濡れたら滑るだろうなぁ

4/9 7:36

赤松だろうか？植林？それとも自生？

4/9 7:53

所々、ルート上にピンクのリボンが

4/9 7:54

稜線に出る手前、なんとなくホッとする

4/9 7:56

稜線に出ると、おお、男体山！

4/9 8:03

P1025付近

4/9 8:05

少し進むと簀子橋堆積場が見えてきた。きれいな自然の中に不自然な人工物。

4/9 8:05

足尾銅山の負の遺産、ちょっと不気味です。残念ながら立ち入り禁止の場所

4/9 8:05

目指す、備前楯山が見えてきました。遠くのピークの左側

4/9 8:08

少し進むと人工物が、索道の基礎か？

4/9 8:10

尾根上、所々開けている。それにしてもいい天気

4/9 8:13

また違う場所の遺構

4/9 8:13

索道だとしたら、この先は堆積場方面となる

4/9 8:14

こんなところに。。。という感じの場所

4/9 8:16

また違う場所、どんな構造物があったのだろうか？

4/9 8:16

お、また何か違う遺構が

4/9 8:17

索道がありました、使っているのか？

4/9 8:17

どこに続いているのか興味がありますが、のぞき込むにはちょっと怖い

4/9 8:18

ウインチ

4/9 8:20

青空に映える

4/9 8:20

鉱山が栄えていたころは、どんな風景だったのだろうか

4/9 8:20

小型のブルドーザも。どうやって持ってきたのだろうか？エンブレムが！

4/9 8:21

「ブルドーザ　カブトムシ」だそうです

4/9 8:23

この辺の尾根はだだっ広い

4/9 8:25

工事用モノレールが

4/9 8:25

どこまで続いているのだろうか？

4/9 8:34

結構、杭が目につきます

4/9 8:34

稜線から西方面。ちょこんと出ているのは皇海山か？

4/9 8:35

1114m地点。三角点？

4/9 8:42

「奥水山」と名前が付いていました。地形図には記載なし

4/9 8:43

こちらが三角点か？

4/9 8:55

一旦、コルに下りますが、急斜面。3点支持で木の根っこを掴みながら

4/9 9:11

三角点1114mと水準点1095mのコル付近、これも索道の遺構だろうか？

4/9 9:11

尾根を跨いでの索道と思われる

4/9 9:17

歩く先か、振り向いた写真かわかりません。この辺はUP・DOWNが続く

4/9 9:32

稜線から。白根山から皇海山に至る稜線だと思うのだが

4/9 9:33

稜線沿いはこんな感じ、快適に歩けない

4/9 9:39

この角度の男体山もカッコいい！宇都宮から見えるのとは一味違う

4/9 9:40

ちょっと引いて撮影

4/9 9:44

備前楯山はもうすぐ、ちょうど簀子橋堆積場の東尾根との分岐点。なにも案内がないので、地形図で判断するしかない

4/9 9:46

上側から見たところ。正面から来たが帰りはここを左に

4/9 9:53

舟石峠からの登山道と合流

4/9 9:55

山頂に到着しました

4/9 9:56

休憩している方に撮影していただきました。ありがとうございます

4/9 9:56

北側の展望は最高です(反対側はイマイチ）

4/9 9:57

真ん中、男体山。手前の左は社山、右は少し切れているが半月山

4/9 9:57

真ん中ちょこんと出ているのが皇海山。もっと大きく見えると思っていたんだが

4/9 10:00

携帯電話を取りだしてパノラマで撮影

4/9 10:14

今回はGPSがとても重宝しました。もう古いモデルですが、ガーミンの62s。受信感度も高く、ほとんど軌跡が暴れない。

4/9 10:27

休憩後、下山開始。簀子橋堆積場の東尾根に入ります

4/9 10:34

ブリキの標識、古そう

4/9 10:34

少し高度を落としたところで振り向く

4/9 10:46

この先、本山抗横の沢の上部、ガレていてとても歩きにくい。滑落しないように慎重に

4/9 10:47

遠くに本山抗。この足元の地下は坑道が張り巡っている

4/9 10:49

急斜面のガレ場、通過に時間がかかる

4/9 10:49

コルの先、登り返してP1106

4/9 10:49

左がP1106、右の稜線をたどっていく予定

4/9 11:18

P1106に到着、ガレ場の通過で疲れたので一息つく

4/9 11:25

間藤の集落が眼下に

4/9 11:26

たまにこういったルート。プチやぶ漕ぎ

4/9 11:35

簀子橋堆積場が見えてきた

4/9 11:39

ちょっと引いてP998。尾根を忠実にたどる

4/9 11:42

P1106とP998のコルへ降りる途中。ザレていてここも苦労する。慎重に下る

4/9 11:45

コル。両側急斜面なので、緊張する

4/9 11:45

わたらせ渓谷鐡道の間藤駅が遠望できる

4/9 11:45

また登り返しか

4/9 11:53

反対側、下ってきたルートが見えるが、苦労したなぁ

