絶景と猛暑の朝日連峰以東岳縦走

2022年07月02日(土) 〜 2022年07月03日(日)

• GPS: 31:27
• 距離: 29.8km
• 登り: 2,568m
• 下り: 2,565m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:03
• 休憩: 1:25
• 合計: 11:28

6:52 スタート地点
7:03 7:03 日暮沢小屋
8:33 8:40 ゴロビツ沢源頭水場
10:05 10:05 清太岩山
10:50 10:50 ユーフン山
11:55 11:55 竜門山分岐
12:22 12:58 竜門山避難小屋
14:05 14:05 南寒江山
14:19 14:31 寒江山
14:59 15:00 北寒江山
15:16 15:16 三方境
15:29 15:52 狐穴小屋
16:29 16:30 中先峰
18:10 18:15 以東岳
18:20 以東小屋

2日目

• 山行: 7:48
• 休憩: 2:20
• 合計: 10:08

4:11 以東小屋
4:19 4:32 以東岳
5:55 5:55 中先峰
6:40 7:11 狐穴小屋
7:25 7:25 三方境
7:42 7:42 北寒江山
8:16 8:16 寒江山
8:25 8:25 南寒江山
9:20 10:35 竜門山避難小屋
10:50 10:50 竜門山分岐
11:24 11:26 ユーフン山
11:51 11:51 清太岩山
12:33 12:51 ゴロビツ沢源頭水場
13:50 13:51 日暮沢小屋
14:19 ゴール地点

天候

7/2　晴れ（とにかく暑い）
7/3　晴れ（とにかく暑い）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

日暮沢小屋前の駐車場は午前6時で既に満車
林道沿いの路肩スペースに駐車しました

コース状況／危険箇所等

・竜門山直下と狐穴小屋先にごく小規模な雪渓が残っていましたが危険な状態ではなくチェーンパイク不要
・当初は狐穴避難小屋に泊まる予定でしたが混雑が激しかったので予定を変更して伊東岳避難小屋泊
・朝日連峰の避難小屋はハイシーズンになると管理人さんが居るそうですが狐穴避難小屋、伊東岳避難小屋ともにまだ管理人さん不在（利用料金1,500円はポストに投函）
・水場は竜門小屋、狐穴避難小屋で給水可能。竜門小屋の水場は雪渓の雪解け水を直接汲む形、狐穴避難小屋の水場はポンプが引かれていて水量豊富でした♪

写真

7/2 6:57

【1日目】
日暮沢小屋前駐車場が満車のため少し手前の林道路肩にクルマを置いて出発
おかげで初っ端この洗い越しを歩いて越えねばなりません(´ω`;)

7/2 6:59

クルマで溢れかえる日暮沢小屋前駐車場
朝日連峰がこんなに混むとは思っていなかった…正直油断していました😰

7/2 7:00

日暮沢避難小屋

7/2 7:00

登山口の掲示板
登山道の最新情報がかなり親切に書かれています

7/2 8:32

登山口から1時間半でゴロビツの水場

7/2 8:35

う〜ん…ちょっと水質的に飲むのは無理だ(笑)
暑いから飲みたいのだけど…

7/2 9:01

ミヤマカタバミ？

7/2 9:42

コブシの花

7/2 10:04

清源太山に到着

7/2 10:05

清源太山からの展望
ゼブラ模様の大朝日岳が美しい！

7/2 10:34

清源太山から先は森林限界の上
素晴らしい展望が続きます

7/2 10:46

目指す以東岳は雲の中…

7/2 10:49

ユーフン山のピーク
標識は無し😇

7/2 10:50

ユーフン山から望む竜門山
主稜線までもう少しです

7/2 10:54

大朝日岳〜西朝日岳

7/2 11:00

ユーフン山の少し先でヒメサユリ登場🥳

7/2 11:04

サラドウダン

7/2 11:07

ゴゼンタチバナ

7/2 11:08

竜門岳へ続く道
涼しそうな写真だけど本当に暑いんです…🥵

7/2 11:17

シャクナゲが満開♪

7/2 11:22

後ろを振り返ると月山の雲が取れかけている

7/2 11:39

ハクサンイチゲ

7/2 11:47

竜門山直下で雪渓を通過
アイゼン無しでも安全に登れる状態でした

7/2 11:50

雪渓の上を吹いてくる風は天然のクーラー
めちゃくちゃ気持ち良い(´ω`)

