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記録ID: 426617
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

悠久の聖 (聖岳東尾根ー上河内岳ー畑薙ダム)

2014年04月07日(月) 〜 2014年04月09日(水)
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sarari その他1人
GPS
56:00
距離
35.9km
登り
2,963m
下り
2,968m

コースタイム

7日
5:10畑薙ダムP
8:20聖沢登山口
14:30 2260m地点
8日
4:10 2260m地点
6:50 森林限界付近
10:30 聖岳山頂
14:40 聖平小屋
9日
4:00 聖平小屋
5:20 森林限界付近
7:30 上河内岳山頂
9:00 茶臼小屋
11:00 横窪沢小屋
14:20 畑薙ダムP
天候 移動性高気圧に覆われて三日間快晴
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
4月井川ダム付近などで
時間帯交通規制があります
ご確認ください。
コース状況/
危険箇所等
・畑薙ダムから聖沢登山口までの林道は雪融けの後のせいか何回か落石があったので端を歩きました。
・聖沢登山口は入り口から積雪有り
・積雪膝下までのラッセルあり2500m付近でも日中は少し潜ることもあり
 クサレ雪の状態も多かったです。
・聖平小屋は雪に埋まりかけていたが真ん中付近に入り口有り利用可。
・上河内岳〜横窪沢方面は県警の山岳警備隊の遭難訓練ということでしっかりトレースを付けて頂きました。雪が締まり気味
・横窪沢小屋から横窪峠に行く所は沢筋雪が凍っていてアイゼン付けないと危険。
・ウソッコ沢ーヤレヤレ峠付近は雪はないが倒木多く意外と道が不明瞭&トラバースの所など少し崩壊気味な所があり注意が必要
畑薙ダムからの長い林道を歩く、それはもうひたすら黙々歩きました。
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畑薙ダムからの長い林道を歩く、それはもうひたすら黙々歩きました。
見えて来たのは聖の稜線 とんがった所が奥聖になるのかな?
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見えて来たのは聖の稜線 とんがった所が奥聖になるのかな?
赤石ダムから右に上河内岳と左に茶臼岳。意外と小さいなと感じましたが遠くて高いからだと後で身をもって実感しました。
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赤石ダムから右に上河内岳と左に茶臼岳。意外と小さいなと感じましたが遠くて高いからだと後で身をもって実感しました。
赤石ダムの湖面は碧と青 綺麗でした
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赤石ダムの湖面は碧と青 綺麗でした
アプローチを含めての南ア黙々歩いた、キツいです。ココから1000m以上登る。重荷を背負って登る。
アプローチを含めての南ア黙々歩いた、キツいです。ココから1000m以上登る。重荷を背負って登る。
のっけから雪
笊ヶ岳と布引山方面だろうか樹林帯だが一つ一つが大きい南アの南部に来たのを実感
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笊ヶ岳と布引山方面だろうか樹林帯だが一つ一つが大きい南アの南部に来たのを実感
なんでも大きめ
この間越しに赤石が見れる場所が幕営地に決まりました。体力的に限界ラインです。睡眠二時間でよく登りました。
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この間越しに赤石が見れる場所が幕営地に決まりました。体力的に限界ラインです。睡眠二時間でよく登りました。
軽量化のためツェルト
夜はびっくりするくらいの風が吹いていましたが3時頃顔を出すと満点の星空深い山に休んだことを実感します。
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軽量化のためツェルト
夜はびっくりするくらいの風が吹いていましたが3時頃顔を出すと満点の星空深い山に休んだことを実感します。
樹林を染める朝日
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樹林を染める朝日
森林限界を越えると上河内岳
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森林限界を越えると上河内岳
どーんと赤石岳。
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どーんと赤石岳。
東聖岳かな。この稜線を歩きます。
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東聖岳かな。この稜線を歩きます。
聖東尾根のメインキャストは赤石岳です。南アルプスが赤石山脈といわれるのも納得。雪が多いので迫力倍増。
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聖東尾根のメインキャストは赤石岳です。南アルプスが赤石山脈といわれるのも納得。雪が多いので迫力倍増。
赤石岳東尾根の奥に悪沢岳。ラクダのこぶも見えます
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赤石岳東尾根の奥に悪沢岳。ラクダのこぶも見えます
