雪の奥大日岳登頂を果たして感無量！

2022年04月22日(金) 〜 2022年04月23日(土)

• GPS: 09:39
• 距離: 14.3km
• 登り: 972m
• 下り: 991m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:47
• 休憩: 0:42
• 合計: 7:29

8:50 室堂
9:01 9:01 みくりが池
9:20 9:21 雷鳥荘
9:27 9:28 雷鳥沢ヒュッテ
9:32 9:33 雷鳥沢キャンプ場
9:50 9:56 浄土橋
10:50 10:50 室堂乗越
11:47 11:47 ２５１１ｍピーク
11:57 11:57 カガミ谷乗越
12:29 12:29 奥大日岳
12:40 13:08 奥大日岳三角点
13:19 13:19 奥大日岳
13:36 13:36 カガミ谷乗越
13:53 13:54 ２５１１ｍピーク
14:26 14:26 室堂乗越
15:04 15:07 新室堂乗越
15:59 16:00 雷鳥沢ヒュッテ
16:19 雷鳥荘

2日目

• 山行: 1:57
• 休憩: 0:07
• 合計: 2:04

7:23 雷鳥荘
7:49 7:53 みくりが池温泉
7:55 7:55 みくりが池
8:07 8:07 ホテル立山
8:34 8:35 立山室堂山荘
8:49 8:51 室堂
9:19 9:19 室堂
9:19 9:19 ホテル立山
9:27 9:27 室堂
9:27 ゴール地点

天候

1日目：室堂ではガスガス、雷鳥沢から晴れて終日ピーカン！
2日目：早朝は晴れていたが7時以降はガスガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

