赤岳(真教寺尾根→県界尾根)



- GPS
- 08:44
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,469m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:35
天候 | 快晴から雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先週強風で行けなかった赤岳に、友達とリベンジしてきた。前から行ってみたかったコースでもあり、今度こそは晴れそうなので楽しみだった。
美し森駐車場で車中泊。先週より多いとは言え、4時出発時で車は10台もいなかった。美濃戸や渋の湯に比べるとこちらはそれほど登山客がいない?
出発して程なく見晴らしが良くなり、朝焼けの中奥秩父や南アルプスの稜線が柔らかく浮かび上がっていてすでに感動。美し森山に着くとこれから向かう赤岳がくっきり、横岳までの稜線も雲一つなく綺麗に見えた。しかも頂上山荘と天望荘が見えるくらいで、この時点で結構舞い上がってしまった。久しぶりの八ヶ岳、久しぶりの森林限界を越えた登山で嬉しくて嬉しくて。その後賽の河原でさらに間近になった赤岳を眺めたあとは基本的に森歩き。牛首山までが意外に登りが続いてきつかった。その後も木々の間から赤岳が壁のように見えてくるまで森歩きが続く。岩場が始まると一気に急登の始まり。乾徳山の鳳岩みたいな岩場が何ヵ所も続いていて、横岳を垂直にしたような場所。岩場の間にはそれまで見れなかった高山植物がたくさん咲いてるし、少し横を見るとかなりの高度感、横も振り返っても絶景で、アドレナリン出たのかバテていたのが一気に回復した。
ひたすら岩場をよじ登り、痩せ尾根を挟んで見えてくるのが最後の岩場。最高の景色、雲の上の眺めに高山植物、岩登りとめっちゃ楽しかったのでちょっと名残惜しい気もしながら真教寺尾根を登り切った。登り切った場所はキレット小屋方面との分岐でもあり、権現や阿弥陀、文三郎尾根側から赤岳を登る人たちも見えたり、休むには良い場所。赤岳山頂は混雑してるだろうってことでここで休憩した。その間に一気に雲に包まれ気温も下がり、赤岳山頂手前では完全なガス。山頂に着いたらポツポツ来始めていたので、ガスガスの赤岳とともに写真を撮って下りようとしたら一瞬で大雨になった。
頂上山荘の僅かな軒先を見つけて雨宿り、友達に天気を見てもらうとしばらくこの状況のよう。県界尾根は急な岩場鎖場なのはわかっていたので、今日は友達の友達が杣添尾根から登山しているから横岳方面に移動して杣添尾根経由で下山するか、少し下りて天望荘にしばらく避難するか、それとも軒先で待つか、頑張って県界尾根を下りるか。大雨の中しばらく話し合い、頑張って県界尾根を下り一刻も早く樹林帯まで下がることに決めた。
県界尾根の始まりは頂上山荘の脇から。ザレた急斜面が続き、大雨のため滝のようになっていた。うっすら雷音も聞こえ始め、ザレ場が崩れてそのまま落ちていくんじゃないかとか、雷に打たれないか、踏ん張りが効かない鎖場もあったりで、まさに生きた心地がしなかった。あとで知ったけど、どうやらこの時間は落雷に会った人たちもいたよう…
大天狗まで下りると青空も見え始めて暑くなり少し安心。ただそのあとも入道雲が続いていたようで始終雨と雷に追われたので、通常よりかなりの速さで下山。結局ほぼ車道になるくらいまで雷の恐怖は続いた。
何が正解かはわからないけど、いろいろ大変な思いをして頑張って県界尾根を下りる選択をして良かったと思う。あのまま稜線を歩いていたら雷の危険がより増しただろうし、天望荘に避難しても断続的な入道雲で身動き取れなくなっていたかもしれないし。
下山して下から見上げる八ヶ岳は、雲もかかってなくて稜線がくっきり見えていた。今日あそこまで登っていたなんて実感湧かないよね、と難易度が爆上がりした県界尾根や雷とか朝焼けの美しい八ヶ岳とのギャップとか、楽し恐ろしい思い出に浸りながら帰宅。今日の締めは友達おすすめのつけ麺(めっちゃおいしかった…‼︎)
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