7/2 11:54

雪渓の上から振り返る清源太山からの稜線

7/2 11:55

主脈の縦走路と合流

7/2 11:57

さあ主脈を寒江山・以東岳方面へ！

7/2 12:00

素晴らしい稜線天国！暑いけど…

7/2 12:07

竜門小屋が見えてきました

7/2 12:11

7/2 12:11

竜門小屋から清源太山の尾根を望む

7/2 12:32

竜門小屋の水場
雪渓のトンネルに入って天井から流れてくる雪解け水を採集します(´ω`;)

7/2 12:33

崩れそうでちょっと怖い
この暑さでどんどん溶けてます…

7/2 12:39

見えそうで見えない月山

7/2 12:41

竜門小屋から望む寒江山

7/2 13:08

竜門山を振り返る

7/2 13:14

寒江山に向けて縦走再開
暑くてさっきの水場で補給した水を一瞬で飲み切りそう🥵

7/2 13:16

雪渓と稜線

7/2 13:20

この暑さで雪庇も風前の灯火

7/2 13:21

シラネアオイ

7/2 13:27

アップダウン、激しいなぁ…

7/2 13:35

稜線後方に見えてきたのは西朝日岳

7/2 13:50

寒江山の中腹から竜門山を振り返る

7/2 13:57

寒江山を登るにつれて稜線の影になっていた大朝日岳が見えるようになってきました

7/2 14:03

竜門山と竜門小屋

7/2 14:06

南寒江山

7/2 14:19

以東岳は再び雲の中へ
でも曇ってきたおかげで暑さは少しマシになる

7/2 14:19

相模山のゼブラ模様がとても美しい

7/2 14:31

午後2時半、寒江山に登頂

7/2 14:38

北寒江山に続く稜線
先行するお二人は縦走中に即席パーティとなった方々
このあともう一人加わり、ソロ登山4人組で以東岳まで行動をともにすることになります😅

7/2 14:49

寒江山を振り返る
ここもアップダウンが堪えました

7/2 15:02

北寒江山に登頂
山頂は新潟県側へ下る登山道の分岐点

7/2 14:50

遠くに飯豊連峰

7/2 15:03

北寒江山からの展望
近くに相模山、遠くに飯豊連峰

7/2 15:07

北寒江山から望む以東岳
まだまだ遠い…

7/2 15:13

半分雲の中の月山
足元はヒメサユリがいっぱい！

7/2 15:13

ヒメサユリの群落

7/2 15:17

狐穴小屋が見えてきました

7/2 15:19

よく見ると日本海が見えている

7/2 15:28

午後3時半、狐穴小屋に到着！！
これで1日目終了…のはずだったが何と小屋の中が超満員状態😇
詰めれば何とかなりそうな感じもしたが即席パーティー4人で話し合った結果、今日中に以東岳避難小屋まで行くことになりました

7/2 15:52

狐穴小屋で補給を済ませ午後4時前に以東岳へ向けて出発
この時期なので日没前には余裕で到着できるだろう…と言いつつ、完全なソロだったら今から以東岳まで行く気力は起こらなかったと思います(笑)

7/2 16:00

さあ行くぞ〜、以東岳！

7/2 16:19

夕方になり陰陽の付いた山なみが本当に美しい

7/2 16:27

ヒメサユリ咲く稜線
これは天国ですよ天国😳

7/2 16:30

中先峰を通過

7/2 16:33

以東岳と即席パーティの方々😊

7/2 16:37

ヒメサユリと以東岳

7/2 16:38

7/2 16:39

入道雲と飯豊連峰

7/2 16:42

緑の稜線が美しい

7/2 16:50

ヒメサユリ

7/2 16:54

またヒメサユリ

7/2 17:11

以東岳を登るにつれて飯豊連峰全体が見えるように

7/2 17:16

草原地帯

7/2 17:22

一番遠くの山は佐渡？と思ったら弥彦山と角田山だった

7/2 17:33

主稜線を一望する大絶景

7/2 17:40

日本海に浮かぶ粟島

7/2 17:40

7/2 17:41

相変わらず美しい飯豊連峰

7/2 17:41

写真ばかり撮っているので常に即席パーティの最後尾にいます(笑)

7/2 17:43

古代遺跡のような松虫岩を通過

7/2 17:44

以東小屋とピークまであと少し

7/2 17:46

この大朝日へ続く稜線美
本当に素晴らしい(´ω`)

7/2 17:46

西日の中をゆく

7/2 18:10

午後6時、以東岳登頂！

7/2 18:04

主稜線と大朝日岳

7/2 18:04

飯豊連峰

7/2 18:07

鳥海山と月山

7/2 18:08

日本海と以東小屋

7/2 18:11

文句なしの完全優勝🥳

7/2 18:11

7/2 18:11

7/2 18:12

大朝日岳をアップで

7/2 18:14

粟島の奥は低い雲がかかって雲海になっています

7/2 18:14

佐渡島もクッキリと

7/2 18:50

以東小屋前から望む鳥海山と月山

7/2 18:52

小屋に荷物を置いて夕食を食べながら夕日鑑賞

7/2 18:52

夕映えの粟島

7/2 18:53

佐渡島

7/2 18:55

なんと男鹿半島の真山まで見えました

7/2 19:00

飯豊上空の積乱雲も夕焼けに染まりました

7/2 19:13

まもなくサンセット

7/2 19:14

7/2 19:16

一日お疲れさまでした😊

7/2 19:38

夕焼けと鳥海山

7/2 19:39

午後7時半を過ぎでもまだ夕焼け
この時期は本当に日が長い

7/3 4:12

【2日目】
一晩お世話になった以東岳避難小屋
中も外観もとても綺麗でした

7/3 4:11

朝焼けの中の鳥海山・月山

7/3 4:19

午前4時20分、以東岳山頂で日の出鑑賞
この時期は日没が遅けりゃ日の出も早い😓

7/3 4:21

飯豊連峰と雲海

7/3 4:23

主稜線がモルゲンロート

7/3 4:23

以東岳避難小屋も朝日に染まる

7/3 4:24

鳥海山と庄内平野

7/3 4:25

朝焼け

7/3 4:26

なんと影以東が見えてる！！

7/3 4:27

はるか遠くに磐梯山

7/3 4:28

モルゲンの飯豊連峰

7/3 4:28

7/3 4:29

山形盆地と奥羽山脈

7/3 4:32

午前4時半、以東岳を出発します
素晴らしい絶景をありがとう以東岳！

7/3 4:31

帰りも稜線天国♪

7/3 4:34

7/3 4:34

まだ影以東が見えている

7/3 4:43

本当に神々しい…😳

7/3 4:43

7/3 4:46

天空の松虫岩と飯豊連峰

7/3 4:59

果てしなく続く縦走路

7/3 5:02

奥羽山脈と山形盆地

7/3 5:22

帰路もヒメサユリを愛でます(´ω`)

7/3 5:22

笹原をゆく

7/3 5:26

7/3 5:31

たくさんのヒメサユリ

7/3 5:31

7/3 5:38

ハクサンイチゲも咲き残っています

7/3 5:42

コバイケイソウ

7/3 5:43

昨日狐穴小屋から以東岳小屋までご一緒した3人のうち2人とは今日も行動をともにしています😊

7/3 5:44

それにしてもヒメサユリの数が凄い

7/3 5:46

ヒメサユリと以東岳

7/3 5:46

7/3 5:47

何枚も何枚も撮ってしまいます😇

7/3 5:47

7/3 5:49

中先峰手前の池塘

7/3 5:54

中先峰を通過

7/3 5:55

狐穴小屋が見えてきた

7/3 5:56

所々登山道が深く抉れています

7/3 5:57

7/3 5:57

7/3 5:58

7/3 5:59

右も左もヒメサユリ♪

7/3 6:01

ハクサンイチゲ

7/3 6:14

今度はキタヨツバシオガマの大群落！

7/3 6:14

本当に高山植物が豊富で感激です

7/3 6:15

7/3 6:34

遠くに浮かぶ鳥海山と月山

7/3 6:35

雪渓を越えると狐穴小屋

7/3 6:42

狐穴小屋の水場で水分補給
まだ午前7時前だが今日も暑くなってきたι(´Д｀υ)

