大満足・蓼科山(女ノ神茶屋ピストン)
- GPS
- 06:13
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 819m
- 下り
- 806m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登攀開始しばらくして圧雪に覆われた急登路が現れ、自分は6本爪軽アイゼン装着、相方は登山靴のままで登攀。2120m標識過ぎてから相方も6本爪軽アイゼン装着。その後山頂直下の岩場でようやくアイゼンを外しました。下山時は岩場が終わってから2120m標識までアイゼン・ストック使用。 6本爪でも登攀可能ですが、圧雪〜柔らかい積雪と山頂に近づくにつれて雪質が変わり、爪の短い軽アイゼンより10本〜12本の方が体力的に楽かもしれません。登山道の傾斜角度がおおむねきつく下山時はノーマルな登山靴では危険な積雪量です。踏み抜きも多々見られました。 下山後は諏訪インター手前の茅野市塚原「信濃路遊膳蕎麦の郷(そばのさと)」さんで「ざるそば(780)+小天丼(380)」。とてもコシのある更科そば、在来種の本わさび、上品な天ぷら、ミルクのような蕎麦湯、すべてが美味しく大満足でした。 |
写真
感想
念願の蓼科山。以前、登山計画を立て登山口まで行ったものの、濃霧の上に雨も降り始め、体調も鑑み登山口で撤退した事がありました。帰路、有り余るエネルギーを蓼科〜八王子までの山岳鑑賞・下道ドライブにあてた事は良い思い出になりました。
比較的遅めの時間から登攀開始。のっけから噂に違わぬ急登が。いいんです。自分も相方も、奥多摩・鷹ノ巣山の日原コースにとりつかれている急登フェチなもので。
圧雪地帯が早々に現れ、傾斜の角度から軽アイゼン装着しました。相方は果敢にノーマルな登山靴で。振り返ると、その後雪は現れたり消えたり、この辺りは結果どちらでも良かったようです。
2120m標識で高度は約半分。ここまで結構登った気にさせられる登山道でしたが、この後登山道は旋回しつつ奥まった山域へ。こういうコース展開、実に楽しませてくれます。そこに本丸が頂上まで姿を現した瞬間はもう拍手喝采ものです。いよいよ取り付き開始。
あとはもうひたすら登るだけ。一方向のみに雪の壁のように立ちはだかる登山道を軽アイゼンでザクザクと、いや、歯が短いのでサクサクと登ります。サクサクだとグリップが弱く、足に負担がかかります。ここまできつい傾斜は瑞牆山以来かな?
やっとの事で岩場が現れ、アイゼンを外し、四つん這いで山頂へ。こういう綺麗な円錐形の単独峰に登るのは初めてだったので、岩と雪と空のみの、今まで見た事のない山頂付近の風景に心を奪われました。
山頂は岩場に入ってから意外にあっさりと到着。登頂直前に少しだけ積雪地帯があります。広い山頂を眺めていたら遠方でカップルの登山者お二人がまるでコントのように交互に雪を踏み抜いて、お互い爆笑していました。それを見て我々も隣のグループも爆笑で(笑)。ここでもいいものを見させてもらいました。山頂は風は冷たかったですが、概ね気温は高く、のんびりと昼寝ができるほどでした。
下山はまるで落ちていくかのような傾斜角度で。軽アイゼンでぎりぎり降りられる雪の状態です。何しろ柔らかいので滑ります。あっという間に高度を下げ無事下山。
蓼科山は前情報で入れていた以上に美しく、険しい山でした。わかりやすく、潔くもありました。5ヶ月ぶりの山行はとても満たされたものとなりました。
恒例、でもない不定期山頂打楽器ソロ、フランク・タテシナトラによる「スイングしたって意味ないね、熊なんかいやしねーじゃんかよブルースと酒とバラとアイゼンの日々」。
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