ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 442840
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

2014GW蝶ヶ岳(徳沢〜蝶ヶ岳〜横尾)

2014年05月03日(土) 〜 2014年05月05日(月)
 - 拍手
fukuzo monaco その他4人
GPS
12:33
距離
19.4km
登り
1,728m
下り
1,725m

コースタイム

05:35 徳沢登山口
09:35 長塀山
10:50 蝶ヶ岳
11:45まで山頂・蝶ヶ岳ヒュッテにてランチ休憩
12:18 常念・横尾方面分岐
15:35 横尾登山口
横尾から徳沢まで約1時間
 
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
コース状況/
危険箇所等
【徳沢〜蝶ヶ岳】
徳沢からは登山口より少し登った辺りより残雪あり。
雪質は腐れ雪で硬めだがアイゼンが必要なほどではないが、ストックは必要。

長塀山山頂辺りから一端急に下りがあり、初心者も同行したためアイゼン着用。

その他、蝶ヶ岳まで特に危険な箇所はありませんでした。

【蝶ヶ岳〜横尾】
蝶ヶ岳山頂から常念・横尾方面の分岐を下り、樹林帯に入るまでは風がきついので注意が必要。

樹林帯へ入る手前でアイゼン着用。

こちらのルートの方が急なので注意が必要。


※どのルートも前日に横尾山荘にてルート状況を問い合わせると、軽アイゼン6爪以上とストックがあれば踏み跡も多いので特に問題はないということと、山頂付近稜線は風がきついので防風防寒対策をお願いしますとのことでした。

※入山届は上高地バスターミナルにて提出。


予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
【5月3日】
登山前日に徳沢入りしキャンプ。
テントの数は多かったですが広いのでまだ余裕ありました。
2014年05月03日 17:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 17:02
【5月3日】
登山前日に徳沢入りしキャンプ。
テントの数は多かったですが広いのでまだ余裕ありました。
【5月4日】
徳沢の登山口をスタート。
2014年05月04日 05:34撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 5:34
【5月4日】
徳沢の登山口をスタート。
いきなり急登になりますが、最初は地面が出てる所と残雪の箇所がまばら。
2014年05月04日 05:36撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 5:36
いきなり急登になりますが、最初は地面が出てる所と残雪の箇所がまばら。
天気も良いので山頂への期待が膨らみます。
2014年05月04日 05:43撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 5:43
天気も良いので山頂への期待が膨らみます。
長い距離、樹林帯の登りが続きますが振り返ると木々の間からは明神岳がチラチラと。
2014年05月04日 06:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 6:00
長い距離、樹林帯の登りが続きますが振り返ると木々の間からは明神岳がチラチラと。
しばらくすると残雪の量も増えてきました。
2014年05月07日 12:45撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 12:45
しばらくすると残雪の量も増えてきました。
腐れ雪で少し硬めですが、アイゼンを着用する程ではありませんでした。
2014年05月04日 06:33撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 6:33
腐れ雪で少し硬めですが、アイゼンを着用する程ではありませんでした。
夏道よりもショートカットして登れる踏み跡がしっかりとついていました。
2014年05月04日 06:36撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 6:36
夏道よりもショートカットして登れる踏み跡がしっかりとついていました。
樹林帯は少し寒かったですが、日が当たると暑いくらいなのでアウターの着脱を小まめに。
2014年05月04日 08:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 8:55
樹林帯は少し寒かったですが、日が当たると暑いくらいなのでアウターの着脱を小まめに。
地味に長い樹林帯をかなりゆっくりペースで登り詰めました。
2014年05月04日 09:05撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 9:05
地味に長い樹林帯をかなりゆっくりペースで登り詰めました。
長塀山ピークは山頂標記がおそらく雪の下にあるのでGPSにて山頂を確認。
2014年05月04日 09:38撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 9:38
長塀山ピークは山頂標記がおそらく雪の下にあるのでGPSにて山頂を確認。
長塀山山頂から少し急な下りがあるので、ここで念のためにアイゼン着用。
2014年05月04日 09:45撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 9:45
長塀山山頂から少し急な下りがあるので、ここで念のためにアイゼン着用。
肉眼では富士もクッキリ見えていたのですが、この写真では分からないですね。
2014年05月04日 10:09撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 10:09
肉眼では富士もクッキリ見えていたのですが、この写真では分からないですね。
山頂付近までの尾根道をしばらく歩きますが、
樹林帯とは違って雪質も少し柔らかめ。
2014年05月04日 10:16撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 10:16
山頂付近までの尾根道をしばらく歩きますが、
樹林帯とは違って雪質も少し柔らかめ。
日差しも一気にきつくなるので日焼け対策とサングラスはマストですね。
2014年05月04日 10:22撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 10:22
日差しも一気にきつくなるので日焼け対策とサングラスはマストですね。
雪庇。
2014年05月04日 10:23撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 10:23
雪庇。
少しずつ絶景が広がり始めます。
2014年05月04日 10:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 10:27
少しずつ絶景が広がり始めます。
真っ白の残雪の中、徐々に前方に広がる景色に感動。
2014年05月04日 10:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 10:28
真っ白の残雪の中、徐々に前方に広がる景色に感動。
蝶ヶ岳山頂付近は風が強いため山肌が露出していました。
2014年05月04日 10:31撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/4 10:31
蝶ヶ岳山頂付近は風が強いため山肌が露出していました。
蝶ヶ岳山頂は人も多かったですけど、広いのでゆったりしてました。
2014年05月04日 10:49撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 10:49
蝶ヶ岳山頂は人も多かったですけど、広いのでゆったりしてました。
念願の蝶ヶ岳山頂に到着。(標高2,677m)

2014年05月04日 10:51撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 10:51
念願の蝶ヶ岳山頂に到着。(標高2,677m)

