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Yamareco

記録ID: 442961
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

唐沢鉱泉から天狗岳へ 黒百合ヒュッテを経て稲子湯へ

2014年05月03日(土) 〜 2014年05月05日(月)
 - 拍手
子連れ登山 takakiyo haruhi その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
15:10
距離
13.8km
登り
1,097m
下り
1,272m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

一日目(3日):渋・辰野旅館 11:30-13:10 唐沢鉱泉
二日目(4日):唐沢鉱泉 6:50-12:05 西天狗岳 12:50-15:20 黒百合ヒュッテ
三日目(5日):黒百合ヒュッテ 6:50-8:30 しらびそ小屋 9:10-10:45 稲子湯
天候 3・4日:晴れ
5日:曇り
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:中央線で茅野駅→バスで渋辰野旅館へ
帰り:稲子湯から小海駅へバス→小海線・新幹線で東京へ
コース状況/
危険箇所等
唐沢鉱泉付近までは雪はないものの,天狗岳西尾根は少し登ると雪道で軽アイゼン以上が必須です。第一展望台から西・東天狗岳までは,岩場と雪道が交互にあらわれ,ひたすらアイゼンのつけ外しをくりかえします。東天狗岳から天狗ノ奥庭は岩場だらけ。黒百合ヒュッテから中山峠経由でみどり池までも要アイゼン。みどり池から稲子湯までは多少の雪道はありますがアイゼンなしでも大丈夫でした。

全体的に,雪道は朝方は歩きやすいものの,午後にかけて緩んで滑りやすくなったり踏み抜いたりが増えます。
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
渋・辰野旅館前でバスを降りて出発。八方台方向から唐沢鉱泉にむかいます。
2014年05月03日 11:29撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/3 11:29
渋・辰野旅館前でバスを降りて出発。八方台方向から唐沢鉱泉にむかいます。
プライベートゲレンデ越しに蓼科山がきれいにみえます。
2014年05月03日 11:37撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/3 11:37
プライベートゲレンデ越しに蓼科山がきれいにみえます。
緩やかな登り。
2014年05月03日 11:40撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/3 11:40
緩やかな登り。
ところどころ雪が残っていますが,せいぜいがこの程度。
2014年05月03日 12:01撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/3 12:01
ところどころ雪が残っていますが,せいぜいがこの程度。
ちょっと前まで捻挫で二週間の松葉杖生活をしていたharuhiの様子見のために,ゆっくりゆっくり歩きます。
2014年05月03日 12:09撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/3 12:09
ちょっと前まで捻挫で二週間の松葉杖生活をしていたharuhiの様子見のために,ゆっくりゆっくり歩きます。
尾根を超えると南八ヶ岳方向の眺望が広がります。
2014年05月03日 12:09撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/3 12:09
尾根を超えると南八ヶ岳方向の眺望が広がります。
山並みを右に眺めながら唐沢鉱泉へ。
2014年05月03日 12:31撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/3 12:31
山並みを右に眺めながら唐沢鉱泉へ。
本日はここまでで宿泊。haruhiは足の痛みもでないようなので,あすは予定通り天狗岳西尾根を登ることにします。
2014年05月03日 13:08撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/3 13:08
本日はここまでで宿泊。haruhiは足の痛みもでないようなので,あすは予定通り天狗岳西尾根を登ることにします。
唐沢鉱泉の食堂の天井。一面にドライフラワーが飾られていました。
2014年05月04日 06:19撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/4 6:19
唐沢鉱泉の食堂の天井。一面にドライフラワーが飾られていました。
翌日。しゃくなげ橋からのぼりはじめます。
2014年05月04日 06:55撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/4 6:55
翌日。しゃくなげ橋からのぼりはじめます。
最初は苔むした岩場をのぼっていきます。
2014年05月04日 07:00撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/4 7:00
最初は苔むした岩場をのぼっていきます。
少し登ると雪道に。ここからアイゼンをつけて登ります。
2014年05月04日 07:08撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/4 7:08
少し登ると雪道に。ここからアイゼンをつけて登ります。
これがアイゼン・デビューのkoharuも調子よく登っていきます。
2014年05月04日 07:20撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/4 7:20
これがアイゼン・デビューのkoharuも調子よく登っていきます。
第一展望台までたどりつくと,眺望が一気に広がります。
2014年05月04日 09:59撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/4 9:59
第一展望台までたどりつくと,眺望が一気に広がります。
ここからは雪道と,
2014年05月04日 11:27撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/4 11:27
ここからは雪道と,
岩場が交互にあらわれます。面倒ですがこまめにアイゼンをつけはずし。
2014年05月04日 11:50撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/4 11:50
岩場が交互にあらわれます。面倒ですがこまめにアイゼンをつけはずし。
西天狗岳の山頂に到着。雪原で雪だるまをつくりだすkoharu。
2014年05月04日 12:36撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/4 12:36
西天狗岳の山頂に到着。雪原で雪だるまをつくりだすkoharu。
ダッシュしてパノラマ写真に二回写るharuhi。
2014年05月04日 12:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/4 12:43
ダッシュしてパノラマ写真に二回写るharuhi。
西天狗岳の山頂から東へは雪の斜面がひろがっています。
2014年05月04日 12:54撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/4 12:54
西天狗岳の山頂から東へは雪の斜面がひろがっています。
踏み跡をたどって降りていきます。
2014年05月04日 13:01撮影 by  iPhone 5c, Apple
5/4 13:01
踏み跡をたどって降りていきます。
降りきるとふたたび道は岩場へ。
2014年05月04日 13:09撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/4 13:09
降りきるとふたたび道は岩場へ。
東天狗岳山頂に到着。おつかれさん。
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東天狗岳山頂に到着。おつかれさん。
ここから尾根伝いに北上します。
2014年05月04日 13:37撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/4 13:37
ここから尾根伝いに北上します。
途中,尾根を外れて天狗ノ奥庭へ。岩場が歩きにくかったので,尾根を降りてきた方が良かったかも。
2014年05月04日 14:28撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/4 14:28
途中,尾根を外れて天狗ノ奥庭へ。岩場が歩きにくかったので,尾根を降りてきた方が良かったかも。
黒百合ヒュッテに到着。今夜はここに宿泊です。
2014年05月04日 16:31撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/4 16:31
黒百合ヒュッテに到着。今夜はここに宿泊です。
翌朝,黒百合ヒュッテから中山峠へ。
2014年05月05日 06:50撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/5 6:50
翌朝,黒百合ヒュッテから中山峠へ。
中山峠からは急な下り道が。ゆっくりと降りていきます。
2014年05月05日 07:03撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/5 7:03
中山峠からは急な下り道が。ゆっくりと降りていきます。
少しずつ傾斜が緩くなっていきます。
2014年05月05日 07:13撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/5 7:13
少しずつ傾斜が緩くなっていきます。
ところによっては結構,雪が残っていて,看板もこのありさま。
2014年05月05日 08:24撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/5 8:24
ところによっては結構,雪が残っていて,看板もこのありさま。
みどり池に到着。池の脇のしらびそ小屋で一休み。
2014年05月05日 08:30撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
5/5 8:30
みどり池に到着。池の脇のしらびそ小屋で一休み。
小屋の窓からは,えさを食べにきたリスを間近で見れます。
2014年05月05日 08:40撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 8:40
小屋の窓からは,えさを食べにきたリスを間近で見れます。
みどり池から稲子湯までは雪もほとんどありません。
2014年05月05日 10:15撮影 by  iPhone 4S, Apple
5/5 10:15
みどり池から稲子湯までは雪もほとんどありません。
最後は稲子湯でお風呂。誰もいなかったので浴室を撮ってみました。
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最後は稲子湯でお風呂。誰もいなかったので浴室を撮ってみました。

