赤岳 ホロカイシカリ川二股北側ルート
- GPS
- 08:23
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,346m
- 下り
- 1,342m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:24
天候 | 晴れ風強い気温高め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ポロイシカリ林道4km標高約1000mまで雪無し。 SBの2箇所はこの日で終了。(ブーツを濡らすのが気にならないなら渡渉可能レベル) 東平には雪が無いのでログの下りで登ると斜度も緩くて良い。 上部の沢の雪は豊富でピークから少し降りた所から下部まで滑走可能。 自分用メモ→※ 次回来る時はMTBを持参する事 |
その他周辺情報 | みそラーメンのよし乃 上川店 https://s.tabelog.com/hokkaido/A0104/A010405/1031508/ |
ファイル |
地図
(更新時刻:2022/05/07 18:52) |
写真
感想
7年前の2015年、ゴールデンウェイークに赤岳を山滑走したレコが上がった。この時期に赤岳を登る人がいるんだと感心し、ずっと記憶に残っていた。しかも、4人パーティーのうち1人がゲレンデ用のスキーとブーツで登っていた男がいたのには驚いたもんだ。いつかは自分も赤岳を山スキーで登って滑走したいと思っていた。そして今回、7年前に登ったパーティーの1人、シロさんに同行してもらえることになった。
大雪プラザ273で仮眠をとり02:00に起床。外に出ると満点の星空だった。天の川も肉眼ではっきりと見える。ゆっくりと朝食を取り、道具の準備して3:20頃にスタート。ヘッデンの明かりが暗闇を切り裂く。シロさんとつもる話ながら歩いていると、茂みからガサガサっと物音がした。心臓が飛び出そうだった。鹿の気配ではない。おそらく大きい動物だ。一人だったらここで撤退しいたかもしれない。シロさんと一緒に来れてよかった。このエリアは一人でくるもんじゃないね。
林道を歩けど歩けど雪はない。昨年のG.W.はスタートのゲートまで雪が繋がっていたらしいけど、今年は雪解けが早い。これはマウンテンバイクを持ってくるんだったね、と二人で何回呟いたことか。橋を渡り、やっと雪が出てきてスキーが履ける。しかし、雪が消失していたり、道が崩壊していたりと、スキーの着脱が多かった。スノーシュー並みに大きい母熊の足跡と、それと並行している子熊の足跡を見たときは閉口した。
ギリギリ繋がっているスノーブリッジを渡り、1300mの二股を越えると後は沢を詰めていく。ここからが素晴らしい風景が飛び込んできた。すごい!東岳の北東ルンゼが圧巻の景色だ。ここは日本ですか。初めて見る景色にテンションが一気に上がった。でもゆっくりとした雪崩が発生していた。こわっ。
1600m付近から斜度が急になってきた。雪が日射で溶けて、シールも効く状態だったけど如何せん斜度が半端ない。落ちたら沢地形の振り出しに戻る感じ。そんな中、シロさんはシールのフリクションを効かせてサクサク急斜面を上ってく。物理の法則を無視している感じだ。忍者の末裔ですか。僕はシートラ、かつ念には念を入れ、アイゼンを装着。するとシロさんが笑顔で、「リョーさん、それじゃつよくなれませんよ」と言ってましたが、僕は安心安全がモットーなので勘弁してもらった。日が当たるところは雪が溶けていかにもナキウサギが出てきそうな雰囲気だ。遠中でピチッと聞こえてきた気がした。でもあれはシロさんのブーツとビンディングが擦れた音だったかもしれない。それほど疲れ、難儀した急斜面だった。
東平に上がるとシロさんが待っていてくれた。申し訳ないっす。体が吹き飛ばされそうな強風の中、雪を繋いで赤岳に到着。お疲れ様でした。大雪山を一望できる景色は圧巻でした。いつか形の良い烏帽子岳にも登ってみたいもんだ。雪があるところまで少し歩いていざスキー滑走だ。雪は重いがワックスを塗りたくったおかげでそこそこ板は走った。そしてなんと言っても圧巻の景色。石狩岳を見ながらの滑走は筆舌しがたし。こんな斜面を貸切なんて幸せもんですわ。デブリ滑走も終え二股まで戻ってきた。後は林道消化試合だ。長くつらい林道歩きも話し相手がいるだけで面白い。一人だと最初の林道でビビって終わってました。一緒に行ってくれたシロさんに感謝。またどこか行きましょう。
このエリアの景色は圧巻でした。PDFにまとめ添付したので気になる方は参考にしていただければと思います。今回の山行で燃え尽きた。2021ー2022は終了かな。良いシーズンでした。それではまた来シーズン!
有給をブチ込み晴れそうで何処に旅立とうか迷ってた6日、リョーさんから赤岳に行くと連絡が来たので同行する事にした。
残雪期の赤岳は今回で3度目。ゲート前から過去の経験が当てにならないほど絶望的に雪が無い…この時期は積雪によって臨機応変に対応しなければならないので3つ程ルートを考えていた。
想定を超える雪の無さにリョーさんと相談してポロイシカリ林道を詰めてピークを狙う事にした。
約4km、約1000mでやっと雪が繋がり板を履く事ができた。
登りでこのルートを使うのは初めてだが3つ程狭くなりSBが無いと厳しい箇所があったがギリギリ通行可能だった。
1350に到達するとやっと自由に歩ける。しかし核心部の1600の急登に差し掛かると、グズグスの雪で谷足が流れてウザいがこんな時は奥義の直登が効く。
普通的に厳しいだろうから斜度の緩い右の沢に逃げようと思ったが、下を見るとリョーさんがシートにしていたのでダイレクトに東平に乗り上げた。が、雪が無いので残雪を繋いでくと東岳直下まで歩いて遠回りになった…素直に帰りに使った北東の沢を登れば良かった、リョーさんゴメンね(笑)
東平からは強風だがヌルいので問題ない。久しぶりに赤岳のピークに立ち白く広大な大雪の景色を堪能したら最後のお楽しみタイム。
ここの滑走は2度目だが羊蹄とは違う広大な景色と斜面は実に素晴らしい!リョーさんもメチャ楽しそうに滑っている。また来年も来たいな。
帰り沢沿いも危なげなく戻り林道を話しながらペタペタ歩き無事に車まで戻ってきた。
これにて今季の板納めにしようと思う。ラストランにふさわしい赤岳となりました。もう思い残す事は無い。りょーさんありがとう。
8シーズン目も無事終える事が出来ました。
thanks :今季ご一緒頂いた皆さん
コメント
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あのレコは僕の中で伝説になっています。装備が壊れたら挑戦してみます(笑)。
初めてのコラボがあの赤岳だったね!懐かしい。
今考えてたらゲレンデブーツにスノーシュー&シートラで赤岳は絶対に無いわーって
リョーさんと話してたよ、ある意味でレジェンド(笑)
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