森林限界をひと登り少し後に来ていたkさんが樹林帯を空身で戻ってたので30分ほど待ったがどんどん戻る。あとで聞いたらアイゼンがラッセルの際外れて探しに行ってたとのこと。森林限界では風が若干吹いていたので長時間だとキツい。天気いいのでトレース付けて先に進む
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森林限界をひと登り少し後に来ていたkさんが樹林帯を空身で戻ってたので30分ほど待ったがどんどん戻る。あとで聞いたらアイゼンがラッセルの際外れて探しに行ってたとのこと。森林限界では風が若干吹いていたので長時間だとキツい。天気いいのでトレース付けて先に進む
気温は高めだが稜線も2800mを越すと谷から風が吹いて体力を消耗する。
しかし雪煙も綺麗でした
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気温は高めだが稜線も2800mを越すと谷から風が吹いて体力を消耗する。
しかし雪煙も綺麗でした
雪の造形は多数。
今回は様々な雪質に出会えたように思う。
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雪の造形は多数。
今回は様々な雪質に出会えたように思う。
東聖からのナイフリッジより核心に近くなる。風が強かったら怖すぎです。
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東聖からのナイフリッジより核心に近くなる。風が強かったら怖すぎです。
中盛丸山、大沢岳の奥に中央ア
赤石岳の大きさに圧倒されるが奥深い一級の稜線かも
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中盛丸山、大沢岳の奥に中央ア
赤石岳の大きさに圧倒されるが奥深い一級の稜線かも
振り返れば随分歩いた
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振り返れば随分歩いた
核心部がくっきり
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核心部がくっきり
見る角度によって違うが塩見岳と同じように重厚&三角にも見えるのでこれも個性
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見る角度によって違うが塩見岳と同じように重厚&三角にも見えるのでこれも個性
奥聖核心部の雪壁直下
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奥聖核心部の雪壁直下
最大傾斜はこのくらいか。しっかりアイゼンの前爪効かせて登ります。適度な堅さ
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最大傾斜はこのくらいか。しっかりアイゼンの前爪効かせて登ります。適度な堅さ
上から見るとこんな感じ。重い荷物を持っての登りはキツい
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上から見るとこんな感じ。重い荷物を持っての登りはキツい
奥聖から山頂稜線。
ココは風が強いです。天気が良くても長居ができません
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奥聖から山頂稜線。
ココは風が強いです。天気が良くても長居ができません
聖岳北壁?
ココが山頂の様です。標識埋まってました。
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ココが山頂の様です。標識埋まってました。
明日行く上河内岳も大きい
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明日行く上河内岳も大きい
光岳がこんなに大きい山だとは知りませんでした。百名山入れたのも分かるきがします。
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光岳がこんなに大きい山だとは知りませんでした。百名山入れたのも分かるきがします。
中央アの稜線。木曽駒大きいです。
やはり雪の空木が気になる。
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中央アの稜線。木曽駒大きいです。
やはり雪の空木が気になる。
聖山頂から赤石岳。
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聖山頂から赤石岳。
小聖岳に降りるコース。ココも急&ザレていて危険な所です。無雪期でも歩きづらいとのこと。正直この部分は無雪期でも下りにするのは避けたいかなと感じました。疲労から足取りも非常に重い
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小聖岳に降りるコース。ココも急&ザレていて危険な所です。無雪期でも歩きづらいとのこと。正直この部分は無雪期でも下りにするのは避けたいかなと感じました。疲労から足取りも非常に重い
富士山も逆光気味ですがきっちり見えていました
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富士山も逆光気味ですがきっちり見えていました
小聖岳から聖岳。この後疲労から体調不良になりハンガーノック状態なりかけなんとか2400m付近まで降りて大休止。丁度遅れてきたKさんと合流。なんとか道をトレースして頂き助かりました。
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小聖岳から聖岳。この後疲労から体調不良になりハンガーノック状態なりかけなんとか2400m付近まで降りて大休止。丁度遅れてきたKさんと合流。なんとか道をトレースして頂き助かりました。
聖平。長かった二日目
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聖平。長かった二日目
胃腸薬飲んでしっかり休んで回復。
暗いうちに出発したので聖のモルゲンロードを見ることができました。
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胃腸薬飲んでしっかり休んで回復。
暗いうちに出発したので聖のモルゲンロードを見ることができました。
迫力あります。
コチラから昨日とうって変わって重厚かつ朝日の陰影があり、きりりとしてます。
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コチラから昨日とうって変わって重厚かつ朝日の陰影があり、きりりとしてます。
早起きは三文の得以上か。山上で泊まって早起きしたかいがあります。
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早起きは三文の得以上か。山上で泊まって早起きしたかいがあります。
上河内岳が綺麗です。
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上河内岳が綺麗です。
赤石ダムから小さいなと感じたが遠く高い山でした。失礼なこと思って申し訳ないです。いい山です。
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赤石ダムから小さいなと感じたが遠く高い山でした。失礼なこと思って申し訳ないです。いい山です。
振り返るとこの稜線と展望
北アルプスが見えなくても何の不満も出ないから不思議です。
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振り返るとこの稜線と展望
北アルプスが見えなくても何の不満も出ないから不思議です。
県警の山岳警備隊のかたが先にいらしてました。
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県警の山岳警備隊のかたが先にいらしてました。
聖と赤石
富士は一人孤高の頂き
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富士は一人孤高の頂き
雪の南ア ジャイアントそろい踏み。白峰三山のそろい踏みもすごかったが雪が付いているのでコチラに軍配
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雪の南ア ジャイアントそろい踏み。白峰三山のそろい踏みもすごかったが雪が付いているのでコチラに軍配
南側もいい稜線です。茶臼、光岳
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南側もいい稜線です。茶臼、光岳
茶臼岳と後ろに大無間山かな
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茶臼岳と後ろに大無間山かな
上河内岳には花の時期もいいかも
また訪れたい山頂が増えました。
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上河内岳には花の時期もいいかも
また訪れたい山頂が増えました。
山岳警備隊が訓練してました。ご苦労さまです。このあとヘリの救助訓練もされるとのこと
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山岳警備隊が訓練してました。ご苦労さまです。このあとヘリの救助訓練もされるとのこと
振り返る上河内もまた違う表情
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振り返る上河内もまた違う表情
聖岳東尾根登った満足感でいっぱい。
疲労度も大
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聖岳東尾根登った満足感でいっぱい。
疲労度も大
兎岳も迫力あり
木の間越しに上河内。どんどん遠くなる
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木の間越しに上河内。どんどん遠くなる
横窪沢小屋から横窪峠のトラバースの登降は凍って危険です。滑ったら沢に落ちます。
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横窪沢小屋から横窪峠のトラバースの登降は凍って危険です。滑ったら沢に落ちます。
畑薙大吊橋。
高度感ありますよ。
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高度感ありますよ。
畑薙湖が見えてきました。やっと終わりが見えてきました。
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畑薙湖が見えてきました。やっと終わりが見えてきました。

感想

今回は単独の予定でしたが聖東尾根から光岳を越えて歩く
単独行のKさんとご同行させてもらいました。
ラッセル時間の短縮や胃薬も頂きとても助かり心強くかんじました。
この場を借り手お礼を申し上げます。ありがとうございました。

今まででもイチバンの疲労度と充実度です。
南アは1に体力、2番目にも体力が必要だなと感じました。
無雪期でもかなり大変な気がします。

また南アは一つ一つの山が大きいといわれますが、
実際歩いてみてとてもそれが分かりました。
気になる山が増えてばかりの一方。
これからは日帰りや一泊くらいの山旅になりそうなので、
一つ大きな山旅ができたことに感謝したいです。

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