記録ID: 4375424
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ハイキング
甲信越
入梅直後の南大菩薩連嶺ハイク（大峠→黒岳→ハマイバ丸→大鹿山→甲斐大和駅）
2022年06月07日(火) [日帰り]
さとたけ
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 891m
- 下り
- 1,813m
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大峠7：30→赤岩ノ丸7：55→黒岳8：30→白谷ノ丸8：45→湯ノ沢峠9：10→大蔵高丸9：40→ハマイバ丸10：00→天下石10：30→米背負峠10：40→大谷ヶ丸11：00→コンドウ丸11：30→曲り沢峠11：50→大鹿山12：05→大鹿峠12：15→田野氷川神社12：55→13：05景徳院13：15→甲斐大和駅13：40 【歩行時間：6時間】
| 天候 | 曇り時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 タクシー
［中央線］ 高尾行き 日野駅5：56→6：11高尾駅 甲府行き 高尾駅6：15→6：51大月駅 ［タクシー］ 大月タクシー 0544−22−2221 時間指定で駅南口に迎車してもらいました。大峠までの運賃は7580円でした。 ●大峠（大月市大月町真木字本沢7073-1） 大峠には、黒岳、雁ヶ腹摺山（がんがはらすりやま）への二つの登山口があります。10台分程度の無料駐車スペースとトイレあり。残念ながら路線バスが通じていません。 大峠に通じる真木小金沢林道は、大月市大月町真木にある国道20号線の真木交差点（歩道橋が目印です）が起点となっており、林道は全線が舗装されており、すれ違いに支障が無い程の道幅があります。現在、大峠から先は通行止となっています。 この林道は、毎年12月から4月下旬は冬季閉鎖されるのですが、オンシーズンの週末ともなれば、大峠には路駐も多く見かけるようになります。晴れていれば富士山の雄姿を眺めることもできます。 https://www.yamanashi-kankou.jp/viewpoint/forest/omo_26_18.html |
| コース状況／ 危険箇所等 |
山梨県東部の大菩薩連嶺は、黒川鶏冠山から大菩薩嶺を経て滝子山までの南北に連なる峰を指しますが、今回はその中央部にある黒岳から南へと縦走しました。 JR中央線大月駅からタクシーで大峠まで移動して歩行開始。ルートは、大峠→赤岩ノ丸→黒岳→白谷ノ丸→湯ノ沢峠→大蔵高丸→ハマイバ丸→天下石→米背負峠→大谷ヶ丸→コンドウ丸→曲り沢峠→大鹿山→大鹿峠→景徳院→甲斐大和駅です。 ●大峠→湯ノ沢峠→大蔵高丸 大峠（標高1560m）からは、大菩薩連嶺から東へ派生する尾根を伝い、緩急付けながら黒岳まで登っていきます。中間地点の赤岩ノ丸まで30分、更に黒岳まで30分かかりました。黒岳（標高1987．5m）は今回ルートの最高地点になります。 ここからは南へ向かって下り基調の縦走。晴れていれば時折、富士山を眺めながら歩くことができます。白谷ノ丸は南側に眺望があります。ここから湯ノ沢峠までは比較的大きく下ります。 湯ノ沢峠の先に広がる草原は花畑となっており、8〜9月にマツムシソウなどが咲くことで有名です。 https://www.koshu-kankou.jp/flower/yunosawa.html 湯ノ沢峠までは林道焼山沢真木線が通じているので、車でアクセスすることもできます。草原の中にある眺望の良い大蔵高丸を経て、樹林帯に入っていきます。 ●ハマイバ丸→大谷ヶ丸→曲り沢峠 ハマイバ丸は樹木に囲まれていますが、富士山方向の視界のみ開けています。ここから暫くは樹林帯と草地を交互に歩く感じです。天下石手前の下りは、土が滑りますので要注意。ハマイバ丸から30分ほどで天下石に到着します。 米背負峠からは、やまと天目山温泉へと下ることができますが、私は直進して大谷ヶ丸へと登り返しました。