木曽駒ヶ岳(悪天の為、テン泊縦走断念日帰り)
- GPS
- 09:15
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,714m
- 下り
- 468m
コースタイム
天候 | 終日雨とガス、稜線上は木曽谷側からの横殴りの強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
菅の台バスセンターの始発は5時12分でしたが、人が多かったので5時前から臨時バスを運行してくれました。 北御所登山口からのコースは歩かれているコースのようで、歩きやすく危険箇所はありません。晴天ならきっと眺望も良さそうな気持ちよいコースなのでしょうが、雨でガスガスで、まったく周りの風景を見ることが出来ずとても残念でした。 約1時間おきに看板や標識のあるポイントがありますがベンチなど腰を下ろすものはありません。 視界が悪いと稜線部ではどちらの方向に何があるのか全然解りません。道間違いに気をつけましょう(宝剣山荘から駒ヶ岳山頂を目指すのにしばらく道に迷ってしまいました)。 中岳と駒ヶ岳の鞍部にはテント場があります。テン泊・空木縦走の予定で登ったのですが、悪天強風で装備一式ぐっしょり状態となってしまったので、残念でしたが撤退となりました。 |
写真
感想
海の日の3連休。初めての中央アルプスを木曽駒・空木テント縦走を楽しもうと遠征してきましたが、予想以上の悪天候と全く切れることのないガスガス、そして危険な匂いがプンプンするぐらいの横殴りの強風。
スゴスゴと千畳敷からロープウェイ下山の日帰り山行となってしまいました。
テント・2泊分食料を背負って、菅の台バスセンターからしらび平行きバスに乗って、北御所登山口下車。他に誰も降りることなく、乗客の皆さんから「がんばってね」の声援をいただき、雨天の林道をひとりトボトボ歩きます。
蛇腹沢登山口からの登山道は雰囲気もよく、歩かれている道のようで危険箇所もなく、さりとて整備されすぎた道というわけでもない、良い登山道でした。
小屋場すぎてしばらく進むと樹林も切れてハイマツの稜線コースとなるのですが、濃いガスと強風で、ただただ歩いて進むのみ。雨も横から吹き付けるし、遮るものもないコース(唯一の例外ポイントは舟窪)のため、ひたすら濡れまくりでした。
結局、浄土乗越で千畳敷から登ってくる人を見かけるまで誰にも会わないとても静かなコースだったので、晴天時なら眺望を独り占めできる楽しいコースとなるでしょう。
ズブ濡れでクタクタ(おまけに体も冷えてブルブル)のまま宝剣山荘に入り、食堂で1時間ほど、さあどうしようかと思案しながら、生ジョッキとおでん、おにぎりでランチタイム。隣でランチしていたオジサンはすでに駒ヶ岳に登ってきたらしく、強風でけっこう大変とのこと。
山荘のテレビの天気予報では天候は悪化予報だし、山荘スタッフに聞いても明日も雨と強風・ガスは変わらなそうとのことで、駒ヶ岳登っての撤退をほぼ決意。
まあそうは言ってもテン場の様子も気になるので、とりあえず装備一式を背負って駒ヶ岳へ。
宝剣山荘を出ても、中岳・駒ヶ岳はおろか間近にあるであろう宝剣岳すら見えません。駒ヶ岳はどちらに進むのかわからずしばらく迷ったりしながら、天狗山荘を見つけ、中岳・駒ヶ岳への標識もみつけてむかいます。視界が効かないと大変です。
稜線上を木曽谷側から吹き付ける暴風にヘロヘロになりながら、中岳通過。しかし目前の駒ヶ岳も見えません。
鞍部にキャンプ場の看板がありましたが、テントが見当たりません。よ〜く見ると頂上山荘の間近に3張りほど。
鞍部にリュックを置いて、空身で駒ヶ岳山頂ピストンしてきましたが、とにかく横殴りの強風と強烈なガスで視界10mくらいの山頂。もちろん誰も居ません。
だだっ広く視界の効かない山頂部だったので、下山方向も間違いそう。磁石で方向を確認し、下山途中でお会いした方にどちらから登ってきたかまで確認するぐらいとにかく方向感覚がわかりませんでした。
頂上山荘で山バッジを買い、ご主人としばし談笑。明日も天候回復の見込みは無さそうということで、ここまで重いテントを背負ってきましたが、日帰り撤収とすることに決めて、頂上山荘からは、あとはひたすら千畳敷カールのロープウェイ駅へ。
浄土乗越から八丁坂の下りも、ガスガスで何も見えませんでしたが、風は殆どなく、ずっと寒さも治まり、快調に千畳敷駅まで下れました。
コメント
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こんばんは ちろるです
私もkazさんが行かれた1ヶ月くらい前に木曽駒に登りました。
私は千畳敷から登ったのですが、稜線は強風とガスで殆ど何も見えず……
kazさんのレポートのように、何処に何があるのか全く見えず・方向もわからず・目隠し状態のままただ登山道脇に張られたロープを辿りながら歩いていったら、いつの間にか木曽駒山頂に着いてしまったという状態でした。
kazさんの言うとおり宝剣山荘から木曽駒山頂までは濃霧だと本当に道に迷いそうになりますよね
なんだか山行記録を拝見していたら懐かしくなりました
私も今度は北御所登山口から登ってみたいと思います
ちろるさん、コメントありがとうございます!
山行記録拝見しました。というか行く前にチェックしていました。でもその際はTIROLさんがちろるさんだとは気づかなかったです。
それにしても今シーズンの夏場は天候に悩まされた山行が多かったですねえ。
眺望あってこその苦労の末の山頂制覇! なので、必ず来年にはリベンジ挑戦してきたいです。北御所から再度挑戦し、宝剣〜空木の稜線漫歩を達成してきたいなあ。
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