唐沢鉱泉から天狗岳へ 黒百合ヒュッテを経て稲子湯へ
- GPS
- 15:10
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,272m
コースタイム
二日目(4日):唐沢鉱泉 6:50-12:05 西天狗岳 12:50-15:20 黒百合ヒュッテ
三日目(5日):黒百合ヒュッテ 6:50-8:30 しらびそ小屋 9:10-10:45 稲子湯
天候 | 3・4日:晴れ 5日:曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:稲子湯から小海駅へバス→小海線・新幹線で東京へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
唐沢鉱泉付近までは雪はないものの,天狗岳西尾根は少し登ると雪道で軽アイゼン以上が必須です。第一展望台から西・東天狗岳までは,岩場と雪道が交互にあらわれ,ひたすらアイゼンのつけ外しをくりかえします。東天狗岳から天狗ノ奥庭は岩場だらけ。黒百合ヒュッテから中山峠経由でみどり池までも要アイゼン。みどり池から稲子湯までは多少の雪道はありますがアイゼンなしでも大丈夫でした。 全体的に,雪道は朝方は歩きやすいものの,午後にかけて緩んで滑りやすくなったり踏み抜いたりが増えます。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
三ヶ月ぶりの登山。子供達の土日の予定がなかなか取れずにすっかり間があいてしまいました。
今度こそ雪山に,ということで八ヶ岳は天狗岳に登ることに。最初はもう少し遠くまで足を呼ばす予定でしたが,四月中に足を捻挫して松葉づえ生活をしていたharuhiに無理はさせられないので,いつもにもましてのんびり日程を組みます。標準コースタイムの2倍を想定して山で二泊をすることに。
一日目はバス停から唐沢鉱泉への二時間弱だけの道のりでharuhiの足の様子を見ます。少し疲れやすいようですが,歩いているあいだも宿についてからも痛みも出ないようなので,二日目は予定通りに登ることにします。一日目はあまりに短時間だったので,歩き足りない両親は子供を宿において枯尾ノ峰やら八方尾根やらまで往復してました。
唐沢鉱泉は山小屋ではなく完全に旅館でした。食事も豪華ですし,水も使いたい放題。浴衣も歯ブラシもありました。温泉にもつかったのんびり。
翌朝。唐沢鉱泉の普通の朝食は7時からなので,朝食は弁当にしてもらって5時台から食べ始めます。6時半には宿を出て,7時前から歩き始めます。
天狗岳西尾根へは登りはじめて15分ほどで待望の雪道に。アイゼンを履いて登りはじめます。本格的な8本〜12本爪ではなく,チェーンの軽アイゼンですが,これで問題なく登っていけます。初アイゼンのkoharuも,すべらずスイスイと登っていきます。ネットで見ると,チェーンスパイクは雪団子がつきやすい,という評価が多いのですが,とくにそのようなこともありませんでした。そのまま岩場を歩いても,それほど苦にはならないのですが,着脱が楽なので,こまめに付け外しをくりかえしました。
とおった道はどこも踏み跡がしっかりついていて迷う心配もありません。踏み跡を外れると多少の踏み抜きはありますが,踏み跡はしっかり固まっています。
展望台から西天狗岳までは急傾斜の岩場と雪道が交互にあらわれます。眺めも良く楽しみながら登っていけます。標運コースタイムの3割増しぐらいで順調に登っていきました。風もそれほど強くなく展望台や西天狗岳山頂では,菓子やら弁当食べながらたっぷり眺めを満喫しました。
東天狗岳から黒百合ヒュッテまでは尾根沿いの道と天狗ノ裏庭経由のみちがあり悩んだんですが,裏庭経由にしました。しかし,岩場の登り降りが多く歩きにくかったので,尾根沿いの方が良かったかも。コースからはずれた雪原には踏み跡がいくつかついていて,歩きやすそうだったので,途中からはそちらを通りました。最後の下りがすごい急傾斜で,雪をすべりながら降りていきました。
黒百合ヒュッテは事前に個室を予約しておきました。黒百合ヒュッテでは布団が敷いてある二階に荷物を持って上がることはできないのですが,個室にはもっていけます。子供の着替えやら荷物の準備やらをするのも楽なので,個室を取って正解でした。
翌日は中山峠からみどり池経由で稲子湯まで。峠からの下りは,夏には鎖場になる急傾斜ですが,雪面にしっかり踏み跡がついているのでこれをたどって降りていきました。大人の歩幅なのでkoharuには大変かと思ったのですが,ゆっくり着々とおりてきました。進むほどにだんだん傾斜が緩くなってきて,みどり池に。小屋の中でコーヒーとかりんとうをいただきました。窓の外に餌台がつくってあってリスやら鳥やらがたくさんよってきます。
稲子湯ではバスまでの50分間にちゃっちゃと風呂に入りました。ちょうど空いたタイミングで入ったので,しばらくは貸し切り状態。あがる頃には大混雑になりましたが。小海駅からはあずさの指定券が取れなかったので新幹線で東京へ。自由席ですが何とか座れて帰ってきました。
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