山頂手前に滝子山への分岐（標識あり）があります。 山頂からは比較的大きく下ります。その先では徐々に尾根が広くなりますので、踏み跡とピンクテープの見落としに注意。コンドウ丸（金洞丸）は樹木に囲まれて眺望はありません。 曲り沢峠には、2箇所の分岐標識があります。1箇所目は「←大鹿山 大谷ヶ丸・湯ノ沢峠→」の縦走路と「←笹子駅」を指しています。道証地蔵を経由して駅へ向かうことができます。その10mほど先に2箇所目の標識がありますが、縦走路のほかに「甲斐大和駅→」と書かれており、付近に「曲沢ルートは道が荒れています」の標識も設置されています。沢に下るルートのようですが地図に記載はありません。入口が不鮮明でしたし、使わない方が無難か、と。 ●大鹿山→景徳院→甲斐大和駅 曲り沢峠からは「オッ立」を巻きながら進みます。大鹿山手前に「景徳院→」の分岐があります。通過すると大鹿山への登り返し。左手には巻き道が付いています。大鹿山は樹木に囲まれて眺望はありません。山頂から降下し、小ピークを越えていくと大鹿峠（標識あり）があり、お坊山への縦走路と景徳院への下山路に分けます。 歩きやすい支尾根を40分ほど歩くと田野氷川神社が現れ、鹿除けゲートの先は集落となります。民家の庭を経て道路に出ると5分ほどで景徳院に到着します。 景徳院からは氷川に沿いに国道20号線まで歩くと、残り10分余で甲斐大和駅に到着します。 ●全体的に 浮き石がゴロゴロとしているような箇所はなく、露岩帯も僅かにありますが、大半は歩きやすい土道です。雨中を歩きましたが、滑りやすいと感じたのは天下石手前の急坂のみでした。ピンクテープや標識は要所にあります。 トイレは、大峠、湯ノ沢峠（駐車場）にあります。私のau携帯は、今回ルートの北側では概ね不調、南側の山域では時折電波が入っていたようです。 |
| その他周辺情報 | ●やまと天目山温泉 Ph10.2という日本有数の高アルカリ性温泉で肌がヌルヌルします。温泉スタンドがあり、100リットル100円だそう。この施設からは、JR中央線甲斐大和駅まで、甲州市のコミュニティバスが通じています。営業時間は10時〜19時、水曜定休です。 http://www.daibosatsu-kankou.com/facility/yamato_tenmoku_hotspring.php ●天目庵 （そば切り発祥の地の蕎麦店） 蕎麦は室町時代以前までは蕎麦粉を練ってお湯の中に落として煮た「そばがき」の状態で食べられていたとか。現在のように蕎麦を麺状にした「蕎麦切り」の発祥の地が甲州市大和町だとの説があるそうです。営業時間は11時〜16時、水曜定休。 https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190104/19005708/ ●景徳院 甲斐武田氏の当主・武田勝頼は、天正10年3月の織田信長・徳川家康連合軍の侵攻（武田征伐）により、本拠地である甲斐府中（甲府）から、小山田信茂の居城である岩殿山城へ落ちのびる途中、信茂に背かれて行き場を失くし、田野で連合軍に追いつかれ、嫡男の信勝や正室の北条夫人含め主従で自害した。徳川家康が哀れんで建立したのがこの景徳院だとか。 繰り返された火災から類焼を逃れた山門が県指定有形文化財、境内及び武田勝頼墓が県指定史跡となっているほか、境内の桜が甲州市の天然記念物に指定されているそうです。 https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4543.html |
写真
平日の朝6時51分。JR中央線大月駅に到着しました。
( ・ω・)ノオハ♪
( ・ω・)ノオハ♪
昨日、気象庁は「関東甲信地方は梅雨入り」と発表しました。本日は昼頃から雨予報です。
青空と新緑と。これで「透き通る風」が吹けば、オフコースの唄に出てきそうな景色。
(*￣0￣)θ〜♪
(*￣0￣)θ〜♪
タクシーの運転手さんによると、昨日は大雨ではなかったけれど、一日中降っていたそう。
稜線に到着しました。北は牛奥ノ雁ヶ腹擦山、小金沢山を経て大菩薩嶺へ向かうことができます。私は南へ。