4/9 11:54

間藤駅先の廃線と廃校が見える

4/9 12:03

やせ尾根で反対側が崩落しており、怖い箇所も

4/9 12:04

堆積場も近くなってきた

4/9 12:09

普通、稜線沿いは気持ちいいんだけど、足場悪く緊張が続く

4/9 12:10

こういう場所に出るとすこし安心

4/9 12:12

P998．キャンプできそう

4/9 12:12

水準点？

4/9 12:12

この辺から緊張するようなルートはなくなってきた

4/9 12:30

堆積場のダム、何の設備だろう

4/9 12:35

ダム下の建物と設備、中和して流しているのだろうか？

4/9 12:36

ダム。ちょっと行ってみたいが立ち入り禁止

4/9 12:37

足尾銅山、負の遺産

4/9 12:43

後はのんびりと下っていく

4/9 12:47

下山が近づいてきたころ、高圧線が出てきた。駐車している車が見える。あと少し

4/9 12:48

高圧線も青空に映える

4/9 12:55

ここにも祠

4/9 12:57

植林の林を下っていると線路が見えてきた

4/9 12:59

岩場を降りると

4/9 12:59

金龍山って案内があった。P998が金龍山のことだろうか？

4/9 12:59

人家が見えてきた

4/9 13:00

ここの歩道を通って

4/9 13:01

感じのいい歩道

4/9 13:01

こんな感じの歩道

4/9 13:02

線路が見えた

4/9 13:02

第4種踏切が

4/9 13:02

ここを渡って車道に

4/9 13:02

渡って振り向く。お寺の右側から降りてきた

4/9 13:02

駐車場を目指そう

4/9 13:03

天気も良く充実したなぁ

4/9 13:03

関東ふれあいの道の案内板

4/9 13:04

通洞駅に立ち寄りました

4/9 13:07

やっぱりビール！と言いたいところですがコーラ。下山すると妙にこういうのが飲みたくなる

4/9 13:20

駐車場に戻って下山完了！

4/9 13:46

車で20分くらいか、かじか荘に温泉入浴へ

4/9 14:17

玄関には登山情報が。簀子橋堆積場周回コースの情報はない

4/9 14:39

帰路途中、足尾町内にある廃墟があるが、ついに解体されるようだ

4/9 14:39

なんの施設だったのだろうか？

4/9 14:40

建物がだいぶ朽ちていたので、仕方ないか

4/9 14:40

中、一度見てみたかった

4/9 14:41

ちょっと悲しい

4/9 14:49

足尾駅に立ち寄り

4/9 14:49

桜がきれい

4/9 14:51

保存のDLと桜

4/9 14:51

キハ35？

4/9 15:16

日光宇都道路の清滝−日光I.C間が通行止めなので日光市内を走るが、混んでいる

4/9 15:24

信号待ちで神橋をぱちり

4/9 15:35

やっと日光宇都宮道路にのって、日光口S.Aに

4/9 15:36

ここの、お蕎麦お勧めです

4/9 15:36

行動食のみだったのでお腹がすいた

4/9 15:37

お勧め、「ゆば蕎麦」750円です

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

装備

個人装備

ヘルメット アマチュア無線機 皮グローブ 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス ストック カメラ

感想

MojavePoint

バイクで足尾に走りに行った際、備前楯山に登りに行きたくなった。舟石峠からすぐなので、アマチュア無線の移動運用で行こうと考えていたが、過去の記録を見ていると面白そうなコースがあったので、トライしました。結構歩きにくい箇所もあったが、遺構もあり楽しめたルートでした。以前、冬季に大岩沢（アイス）から備前楯山を計画したことがあったのですが、体調不良かなにかで参加できず、仲間だけが行っています。当時、沢の先がガレていて、ここが核心だったと話していました。山頂から東側尾根にいたる途中のガレ場がそうだったのだろう。
参考にさせていただいた記録は「kinoe」さんのhttps://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3544124.html
ありがとうございます

コメント

kinoe

MojavePointさん、こんにちは。
私のレコが少しでも参考になったのであれば幸いです。
当日は天候に恵まれ良かったですね。
多少灌木が煩かったかもしれませんが、静かな山歩きができたのではないでしょうか。
今後もお互いそれぞれのスタイルで、山歩きを楽しみましょう。
お疲れ様でした〜。

MojavePoint

kinoeさんの記録に刺激を受けました！　同じルートで他に単独の方がお一人いただけで、静かなルートでした。ただ日光市議会選挙があるようで、選挙カーの演説がルート上まで聴こえていました(^^)。それではまた。