穂高連峰、槍を目の前に一望!
南アルプスや八ヶ岳なども見えてました。

以前からこの景色が見たかっただけに感無量です!
2014年05月04日 10:54撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/4 10:54
穂高連峰、槍を目の前に一望!
南アルプスや八ヶ岳なども見えてました。

以前からこの景色が見たかっただけに感無量です!
しばし山頂で絶景に見とれた後、蝶ヶ岳ヒュッテへ移動。
しばし山頂で絶景に見とれた後、蝶ヶ岳ヒュッテへ移動。
テントの数は少なめ。
2014年05月04日 10:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 10:55
テントの数は少なめ。
最高のお天気の時に登れて良かったです。
2014年05月04日 11:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 11:02
最高のお天気の時に登れて良かったです。
蝶ヶ岳ヒュッテで暖かいココアをいただき、
持ってきた食事でランチに。
2014年05月04日 11:04撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 11:04
蝶ヶ岳ヒュッテで暖かいココアをいただき、
持ってきた食事でランチに。
ヒュッテからの稜線はほんと風がきつくて息が苦しいほど。
午後を回った途端に雲も多めに。
2014年05月04日 11:52撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 11:52
ヒュッテからの稜線はほんと風がきつくて息が苦しいほど。
午後を回った途端に雲も多めに。
強風に耐えつつも名残惜しい絶景についつい足を止めてしまします。
2014年05月04日 12:16撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 12:16
強風に耐えつつも名残惜しい絶景についつい足を止めてしまします。
常念方面との分岐を横尾方面へ下ります。
2014年05月04日 12:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 12:18
常念方面との分岐を横尾方面へ下ります。
少し下って樹林帯に入る手前で再びアイゼン着用。
2014年05月04日 12:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 12:28
少し下って樹林帯に入る手前で再びアイゼン着用。
一気に残雪の上を降りれるのでとても楽しかったですが、
踏み跡を外れるとまだまだ深く踏み抜く箇所もあるので注意が必要です。
2014年05月04日 12:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 12:40
一気に残雪の上を降りれるのでとても楽しかったですが、
踏み跡を外れるとまだまだ深く踏み抜く箇所もあるので注意が必要です。
なんちゃって槍見台で休憩。
2014年05月04日 13:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 13:40
なんちゃって槍見台で休憩。
横尾側の登山口に到着。
横尾側の登山口に到着。
徳沢まではだらだら歩きなので、
とりあえず横尾で祝杯の1本♪
徳沢まではだらだら歩きなので、
とりあえず横尾で祝杯の1本♪
横尾から徳沢までを歩いてる時に、環水平アークとよばれるらしい自然現象を見た。
2
横尾から徳沢までを歩いてる時に、環水平アークとよばれるらしい自然現象を見た。
【5月5日】
早朝から雨のため快適キャンプ場を撤収。

お疲れ様でした。
2014年05月05日 07:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 7:24
【5月5日】
早朝から雨のため快適キャンプ場を撤収。

お疲れ様でした。

感想

今回のGW山行は、北アルプスデビューの方や、アイゼンデビューの方も同行ということで、
当初は3日〜6日まで徳沢でキャンプをメインにルート状況や山荘の情報を収集しつつ、
天候が良い日があれば無理のないペースで蝶ヶ岳を登る予定で贅沢山行を計画。

3日早朝にいつもの沢渡第二駐車場よりタクシーで上高地入りし、
美しい上高地をゆっくり散策してから徳沢で幕営。
以前からここで一度キャンプしてみたかったので最高の初日となりました。

徳沢に到着するころ、地鳴りとともに強い揺れを感じました。
当初、電波も入らない山域なので何の情報もなく雪崩かとも思いましたが、
幕営後、散策がてら横尾山荘まで行き、蝶ヶ岳へのルート状況確認と
揺れの原因を聞きに行った所、飛騨地方の地震だと分かりました。
その後も何度も余震を感じて不安でしたが、日が暮れてから余震の数も減ってきて、
明日は天気も良いとのことでしたので早めに就寝することに。

4日は朝から快晴な感じなので徳沢より蝶ヶ岳へ登ることに。
残雪期で軽アイゼンでも登れるとはいえ、初心者の方も同行なので、
かなりゆっくりペースで何度も休憩を挟みながら登りました。
登りは長い樹林帯が長時間続きますが、背後にはチラチラと美しい山が見れて、
気温も丁度良い感じで汗をかくこともなく快適に登ることができました。

蝶ヶ岳山頂は以前からここからの絶景をいつか見たいと思ってたので、
念願叶ってお天気にも恵まれて最高でした。

下りは、アイゼンとストックなしでは厳しいので、すぐに軽アイゼンを着用しましたが、
終盤は初心者の方には慣れないのと少し距離が長かった為か疲れが見えはじめ、
思った以上に時間がかかり、数回転倒することもありましたが、
なんとか無事に怪我もなく下山できてほっとしました。
別パーティの方が下り斜面で転倒して避けきれず、僕目がけて滑り落ちてきた時はひやっとしましたが、
なんとか受け止めることができて良かったです。
と、まあ終盤プチハプニングもありましたがとっても楽しい山行でした。

5日は気温もグンと下がり、雨も降ってたので下山することに。
上高地バスターミナルから沢渡へ戻るタクシーの運転手さんより、
飛騨地方の地震と東京でも地震があったことを聞きました。
沢渡までの国道には地震の影響で落石している箇所が数カ所ありましたが、
すでに工事車両や警備の方が入られており車両の通行はできていました。

横尾から徳沢まで歩いてる時に見た環水平アークらしき虹を初めてみました。
この日は各地で見られたようですが何か今回の地震と関係あるんでしょうかね〜。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:6042人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら