ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 440147
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳大雪渓 滑走 −今年のGWも穂高は遠し  

2014年05月04日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.2km
登り
1,697m
下り
1,693m

コースタイム

猿倉   5:45
大雪渓末端 6:30
白馬尻辺り 6:45
小雪渓上  10:00
白馬山荘  11:40
白馬岳山頂 12:10
滑走開始  13:00
猿倉    14:00
天候 晴れ のち うす曇
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
猿倉駐車場無料 AM5:00で第一は満車
コース状況/
危険箇所等
5/3は午後から降雨ありとの事で、早朝の雪面は凍結していました。
時間がたつにつれ、ザラメに変りますが、雪質の判断が肝要かと。

大雪渓上部〜小雪渓〜お花畑の急斜面は、直登トレースですが
登山口の指導所では、杓子側に寄ってから巻くルートを勧めていました。

大雪渓は、杓子側、白馬側両側から落石、”落”のコール5,6回あり。
うち2回、5〜10mほど横を通過するものあり、
視界が無い時は危ない。

前日(5/3)、大雪渓でB.C.予定のご夫婦が遭難、
朝(5/4)発見されるも、ご主人の方が滑落事故でお亡くなりになっています。
ご冥福をお祈りいたします。
5:45 猿倉山荘脇スタート。直ぐに作業用林道に合流します。
5:45 猿倉山荘脇スタート。直ぐに作業用林道に合流します。
白馬岳快晴!、鑓温泉への分岐辺りから。
2
白馬岳快晴!、鑓温泉への分岐辺りから。
長走沢、林道はふさがっていて、トラバース状に行きます。
1
長走沢、林道はふさがっていて、トラバース状に行きます。
上りは林道下のトレース。
上りは林道下のトレース。
正面、金山沢。 猿倉でお話したソロの方は、こちらだそうです。
正面、金山沢。 猿倉でお話したソロの方は、こちらだそうです。
大雪渓末端、堰堤上から直接上がります。登山トレースは、左上尾根沿いにリボンがあります。
大雪渓末端、堰堤上から直接上がります。登山トレースは、左上尾根沿いにリボンがあります。
正面、白馬主稜。取り付き上部で渋滞しています。( 行きたいな。)
正面、白馬主稜。取り付き上部で渋滞しています。( 行きたいな。)
左上、白馬尻小屋ができる台地上部分。
左上、白馬尻小屋ができる台地上部分。
大雪渓全貌。
主稜へ行かれる、ソロの方。
3
主稜へ行かれる、ソロの方。
下部、デブリが広がってるので、滑走ラインは限定される。
1
下部、デブリが広がってるので、滑走ラインは限定される。
シールで上がってます。
2
シールで上がってます。
この辺りで、杓子側から落石近傍1回目通過あり。
この辺りで、杓子側から落石近傍1回目通過あり。
大雪渓始端まで、緩やかに長い上りが続きます。
2
大雪渓始端まで、緩やかに長い上りが続きます。
上部のデブリ地帯。白馬側から落石2回目近傍通過あり。
2
上部のデブリ地帯。白馬側から落石2回目近傍通過あり。
ここまで3時間は、無雪期と同じペース。
3
ここまで3時間は、無雪期と同じペース。
越えるのに1時間かかりました。遅い!
1
越えるのに1時間かかりました。遅い!
上の露出部で、ストックからピッケルに代えました。
上の露出部で、ストックからピッケルに代えました。
小雪渓直登部。左にスキークトーで直登の若者!
1
小雪渓直登部。左にスキークトーで直登の若者!
見下げて、後続に大勢の方々がいつの間に。
4
見下げて、後続に大勢の方々がいつの間に。
もう少しで乗り越し。
もう少しで乗り越し。
しんどい。
杓子側稜線、滑りならあちらでしょうか。
杓子側稜線、滑りならあちらでしょうか。
無雪期は行けない場所なので迷うも、今日は山頂から見たい場所がある。
1
無雪期は行けない場所なので迷うも、今日は山頂から見たい場所がある。
白馬側稜線。うす曇に。
白馬側稜線。うす曇に。
白馬山荘!
村営頂上宿舎。まだやってません。
村営頂上宿舎。まだやってません。
やっと着きました。
1
やっと着きました。
白馬岳山頂へ、水とカメラだけ持って、山頂へ行きます。
白馬岳山頂へ、水とカメラだけ持って、山頂へ行きます。
剣!、立山稜線。
1
剣!、立山稜線。
手前、旭岳と剣
白馬岳山頂。
見たかったのはあちら。
見たかったのはあちら。
主稜最上部の雪壁。盛況!沢山待ってます。
4
主稜最上部の雪壁。盛況!沢山待ってます。
雪庇崩し乗り越し部分。
4
雪庇崩し乗り越し部分。
戻ります。
突然、ヘリが旋回して行きました。取材でしょうか?
突然、ヘリが旋回して行きました。取材でしょうか?
滑走開始。行きます。
滑走開始。行きます。
杓子見ながらの滑走。醍醐味です。
2
杓子見ながらの滑走。醍醐味です。
頂上宿舎までは、アイスバーン。
頂上宿舎までは、アイスバーン。
ザラメ状に変ってます。
ザラメ状に変ってます。
小雪渓上、これから上がれられるパーティーの方々。
1
小雪渓上、これから上がれられるパーティーの方々。
下に沢山人がいるので、ドロップ前に、雪面が流れないか、慎重に確かめます。
下に沢山人がいるので、ドロップ前に、雪面が流れないか、慎重に確かめます。
1時間かかった上り、一気です。
1
1時間かかった上り、一気です。
滑走ライン選択しながら下ります。
滑走ライン選択しながら下ります。
画面右側(左岸)にトラバース気味のラインしか無かった。
画面右側(左岸)にトラバース気味のラインしか無かった。
下部は、画面左側(右岸)
下部は、画面左側(右岸)
緩んで、表面が流れるザラメに。
緩んで、表面が流れるザラメに。
白馬尻まで下りました。
2
白馬尻まで下りました。
堰堤上から。
猿倉まで、下りは林道沿い。
猿倉まで、下りは林道沿い。
繋がってるので、休憩、着替え入れても、1時間で下る。楽だけど、あっという間でした。
繋がってるので、休憩、着替え入れても、1時間で下る。楽だけど、あっという間でした。
夕方、虹彩が。
白馬と虹彩。
白馬と虹彩+飛行機雲。
白馬と虹彩+飛行機雲。

