立山(day1):剱沢極上ザラメ・雷鳥沢滑走

2022年05月28日(土) [日帰り]

• GPS: 06:03
• 距離: 6.5km
• 登り: 788m
• 下り: 884m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:39
• 休憩: 0:23
• 合計: 6:02

距離 6.5km 登り 788m 下り 895m

9:56 雷鳥荘
10:13 雷鳥沢キャンプ場
12:49 13:12 剱御前小舎
15:06 15:07 剱御前小舎
15:59 ゴール地点

天候

晴れ一時曇り、気温は低め。上部稜線付近は風が強くガスで視界不良、

アクセス

利用交通機関：

自家用車

扇沢駐車場(無料)は6：45で空きは充分あり

コース状況／危険箇所等

・別山乗越までは尾根ルートをシール登高、省エネ目的に早めにクトー使用、クラックがけっこうあるため要注意、上部は夏道をシートラで進む。稜線に出ると再度雪道となるがアイゼンは不用であった。
・剣御前小屋で休憩、風が強いがガスで視界不良。天気好転の兆しがないため慎重に剱沢に向け滑走開始、エントリー直後は雪面はやや硬く凸凹が少しあったが、直ぐに上質ザラメの滑らかな雪面となり視界も開け、青空の下、剱岳山頂もゲットできた。フィルムクラストも混じる正真正銘の極上ザラメに歓声を上げながら、剣沢小屋まで素晴らしい剱沢滑走を楽しめた。前日の降雪が吹き溜まりで10cmほどあるエリアがあったが、それほどストップスノーにはならず、終始快適滑走を堪能できた。
・剣御前小屋からの滑走はクラックの少ない雷鳥沢を選択、やや凹凸が多いが雪面が緩んでおり、まあまあの滑走感であった。

その他周辺情報

雷鳥荘泊:宿泊者４０人ほど
雷鳥平キャンプ⛺️場は20張り強

写真

5/28 7:16

7：30始発を待つヒトヒト人

5/28 7:47

新緑・残雪、素晴らしい初夏の黒部ダム、一気にテンション全開となります

5/28 7:52

針ノ木岳方面、コバルトブルーの湖面が美しい

5/28 8:26

黒部平から大観峰駅に向かいロープウェイに乗車

5/28 8:31

明日滑走するタンボ平を観察

5/28 8:32

薮が大分上部まで出ており、トラバースが長いルートになりそうであるが充分楽しめそう

5/28 8:33

東一ノ越の稜線は雪が消えている

5/28 9:58

今宵の宿・雷鳥荘に不要な荷物を預けさあ出発、別山乗越に登り上げるが、上部は雲の中

5/28 10:15

雷鳥平のテント⛺️場には既に数張り、クラックを避けて迂回してボトムへ

5/28 10:18

さあどのルートでハイクアップするか

5/28 11:21

尾根ルートを進む、雲の流れが早く、晴れ間が広がった

5/28 12:12

稜線が近くと徐々に急になり、アイゼン・シートラに変更、その後アイゼンを外し夏道を少し登ると稜線に達する

5/28 12:39

緩やかな雪の狭い稜線はアイゼン不要、薄ら降雪と霧氷が残る

5/28 12:42

剣御前小屋で休憩、ガスで視界不良が続くが、視界が少し効くようになり、剱沢に向かって滑走開始、15年ぶりくらいの3回目の剱沢滑走です

5/28 13:15

始めやや硬かった雪面はすぐに快適なザラメ斜面となり、急斜面さ無難に滑走するNさん

5/28 13:19

視界不良の中、適度な斜度の快適滑走が楽しい

5/28 13:19

視界不良であるが、素晴らしい極上ザラメ滑走に放心状態

5/28 13:20

SさんP2人も視界不良で真砂沢滑走は諦め、剱沢を落とすことにした

5/28 13:24

標高が下がると雲の下に出てきた

5/28 13:24

素晴らしい極上ザラメ滑走に歓声をあげながら

5/28 13:27

面白いように極上ザラメ滑走が楽しめる

5/28 13:28

白い部分は前日の降雪が多所で10cmほど、滑走はし易い

5/28 13:31

青空も広ってきた

5/28 13:32

我々は剣沢小屋まで、健脚組は更に平蔵谷出合まで滑走した

5/28 13:40

遂に剱岳の山頂が見えた、このシャッターチャンスは逃しません

5/28 13:44

今シーズン最高の極上ザラメ滑走を堪能しハイポーズ

5/28 13:58

剣御前小屋に向け登り返し

5/28 14:03

またまた視界不良になってきた。老体に鞭打ち、水分・エネルギー補給の一本を取り、黙々と頑張った。

5/28 14:44

剣御前小屋まであと僅かとなり、トラバース登行中、こんな残雪のオブジェに癒された

5/28 15:38

下山滑走開始、クラックの少ない雷鳥沢ルートで下る。かなりの急斜面でも滑り易い雪質を無難に滑走するNさん

5/28 15:42

斜度が緩んで雷鳥平を見下ろしながらの快適な滑走

5/28 15:46

山スキー新人とは思えない絵🖼になる滑走シーン

5/28 16:13

不安定な天気ながら満足の1日目が終了、雷鳥平のテント⛺️場のクラック脇を通過、雷鳥荘まで最後の頑張りでシール登高しました

5/28 18:31

始めて宿泊した雷鳥荘は温泉♨️・食事・雰囲気三拍子揃った素晴らしさ。宿の裏の夕暮れの地獄谷風景です

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

iPhone 13 mini Apple

感想

teledaisuki

・２週間前に計画した立山山スキーが不安定な天気で中止となり、中アルプス・三ノ沢日帰りとなった。この週末は針ノ木日帰りの予定であったが、なんとか土日が好天予報、急遽1泊2日で立山山スキー🎿を楽しむことにした。
・残雪は豊富、まだまだ充分山スキーが楽しめるこの山岳エリアの素晴らしさを再認識した。
・山スキーでの剣御前小屋への登り上げは今回で4回目であるが、体力の低下でかなりハードな登りであると再認識した。
・剱沢滑走は剱岳の雄姿を眺めながらの広大な斜面の滑走である。今回は視界不良で滑走開始、剣小屋までの素晴らしい極上ザラメ滑走を堪能、最終的に青空が広がり、剱岳の豪快な山頂を仰ぎ見ることが叶いラッキーであった。この素晴らしい剱沢エリア滑走に今後もトライしたい気持ちであるが、体力を考えるとハードルが高いようだ。