綿向山からイハイガ岳を経て雨乞岳ピストン


- GPS
- 10:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,612m
- 下り
- 1,623m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
表参道登山口の小屋に届けの記入施設があります。 綿向山からイハイガ岳へはわかりやすい尾根道ですが、イハイガ岳以降は等高線も入り組むところがあり、地図読みとルーファイが必要です。 (赤テープ、道標等あるが数が少なく、不安を持ちながらの山行になります) 登りでは不安のないような尾根でも下りでは方向を見失いがちです。 ガスが出るような時にはルートに入らないほうがいいように思えます。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 2ℓ
ティッシュ 1
救急用品 1
タオル 1
スマホ 1 GPS
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
ストック 1
水筒 1
時計 1 高度、コンパス
非常食 1
ツェルト 1
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
ビデオカメラ
車
|
感想
最近のレコを拝見していて、山はもう花の季節を迎えているんだと当たり前のことに気が付きました。
なんだか2ヶ月ほど頭の中が遅れていそうな感覚ですが、じゃあそんな(?)季節を感じながら歩いてみようかと行き先を考えてみました。
先週のchuraさんグループの比良縦走レコを拝見して、地図読みの楽しさも味わいたい欲求もかさみ、ちょっとバリっぽいルートを歩いてみようと今回の計画となりました。
いつものように午後の行動時間が限られるので、所要時間を入れて逆算すると朝4時に現地着が必要になります。
わかりやすい尾根道が中心のルートとはいえ時間を無駄にできない一日になりそう・・・
登山口の西明寺までは自宅から下道で1時間少々。
鈴鹿でも三重県側に回ったり伊吹方面に向かったりしなくていいのはありがたいことです。
朝が早くなったとはいえ4時ではさすがに真っ暗です。
暗い中での準備を済ませて久々のヘッデン装着でのスタート。
表示が充実しているので不安なく歩き出せるのはありがたいことです。
登山道に入ってしばらくは樹林帯の斜面を九十九折に登る山道。
三合目で林道に出会いますが、道標に従って右に進めば登山道に復帰します。
日帰りの荷物だけで背中は軽く、予定コースタイムより多少速めに山頂に到着しました。
今日もいい天気です。
ただこれから向かう方向が東なので、行く先の山が逆光でシルエットになってしまうのは仕方ないところですね。
竜王山に向かう尾根道から分岐してイハイガ岳に向かいます。
ルートの全容がやっと見えましたが、雨乞岳はやはりずい分遠くに感じます。
焦ってバテてもつまらないことですが、時間のロスのないようにルートをしっかり見定めて進みましょう。
イハイガ岳までは道もはっきりして迷うところはありません。
コルに下りてからの登り返しがかなり急勾配ではありますが、まだ往路で体力があり、ここは余裕でさっさと通過します。
ここから大峠への下り、崩壊した崖のすぐ縁を下るのですが、勾配に加えて土の滑りやすさにも要注意です。
雪がなくても滑落の心配は消えないんだと、変なところで感心しながら一歩一歩下っていきます。
大峠からの登り返し、標高にして約130mですから知れてますが、足元に気をつけながら一気に登りきってさすがに一息つきます。
しばらくは快適な稜線歩きが続いてご機嫌ですが、あまり油断してはいられません。
見た目にはかなり広い尾根で、大きく右へ、また左へとほぼ90度のカーブが2度続きます。
赤テープはあまり多くなく、支尾根も数多く出てくるのでのほほんと歩いてはいられません。
ブナの林に囲まれた尾根がだったのがだんだん見晴らしがよくなってきました。
同じ鈴鹿の竜ヶ岳のような笹原のピークが清水頭です。
このあたりは笹と言っても膝丈くらいで歩きやすい道でした。
風も穏やかで居心地のよさは申し分なく、テントを張りたいポイントです!
(稜線なので夜間の風は心配ですがね・・・)
尾根は大きく左にカーブして雨乞岳への最後の登りにかかります。
所々の急傾斜を過ぎ、丈を増してきた笹の上からルートを見定め、それが難しくなると逆にしゃがんで地面の道跡を直接見ながら進みます。
山頂には割とあっけなく到着しました。
背の高い笹に悩まされましたが、ルートを迷わなかったことが何より心強く、疲れを感じる前に登りきることができました。
今日も楽しませてもらっている山にお礼のつもりで10分だけ時間を使って山頂のゴミを拾いました。
ほんの小さな袋ですが、私が登ってきたことを山にも喜んでもらいたいのはいつものことです。
時間の余裕があれば、杉峠からツルベ谷出合いを経て大峠に戻るなどいくつか周回の案はありましたが、今回は欲を出さずにピストンすることに。
往路で見つけた花たちも帰りにはゆっくり眺められるつもりでいました。
時間の猶予はあまりないにしても、あとは下りるだけの気安さがゆとりになるだろうと・・・
下りだしてからその余裕が持てないことを気づかされました。
いつものことですが、登りではどこから登っても気にしなかった広い尾根をいざ下る段になって迷うシーンが増えてきたこと・・・
清水頭からの90度カーブではコンパスの大活躍があり、往路とは別の山を歩いているのかと思う心細さでした(汗)
それでも今日の天気(視界の良さ)にも助けられ、時間のロスなく大峠まで戻ってイハイガ岳へ最後の急傾斜にかかります。
・・・自分では感じていなかった体の疲れがかなり溜まっていたんでしょうね。
登っても登っても目の前のイハイガ岳のピークが近づきません。
200mもない登りがひたすら高く、今日の最大の難所になってしまいました。
ピークにたどり着いたところでもう限界!
これはシャリバテだと気づき、時間のことをとりあえず無視して食事の用意にかかります。
30分ほどの食事休憩とコーヒーで一息つくと身体はすっかりリフレッシュし、綿向山への最後の登りにかかりました。
山頂からは下りのみだと発破をかけて一気に登り切ります。
山頂ではグループがいくつか休憩をされていました。
消防隊員の訓練らしき一団もいて、かなり賑わっています。
シャッターを一人の方にお願いして撮ってもらった後はそのまま下りにかかりました。
道沿いに見つけた「金明水」の案内。
沢に下りると水場がありました!
昼食の後は水を節約しながら歩いていましたが、ここで喉を潤し、補給もできて心配が消えました。
今度こそあとは下りるだけ。
プレッシャーのない下り道、あれこれ心を遊ばせながら麓まで。
日帰りの山歩きにしてはちょっとボリュームオーバーだったようですが、たまにはちょっとチャレンジっぽい山歩きもいいものですね。
花にしてもなんにしても、とくに何かを目当てに行かなくても、そこで出会ったものに心を留める一瞬があればいい一日になります。
一期一会・・・今日来て良かった!
monsieurさん こんばんは
すてきな山行ですね。
このルートも楽しみの一つで残してあります
尾根分岐あたりから、眺めてばかり・・・・
笹の中をすすんでいくルートは、ずっとあこがれの道です。
チャレンジしたいなぁ。
churaさん、ありがとうございます!
私もこのルートを知ってから今回の踏破までなんだかずい分時間がかかりました
(笹を掻き分けて、のイメージが先入観になってしまっていたかも
初めて歩く道は、いつでもワクワクさせてくれます
何かが待っていてくれて、それを見つける自分を連れて行くだけです
地図読みはもう少し上達が必要だとわかりました
またどこかでご一緒しましょう!
綿向山も冬道は終了のようですね!
しかし、晴天の中の雨乞までの縦走、グッドアイディアでしたね!
リンドウまで見れたなんて!
咲いてるんですね〜
今年はまだカタクリも見ていません
senrakuyaさん、こんばんは〜
冬道どころか、汗をかいて久しぶりに水分補給の心配をしましたよ
雨乞までの縦走、片道なら特に心配もなく歩けたんでしょうが、復路の体力をいい加減に見積もっていたらいけませんね
イハイガ岳の食事タイムと金明水を見つけるシーンがなければ悲惨な山行になっていた・・・
もう少し体力をつけて・・・と必要を感じた山行でした。
雨乞岳までの日帰り縦走、お疲れ様でした!
綿向山から雨乞岳を望むあの稜線を歩いて見たいという気持ちに
なりますが、monsieur さん実現してしまったのですね
見た感じよりも、道は険しいのですか。
気持ち良さそうな笹の中の一本道と思いきや、、、
実は背丈の高さほどの笹だったりするんですね
お花もたくさん、やっと春ですね
slowlifeさん、こんにちは〜
やっぱりこの稜線気になってましたか
山高地図でも点線を眺めていたり、時々歩いた人のレコを読んだり・・・
なにかと気になるルートではありました
道の険しさはそれほどでもないと思います。
この日のような晴天なら難度は下がりますが、等高線の読みが難しい箇所がありました。
イハイガ岳を下って清水頭までのルートでトラバースするところもあり、気づかずに尾根を辿ると迷いそうです。
笹の関門は雨乞岳に近づいてからです
清水頭あたりでは膝丈ほどの快適な笹原歩きですが・・・
うっそうとしていますが、方向をしっかり判別すれば心配ないかと思いますよ
季節ごとに楽しめる道ですね。
レコを楽しみにしていますよ
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