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記録ID: 441115
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無雪期ピークハント/縦走
屋久島

屋久島・宮之浦岳、 淀川登山口よりピストン

2014年04月30日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:47
距離
14.0km
登り
1,030m
下り
1,015m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4:55 淀川登山口 9:12 宮之浦岳 9:51 淀川登山口  13:30
上りは4時間17分、 下りは3時間39分 往復のコースタイムは7時間56分。 
頂上での休憩時間を除くと なんとか8時間を切れた。 総行程時間で8時間35分。
天候
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス レンタカー

感想

早朝3:30過ぎに安房の宿を出発。 

標高1,360Mの淀川登山口まで車で約1時間。 道路は舗装路でよく見て走行すれば問題はありません。

荒川分れ。 
右手は荒川登山口ですが、ここからマイカー(レンタカー)は乗り入れ禁止。 バス、タクシーしか入れません。 
情報として、バスは屋久杉自然館(登山者用駐車場あり)から始発5時、 荒川口からの最終が18:00。 荒川登山バス時刻表で再確認願います。 
荒川登山口から宮之浦岳を日帰り往復(標準コースタイム:上り9時間、下り7.5時間)するには約11時間で踏破しなければならず余程の健脚でなければ至難で、小屋泊まりになるのが一般的。 だから右にはいきません。 

前回の記事の通り、私は左手 屋久杉ランド〜紀元杉から淀川登山口に向かいます。
(淀川登山口から日帰りするためには、レンタカーかタクシーでないと不可能です。)
淀川登山口に4:30頃到着。 駐車場はすでに満車。
駐車場は20台と書いてありましたが、大型車やタクシーの転回スペースでブロックされ実際には10台くらいしか停められません。 (下山時に駐車された方に聞いてみたら、前日夜で満車となったようです。)


たまたま運よく、数十メートル戻った路肩にスペースがあり 道路にはみ出すこともなく駐車出来ました。
レンタカーはスイフトです。 リッターカーか軽でなければ無理。 ラッキーでした。
本格シーズンに入ったら、前日夜入ったとしても路肩駐車 また早朝でも路肩スペースに限度があり 登山口までかなり歩くハメになる可能性はあります。

支度をして5時前(4:55)に淀川登山口を出発。 
僅かですが募金協力しました。
写真の通り、まだ真っ暗なので ヘッドライトを点けて登っていきます。
宮之浦岳は標高1,936M 標高差は576Mなので最も楽なコースですが、標高グラフをみるとアップダウンが何度もあり侮れません。

小屋への途中でだんだん明るくなり、ライトも要らなくなりました。

淀川小屋へは5:30着。 ここで朝食(サンドイッチ)をとりながら休憩。
収容定員は40名、要自炊、寝袋持参。  近くにはテンバがありいくつかテントが張ってありました。 すぐ横に水場があり。 この先に数か所水場がありますので補給しませんが、心配ならここで補給すること。
宮之浦岳コースのトイレはここが最後、後は携帯トイレ使用のブースしかありません。 (念のため、携帯トイレ持参しました。)
6時前(5:58)に小屋を出発。 

淀川に架かる橋をわたると、しばらく登りが続きます。

1時間ほどで高盤岳展望所に着きます。 樹林帯が切れると風の流れをうけて幾分寒さを感じます。
高盤岳山頂のトーフ岩が見えます。 

ガスで霞んではいますが、まわりの山々が望めます。 屋久島には標高千メートル以上の山・ピークが60以上あると云われ奥深さが感じられます。

さらに10分ほど歩くと 小 花之江河(はなのえご)にでます。 高層湿原の庭園と云った感じですが 尾瀬とは趣がことなる原始林の風情です。

ここから5分ほどで花之江河(7:14)。 

さきほどの湿原より大きく視界が開けています。 ここは石塚小屋(ヤクスギランド)との分岐にもなっています。 ここはコースのほぼ中間点の休憩スポットです。
再び登りが続き 岩盤帯も出てきます。

黒味岳への分岐(7:25)、ザックがいくつかデポしてあります。

ここを過ぎると、岩場・ロープ場もでてきます。

視界が開け左に黒味岳が望めます。 

岩盤帯が続きますが水が流れて滑りやすく要注意です。
(屋久島ということで 登山+観光気分でメレルのような軽登山靴で登っている方がいますがアブナイ。また水に浸かることが多いのでソールのまわりにラバーが巻かれたタイプの登山靴がお奨めです。)
黒味岳と投石岳(なげしだいら)にはさまれた投石平(7:51)は見晴らしがいいはずなんですが  投石岳方面はガスっているので先に進みます。

ここから少し岩場の急登を登りきると低木帯となり視界が開け 投石岳の西側を巻いていきます。

投石岳を回りきると湿原の木道にでます。 正面に見える山がいよいよ宮之浦岳?
ではなく 栗生岳(くりおだけ)です。

ここから下ったところが翁岳(おきなだけ)分岐、 最後の水場があります。

ロボット岩と呼ばれる近くには 携帯トイレブース。

ここからは風が強くなってきます。



栗生岳を超えれば・・・・・・ 
栗生岳山頂をまわり込むと、やっと見えた。 最後の登りだ。

9時12分登頂 宮之浦岳1,936M、 念願の最南端の洋上百名山。

屋久島の最高峰だけでなく九州最高峰、最南端の百名山。

雲ってスッキリとはしないが、屋久島の中央部からの眺め。  登ってきた縦走路。

お隣の永田岳1,886Mとネマチ(右の岩峰)。

この時間帯 ほとんどの登山者は淀川ルートから登ってくる。 高塚小屋からは数人であった。
連休の狭間なのか、思ったより人は少ない。

雲が流れている。 名残は尽きないがいつ天気が変わるかわからない。

9:51 下山開始。 

翁岳の奇岩。

ロボット岩。  どうやって形成されたのか?

投石湿原にはシャクナゲの花はまだ早いようですが、アセビの花が多く咲いていました。

往きには見えなかった投石岳。  11:08 投石平で休憩。

黒味分れ11:30 通過。

11:42 花之江河。  屋久鹿がいました。   

淀川小屋に向かうが12時過ぎても、まだ登りの登山者に出会う。  装備もしっかりしているので宮之浦岳から新高塚小屋まで行くのだろうか。 ちょっとキツそう。

淀川小屋に到着 12:45。  ここで一息入れて

淀川登山口に戻る 13:30。

上りは4時間17分、 下りは3時間39分 往復のコースタイムは7時間56分。 
頂上での休憩時間を除くと なんとか8時間を切れた。 総行程時間で8時間35分。
雨がなかったことと、荷物を軽量化したお蔭である。

そして 登山者は思ったほど多くなく静かで快適な山歩きを楽しめた。

ホームページでは屋久島の記事もあります。
http://jetstream777.blog.so-net.ne.jp/2014-04-30

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無雪期ピークハント/縦走 屋久島 [日帰り]
淀川登山口〜花之江河〜栗生岳〜宮之浦岳
利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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