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Yamareco

記録ID: 4401982
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

羅臼岳(岩尾別ルート)。木下小屋の先はクマ遭遇に注意

2022年06月17日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:03
距離
12.1km
登り
1,427m
下り
1,384m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:26
休憩
0:38
合計
8:04
6:43
82
8:05
8:06
7
8:13
8:13
55
9:08
9:08
22
9:30
9:32
40
10:12
10:12
13
10:25
10:26
31
10:57
10:57
8
11:05
11:30
20
11:50
11:51
10
12:01
12:02
14
12:16
12:16
21
12:37
12:38
34
13:12
13:12
10
13:22
13:27
77
14:44
14:45
2
14:47
ゴール地点
天候 小雨、ガス
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
木下小屋の手前に6−7台の駐車スペースあり。トイレなし
私はすぐ下の地の涯の駐車場に駐車。駐車場にトイレあり。20台程度か?
共に無料。余裕で駐車できたが、シーズン中は駐車場所を見つけるのに苦労するだろう
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは木下小屋の前にあり(私はコンパスで提出)
北海道警察へもネット提出できる:
https://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/consult/yama-mail/tozan_mail.html

木下小屋から大沢:
木下小屋から登りはじめ30分くらいの間での熊目撃が多い。当日も登りで3名が同時に成獣1頭と遭遇(ソロとカップル)。下山時も2名(別のカップル)が小屋のすぐ手前で成獣2頭を目撃
私は30分程の時間差があるが、遭遇しなかった。不安な方は、知床自然センターで熊撃退スプレーをレンタルできる(1000円/24時間)。気休めにはなる
https://www.shiretoko.or.jp/higumanokoto/bear/spray/

私は熊よけ鈴x2に加えて、携帯プレーヤーで音楽をガンガン鳴らした
https://www.yamareco.com/modules/diary/85406-detail-219519

登山道は明瞭だが、枝や幹が登山道にせり出し、何度も頭をぶつけた

大沢から羅臼平:
登山道から雪渓に移動。下山時にこのポイントを見逃しやすく、藪漕ぎ復帰となる。羅臼平の手前まで雪渓を進む。目印がないので、GPSで進む方向を何度も確認。雪渓は左手前方に進む感じ。ストックとチェーンアイゼンか軽アイゼンでも行けるが、まだ本格アイゼンとピッケルを推奨

羅臼平から山頂:
羅臼平手前から岩清水の先まで雪のない登山道を進む。岩清水前後はハイマツ帯で、顔の高さに枝がある。その先に再度雪渓がある。ここもストックとチェーンアイゼンか軽アイゼンでも行けるが、本格アイゼンとピッケルを推奨
雪渓の途中、右側に登山道へ復帰するポイントあり。その先は岩ゴロ帯を登って山頂へ

なお、羅臼町側から登る人は、昨年から飼い犬を襲っている巨大熊「RT」にご注意を!
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/96113