感想

5/4  北ア後立山 白馬岳大雪渓 滑走してきました。

5,6日と涸沢ベースで穂高と計画も荒天予報で中止。
で、急遽行ってきました。
3日の午後も白馬山頂付近まで、ガス、雨模様だったようです。
今年もGWの天候は難しいです。

また、5/3、大雪渓経由でスキー予定のご夫婦の方のご主人が
滑落事故で4日朝に亡くなっているのが発見されたようです。
この時間(AM5:30頃)は、猿倉の登山指導所では、
その情報は無かったようです。

登山届けを記載している時、
他の登山者への指導員の方の説明を聞いてたら
 昨日(5/3)の入山は200名くらい。
 スキーの人が多かった。
 大雪渓から上の急斜は杓子側を巻けば緩やか。 等々

長走沢が見える辺りで、機体は見えないけど、ヘリの音がずっと聞こえる。
その時は、天気が良いので、GW取材のヘリかな?
と思っていた。
(下山するまで、事故は知りませんでした。)

堰堤上から大雪渓に乗りハイクアップ。
白馬尻手前、主稜線が迫ると
主稜取り付きの上部で、既に渋滞が見える。 凄い盛況。
いつか行きたい。

大雪渓遡上中、5,6度落石、”落”のコールあり。
そのうち、2回は割と近くを通過。
2回とも、他の方のコールで気が付く。
デブリとかトレースの窪みで、バウンド変えながら落ちてくるので
じっくりと見る。見ることができるので、なんとなく軌跡も分かる。
ガスで突然来たら、マジで無理だな。 

大雪渓始端、小雪渓下まで約3時間。夏より少し遅いくらい。
こんなものかなと思っていたが
この急斜越えるのに、1時間くらいかかった。 遅い!
さらに、この時間は、まだそれほど緩んでいないので
安全策で、中間の岩露出部にてストックからピッケルに代えてると
横をスキークトーで直登していく若者が!
途中で杓子の方向へトラバースして行きましたが、
こちらには、そんな体力は全くないので、そんな事は
考えもしなかった。
写真撮り休憩しながらゆっくり上がってます。

6時間近くかかって、白馬山荘。
夏は余裕残して4時間半、のち天狗山荘までだが、
全く、B.C.の基本は、体力だな。
頂上行く気持ちを保つのがやっとだ。

山頂から、北、南の稜線と西、剣の稜線を眺める。
まだ、まだ、雪山。
いや、やっと自分でも回れる季節の到来だ。
主稜最上部の雪壁、見たら、行きたい気持ちがUP。
(今日みたいな条件だけですが)

今日は、さて滑走。どっこいしょな感じ。も
バックル閉め直し、メットかぶり、廻りの音が静かになったら、スイッチが切り替わる。

村営宿舎までは、アイスバーン。
ガリガリ音はするけど、エッジは適度なかかり。
小雪渓からの急斜面、雪が緩んでる。
今日は下に大勢人がいるので、滑走で雪の表面流して、
小規模でも誘発するわけには行かないので、慎重に確かめる。
流れないのを確認して、一気に下りる。
上りで1時間弱かかった場所、多分数十秒だ。

ここから下は、デブリと踏み跡避けたラインを探りながら。
上りの感じよりラインの選択の余地はない。
滑走してたのは、白馬尻付近まで
その下は、ストップに変ったので、板履いた戻りです。
それでも、猿倉まで雪が繋がってるので、大変楽でした。

猿倉駐車場、B.C.や主稜行く重装備の方々が大変多く、
変った人大会の様相でした。


夕方、小谷道の駅の温泉浸かって、空にかかる虹彩見ていたら
ふと、明日も雨なんではないかと、当たり前の事に気がつく。
3000m付近で、-3℃、湿雪。。。
中間は、雨じゃん。 
5日、南の乗鞍か、白乗の中間とか、考えていたけど、止めた。


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1852人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら