ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 434065
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

大満足・蓼科山(女ノ神茶屋ピストン)

2014年04月25日(金) [日帰り]
 - 拍手
84mo10 その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:13
距離
6.4km
登り
819m
下り
806m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:15女ノ神茶屋登山口-9:25 2120m標識-11:20〜12:10蓼科山・山頂-14:30女ノ神茶屋登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
女神茶屋横、すずらん峠駐車場に駐車。午前7:30時点で10台程。
コース状況/
危険箇所等
登攀開始しばらくして圧雪に覆われた急登路が現れ、自分は6本爪軽アイゼン装着、相方は登山靴のままで登攀。2120m標識過ぎてから相方も6本爪軽アイゼン装着。その後山頂直下の岩場でようやくアイゼンを外しました。下山時は岩場が終わってから2120m標識までアイゼン・ストック使用。
6本爪でも登攀可能ですが、圧雪〜柔らかい積雪と山頂に近づくにつれて雪質が変わり、爪の短い軽アイゼンより10本〜12本の方が体力的に楽かもしれません。登山道の傾斜角度がおおむねきつく下山時はノーマルな登山靴では危険な積雪量です。踏み抜きも多々見られました。

下山後は諏訪インター手前の茅野市塚原「信濃路遊膳蕎麦の郷(そばのさと)」さんで「ざるそば(780)+小天丼(380)」。とてもコシのある更科そば、在来種の本わさび、上品な天ぷら、ミルクのような蕎麦湯、すべてが美味しく大満足でした。
駐車場からほど近く、バス停が目印になります。
駐車場からほど近く、バス停が目印になります。
そこそこの急登をした後にいきなり圧雪急登地帯。自分はアイゼン、相方はノーマルで。
そこそこの急登をした後にいきなり圧雪急登地帯。自分はアイゼン、相方はノーマルで。
雪が消えたりもしますが、アイゼンで雪の上を選んで登りました。
雪が消えたりもしますが、アイゼンで雪の上を選んで登りました。
振り向けば絶景…このコースの醍醐味の一つ。
振り向けば絶景…このコースの醍醐味の一つ。
ここまで、比較的急登の割合が多いです。
ここまで、比較的急登の割合が多いです。
直登から初めて左折、ここまで来てさらに山深い地帯へと入っていくコースにワクワクします。
直登から初めて左折、ここまで来てさらに山深い地帯へと入っていくコースにワクワクします。
するとなんと本丸が!いよいよ取り付きです。
するとなんと本丸が!いよいよ取り付きです。
あとはもう壁のような急斜面を登るだけ。そして雪質が柔らかくなり、軽アイゼンだときつくなってきました。
あとはもう壁のような急斜面を登るだけ。そして雪質が柔らかくなり、軽アイゼンだときつくなってきました。
縞枯れ現象というやつか?
縞枯れ現象というやつか?
雪の壁の奥には岩場が。山頂ももうすぐ!
雪の壁の奥には岩場が。山頂ももうすぐ!
足の疲労も忘れる楽しい岩場。
足の疲労も忘れる楽しい岩場。
まだ山頂じゃないですが、八ヶ岳バンザイという事で。
1
まだ山頂じゃないですが、八ヶ岳バンザイという事で。
おおおーあれが山頂か!?
おおおーあれが山頂か!?
登頂、某写真共有アプリで流行の「ヤマネチ」遅すぎるデビュー。
2014年04月26日 11:15撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
4/26 11:15
登頂、某写真共有アプリで流行の「ヤマネチ」遅すぎるデビュー。
山頂はびっくりするほど広いです。
1
山頂はびっくりするほど広いです。
下山中に見えた八ヶ岳連峰。美しい。
下山中に見えた八ヶ岳連峰。美しい。
落ちていくように下山。
落ちていくように下山。
「そばのさと」さんでざるそばと小天丼。上品な美味しさに満たされました。
2
「そばのさと」さんでざるそばと小天丼。上品な美味しさに満たされました。
撮影機器:

感想

 念願の蓼科山。以前、登山計画を立て登山口まで行ったものの、濃霧の上に雨も降り始め、体調も鑑み登山口で撤退した事がありました。帰路、有り余るエネルギーを蓼科〜八王子までの山岳鑑賞・下道ドライブにあてた事は良い思い出になりました。

 比較的遅めの時間から登攀開始。のっけから噂に違わぬ急登が。いいんです。自分も相方も、奥多摩・鷹ノ巣山の日原コースにとりつかれている急登フェチなもので。
 圧雪地帯が早々に現れ、傾斜の角度から軽アイゼン装着しました。相方は果敢にノーマルな登山靴で。振り返ると、その後雪は現れたり消えたり、この辺りは結果どちらでも良かったようです。

 2120m標識で高度は約半分。ここまで結構登った気にさせられる登山道でしたが、この後登山道は旋回しつつ奥まった山域へ。こういうコース展開、実に楽しませてくれます。そこに本丸が頂上まで姿を現した瞬間はもう拍手喝采ものです。いよいよ取り付き開始。

 あとはもうひたすら登るだけ。一方向のみに雪の壁のように立ちはだかる登山道を軽アイゼンでザクザクと、いや、歯が短いのでサクサクと登ります。サクサクだとグリップが弱く、足に負担がかかります。ここまできつい傾斜は瑞牆山以来かな?
 やっとの事で岩場が現れ、アイゼンを外し、四つん這いで山頂へ。こういう綺麗な円錐形の単独峰に登るのは初めてだったので、岩と雪と空のみの、今まで見た事のない山頂付近の風景に心を奪われました。

 山頂は岩場に入ってから意外にあっさりと到着。登頂直前に少しだけ積雪地帯があります。広い山頂を眺めていたら遠方でカップルの登山者お二人がまるでコントのように交互に雪を踏み抜いて、お互い爆笑していました。それを見て我々も隣のグループも爆笑で(笑)。ここでもいいものを見させてもらいました。山頂は風は冷たかったですが、概ね気温は高く、のんびりと昼寝ができるほどでした。

 下山はまるで落ちていくかのような傾斜角度で。軽アイゼンでぎりぎり降りられる雪の状態です。何しろ柔らかいので滑ります。あっという間に高度を下げ無事下山。

 蓼科山は前情報で入れていた以上に美しく、険しい山でした。わかりやすく、潔くもありました。5ヶ月ぶりの山行はとても満たされたものとなりました。

 恒例、でもない不定期山頂打楽器ソロ、フランク・タテシナトラによる「スイングしたって意味ないね、熊なんかいやしねーじゃんかよブルースと酒とバラとアイゼンの日々」。




 

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:949人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
女乃神茶屋登山口から蓼科山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら