三ノ瀬〜和名倉山(白石山)〜三ノ瀬


- GPS
- 11:08
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,257m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 11:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は、全般的に良く整備されているが、山ノ神土〜東仙波の区間の最初の登山路は、笹薮に覆われている斜面のトラバースになっており、登山路が笹に覆い隠されているので、慎重に歩きたい。特に朝方は、笹薮に露が付いているとズボンがずぶぬれになるので、合羽等を着て歩くことをお勧めしたい。今回も、前日の雨で笹薮が濡れており、ズボンがずぶ濡れになった。 山ノ神土〜東仙波〜和名倉山の区間は、踏み跡とテープを目印に歩けば、道を外すことは無いと思われるが、トレースを外すと、道迷いを起こす可能性があるため、地図とGPS機能付きの携帯等を利用して道を外さないように歩きたい。特に天気が悪い場合、注意して歩きたい。 |
その他周辺情報 | 道の駅「たばやま」: 立ち寄り湯「のめこい湯」 山梨県北都留郡丹波山村2901 0428-88-0026 10:00〜19:00 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
今年の連休は、山岳会の春合宿で福島県の山に登る計画を立てていたが、連休前半の天気が荒れて雪山の予報になったため、福島県のテント泊山行計画を中止とし、代わりに奥秩父の名峰の和名倉山へ日帰り山行をすることになった。
4/29は、雨の予報ながら、4/30は天気が回復する予報だったため、前日に豊田を出発し、山梨県の道の駅たばやまで車中泊し、早朝3時に道の駅を出発し、和名倉山登山口にあたる三ノ瀬の民宿みはらしの駐車場に移動した。登山の準備をして、へッデンを点けて3:50に出発した。天気予報通り、前日22時に雨が上がり、上空は満天の星が輝いていた。
将監小屋に至る林道から牛王院平経由の登山道の分岐に着いた頃には、白々としてきた。放射冷却で冷え込んでおり、気温は1度足下には霜柱が立っていた。高度を上げるにつれて、周囲の山々が見え始め、振り返ると富士山や南アルプスの白峰三山が見えてきた。
牛王院平に着く前に朝日が差し込み始めたが、日陰では寒さが堪えたため、日が当たる牛王院平で朝食休憩を摂った。歩いていると体が暖かいが休んでいると、冷気が上がってきて寒く、ダウンを着込んだ。
山ノ神土までは、登山道の周りの笹は刈りこまれており、歩き易かったが、山ノ神土から東仙波へ至る登山道は、笹が登山道に被っている状態で、前夜の雨で笹が濡れているため、この巻道では、山側のズボンがずぶ濡れになってしまい、途中から合羽を張っていたAさんに先頭を変わってもらった。尾根筋に出ると、笹の背が低くなり、しかも風が吹く抜けていたため、笹の水分は気にならなくなった。実際は、凍っていたのと、風で水分が飛ばされていたようだ。
西仙波から東仙波に至る尾根道は、両側の眺望が素晴らしく、富士山、大菩薩連嶺、南アルプス、奥秩父の山並み、浅間山、飛龍山、雲取山等の素晴らしい展望を楽しむことが出来た。
東仙波からは、尾根の北側斜面をトラバースることになり、北から冷たい風が吹き上げ、温度計は氷点下2度を指していた。シラビソとダテカンバの樹林帯で和名倉山から登ってきた女性2人連れの方とスライドした。昨夜は、雨の中、二瀬から登り始め、雨が酷くなったため、途中でテント泊し、この日は飛龍山を経由して雲取山に向かうという話だった。この日は、誰とも会わないと思っていたので、びっくりするとともに、大きな荷物を担いでこのロングコースを歩かれているお二人に敬意を表した。
八尾平からカラマツ林の中の登山道を登り、川俣分岐、二瀬分岐を経て、9:41に和名倉山山頂に到達した。和名倉山山頂は、周囲をシラビソの樹林帯に囲まれており、全く展望が無かった。気温は、8度程度に上がっていたが、寒いため、山頂手前の南向きの開けた場所まで戻り、昼食休憩を摂った。お腹がいっぱいになり、太陽の日差しを浴びていると、昼寝をしたくなるような気分だった。和名倉山山頂、山頂から二瀬分岐の間で後続の登山者5名とスライドした。
下りの時間帯になると、気温も幾分上昇し、富士山にはガスが掛かってしまったが、上空は、依然として青空が拡がっていた。朝方は、雲海が拡がっていた佐久平の雲海も晴れ、浅間山を見ると、朝方の真っ白い雪が急速に溶けたようで、山体がくろっぽくなっており、びっくりした。
帰路は、将監小屋経由で下ることにした。将監峠から間違って林道を下ってしまい、途中から将監小屋に下った。将監小屋は、この連休から管理人の方が入られているようで、トイレも使えるようになっていた。この日のテント場には、3張りのテントが設営されていた。
登山道経由の登りは、花と全く縁が無かったが、下りでは、梅花黄連、将監小屋で山葵、リュウキンカ、林道で坪菫、ヨゴレネコノメ、ハシリドコロ、エイザンスミレ等の花に出会うことが出来た。
長い林道を下り、14:58に民宿みはらしの駐車場に帰着した。みはらしでは、民宿のおばあさんがお茶を出してくれ、コゴミの天ぷらや、蕨をご馳走してくださり、大変美味しくいただきました。
今回の連休は、計画変更になったものの、これまで登りたいと思っていた奥秩父の和名倉山に登ることが出来、また、快晴の天気に恵まれ、富士山や、南アルプス、奥秩父&奥多摩の素晴らしい眺望を堪能することができ、大満足の山行となった。
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