白山スキー(砂防新道-御前峰-白山東面-砂防新道)
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 2,270m
- 下り
- 2,261m
コースタイム
6:40 別当出合
8:40 甚之助小屋
10:40 御前峰
11:00 滑降開始
11:25 登り返し開始
13:15 登り返し終了
13:45 甚之助小屋
14:45 別当出合
15:00 一ノ瀬駐車場
GPSデータが途中抜けています。
天候 | 天気: 終日快晴。登高中は暑いくらい。 風: ほぼ無風。 その他: 紫外線強い Weather: fine all day! even feel hot when hiking up. Wind: calm, almost no wind. other: strong UV rays |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
parked Ichinose. Cars are not allowed to enter further (to Bettou-Deai) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪の状況: 中飯場手前から雪がつながります。御前峰周辺を除き、基本的にはつながっています。 危険箇所: 御前峰と剣ヶ峰のコルから東に続く谷では、比較的新しい落石の跡が多数ありました。また正規ルートでも黒ボコ岩の手前の谷も落石がありました。 Snow conditions: can walk and ski on snow from Nakahanba to the top (except very around Gozengamine top) Danger: Falling rocks. There were many rocks on the valley east of the col between Gozengamine top and Kengamine top. Looked a falling rock on the normal route bellow Kuroboko-Iwa. |
写真
感想
<一ノ瀬〜御前峰>
今日はヘッドライトを付けてスタートと意気込みましたが、なんだかんだで遅れて、ヘッドライトは全然必要ない状況でスタートしました。別当出合までの長い道がやる気が出ません。。
別当出合に着くと、床板のない恐怖の吊り橋が待っているかと思えば、しっかり床板がありました。とてもたすかりました。安心して川を渡ります。しばらくは、雪がない道を歩きます。まだやる気が出ません。。
中飯場手前から雪が出始めたので、スキーを履いて登ります。最初は効率が悪い感じでしたが、2つ目トンネルを越える辺りから、歩きやすい雪道になります。最初のうちは雪が締まっており、スキークランポンがよく利きます。
とはいえ、快晴無風の条件なので暑いです。汗をかきながら上がっていきます。結局水は2Lほど摂ることになりました。
雪が出てテンションが上がったのか、調子よく進みます。甚之助小屋のあたりからルートの旗が立っていました。今日はルートを見失うことはなさそうですが、視界不良の時は役立ちそうです。
その先の斜面を左に進み、トラバースが続きます。やや注意が必要ですが、問題なくクリアしました。
黒ボコ岩下の斜面までくると結構キツイ登りです。直登ができなくなりジグを切って登ります。途中黒い影が来たと思ったら落石が横切りました。。。大きさは2cmくらいかと思いますが、注意が必要です。その意味では、ジグザグ登高は良くなかったかもしれません。
なんとか黒ボコ岩まで登ると、室堂・御前峰方面が見渡せます。いい景色です。夏道は行かずに、クライマーズレフト方面から直接、御前峰の西を狙っていきます。室堂はパスすることになります。
大きな斜面をどんどん登ります。大汝峰方面もよく見えるようになりました。どこまで行けるか心配でしたが、頂上まで0.1kmの道標がある所くらいまでスキーで登れました。夏道より楽なのではと思います。
頂上では景色をたのしみます。北アルプスがよく見渡せます!
<御前峰〜白山東面台地〜御前峰>
予定より御前峰に早く着いたので、オプションで考えていた白山東面台地をすべります。
どこまでも続いていく感じの尾根ですが、登り返しが待っているので、行っても2188mまでと決めます。
御前峰周辺を偵察した感じでは、奥宮の北側から剣ヶ峰方面へは斜度も比較的ゆるく、幅もあるのでここから滑るのがよさそうです。剣ヶ峰までのコルに向けてまずドロップインします。雪もユルユルなので滑落の心配はありませんでした。スラフも出ずにすんなりコルに到着。
ここから谷にあまり落ちないように尾根を滑ろうと思いましたが、尾根上はハイマツが出ていて滑れません。なのでなるべく尾根に近いところをターンしていきます。途中少し急(40度弱?)なところでスラフが少し出ます。頂上からは気付きませんでしたが、新しそうな落石の跡がたくさん見えます。谷の中心は避けたほうがよさそうです。
途中から、幅広い尾根(台地)に乗ってどんどんすべります。どこまでも続く感じですが、残念ながら登り返しのために適当なところで切り上げます。スラフが出る以外は快適な雪でした!そして景色が最高です!北アルプスを見渡しながらのスキーでした。
登り返しをしたい気持ちは全く置きませんが、時間もあるので仕方なく登り返します。しかし、ルートが厄介です。滑ったルートの谷側は落石跡があるので、谷を歩きたくはないです。見るとクライマーズレフト方向の谷にスキーと思われる登りトレースとクライマーが1名見えます。こちらのルートもよさそうに見えましたが、この谷も落石跡があるようにみえたので、滑ってきたルートのなるべく尾根側を登り返すことにしました。
途中までシールで上がりましたが、斜度があがったのでアイゼンに履き替えます。ピック付きポール(BD Whipet)も使いながら、グサグサの雪を登ります。結構しんどいです。高度が全然上がりません(のちに高度計のエラーと判明)。ピッケルを持ってくるか、Whipetを2本持ちで来ればよかったと思いながらなんとか頑張ります。
斜度が緩くなってきたと思ったとき、突然左足が落ちました。ハイマツに近づきすぎてか空洞を踏みぬいたようです。幸い落とし穴には左足がはまっただけで、なんとか怪我なく脱出できました。落石のリスクが高いと思って、上ばかり気にしすぎていたかもしれません。反省です。踏抜きは嫌なので、スキーを履けそうな場所でさっさと履き替えました。
思ったより、登り返しには苦労しましたが、コルに出ました。あとは御前峰の西側に向かって乗りあげていきます。トラバースは少し急ですが、問題なく到着できました。
<御前峰〜一ノ瀬>
御前峰の西側からスキーを滑降モードにして滑り出します。室堂にはよらずに直接、弥陀ヶ原方面に滑っていきます。別山方面を見ながら、これもいい景色です。先に見える奥美濃の山から白山までのスキー縦走をいつかはしたいと思いながらすべります。
黒ボコ岩のところから谷にエントリーします。登りは大変でしたが、下りは一瞬です。コースにしたがって左にトラバースします。コースをすこし外れて、台地状のところから谷を経由して甚之助小屋の尾根にすべります。
ここからは、上りに使った尾根沿いに滑っていきます。トレースも多めで、リボンもあるので迷いにくいです。しかし、だんだん小さい縦溝がでてきだしたため、足に負担が高まっていきます。1550m付近の林道を目がけてすべりますが、下の方は薮が出てきました。林道はトンネルが面倒ですが、雪は中飯場までつながります。
中飯場からは、いけるところまで滑りました。中飯場から下は雪切れ間近といった感じでした。
この先は、ひたすら登山道を歩きます。ブーツ歩きは嫌になった頃に、吊り橋です。今日は恐怖の吊り橋でないので楽勝です。あとは一ノ瀬に戻って終了でした。充実した日になりました!
<その他>
山行中にSuuntoの時計の高度計がかなり狂ってしまい困りました。。普段は頻繁にキャリブレーションしなくても使えたのですが。
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