7/3 6:53

狐穴小屋から望む鳥海山・月山

7/3 6:53

以東岳を振り返る

7/3 6:54

月山

7/3 6:54

鳥海山

7/3 7:14

狐穴小屋の周りにはチングルマが咲き残っていました

7/3 7:18

狐穴小屋を出発

7/3 7:28

ヒメサユリと鳥海山・月山

7/3 7:41

朝靄に浮かぶ飯豊連峰

7/3 7:44

帰り道も相模山のゼブラ模様が綺麗です♪

7/3 7:44

寒江山の前後はアップダウンが激しくて帰りも体力が消耗されます(´ω`;)

7/3 7:54

ハクサンイチゲ

7/3 7:55

ハクサンイチゲと相模山

7/3 7:59

7/3 8:06

黄色の花はミヤマキンバイかな？

7/3 8:13

寒江山を通過

7/3 8:15

寒江山から振り返る以東岳と北寒江山

7/3 8:15

寒江山から望む鳥海山と月山

7/3 8:15

南寒江山へと続く稜線

7/3 8:15

飯豊連峰

7/3 8:16

美しい青空と相模山

7/3 8:24

寒江山の稜線と月山・鳥海山

7/3 8:27

タテヤマリンドウ

7/3 8:45

7/3 8:54

南寒江山を下った辺りで振り返るとなかなかの稜線美

7/3 8:58

ミヤマクルマバナ

7/3 8:59

雪渓の脇をトラバース

7/3 9:05

薄雲が段々と減って青空全開になってきた(´ω`;)

7/3 9:14

チングルマとイワカガミの競い咲き

7/3 9:16

竜門小屋に到着！

7/3 9:33

竜門小屋から振り返る寒江山

7/3 9:34

啓清水…
あれ、昨日通った時はこんな標識あったっけ？
と思ったらやっぱり小屋番さんが昨日の午後設置したばかりとのことでした😅
ちなみに「啓」の名は先代の管理人さんのお名前から取っているそうです

7/3 9:35

この素晴らしい景色を眺めながら竜門小屋で1時間ほど休憩しました

7/3 9:37

7/3 9:37

7/3 9:38

7/3 9:38

7/3 10:01

7/3 10:35

午前10時半、竜門小屋を出発

7/3 10:43

源太岩山への稜線

7/3 10:43

源太岩山に向かって団体さんが歩いているのが見えます

7/3 10:49

竜門山分岐点
当初はこのまま大朝日岳を経由する計画でしたが暑さと荷物の重さにやられてもうダメ…ということで真っすぐ日暮沢に下山することにしました😇
ちなみに、以東岳小屋から竜門小屋までご一緒させて頂いたお2人のうち1人は大朝日岳経由の日暮沢下山を決行するということで颯爽と大朝日岳方面へ向かっていきました。素晴らしいバイタリティに感服です…！

7/3 10:50

絶景を正面に見ながらの雪渓通過

7/3 11:02

左手には竜門山から以東岳まで今回の山行で通過したピークをすべて見渡せます

7/3 11:02

竜門山から源太岩山にかけても爽快な稜線が続きますが、主稜線に比べて風が弱い上に標高も少しずつ下がるので暑さに拍車がかかりますι(´Д｀υ)

7/3 11:50

清太岩山を通過

7/3 13:13

ゴロビツ沢源頭の少し先でギョウリンソウを発見

7/3 14:12

午後2時過ぎ、無事に日暮沢に下山

7/3 14:12

写真からは想像できないけど登山口付近の気温は余裕で30℃を超えていると思われます😇

7/3 15:41

白鷹の道の駅に移動して下山祝いのソフトクリーム😋

7/3 20:26

那須高原SAでカロリー補給をして帰宅しました

撮影機器：

D750 ニコン

Xperia Ace SO-02L docomo SONY

感想

kuge

梅雨が明けたら以東岳を目指しがてら、泊りで朝日連峰を縦走したいなぁ…などと考えていたら何と6月下旬に記録的な早さで梅雨が明けてしまい、予想もしていなかったくらい早いタイミングで朝日連峰縦走計画が実現してしまいました。（※なお、記録的な早さで発表された梅雨明けはその後の天候不順により取り消され、当初発表されていた梅雨明けは幻のものとなりました😇）

