坂戸山 プチトラバース縦走登山 全5コースひと筆書き完全踏破2,022初夏編★
- GPS
- 08:41
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,599m
- 下り
- 1,603m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:41
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト 薬師尾根登山口駐車場にあり。用紙はありません。事前に作成して投函するか、ネットでの登山届の提出をお願いします。 このルートには危険箇所はほとんどありませんが、裏坂戸コースの中腹の急斜面は木段も破損していて滑りやすいので、要注意です。岩崎コース上部には登山道上に地滑り箇所がありますが、注意して歩けば問題ありません。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉「金城の里」(350円)か、「さくり温泉健康館」(440円)がお薦めです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー(登山中毒者)でございます。
毎年恒例の 田中陽希君のグレートトラバースのパクりで「坂戸山 プチトラバース縦走登山 全5コースひと筆書き完全踏破★」を、本日ソロで歩いて参りました。寄る年波のせいか、年々コースタイムがかかる様になり、チョット時間はかかりましたが、何とか歩き切ることが出来ました。天気も予報では一日中曇りでしたが、晴れ間も見られ、日差しがあると暑いくらいでした。この時期は曇り空でも紫外線が強く、顔と首が日焼けでヒリヒリします。
予定より約30分遅れのAM6:32のスタート時の気温は10度位でしたので、薄いウインドブレーカーを着て出発しました。この時間の薬師尾根コース登山口駐車場には先行車両は2台でした。チョット肌寒い中、桜坂を上ります。真っ赤な三本鳥居付近で女性とスライド・・・。この時間に下山となると何時から登っているんでしょうか?※AM5:00頃スタートなんでしょうかね・・・。この後、山頂までの間に4名の方々とスライド・・・。八合目付近からは後続の方々2名に追い抜かれました。そして、ザックに取り付けていた熊鈴の調子が悪かったのと、流石にこの時期のウインドブレーカーでは汗ばんできたので、三合目先の前田ノ平のベンチでウインドブレーカーを脱いで、熊鈴を確認するも鳴りません・・・。もう一つ付いているので、先に進みます。
山頂に到着後、いつもの様に富士権現様でお参りをし、山頂からの眺望を写真に収めました。そして、富士権現様の中にザックをデポさせて頂き、ザックから鳴らない熊鈴をウエストバッグに付け、大城へ向かいます。途中、クマの鳴き声がしましたが、鳴らない熊鈴を手で無理やり鳴らしながら先に進みます。まあ、ここには以前からクマが住んでいる所ですから・・・致し方無いです。特に、早朝や夕方は要注意です。何とか大城に到着すると、雪消えの遅い所には まだまだカタクリが咲いています。いつもの様に南側の土塁から360度の写真を撮り、山頂に戻ります。
山頂手前を広瀬曲輪に向かい、桃ノ木平経由で主水曲輪へ・・・。折り返して、裏坂戸コースを下山します。ここのポイントは中腹の急斜面を周りの枝を掴みながら下りる所です。出来れば、手袋があるとベストです。当然、ここで手袋を装着・・・。そして、若宮八幡宮を目指します。ここで、今回のミッションである、アズマシロカネソウとコシノコバイモとホクリクネコノメソウの開花状況の確認です。ホクリクネコノメソウの花はほぼ終わり・・・、コシノコバイモはここでは確認出来ませんでした。そして、アズマシロカネソウは終盤戦ながら、一部は種になっている物もありましたが、花も見つかりました。そして、いつもの様に若宮八幡宮でお参りをし農道経由、杉林を歩き、岩崎コース登山口へ向かいます。
この間の杉林の中は 予想通りコシノコバイモがまだ咲いていました。早くから咲いた物は種になっていましたが・・・。そして、農道から杉林の林道に入ると、何と何と・・・まだまだフレッシュなアズマシロカネソウが沢山咲いています。今週末までは十分楽しめると思います。雪消えの遅い所だったので当然です。カタクリもキクザキイチゲも見られました。程なく、岩崎コース登山口に到着。
少し疲れも出て来ましたが、踏ん張って岩崎コースを上ります。最初はコンクリートの道で・・・何だか足が痛い・・・。まあ、しばらく歩くと土になりますが・・・裏坂戸コースとの分岐までの間は・・・・所々でコンクリートの道が出て来ます。ペースがかなり落ちましたが、何とか 再び山頂に到着。山頂には4名の方々いらっしゃいました。その後も、親子連れや、トレラン風の若者たちが薬師尾根コースを登ってきます。今日は平日の月曜日ですが、昨日は六日町小学校が運動会だったので、恐らく、今日は子供たちは振替休日なんでしょう・・・。僕は再び、富士権現様にお参りをし、お腹が空いて来たので、モグモグタイム(ランチタイム休憩)・・・。今日はアルファ米の五目御飯を半分食べて、寺が鼻コースへ向かいます。