その他周辺情報 コンビニ:
岩尾別へ行く手前の知床の街中にセブンイレブンやセイコーマートあり

日帰り温泉:
地の涯。1000円。TEL:0152-24-2331。11:00〜18:30(最終受付18:00)。露天風呂は混浴で湯浴み着の着用が必要。脱衣所に置いてある。あるいは持参する
ミヤマハンショウヅル。小雨の中、傘をさしてスタート。ヤマテンの予報通りお昼前後に晴れることを信じて
2022年06月17日 07:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
6/17 7:08
ミヤマハンショウヅル。小雨の中、傘をさしてスタート。ヤマテンの予報通りお昼前後に晴れることを信じて
オオタカネバラ
2022年06月17日 07:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
6/17 7:16
オオタカネバラ
チシマフウロ
2022年06月17日 07:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
6/17 7:17
チシマフウロ
ウコンウツギ。小屋から40分くらいで雨は止み、傘をしまった
2022年06月17日 07:53撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
6/17 7:53
ウコンウツギ。小屋から40分くらいで雨は止み、傘をしまった
ただの沢水
2022年06月17日 08:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 8:01
ただの沢水
ナナカマドに似てるな
2022年06月17日 08:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 8:17
ナナカマドに似てるな
エゾヤマザクラ
2022年06月17日 08:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
6/17 8:18
エゾヤマザクラ
オオバナエンレイソウ
2022年06月17日 08:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
6/17 8:51
オオバナエンレイソウ
ツバメオモト
2022年06月17日 08:52撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
6/17 8:52
ツバメオモト
ここも普通の沢水
2022年06月17日 09:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 9:03
ここも普通の沢水
ミツバオーレン
2022年06月17日 09:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
6/17 9:14
ミツバオーレン
大沢の雪渓に取り掛かる
2022年06月17日 09:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
6/17 9:17
大沢の雪渓に取り掛かる
ここは左の雪渓へ。ガスで余計に進路が不明瞭。常にGPSでチェック
2022年06月17日 09:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
6/17 9:22
ここは左の雪渓へ。ガスで余計に進路が不明瞭。常にGPSでチェック
熊の足跡。私が見たのは足跡だけ
2022年06月17日 09:35撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
6/17 9:35
熊の足跡。私が見たのは足跡だけ
誘導ロープあり
2022年06月17日 09:52撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 9:52
誘導ロープあり
ここも誘導ロープあり。ここが雪渓の最終点
2022年06月17日 10:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 10:02
ここも誘導ロープあり。ここが雪渓の最終点
夏道で羅臼平へ
2022年06月17日 10:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
6/17 10:09
夏道で羅臼平へ
羅臼平付近はキバナシャクナゲがたくさん咲いている
2022年06月17日 10:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
6/17 10:09
羅臼平付近はキバナシャクナゲがたくさん咲いている
テン場らしきものあり
2022年06月17日 12:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 12:03
テン場らしきものあり
フードロッカーもある
2022年06月17日 10:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/17 10:11
フードロッカーもある
羅臼平から岩清水の間はキバナシャクナゲが斜面に一杯群生している
2022年06月17日 10:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 10:30
羅臼平から岩清水の間はキバナシャクナゲが斜面に一杯群生している
最後の雪渓。途中で右側の登山道に入るポイントあり
2022年06月17日 10:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 10:42
最後の雪渓。途中で右側の登山道に入るポイントあり
コケモモ
2022年06月17日 10:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 10:51
コケモモ
まだ蕾のエゾノツガザクラ
2022年06月17日 11:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 11:06
まだ蕾のエゾノツガザクラ
山頂。風が強く、横殴りのガス。即撤退
2022年06月17日 11:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
4
6/17 11:12
山頂。風が強く、横殴りのガス。即撤退
帰りの雪渓は下へと向かえばよいが、雪渓から登山道に復帰するポイントを見つけ損ね、藪漕ぎして復帰
2022年06月17日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
6/17 12:14
帰りの雪渓は下へと向かえばよいが、雪渓から登山道に復帰するポイントを見つけ損ね、藪漕ぎして復帰
ナナカマド?
2022年06月17日 12:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 12:49
ナナカマド?
ダケカンバがきれいだ
2022年06月17日 13:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
6/17 13:28
ダケカンバがきれいだ
オホーツクの海が見える。山以外は青空になった
2022年06月17日 13:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
6/17 13:56
オホーツクの海が見える。山以外は青空になった
この親子が登山道を塞いで通してくれない。数メートル下っては止まる。近づくと母親にじっと見られる
2022年06月17日 14:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
8
6/17 14:10
この親子が登山道を塞いで通してくれない。数メートル下っては止まる。近づくと母親にじっと見られる
可愛いんだけど、20分程ほとんど動けなかった
2022年06月17日 14:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
4
6/17 14:10
可愛いんだけど、20分程ほとんど動けなかった
木下小屋まで下りてきた。ここに6−7台駐車可能
2
木下小屋まで下りてきた。ここに6−7台駐車可能
そうとは知らず、地の涯の前の駐車場に停めた。帰りに日帰り温泉に入り仁義を通した
2022年06月17日 14:47撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/17 14:47
そうとは知らず、地の涯の前の駐車場に停めた。帰りに日帰り温泉に入り仁義を通した
温泉から出て、宿の「しれとこ村」に向かう途中。しっかり青空じゃん・・・
2022年06月17日 16:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6
6/17 16:01
温泉から出て、宿の「しれとこ村」に向かう途中。しっかり青空じゃん・・・