黒岳は今回ルートの最高地点。ここからは下り基調に稜線を歩きます。
これから歩く南の稜線を見ると…
わ〜〜。雨雲が広がってる。
!(꒪ꇴ꒪〣)
わ〜〜。雨雲が広がってる。
!(꒪ꇴ꒪〣)
湯ノ沢峠へと下っています。黒岳山頂から峠までの標高差は300m余り。
反対側は焼山沢真木林道へ。3分ほど先に駐車場、避難小屋、トイレがあります。
ここは大蔵高丸。眺望は抜群・・・なのですが・・・。
从´_υ｀从 ショボーン
从´_υ｀从 ショボーン
なんと、この辺りで雉が飛び立ちました。山で雉は珍しくありませんが、大峠で猿、白谷ノ丸で犬に出会ってます。桃太郎状態です。私、きびだんご持ってません。
5
6/7 10:00
なんと、この辺りで雉が飛び立ちました。山で雉は珍しくありませんが、大峠で猿、白谷ノ丸で犬に出会ってます。桃太郎状態です。私、きびだんご持ってません。
滝子山への分岐ですね。私は予定通り甲斐大和駅へ向かうことにしました。
しかし、沢経由で駅へ向かう「曲沢ルートは荒れている」と。入口も不鮮明で地図の記載もありません。
ゲートが設置されています。鹿が多いんですねぇ。山中で沢山見かけました。
民家の敷地内を抜けさせていただくことになります。ちょっと気まずい感じ。
( ー̀ὢー́ ; )
( ー̀ὢー́ ; )
こちらは山門。立派だなぁ、さすが家康。
(。-ω-。)ヾ(・ω・*)
(。-ω-。)ヾ(・ω・*)
辞世の句。勝頼「おぼろなる 月もほのかに 雲かすみ 晴れて行くへの 西の山のは」。
天正10年3月11日、勝頼最後の戦い「田野合戦」のあった鳥居畑古戦場です。
僅かな主従で織田・徳川連合軍4千人に追われたのだとか。
（＊｀□´）／ ーε＝
┏（＊＞□＜）┛
（＊｀□´）／ ーε＝
┏（＊＞□＜）┛
国道20号線と道の駅甲斐大和が見えています。この奥に笹子トンネル（国道）があります。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
|---|
感想
昨夏は、娘が暮らす北海道へ出かけ、凌雲閣を起点に富良野岳から十勝岳に縦走したり、旭岳東面の雪渓を経て裾合平へ向かう周回ルートを歩いたり、ニセコアンヌプリの花畑を見たりと充実した旅行をさせてもらいました。
今夏も娘に会いに行く計画があり、ついでに幾つかの山を登りたいと思っていますが、今のうちに山歩きをしておかないと北海道の登山が辛くなりそうです。
そこで、自宅からのアクセスが良く、梅雨入り直後とは言え、午前中に晴れ間もある予報となった大菩薩南連嶺へと行くことにしたものです。
昼頃には雨が降り始める予報のようですので、それまでに駅に戻るには「�‖膩遽悗�ら大峠」「��甲斐大和駅から湯ノ沢峠」のどちらかへタクシーで行き、歩いて戻るのが良さそうです。
昔、甲斐大和駅から湯ノ沢峠まで歩いたことがありますが、3時間半ほどかかりました。林道の距離が比較的長いんですよね。それに東京方面からは、甲斐大和駅は大月駅から3つ先の駅。今回は時間短縮を重視して、大峠を選ぶことにしました。
さて、南大菩薩連嶺は、まだヤマレコに記録を上げていませんでしたので、今回は張り切って写真を撮ってみたのですが、稜線は雨雲がかかって地味な写真ばかりになってしまいました。遺憾の意を表明させていただきます。
本来ならこのルートは、富士山の眺めを楽しみながら歩くことができます。従って、今回は特に感想はございません。まあ、よい運動になりました。
写真欄にも書きましたが、今日は大峠で猿、白谷ノ丸で犬、ハマイバ丸手前で雉と会い、桃太郎になった気分でございました。最後に鬼（雷）に会わないかと思いましたが、鹿を沢山見かけた程度でした。
昼頃から強い風が出てきて、稜線は梅雨真っ盛りでしたが、下山してみると里は平和そのもの。雨も降っていません。トレーニングには丁度良い程度の気候でした。
梅雨入りして、雨予報が続いていますね。次回をどうするか思案中です。
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