帰ってきたよ! 乗鞍岳〜終わり悪ければ全て悪し!?の旅〜
- GPS
- 09:17
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,484m
- 下り
- 1,500m
コースタイム
7:38リフトトップ
8:55位ヶ原・肩の小屋分岐
10:08肩の小屋口10:29
11:10肩の小屋
12:15剣ヶ峰山頂12:51
14:49リフトトップ
〜ゲレンデでルートミス〜
15:56休暇村・乗鞍高原
天候 | 快晴 ※肩の小屋に近付くほど、飛騨側からの強風あり。 ※山頂の気温−8℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
さいたま市自宅→R17→本庄児玉IC→松本IC→R158→県道84号乗鞍岳線→休暇村・乗鞍高原 ※深夜12時過ぎの出発で所要時間約4:00。 ※R158はほとんど残雪・凍結なしですが、県道84号は乗鞍高原に入るあたりから所々残雪・凍結あり。 《駐車場》 休暇村・乗鞍高原駐車場(無料) 建物前は宿泊者専用ですので、それ以外のスペースを利用。 その200mほど手前のMt.乗鞍スキー場にも駐車場があります(無料)。 結局休暇村からのコースと同じところへ出るので、凍結した道路を走らない分そちらから歩いても良かったかなあと思います。 《コンビニ》 上高地・乗鞍高原の最終コンビニ、新島々のセブンイレブンは4月まで休業のようです。 その手前にサークルK、ファミリーマート、セブンイレブンがありますので、買い物はこちらで済ましておきましょう。 《車中泊スポット》 ○道の駅風穴の里 乗鞍岳に近い道の駅。 自販機・灯り・暖房付きトイレあり。 ここから乗鞍高原まで車で約30分です。 ○道の駅マルメロの駅ながと 美ヶ原に近い道の駅。 自販機・灯り・暖房付きトイレ、さらにはコンビニも併設。 ここから美ヶ原・山本小屋まで車で50分ほどです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《登山ポスト》 見当たりませんでした。 《道の状況》 ○全体的に…冬の乗鞍岳登山について ゲレンデからスキーのツアーコースを経由する今回のコースが、乗鞍岳山頂までの最短かつ最も分かりやすいルートかと思われます。 「雪山登山」(山と渓谷社)でも紹介されているコースです。 全体的に…確保が必要とするような際立った危険箇所はありません。 位ヶ原分岐からを過ぎたあたりは視界不良の時はルートロストに要注意です。 また剣ヶ峰山頂への登り下りは、歩くルートによっては気が抜けません。 降雪直後以外でしたら、人気のツアーコースですのでトレースはそこそこ付いているかと思います。 尚、この時期でも2300mを越えるとまだまだ冬山ですので、装備に抜かりのないように。 ○休暇村・乗鞍高原〜リフトトップ ひたすらゲレンデの急坂を歩きます。 急斜面のためけっこう足が滑りましたので、滑り止めがあった方が歩きやすいと思います。 この後の展開を考えると、ヒールリフターの付いたスノーシューがベストです。 Mt.乗鞍スキー場と途中から合流します。 ○リフトトップ〜位ヶ原・肩の小屋分岐 ここからはツアーコースを歩きます。 ゲレンデが終わってもいきなり急坂、道中も傾斜の強い坂が多いです。 足がズボズボしてきた2100m地点でワカンを装着しました。 途中1〜6の番号の付いた案内がありますが、5と6の間に好テント場が数ヵ所あります。 6番の案内からほどなくして、位ヶ原との分岐に到着します。 ○位ヶ原・肩の小屋分岐〜肩の小屋口 分岐を肩の小屋方面に進みますと、だだっ広い雪原のような場所に出ます。 このあたりから西風が強くなり、視界不良の状況では道迷いしそうな区間ですので要注意。 トレースを外すと、ワカンを履いていても足元はズボズボでした。 2軒の建物が見えると、そこは夏にバスが停車する肩の小屋口で、防寒・足元の装備はこの辺りで整えると良いと思います。 こちらで余分な荷物をデポして山頂へアタックしている方多数でしたが、 本ルートで歩かれるのでしたら、肩の小屋までワカンの方が快適です。 ○肩の小屋口〜肩の小屋〜剣ヶ峰 肩の小屋口からは大雪渓ルート、そこを少し左へ巻いたルートなどいろいろな選択があるかと思いますが、その時のコンディションや状況次第となります。 今回はいったん肩の小屋に出て朝日岳を経由する、夏道を辿るようなルートで歩きました。 こちらは「雪山登山」で紹介されている比較的に安全なルートのようです。 ただし稜線に上がると飛騨側からの西風がスゴく、足元はモナカ状になっていたり一部クラストしておりますので慎重に。 朝日岳までは直登しましたが、そこから剣ヶ峰までは完全に夏道が姿を現しておりました。 ○剣ヶ峰〜大雪渓巻きルート(下山) 北東方面の剣ヶ峰直下は終始急な下り坂が続きますので気が抜けません。 こちらも足元がモナカ状&一部アイゼンが刺さらず怖いところもありました。 また少し外れるとクレバスのようにポッカリ穴が空いた箇所も見られましたので要注意です。 この日コンディションはまずまずと思いこちらから下りましたが、今後は雪崩れる確率が高くなりそうで少し怖く感じました。 下山時は所々ズボズボですが、比較的トレースが固まっていたのでアイゼンでそのまま歩き通しました。 《温泉》 乗鞍高原温泉 湯けむり館 日帰り入浴 大人700円 営業時間 9:30〜21:00 単純硫黄泉 源泉掛け流し お湯も施設もなかなかですが、土日はスキーシーズンが終わるまで近寄らない方が良いでしょう。 ちなみに、駐車場をお借りした休暇村・乗鞍高原の日帰り入浴は17:00までです。 《参考記録》 とても参考になったkamehibaさんのレコ♪ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-416280.html |
写真
感想
ワタシが人生初めて歩いたお山は、大学時代にお邪魔した6月の至仏山ですが、
何を隠そう相方と初めて歩いたお山が、今回歩いた乗鞍岳なのであります。
振り返れば3年前の夏。
当時から旅行が趣味だった我が家は、白骨温泉を楽しむべく乗鞍高原へお邪魔しました。
スケジュールにかなり余裕があったので、せっかくならば乗鞍岳も行ってみる!?
そのようなワケで、当時はいわば白骨温泉のバーターのような存在の乗鞍岳でしたが、
ご来光の時間に合わせて出発するバスで一気に畳平まで。
その時もしもガスっていたら、果たして今日まで山歩きにハマる自分がいただろうか?
当然ヤマレコと出会うこともなかったでしょう。
乗鞍岳の一峰・富士見岳からの神々しい風景に魅せられた相方。
以前から山歩きをやっていたワタシも、主役の白骨温泉のお湯を忘れるくらいの感動。
逆に大学時代の山の思い出って、何で楽しくないものばかりなのかな(^-^;
そのようなメモリアルなお山へ、季節を変えて3年ぶりにチャレンジすることは、
何とも感慨深いもの。
当時と比べると、コースも条件もかなりハードになっておりますし。
残雪期とはいえまだまだ冬の北アルプスですから、近況や当日の天気をチェックし、
条件が良さそうなこの日、満を持してのチャレンジとなりました。
登山当日思ったよりも天気が早く回復し、そこまでの強風ではなかったため、
何とか山頂を踏むことができました(^^)v
まだまだ冬の北アルプス、登頂できたのはただただ運が良かっただけです。
3年前はガスが多かった山頂でしたが、この日は北側からの御嶽様とご対面。
いつもは台形のような形をした迫力のある山容ですが、こちらから見るとまさに富士山なんですね。
今回の一番の楽しみだったので、ドキドキしながら山頂の鳥居をくぐりました(^-^;
次回はテントを持って、山頂でのご来光を見てみたいですね。
翌日は美ヶ原へお邪魔する予定だったのですが、相方が足をケガしたため即中止に。
時間はまだ朝の8時。
車窓から山を眺めながら下道をのんびりと帰ることにしました。
途中通った西上州の風景は完全に春でしたねぇ。
今回レコの作成をしていて、このまま終わってくれればどれだけ楽しいかと思うのですが…
帰宅途中にまさかの事故(> <)
車もへこみましたが、それ以上にへこむ相方。
ただ我が家も相手方も、特に大きなケガが無かったことだけが幸いでした。
あの時ワタシが左手を負傷していたため少し代わってもらっていたのですが、
手前で早めに運転を交代しておけば良かったなと、今も後悔しております。
そのようなワケで、3年ぶりの乗鞍岳、山の思い出は素晴らしかったものの、
最後の最後で何とも後味の悪いものとなってしまいました。
ごめんなさい、今回はコメント欄を閉じておりますm(__)m
また来月、カマセン号と共に復活しますねー(^^)v
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