感想

羅臼岳のために12本爪アイゼンとピッケルを持ってきた。がしかし、出発時にチェーンアイゼンに変更。結果的には、これで問題なかったが、せっかく持っていった12本爪アイゼンを使用しない手はなかった。大沢と山頂直下の雪渓は、もっと容易に歩行できただろう

ピッケルを持ってきたもう一つの理由は、万一クマに襲われたときに、一矢を報いるため。羅臼岳は遭遇率が高い。事実、この日は私を含めて7人が木下小屋から入山したが、小屋から30分くらいのところで3人(カップルとソロ)が成獣1頭に遭遇。下山時はご夫婦が木下小屋のすぐ手前で成獣2頭に遭遇した

朝に遭遇した3人のうちの一人が写真を撮っていて見せてもらったが、とにかくでかい。これじゃ、ピッケルで立ち向かうどころじゃないと痛感。1週間ほど前には、小屋から20分位のところで、子熊2頭と母熊1頭に遭遇した登山者もいる。私は遭遇しなかったが、幸運に感謝するばかりだ

羅臼はオリジナルの計画より1日早い山行となった。翌日にすれば、もう少し良い天気で歩けることは分かっていたが、次の斜里岳の天候が予断を許さないので、羅臼と斜里を1日ずつ早めることにした

ヤマテンの予報では、出発時点の6時頃は曇りで、山頂に着く12時前後は晴れ予想だった。ところが登山口に到着すると小雨。1時間待ったが止まない。少し後に到着した神奈川からのご夫婦が、雨の中を出発した。遅れること15分で、私も腹を括って傘をさして出発

登りだして40分程で雨は止んだが、その後は下山途中までガス。下りて温泉に浸かった後にすっかり晴れとなった。ヤマテンの予報より回復が3時間程ずれた。こんなガスガスの登山は、昨年4月初旬に、息子と出かけた谷川岳以来だ。予報のズレは仕方ない。連戦ではこういう時もある

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訪問者数:1521人

コメント

連日の登山、お疲れさまです。
クマと遭遇することなく、ご無事で何よりでした。
「下山すると晴れ」は登山あるあるですが、旅先では晴天を待っていられないので、雨天・曇天もやむなしですね。
斜里岳は晴天だったようで、レコを楽しみにしています。

ところで温泉はいかがでしたか。
カムイワッカ湯の滝など、知床の温泉はすごくいいイメージがあったので。
いまだ行ったことがないのですが、世界遺産にもなっている知床、そのうち行ってみたいと思っています。
2022/6/19 18:48
eurekapapaさん、カムイワッカの湯の滝はなかなか良いらしいですね
46年前も現地で知り合った旅人たちから進められましたが、時間的な関係でスキップしました
今回もスキップしましたが、昔入りそこなった岩尾別温泉だけは押さえたので良しとしました
もしあの日の山行を中止して雨天停滞日としていたら、多分時間つぶしに出かけたと思います

斜里岳のレコは出来上がっています。明朝にでもアップします、なかなか面白いコースでした
2022/6/19 19:19
pinball 1957さん今晩は😊
羅臼岳登山🏔無事下山出来てお疲れ様でした❗️
私も羅臼岳登山は深夜2時から登りましたが、ヒグマが怖くてビクビクしながら登山した事が思い出します。知床半島はヒグマの生息が多くて遭遇する確率が高いですよね。
斜里岳のレコアップ楽しみにしております。
2022/6/19 20:02
rizuさん、ありがとうございます
北海道では深夜の行動は怖くて私にはできません
遭遇した人に写真を見せてもらったら、とんでもなくでかい!
出くわしたら頭が真っ白になって体が凍り付きそうです
羅臼岳からカムイワッカへと周回してみたいですが、ヒグマが絶滅でもしない限りとても無理です
斜里岳は、当日の朝に三井コースから清岳コースに変更しましたが、大正解でした。里山で遊んだ子供の頃に戻り、沢の渡渉を楽しむことができました
2022/6/19 22:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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ハイキング 道東・知床 [日帰り]
羅臼岳 (木下小屋〜羅臼岳ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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