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Yamareco

記録ID: 423349
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂高岳

2014年03月29日(土) 〜 2014年03月30日(日)
 - 拍手
hirotk その他5人
GPS
32:00
距離
7.3km
登り
798m
下り
800m
天候 29日(土):晴れのち薄曇り
30日(日):湿雪→雨
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高ロープウェイ
http://www.okuhi.jp/Rop/FRTop.html

第1・第2ロープウェイ連絡(新穂高温泉〜西穂高口)2,800円/往復
コンビニで割引券購入だと2,240円
※他に荷物券(8kg以上)が片道300円必要

ウィンターシーズンは
始発/9:00(新穂高温泉発) 最終/16:15(西穂高口発)
コース状況/
危険箇所等
西穂山荘:
冬季は水場なし。
宿泊者、幕営者ともにペットボトル500ml/300円
幕営料500円/人

コンビニ:
新島々のセブンイレブンは店舗改築の為4月まで休業中なので注意。
セブンイレブン 波田赤松店
http://goo.gl/maps/NMwft

最終コンビニはこっち。
セブンイレブン 信州波田町店
http://goo.gl/maps/d0G40

温泉:
中崎山荘 奥飛騨の湯 800円
http://shinhotaka.com/nakazaki.html
ちょいちょい岩場
2014年03月30日 22:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
3/30 22:09
ちょいちょい岩場
2014年03月30日 22:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/30 22:15
小ピーク上の自分。
ここまで講師の写真でした。
14
小ピーク上の自分。
ここまで講師の写真でした。
ここからhirotk写真館。
ロープウェーを降りて出発。
2013年03月29日 09:47撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 9:47
ここからhirotk写真館。
ロープウェーを降りて出発。
まだいい天気
2013年03月29日 09:58撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 9:58
まだいい天気
西穂山荘
2013年03月29日 10:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 10:57
西穂山荘
にぎわってます
2013年03月29日 10:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 10:59
にぎわってます
アイゼンヘルメットガチャ装備して出発。ロープも持参。
2013年03月29日 11:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 11:55
アイゼンヘルメットガチャ装備して出発。ロープも持参。
2013年03月29日 11:56撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 11:56
北アルプスー!
2013年03月29日 11:56撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 11:56
北アルプスー!
丸山まではすぐ
2013年03月29日 12:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 12:01
丸山まではすぐ
独標へ向かう
2013年03月29日 12:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 12:53
独標へ向かう
ここまではさくっと
2013年03月29日 13:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 13:03
ここまではさくっと
独標の先は雪庇など出てくる
2013年03月29日 13:25撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 13:25
独標の先は雪庇など出てくる
2013年03月29日 13:28撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 13:28
振返ると雪庇がよくわかる
2013年03月29日 13:30撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 13:30
振返ると雪庇がよくわかる
2013年03月29日 13:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 13:32
ピラミッドピーク。天候がもちそうなのでピークへアタック
2013年03月29日 13:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 13:43
ピラミッドピーク。天候がもちそうなのでピークへアタック
2013年03月29日 14:39撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 14:39
山頂!
2013年03月29日 14:52撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 14:52
山頂!
2013年03月29日 15:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 15:12
2013年03月29日 15:29撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 15:29

感想

神奈川労山アルパインリーダー学校(中級)の卒業山行。
受講生同士で話し合い、行き先は西穂高岳へ。

卒業山行なんだから、八ツ天狗尾根などのバリエーションルートの方がいいのでは…という
雰囲気&意見もあったけど、まぁ色々と話し合って、西穂高に。
西穂を提案したのは自分なので、「言いだしっぺがやれ」「デスヨネー」ということで、CLになった。
2ヶ月ぶりの山なんですけど…今季冬山2回しか行ってないけど…大丈夫かな。。

直前に計画書が確定するまでバタついていたけど、
メールのやりとりだけじゃなくSkypeミーティングで話し合って詳細を詰めたので、
受講生間でしっかりとコンセンサスが取れていたのはよかった。
悪天予報だったが、「北アルプスに行きたい」というメンバーの気持ちもあり、
代替案の八ヶ岳(真教寺尾根)に転進するよりはとりあえず現地まで行ってみるという意見で一致。

当初は土曜朝発で山荘にて幕営、日曜にアタックという計画だったが
日曜の天候が悪い予報だったので、
土曜にアタックの可能性を残すために金曜夜発とした。

新穂高は遠い。。
4時に道の駅に到着、3時間も寝れない状態で出発。
ロープウェイは夏ほどは混んでいないが、観光客が多く登山者の方が少なかった。
ピッケル不携帯、ハーフパンツなど、軽装な登山者も目立った。
丸山までのハイクという人も多いらしく、そのせいか。
雰囲気になじめない講師が「いつもの山と全然違う…チャラい…」と目を泳がせていた。
確かに、そんなリペアシートだらけのボロボロのウェア着てる人、いないですもんね!!

