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ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間
花の稜線を歩く志賀高原の岩菅山と裏岩菅山(聖平からピストン)
2022年07月24日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 920m
- 下り
- 920m
コースタイム
聖平登山口6:45→小三郎小屋跡6:55→アライタ沢出合7:10→中間地点7:45→ノッキリ8:10→8:35岩菅山山頂8:40→9:15裏岩菅山山頂9:30→10:00岩菅山山頂10:10→ノッキリ10:30→中間地点10:50→アライタ沢出合11:15→小三郎小屋跡11:30→聖平登山口11:35 【歩行時間:4時間20分】
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●岩菅山聖平登山口 東京都日野市から登山口に向かうには、主に2ルートが考えられます。ひとつは、関越道渋川伊香保ICから国道17号線→353号線→292号線を使い、草津温泉をかすめて、白根山や渋峠を越えるルート。八ッ場ダムが完成し、途中の道路が付け替えられ、昔と比べて快適になりましたが、全行程で約4時間かかります。 もうひとつが今回使った上信越道で志賀高原を大きく巻いて西側から入るルート。信州中野ICから登山口までは残り約33kmと手頃ですが、全体の移動距離は長くなるのでやはり約4時間。高速代が倍近くかかるのが痛いです。( ;¯ω¯)ゞ 今回は、後者でアクセスしてみました。国道292号線から県道471号線に入ると、登山口までは残り約9km。トンネルを3つ抜けて、一の瀬の公衆トイレを通過すると、その先で道が分岐し、左は奥志賀高原スキー場方面、右が登山口方面となります。この辺りには「→岩菅山」の標識がありますので、見落とさなければ大丈夫。 登山口(標識あり)周辺には、約15台程度の駐車スペースがあります。私は日曜日の朝7時前に到着しましたが、既に満杯でしたので、少し離れた駐車可能な路肩に車を駐めました。料金の徴収はありません。 登山口にはトイレがありませんので、手前の公衆トイレで済ませましょう。なお、志賀高原にはホテルは多いのですがコンビニはありません。最後に見かけたのは、山ノ内町のセブンイレブン山ノ内佐野店(長野県下高井郡山ノ内町佐野境383ー1)でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
長野県山ノ内町内の志賀高原にある岩菅山(いわすげやま)は、標高は2295m。日本二百名山に選ばれています。また、稜線を40分ほど歩いた先に裏岩菅山(標高2341m)がありますが、こちらは志賀高原の最高峰です。この時季、稜線には高山植物が沢山の花を付けているとのことで、聖平登山口から往復してまいりました。 ●全体的に 登山口からは階段状に整備された道を10分ほど登ると、小三郎小屋跡に到着します。道は左に折れて、暫くはアライタ沢から引いた水路の脇を水平移動します。途中に水場を示す標識がありました。沢から別れると勾配が増しますが、階段は丸太で整備され登りやすくなっています。一部に泥濘あり。 中間地点(標識あり)から先は道の様子が変わり、本格的なトレイルとなります。左手に岩菅山の姿が見え、稜線との合流地点であるノッキリまで登ります。この辺りには急登はありません。ノッキリからは、高天ヶ原登山口からのルートと合流し、勾配のある稜線を登って山頂へ。周辺の景色が良くなりますが、足元は浮き石が多く注意したいです。 山頂は広く、奥志賀や遠く北アルプスの山々が見えていました。裏岩菅山とそれに続く稜線もよく見えました。若干の登降を繰り返しますが、稜線からの景色はよく、足元には沢山の花が咲いており、気分の良い縦走を楽しむことができます。 裏岩菅山からの景色も申し分ありません。切明方面に続く稜線も見えていましたが、今日は南側に雲が多く、360度の眺望が無かったのが残念です。 |
その他周辺情報 | ●志賀高原 スキーリゾートのイメージが強い志賀高原は、日本海に近く、標高が1000m以上あることから、盛夏でも最高気温が30℃を越えることが滅多になく、今日はサイクリングやジョギングをされている方を見かけました。 岩菅山南東の魚野川源流域には手つかずの状態で残されている広大なブナまたはオオシラビソ等の原生林が広がっているほか、岩菅山から裏岩菅山にかけての稜線部に見られる花畑には、ハクサンコザクラ等の高山植物が見られる。また、岩菅山の東側斜面では、頻繁に発生する雪崩に起因する低木群落が見られ、高山帯と合わせてジョウシュウオニアザミ、ホソバコゴメグサ等の分布範囲の極めて狭い草本類の生育地となっているのだそうです。 https://www.shigakogen.gr.jp/ ●湯田中渋温泉郷(ゆだなかしぶおんせんきょう) 山ノ内町の横湯川、夜間瀬川流域に点在する9つの温泉の総称。温泉郷内の共同浴場の数は別府温泉に次ぐ国内第二位の軒数を誇るとか。大湯とよばれる共同浴場が六ヶ所あるのは日本ではこの温泉郷だけで、町内には温泉街が点在しています。 https://onsen-trip.com/12699.html ●羅臼庵 山ノ内町の蕎麦屋です。国道沿いにあり、志賀高原から下って行くと湯田中駅よりも手前にあります。つゆの出汁に羅臼産の昆布を使っているとかで、それが店名になっているのでしょうか。不定休で、営業時間は11時30分〜15時とのこと。 https://tabelog.com/nagano/A2001/A200104/20012135/dtlmap/ |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
週末の天気予報と睨めっこしながら、登山の行き先を考えていました。
北アルプスの餓鬼岳は、白沢登山口から急登が続き、山頂までの累積標高差は1700m超。早朝に出発して夕方に戻る感じでしょうか。条件の良い土曜日に行きたいけれど、午後からは天気が崩れそう。日光の女峰山あたりは雷雨が怖いし。ぐずぐずしているうちに日曜になりました。向かう先は「曇り予報」ながら晴れ間も期待できそうな志賀高原です。
奥志賀では、鳥甲山(とりかぶとやま)が未踏ですが、この山は昨年に敗退した左武流山に近く、秋に宿を取って2つの山を連投したいと考えています。そんなわけで、今回の目標はこの時季に花が多い岩菅山に決めました。
東京方面から志賀高原へのアクセスは、関越道の渋川伊香保ICからが定番ですが、今回は西側の長野県山ノ内町からにしてみました。いや、さすがに長野道の信州中野ICまでは遠く感じましたが、高速を降りた後はこんなに早く志賀高原に来られるんですね。知りませんでした。
岩菅山の稜線は美しく、眺望がよく、花を楽しめて申し分ありませんでした。気がつけば7月もそろそろ終わり。引き続き、夏山シーズンを楽しみたいと思います。
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