7月上旬というタイミングで縦走できたことで稜線上はまだ残雪期特有のゼブラ模様がとても美しく、竜門山から以東岳まで続く稜線美にはとにかく感激。やっぱり朝日連峰は主稜線をちゃんと縦走しないとね…（前回は大朝日岳のピークハントのみ）、と今回あらためて感じました。
そして雪解けとともに咲き始めた花の数と種類はとても豊富で、特にヒメサユリの群落は最盛期でとてもとても素晴らしかったです。ヒメサユリの季節＝例年なら梅雨の真っ只中のはずなので、このタイミングで晴天の朝日連峰を縦走できたのは本当に幸運なんだと思います😊

でも、2日間の晴天と引き換えにとにかく辛かったのが容赦ない日差しと尋常でない暑さ。冷静に計算すれば、麓の山形盆地が連日35℃を超えていてるのだから、標高2,000mにも満たない朝日連峰が暑くないはずがないのだが本当に2日間暑くて干からびるかと思った…😇😇
竜門小屋と狐穴小屋それぞれ水の補給は可能なので水を切らす心配こそありませんでしたが、2日間で消費した水の量は持参した4L＋途中の水場で補給した3Lで計7Lくらいになり、過去一番水を消費した山行になったかもしれません💦

さらに、暑さに加えて背負い慣れていない避難小屋泊用の大型ザックの重量に完全に体力を奪われてしまい、標準コースタイムのスピードをキープすることすら厳しくなり…。当初の計画では帰りは竜門山の分岐点から西朝日岳を経由することで以東岳から大朝日岳まで全部繋げて歩いてしまおう！などとイキっていたものの、暑さと荷物の重さのダブルパンチで完全にノックアウトを喰らってしまい結局は帰りも竜門山から源太岩山経由で真っすぐ下山。
竜門岳から大朝日岳までの稜線は来年以降の宿題として残すことになり、完全に自分の弱さが露呈する形になってしまいました…orz

そして今回の朝日連峰縦走ではもう一つアクシデント、というか予想外の事態が発生。それは人の多さで、三連休でもないタダの土日だし日暮沢の駐車場には余裕で停められるだろうなどとタカを括っていたら、午前6時半で既にフル満車。さらに、宿泊予定だった狐穴避難小屋は午後3時半頃に到着してみると満員御礼の状態（管理人が居れば場所の整理をして入れてもらえたかもしれないが、この日はまだ管理人不在）で、日没ギリギリまで歩いて以東岳避難小屋まで文字通り「避難」をする形になりました。
現地で聞いた噂では、飯豊連峰にアクセスする林道が土砂崩れで通れず転戦した人も多くて朝日連峰に人が集中したとか…、いやはやこの山域があんなに賑わうなんて本当に驚きました。

そんなこんなで景色の美しさと暑さの厳しさそして避難小屋満員事件といろんな思い出が入り混じった今回の山行でしたが、2日間を通してほとんどの行程をソロ登山者同士で自然発生した即席パーティに混じって行動させてもらったことがとても大きなポイントになりました。
特に、超満員の狐穴避難小屋を諦めて日没が迫る以東岳避難小屋まで行く決断をできたのは自分を含め4人の即席パーティの方が居たからで、自分ひとりだったらあの時間から以東岳まで移動する気力は湧いてこなかったと思います(笑)
厳しい暑さも一人で黙々と歩いていたらもっと心が折れていたかもしれません…。自分は基本的に9割くらいがソロですが、今回は思いがけず普段とは違う雰囲気の山行になって良い思い出になりました😊

途中でご一緒させて頂いたソロ×4人の即席パーティの皆様、楽しい道中をありがとうございました。