ここは荷物8kg以上で別料金を取られる。
さすがに冬装備で8kgは下回らないので最初から諦め。だいたい皆17〜19kgだった。
土→日で万が一ドカ雪降ったときのために、ワカンももっていたし…。

10時に西穂高口を出発、11時に山荘到着。
タイムリミットを決めて行ける所まで偵察に行く予定だった。
午後から天候が下り坂になることは認識していたため、
ピークまでたどり着けるとは思っておらず、
よくてピラミッドピーク、現実的には独標越えたあたりまで行ければいいかと話していた。

基本的には「講師はいないもの」として行動すべし、というのが卒業山行なので
とにかく無理はしない、ロープが必要と感じたら撤退、という方針でいた。

テント設営・ガチャ装備して11時半に出発しようとしたが、
テントを固定していなかったため(荷物を入れていたので大丈夫かと思った。。)
講師から注意を受け、15分遅れで出発。

丸山まではあっという間。
独標まで、特に危ない箇所はないが最後の登りでちょっと岩場が出てくる。
雪の状態次第では、ここが厳しい人も多いかも。特に下り。ロープ出している人もいた。

さくっと独標に到着できたので、このままピラミッドピークまで足を延ばす。
最初の下降が急で、雪の状態によってはなかなか悪そう。
ちょくちょく雪庇が出てくるので、なるべく長野側に寄らず岐阜側を歩く。ハイマツ、岩があることを確認して歩く。
歩いている最中はわからないが、来た道を振り返ると雪庇であることがわかり戦慄する。。。

さて、ピラミッドピークに到着。
なかなかいいペースで来ている?これはピーク狙えるんじゃないか?という雰囲気が漂う。
午後から天気が崩れるという予報だったが意外にもっている。
遠くまで空を見渡しても崩れる予兆が見当たらない。(わからないだけかもだけど)
雪の状態もそこまで悪くない。気温が低くなってきて雪も締まってきたため、むしろ良くなっている?

天候が崩れた場合はガスに巻かれる状態かと予測しており、メンバー間でもその意見が一致していた。
万が一に備えてGPSも持参しており、位置を確認しながら忠実に尾根を辿れば
崩れる前に独標まで戻っていれば、問題なく幕営地まで帰れると思っていた。

んが、自分は今回CL。しかも最近、色々事故や下山遅れを気にする毎日。

ぶっちゃけ何かあったらイヤだなという気持ちが働き、
あっさり「じゃあ戻ろっか」と口にすると、メンバーも講師もちょっとびっくりしていた。

「え、行けるでしょ。行くでしょ」

あーうん、行けるとは思うんだけどさ…

逡巡するわたしに、時間がもったいないとばかりに
「どうするか皆で決めよう!」と、全員で意見を出し合う。

タイムリミットを決めてピークを目指すことに。

講師のGOも出たので、そうと決まればすぐに出発。
危険なところは講師が先行してくれた。なんだかんだでお世話になってしまう。。

ピークは遠くに見えたけど、歩きはじめればどんどんと近づいてくる。
タイムリミットを設けているためやや焦る気持ちと、
でも危ないから落ち着いていこう、という気持ちと、
ぐるぐる回りながら歩く。
ちょっとバランスを崩せばまっさかさま、という箇所も多々あるため、気をつける。

最後はCLが先頭で歩きなよ、とメンバーが言ってくれた。
受講生全員で登頂!
寝不足のため、体調がイマイチなメンバーもいたけれど無事にみんなで登頂できてよかった。

個人的には、3年連続で計画が事前中止になっていたので、4年目の正直。
現地まで来たのは初めてで、1発目で登頂できたのはラッキーだと思う。

ピークで記念撮影しまくった後、早く祝杯があげたいよ〜!!と帰路を急ぐ。
でも事故は下山時に起きる!それに下りの方が怖い!!ということで慎重に。
雪が腐っているところも多く、ずるずると落ちてしまうことも。
1度数メートル滑ってしまい、後続を心配させてしまった。。ごめんなさい。

下山は早く、テントに戻って夕飯の準備。
冬季は山荘でも水がもらえないので、水作りから。
気持ちよく祝杯が飲めると思ったけど、とにかく寝不足なのでご飯食べて1杯飲んだらこっくりこっくり寝てしまった…
翌日は朝が遅いので、存分に飲めると思ったのに。もったいないことした。

翌日は、天気が荒れる予報。
風が強いのは認識していたのだけれど、どんどん予報が悪くなっていって、
「ロープウェーが動かないかも」という不安がよぎる。

金曜時点の予報では、おそらく動くだろうと思っていたけれど
土曜になって予想風速値がかなり上がっていて焦った。

夜中に目が覚めたときも、風がビュービュー鳴っていた。
もしロープウェーが止まったら、歩いて下山するのはかなり骨が折れそうで、憂鬱…

と心配していたが、結果的には無事動いてくれた。
夜半は湿雪だったみたいだが、朝は雨。
びしょびしょになりながら下山した。


久々の山はすごく楽しくて、やっぱりもっと山に行こうと思った。

2ヶ月ぶりだったので体力面もアイゼンワークも心配していたけれど、
無事に登頂できて帰って来れて、よかった。
色々ラッキーだったのと、講師のフォローがあったからこそだけれど。

講師曰く「ツッコミたいところがいっぱいあった」ということなので、
自分たちとしては、色々準備して慎重に計画を遂行したつもりだけど、
まだまだ未熟で足りないところがたくさんたくさんあるんだろう。
これからもっと経験を積んで、磨いていかなくちゃだ。安全に山を楽しむために。

1年間のリーダー学校、無事に卒業できてよかった。
経験豊富な講師陣に学べることはとても多く、話を聞いているだけでも楽しい。
ありがとうございました。
山の縁がこれからも続きますように。

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コメント

念願の
残雪期 西穂登頂おめでとう!よかったね。
わたしもいつか、いってみたい!
2014/4/4 6:27
おめでとう〜
冬季西穂登頂おめでとう!!!独標からみるピークは神々しかったよ。
さすが〜!
私はまずは夏からだわ。
2014/4/4 13:50
あにい!!
卒業おめでとう!
かっこいい!
2014/4/5 18:47
ありがとー!!
みんなありがと〜
登頂できてよかったよ!

>まこちゃん
4年目の正直、やっとだよ!復帰したらアルプス行こう〜

>ゆっきー
独標から見るとけっこう距離ある感じだったね!稜線歩きは気持ちよかったよ〜

>きみこ
え、「あにい」呼びが増殖…?(汗) えーと、とにかくありがとう!
2014/4/8 0:54
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