白馬岳大雪渓 滑走 −今年のGWも穂高は遠し


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,697m
- 下り
- 1,693m
コースタイム
大雪渓末端 6:30
白馬尻辺り 6:45
小雪渓上 10:00
白馬山荘 11:40
白馬岳山頂 12:10
滑走開始 13:00
猿倉 14:00
天候 | 晴れ のち うす曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
5/3は午後から降雨ありとの事で、早朝の雪面は凍結していました。 時間がたつにつれ、ザラメに変りますが、雪質の判断が肝要かと。 大雪渓上部〜小雪渓〜お花畑の急斜面は、直登トレースですが 登山口の指導所では、杓子側に寄ってから巻くルートを勧めていました。 大雪渓は、杓子側、白馬側両側から落石、”落”のコール5,6回あり。 うち2回、5〜10mほど横を通過するものあり、 視界が無い時は危ない。 前日(5/3)、大雪渓でB.C.予定のご夫婦が遭難、 朝(5/4)発見されるも、ご主人の方が滑落事故でお亡くなりになっています。 ご冥福をお祈りいたします。 |
写真
感想
5/4 北ア後立山 白馬岳大雪渓 滑走してきました。
5,6日と涸沢ベースで穂高と計画も荒天予報で中止。
で、急遽行ってきました。
3日の午後も白馬山頂付近まで、ガス、雨模様だったようです。
今年もGWの天候は難しいです。
また、5/3、大雪渓経由でスキー予定のご夫婦の方のご主人が
滑落事故で4日朝に亡くなっているのが発見されたようです。
この時間(AM5:30頃)は、猿倉の登山指導所では、
その情報は無かったようです。
登山届けを記載している時、
他の登山者への指導員の方の説明を聞いてたら
昨日(5/3)の入山は200名くらい。
スキーの人が多かった。
大雪渓から上の急斜は杓子側を巻けば緩やか。 等々
長走沢が見える辺りで、機体は見えないけど、ヘリの音がずっと聞こえる。
その時は、天気が良いので、GW取材のヘリかな?
と思っていた。
(下山するまで、事故は知りませんでした。)
堰堤上から大雪渓に乗りハイクアップ。
白馬尻手前、主稜線が迫ると
主稜取り付きの上部で、既に渋滞が見える。 凄い盛況。
いつか行きたい。
大雪渓遡上中、5,6度落石、”落”のコールあり。
そのうち、2回は割と近くを通過。
2回とも、他の方のコールで気が付く。
デブリとかトレースの窪みで、バウンド変えながら落ちてくるので
じっくりと見る。見ることができるので、なんとなく軌跡も分かる。
ガスで突然来たら、マジで無理だな。
大雪渓始端、小雪渓下まで約3時間。夏より少し遅いくらい。
こんなものかなと思っていたが
この急斜越えるのに、1時間くらいかかった。 遅い!
さらに、この時間は、まだそれほど緩んでいないので
安全策で、中間の岩露出部にてストックからピッケルに代えてると
横をスキークトーで直登していく若者が!
途中で杓子の方向へトラバースして行きましたが、
こちらには、そんな体力は全くないので、そんな事は
考えもしなかった。
写真撮り休憩しながらゆっくり上がってます。
6時間近くかかって、白馬山荘。
夏は余裕残して4時間半、のち天狗山荘までだが、
全く、B.C.の基本は、体力だな。
頂上行く気持ちを保つのがやっとだ。
山頂から、北、南の稜線と西、剣の稜線を眺める。
まだ、まだ、雪山。
いや、やっと自分でも回れる季節の到来だ。
主稜最上部の雪壁、見たら、行きたい気持ちがUP。
(今日みたいな条件だけですが)
今日は、さて滑走。どっこいしょな感じ。も
バックル閉め直し、メットかぶり、廻りの音が静かになったら、スイッチが切り替わる。
村営宿舎までは、アイスバーン。
ガリガリ音はするけど、エッジは適度なかかり。
小雪渓からの急斜面、雪が緩んでる。
今日は下に大勢人がいるので、滑走で雪の表面流して、
小規模でも誘発するわけには行かないので、慎重に確かめる。
流れないのを確認して、一気に下りる。
上りで1時間弱かかった場所、多分数十秒だ。
ここから下は、デブリと踏み跡避けたラインを探りながら。
上りの感じよりラインの選択の余地はない。
滑走してたのは、白馬尻付近まで
その下は、ストップに変ったので、板履いた戻りです。
それでも、猿倉まで雪が繋がってるので、大変楽でした。
猿倉駐車場、B.C.や主稜行く重装備の方々が大変多く、
変った人大会の様相でした。
夕方、小谷道の駅の温泉浸かって、空にかかる虹彩見ていたら
ふと、明日も雨なんではないかと、当たり前の事に気がつく。
3000m付近で、-3℃、湿雪。。。
中間は、雨じゃん。
5日、南の乗鞍か、白乗の中間とか、考えていたけど、止めた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する