平日なので駐車場は空いてると予想して5:30に立山駅の第一駐車場に到着。
それでも7割程度は埋まってた。

写真

4/22 6:00

小矢部川SAで仮眠を取り5:30に立山駅にいちばん近い駐車場に到着。昨夜からの雨はまだ残っていたが6時時点で止んだ。

4/22 6:03

立山黒部アルペンルートの切符がWeb予約できるようになってたのでめっちゃ便利！

4/22 6:04

サクッと発券。もう行列に並ばなくていいのはGood!
乗車時刻の1時間前から発券可。

4/22 6:34

金曜でもこんな状態。第一駐車場の奥の方は結構空いてました。

4/22 6:35

駅前の桜はまだまだ見頃。

4/22 6:36

一旦駐車場に戻り準備を整えて立山駅へ。

4/22 6:55

7:00の始発便で出発。
美女平からのバス始発は7:40だったが待つことなく臨時便でスムーズに室堂まで行けた。

4/22 8:06

美女平からずっとガスってて景色が一切見えなかったので室堂着いても真っ白で何も見えん。。。
室堂の積雪は7m。

4/22 8:49

今回の山行の本命は奥大日岳。
今日か明日のどっちを選ぶか悩んだ末、昼には一旦回復すると予想して奥大日岳方面へスタート。

4/22 9:00

みくりが池の端だけ見えた。
ん？よく見ると二羽の雷鳥が！

4/22 9:00

とそこへ別の雷鳥がすぐ近くにいたー！
みくりが池付近は出没スポットなのでこんな天気では簡単に出てきてくれる。

4/22 9:02

みくりが池温泉で急速にガスが取れ始めたぞ。

4/22 9:10

おお！青空も顔を出し太陽の光も差してきた。いいぞ！

4/22 9:20

スタートして30分で本日宿泊する雷鳥荘。こんなに近かった？

4/22 9:24

雷鳥沢への地獄階段も完全に雪に埋まってる。

4/22 9:30

雷鳥沢キャンプ場までもうすぐだ。

4/22 9:34

まるで遺跡発掘調査の現場みたいな撤収後。

4/22 9:43

ここで一気にガスが取れて快晴となったので日焼け止めを塗り、サングラス装着。

4/22 9:43

3年前のGWは地獄谷からの硫黄ガスで雪の色も黄緑っぽくなっていたけど昨夜に雪が降って真っ白な絶景に。

4/22 9:49

立山三山も完全に見えるぞ！素晴らしい絶景だ。

4/22 9:49

3年前はほぼ夏道ルートで新室堂乗越まで登って稜線に出たが、今回は室堂乗越近くまでショートカットするつもり。

4/22 9:52

斜面を登っていてもついつい振り返って見とれてしまうなあ。

4/22 9:52

ん？全然ショートカットしてないことに気がついた。
GPSで方向を定めて一旦下る。

4/22 9:59

雪に埋まってる称名川の真上を進む。それにしても奥大日へ向かう登山者が全然いないやん。もちろん先行者もいない。

4/22 10:08

斜面に取り付く。近くで見ると勾配のキツさが際立つなあ。

4/22 10:27

ようやく勾配も緩くなってきたので初めて振り返る余裕ができた。何度見ても素晴らしい絶景！

4/22 10:27

そして進行方向もこれまた絶景しかないやん！
稜線まであと少しだ。

4/22 10:30

稜線に到達すると剱岳が見えた！

4/22 10:30

そして奥大日岳もドーンと。
3年前は雪が黒ずんでいたけど今日は真っ白でさらに美しい！

4/22 10:33

ここから滑落したら称名川まで一直線やな。

4/22 10:33

少し下ったところが室堂乗越で3年前の撤退地点。
ここで後続者がやってきて軽く挨拶を交わして軽快に追い抜いていった。

4/22 11:27

先行者がいて心強いけどペースはダダ落ち。。。

4/22 11:27

山頂はあれを越えてさらに奥。

4/22 11:33

真新しいトレースがありがたい。

4/22 11:33

息ゼイゼイで振り返るとさらに2名の後続者が。

4/22 11:48

2511mピークであっという間に追い抜かれる。

4/22 11:49

そんなにゆっくり歩いてるつもりはないけど、どこを見ても絶景だらけなのでついつい足が止まるよね。

4/22 11:49

雪山でこんな景色はここ以外にはないんじゃないかな。

4/22 11:50

うわっ！でかいクラック。
左側を素早く進もう。

4/22 12:31

標高ではこの辺りが最高地点の2611m。このアングルの剱岳がめちゃめちゃカッコいい！

4/22 12:31

雄山、一ノ越、浄土山の初めて見るアングルも素晴らしい！

4/22 12:31

おお！奥には左に槍ヶ岳、右に笠ヶ岳もはっきり見えるぞ！

4/22 12:53

そしてついに奥大日岳山頂に着いて感無量です！
しかもこんな快晴のなかで登頂できるなんて。
先行者の人とお互い写真撮りまくり。

4/22 13:01

まさに岩と雪の殿堂。
去年3月には反対側の唐松岳山頂からも見れたので両側からの剱岳絶景を達成した！

4/22 13:01

奥大日岳といえばこの日本最大級の雪庇がえげつない迫力。

4/22 13:02

大日岳方面の眺めも最高。

4/22 13:04

富山湾は一面の雲海。
山頂はそこまで強風ではなかったので先行者も含め3名で30分以上も滞在して360度ぐるり絶景を堪能。

4/22 13:07

名残惜しいけど、そろそろ下山開始するとしよう。

4/22 13:12

ど迫力の雪庇にトレース付いてるけどここホントに大丈夫？と思ってしまう。

4/22 13:21

激下りのトラバース。凍ってたら絶対無理。

4/22 13:42

山頂では昼ごはん食べる時間ももったいなかったのでようやくカガミ谷乗越まで下りてから昼ごはん。

4/22 14:02

登りのときは谷側を見る余裕など全くなかったが、下りでは嫌でも目に入る。
足を引っ掛けないよう慎重に下る。

4/22 14:02

滑落したら奈落の底まで吸い込まれてしまいそう。

4/22 14:27

剱岳ともそろそろお別れだ。

4/22 14:27

ここ室堂乗越からどういうルートで下るかを思案して、帰りは新室堂乗越から下りることにしたがこれが失敗だった。

4/22 14:28

振り返ると朝にはなかったトレースがくっきり。
自分はピークを越えてきたが巻いたトレースもあった。

4/22 15:29

その後新室堂乗越までキツい登りをヒィヒィながらもたどり着いたが、そこからの激下りには一切トレースがなかった。
リスクを考慮して登ってきたトラバース地点まで戻り1時間近くタイムロス。。。

4/22 15:29

帰りは雷鳥沢キャンプ場を経由せずに最短ルートで行こう。
しかし称名川を渡ってから雷鳥荘までの登り返しが・・・

4/22 15:36

午後になっても快晴のままというのがせめてもの救い。
この絶景を目に焼き付けてゆっくり歩こう。

4/22 15:46

あちゃー
まるで壁のような登り返しやん。10歩進んでは休憩、そしてまた10歩。

4/22 15:58

地獄階段は雪に埋まって見えないが、キツさは変わらん。

4/22 16:16

うぉー！雷鳥荘まで戻ってこれた。
予定よりだいぶ遅れたけど無事に戻れてよかったー

4/22 16:17

もう脚は終わった。

4/22 16:33

宿泊受付後は奥大日岳登頂の勝利コーラで生き返った気がする（撮る前に少し飲んでしまった）

4/22 16:48

部屋の窓からの眺望も最高！

4/22 16:48

この日は2段ベッドの8人部屋だったが結局4人だけだった。
予約状況からしても定員の半分ぐらいだと思う。

4/22 17:11

立山での宿泊の醍醐味は温泉で疲れた体を癒せることだな。
これで雷鳥荘は3度目。

4/22 17:36

温泉でさっぱりした後に外に出ると目の前は素晴らしい絶景。

4/22 17:36

3年前のGWはテントびっしりだったけど、今日は20張り程度。

4/22 17:37

朝にガスガスだったのが嘘のようにずっと雲ひとつない快晴が続いてる。

4/22 17:38

最高の天気のなか奥大日岳登頂できて達成感でいっぱいです！
もう明日晴れようが雄山に登る気力は1ミリも残ってないほど全てを出し切った。

4/22 18:21

大日連山に沈む夕日も素晴らしいね！

4/22 18:26

アーベントロートにはならなかったけど十分満足。

4/22 18:47

夕食の品数も豊富で美味しいので雷鳥荘は最高。

4/23 3:45

19:30には泥のように眠りにつき、自然に目が覚めたので外の様子を見ると満点の星空がキレイだった。

4/23 4:52

雄山方面もクリアなので登ろうかなと少し思ったけど、今回はパスして雪の大谷ウォークを楽しんで帰ることにした。

4/23 5:28

3年前GWのときは奥大日岳のトンガリ部分が見事にモルゲンロートに染まったが今日は赤くはならなかった。

4/23 5:29

一昨年の秋に夏道で奥大日岳には登頂済だが、雪山になると全く別物だということがよくわかった。

4/23 6:37

朝食はバイキング形式。たっぷり食べて体力も回復してきた。

4/23 7:22

ゆっくり目に宿を出るとさっきまでとは景色が一変してた。

4/23 7:22

向こうにあるはずの雄山はおろか何にも見えん。
昨日に登頂しておいてよかった〜

4/23 7:50

ガスガスなのでさっそく雷鳥出没！

4/23 7:50

2日連続で見ることができてラッキー

4/23 7:55

みくりが池はまだまだ氷に埋まってる。

4/23 7:57

それでも少しだけエメラルド色が見られてよかった。

4/23 8:06

室堂まで戻ってくるとまるで昨日のスタート時と同じ光景だった。

4/23 8:09

室堂の積雪7mというのはここの高さなのかな？

4/23 8:17

雪の大谷ウォークは9:30オープンなので散歩がてら室堂山荘まで来てみた。

4/23 8:22

もう斜面はないので山荘前ベンチでアイゼンを外して身軽になろう。

4/23 8:34

雄山はおろか一ノ越さえ見えない。

4/23 8:40

土曜日なので続々と室堂ターミナルから人が出てくる。

4/23 8:51

まだ開場時間には早いけど「只今オープンしました」とのアナウンスがあったので観光気分でワクワク。

4/23 8:56

最初はそれほど高くないけどだんだん壁が高くなってくる。

4/23 8:59

ここで8mぐらいかな？

4/23 8:59

今日の高さも18mのままだ。

4/23 9:01

そして最高地点に到達。スゲー高さ！

4/23 9:05

折り返しでパノラマウォークを歩く。
こっちからのほうが高さを実感できるなあ。

4/23 9:45

9:20発のバスを寸前で逃したので10:00発に並んでいたら臨時便の直行バスが出るとのこと。

4/23 9:51

今度は車内から雪の大谷の最高地点へ。

4/23 10:38

美女平に到着するとすぐに出発するケーブルに乗れた。
3年前GWはここで2時間近く待った覚えが。

4/23 10:39

バス1台分の人数だけなのでケーブルも空いてる。

4/23 10:54

無事に立山駅に着いてゴール！
念願だった雪の奥大日岳登頂を果たすことができて大満足でした。

撮影機器：

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

chaos

今年こそは3年前の悔しさを晴らすため雪の奥大日岳に登頂したいと思っていて、立山黒部アルペンルートのHPを見ると、チケットがWeb予約できるようになっていたではないか！

さっそく雷鳥荘の予約状況を確認するとGWは既に満室の連続。。。
いや、なにもわざわざGWに行くことはないぞ。ということで天気予報と仕事状況を勘案して22〜23日で予約を取った。

室堂に着いたときはガスガスだった天気は急速に回復してずっと快晴という最高のコンデイションで無事に登頂できたことは大大大満足だった。

しかし雪山の難しさを改めて痛感することにもなった。
雪に覆われているのでどこからでも登ろうを思えば登れるが、それは同時に自分の技量・体力に応じたルートファインディング力を求められるということ。
そういう意味でも大多数の人が雄山方面へ向かうなかをあえて誰もいない奥大日岳へチャレンジできたのはいい経験になったと思う。

最近の週末は六甲全山縦走のためトレーニング山行をしているつもりだったけど、まだまだ体力不足を痛感したので一層精進せねば！

コメント

kotaros

コメント失礼します
雷鳥荘でたぶん隣のベッドだったものです。お話付き合っていただきありがとうございました
奥大日からの景色は絶景ですね。いつか登ってみたいと思います

chaos

kotarosさん
コメントありがとうございます。

こちらこそありがとうございました。
ボードの写真を見て確信しまいた。間違いなく隣のベッドでした！
剱御前小舎からの眺めも最高に絶景でしたね。
次回は奥大日岳にも登ってみてください。

nosbby

chaosさん、今回は素晴らしい山行でしたね！2年前に同行した秋の景色を思い出します。また一緒に行きたいですね(笑)

chaos

nosbbyさん
雪の奥大日岳は3年越しの登頂なので喜びもひとしおでした。
今年の夏は雷鳥沢でテント泊するので準備よろしく！