聖岳 芝沢ゲートより残雪のゴールデンウィーク1泊2日
- GPS
- 19:07
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 3,184m
- 下り
- 3,166m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 7:48
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 11:11
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2022年5月2日、3日の1泊2日で 芝沢ゲートからピストンで聖岳に登ってきた😊
行きたいと思って計画するも、なかなか行けずついつい後回しになっていた聖岳。理由は、登山口まで高速使って5時間と言う遠さ、歩行距離32km登り標高3200mと言う難易度。なので三日以上休みがないと仕事に差し支える。そして奥様の予定やらを加味し許可を得ないといけない。となると、登山の前に、計画の段階で難易度が高い。山行直前で天気予報が悪く諦めた事もあった。
そんなこんなで行きたくて行けない聖岳。
例年ゴールデンウィークは仕事の事が多いが今年は休みという幸運。今回は全ての条件をクリア。
これは行くしかない。
準備して深夜0時、いざ出発。30分ほど走った所で「なんか忘れた気がするなあ」と。と、、トレッキングポールをわすれた!1月の農鳥岳でも忘れて苦労したのに。
高速を降りて取りに戻る。予定時間が1時間遅くなってしまった。
芝沢ゲートに着く頃にはすっかり明るくなってしまった。車は15台ほどですんなりとめられたのでよかったが。後でわかったが、ほとんどは釣りの人達のよう。
カップご飯を食べて6時過ぎに出発。若い2人も準備をしていた。同じく聖平へ行くと言う事で、後ほどと挨拶をして先に出発。
出発時間が遅くなったので、本日中に山頂へ行くのは厳しそう。おかげでのんびり歩けた。しかも午後は風と冷え込みが強く、半端に早く出発して登れても真っ白だったかもしれない。登山は早出が良い事が多いがこんな事もあるんだなぁ。
話は戻って、歩き始めはちょっと長い林道。しかし杉や檜の植林は全然なく、ずっと鮮やかなや淡い新緑の素晴らしい道。最高だ。
気持ちよく歩いていくと噂のゴンドラの沢渡。少し上に仮設の橋があると書いてあったので見にいくと、案の定橋は流されていて仕方なくゴンドラで。これが重くてきつい。登山の前にヘトヘト。
そして本格的に急登が始まる。体はきついが新緑と苔などに感動しているうちに薊畑(あざみばた)分岐へ。
13時20分だったので、やはり1時間早かったら行っていたかもしれない。
即答で聖平小屋のテント場へ。気温0度。
テントがいっぱいかと思いきや、あれだけ車があったのに誰もいない。今回は避難小屋には泊まらずテント泊で。
一息入れていると避難小屋から登山者が1人出てきた。なんと今日で3日目だと言う。誰とも会わず久しぶりに人と話せたと。いろいろ教えてもらった。こうして登山を重ねるうちに人と会い話を聞くうちに知識が増え、経験に変わっていくんだな。
そうこうしているうちにどんどん冷えてきて曇ってきた。
テントを張っていると途中で休んでいた登山者が上がってき。同じくテント泊と言う事。しかし張ってみたらメッシュで風が冷たすぎて早々に避難小屋へ。その後、駐車場で一緒だった若い2人も上がってきた。
雪を溶かして水を作るのに今までのバーナーでは時間がかかりすぎるのでジェットボイルのマイクロモを購入したが、すぐ隣にじゃんじゃん川が流れていて今回は必要なかった。しかしやはり倍くらい早く湧く。昼食のカップ麺を食べて昼寝。贅沢な時間だなぁと。
起きると雪が降っていた。覚悟して寝たが夜はそれほど冷え込まずダウンを着て寝袋だと暑いくらいで脱いで寝た。朝方は流石に冷えてテント内で−3度。結露が凍って風が吹くと顔にパラパラ落ちてきた。風が止んで外を見ると星が凄い。今日はいい天気になりそうだ、
朝食をコンビニのフリーズドライ梅粥と同じくスープで軽めに済ませてパッキングして5時12分出発。すっかり明るくなってしまった。どうも寒い朝が弱い。
薊畑分岐手前でご来光。いつ見ても感動するなぁ。
薊畑分岐でザックの中身をデポ。自分のはモンベルのグラナイトパック40なので、中のバリアサックをそっくり中出しデポ。
尾根に出てもしばらく残雪の樹林帯を行く。チェーンスパイクが良さそうだが少しでも軽くしたくて置いてきたので12本アイゼンを付けた。
ツボ足でもなんとか小聖までは行けそうだが、ずるずる滑るのが嫌なのでいつも早めに履いてしまう。
小聖まで着くと聖岳が目の前にでかくそびえる。すげ〜。ここから先は稜線も細いので少し慎重に進む。とは言っても躓いたりしない限り大丈夫。
気がつくと聖岳の急登をつづら折りに登っている。2800m付近が辛いと聞いたが荷物が軽いので良いリズムで登り山頂へ。
念願の、と言ったら大袈裟。だけど嬉しい😊
ただ、風が強く冷たい。手がヤバい。気温を見るとー12度。冷たいわけだ。
早々に奥聖岳に向かう。とても素晴らしい稜線。ここは絶対奥聖岳まで歩いた方が良いと思う。少し細い場所もあるが、慎重に躓いたり転ばなければ大丈夫。
奥聖岳の方が風が穏やかでのんびりできた。
帰りは距離が長いが下りだからと侮っていたら、むしろ帰りの方が大変だった。長い下りを延々と降りる。
途中ゴンドラが対岸にあり苦戦していたところ若い釣り人が手伝ってくれた。自分はウェーダーを履いているから難なく渡れるのに。なんて優しい人なのだろう。彼は便りが島まで自転車できているのでそこまで話しながら歩いた。ありがとう。
その後行きの駐車場であった若い人2人と合流。彼らはアイゼンを持っていなく小聖岳までだったが景色も見れて辛さも味わい楽しかったよう。話しながら歩き長い林道が短く感じた。
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