感想

三ヶ月ぶりの登山。子供達の土日の予定がなかなか取れずにすっかり間があいてしまいました。

今度こそ雪山に,ということで八ヶ岳は天狗岳に登ることに。最初はもう少し遠くまで足を呼ばす予定でしたが,四月中に足を捻挫して松葉づえ生活をしていたharuhiに無理はさせられないので,いつもにもましてのんびり日程を組みます。標準コースタイムの2倍を想定して山で二泊をすることに。

一日目はバス停から唐沢鉱泉への二時間弱だけの道のりでharuhiの足の様子を見ます。少し疲れやすいようですが,歩いているあいだも宿についてからも痛みも出ないようなので,二日目は予定通りに登ることにします。一日目はあまりに短時間だったので,歩き足りない両親は子供を宿において枯尾ノ峰やら八方尾根やらまで往復してました。

唐沢鉱泉は山小屋ではなく完全に旅館でした。食事も豪華ですし,水も使いたい放題。浴衣も歯ブラシもありました。温泉にもつかったのんびり。

翌朝。唐沢鉱泉の普通の朝食は7時からなので,朝食は弁当にしてもらって5時台から食べ始めます。6時半には宿を出て,7時前から歩き始めます。

天狗岳西尾根へは登りはじめて15分ほどで待望の雪道に。アイゼンを履いて登りはじめます。本格的な8本〜12本爪ではなく,チェーンの軽アイゼンですが,これで問題なく登っていけます。初アイゼンのkoharuも,すべらずスイスイと登っていきます。ネットで見ると,チェーンスパイクは雪団子がつきやすい,という評価が多いのですが,とくにそのようなこともありませんでした。そのまま岩場を歩いても,それほど苦にはならないのですが,着脱が楽なので,こまめに付け外しをくりかえしました。

とおった道はどこも踏み跡がしっかりついていて迷う心配もありません。踏み跡を外れると多少の踏み抜きはありますが,踏み跡はしっかり固まっています。

展望台から西天狗岳までは急傾斜の岩場と雪道が交互にあらわれます。眺めも良く楽しみながら登っていけます。標運コースタイムの3割増しぐらいで順調に登っていきました。風もそれほど強くなく展望台や西天狗岳山頂では,菓子やら弁当食べながらたっぷり眺めを満喫しました。

東天狗岳から黒百合ヒュッテまでは尾根沿いの道と天狗ノ裏庭経由のみちがあり悩んだんですが,裏庭経由にしました。しかし,岩場の登り降りが多く歩きにくかったので,尾根沿いの方が良かったかも。コースからはずれた雪原には踏み跡がいくつかついていて,歩きやすそうだったので,途中からはそちらを通りました。最後の下りがすごい急傾斜で,雪をすべりながら降りていきました。

黒百合ヒュッテは事前に個室を予約しておきました。黒百合ヒュッテでは布団が敷いてある二階に荷物を持って上がることはできないのですが,個室にはもっていけます。子供の着替えやら荷物の準備やらをするのも楽なので,個室を取って正解でした。

翌日は中山峠からみどり池経由で稲子湯まで。峠からの下りは,夏には鎖場になる急傾斜ですが,雪面にしっかり踏み跡がついているのでこれをたどって降りていきました。大人の歩幅なのでkoharuには大変かと思ったのですが,ゆっくり着々とおりてきました。進むほどにだんだん傾斜が緩くなってきて,みどり池に。小屋の中でコーヒーとかりんとうをいただきました。窓の外に餌台がつくってあってリスやら鳥やらがたくさんよってきます。

稲子湯ではバスまでの50分間にちゃっちゃと風呂に入りました。ちょうど空いたタイミングで入ったので,しばらくは貸し切り状態。あがる頃には大混雑になりましたが。小海駅からはあずさの指定券が取れなかったので新幹線で東京へ。自由席ですが何とか座れて帰ってきました。

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