足も痛くなって来たので、靴ひもをきつく締め直します・・・。寺が鼻コース分岐からは、夏道では今年二回目の下山です。相変わらず、マイナールートなのでクマの糞が五か所以上発見されました・・・。まあ、クマが住んでいる所ですからねぇ・・・致し方ありません。何とか寺が鼻コース登山口まで下山し、折り返します。いつもの事ですが、この登り返しが辛い・・・。ここまで来ると、修行の様な状態です・・・。でも、この位の事が出来ない様だったら・・・大好きな谷川連峰主脈縦走なんか、絶対出来ません・・・。だから、心が折れそうになっても・・・何とか頑張れるんです・・・。
でもでも、体がもはやボロボロ状態で、三度目の山頂に到着。またまた、富士権現様にお参りをし、先程のモグモグタイム(ランチタイム休憩)で残したアルファ米の五目御飯を半分食べて、城坂コースへ向かいます。かなり、足にダメージがありますので、慎重に城坂コースの九十九折の急斜面を下って行きます。一本杉からは、まず住民いこいの森の中を下ります。お館石垣脇を下り、大きい家臣屋敷跡の東側から御居間屋敷分岐を御居間屋敷へ少し登り返します。御居間屋敷から再び薬師尾根コースの桜坂最上部に出ます。このベンチでゼリー飲料を一個飲み干して、再び一本杉に向かいます。そして、一本杉からは林道をゆったりと廻り込んで薬師尾根登山口駐車場へ・・・。9時間弱のロングトレイル・・・いつもの事ですが、辛いですが・・・終わって見れば・・・超楽しい・・・。僕も、❝変態❞(誉め言葉です)の仲間入りです。まだまだ僕は、❝ド変態❞(超誉め言葉です)の域にはたどり着けません・・・頑張っちゃいるんですが・・・世の中には想像を絶する様な❝ド変態❞(超誉め言葉です)の方々が沢山いらっしゃいますんで・・・。
当初の予定通り、薬師尾根登山口から薬師尾根コースを登り、実城(山頂、富士権現様)へ、小城〜大城〜広瀬曲輪〜桃ノ木平〜主水曲輪、裏坂戸コースを下り、岩崎コースを登り返し、再び実城、寺ヶ鼻コースを下り、ピストンで再び実城、城坂コースを下り、一本杉〜御居間屋敷〜薬師尾根コースに少し入り、再び一本杉を経由して薬師尾根登山口までの一筆書のプチトラバースでした。
そもそも坂戸山には人気順に「薬師尾根コース」「城坂コース」「寺ヶ鼻コース」「岩崎コース」「裏坂戸コース」の登山コースがあります。やはり一番人気は最短で登れて眺望も良い「薬師尾根コース」、続いて薬師尾根コース共に周回で良く使われる「城坂コース」です。この二つのコースで80%以上の方が歩いていると思われます。(もしかしたら90%以上かも?)そして 三番目に使われるのが「寺ヶ鼻コース」ですが、歩いている人は少ないです。以上の3ルートがいわゆる表ルートになり、これから紹介する「岩崎コース」「裏坂戸コース」が裏坂戸ルートになります。この裏坂戸ルートはほとんど人に会いません。ニホンカモシカや小動物やクマに遭遇することの方が多いかもしれません・・・。しかし 地元の方々が登山道を整備してくれているおかげでどちらもそれほど荒れていなくて歩きやすいです。
今日は曇りでしたので、眺望はイマイチで谷川連峰方面はくものなかでした。
裏坂戸ルートは 表ルートと植生が少し違ったりして楽しいです。人と会うのがお嫌いの方にはお勧めのルートです。しかし クマさんの住んでいる所ですので熊鈴や笛、ラジオetcの熊避け対策は万全にして歩いて見て下さい。本日も下山時、裏坂戸コース中腹で熊の糞を発見しています。ご注意下さい。
本日 咲いていた花はコシノコバイモ、アズマシロカネソウ、ホクリクネコノメソウ、タチツボスミレ、イカリソウ、タムシバ、オオバクロモジ、オオカメノキ、キクザキイチゲ(白花&青花)、スミレサイシン、カタクリ、イワウチワ、イワナシ、シュンラン、ウリハダカエデ、ハイイヌガヤ、オクチョウジザクラ、エチゴキジムシロ、カンスゲ、ヒメオドリコソウ、ノキシノブ、エンレイソウ、オオイヌノフグリ、ナズナ、タネツケバナ、ミチノクエンゴサク、オトメエンゴサク、ニョイスミレ、ユキグニミツバツツジ、ヤマツツジ、マルバアオダモ、ミヤマガマズミ、アズキナシ、ウワミズザクラ、ツルアリドオシの赤い実、ヤブコウジの赤い実、ツクバネの雄花、雌花、ホウチャクソウ、クサノオウetcが見られました。
皆さんに早く日常が戻ります様に・・・。そして、世界が平和になります様に・・・。
コメント
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坂戸山の標準コースを一日で完歩するとは、山頂は4回踏んでいるのかな。
花のお山はカタクリ、イワウチワが終わってもまだまだ見頃の花があるのですね、花の低山、坂戸山の魅力の一つなんでしょうね。
お疲れさまでした。
坂戸山の五つある登山道を一日で全て歩く…キツイけど、達成感はありますね。
厳密に言うと、山頂は3回なんです。※大城から主水曲輪〜裏坂戸コースへ向かう時は、山頂直下のカタクリの群生地を横切ります。
坂戸山はスプリングエフェメラルが終わっても、初夏〜夏の花々が沢山咲いて来るので、まだまだ お花は楽しめます。
本当に 坂戸山は色々な花々が咲き乱れているお山だと思います。
ではまた〜
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