天神平:保登野沢コース
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 876m
- 下り
- 860m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○登り 保登野沢コースは4回の渡渉があるが、橋は無く、この日は雪解け水でかなりの水量だった。濡れ覚悟で渡渉した。 コース自体ははっきりしているが、天神平の直下はまだ雪の大斜面となっていて、コースは雪の下。まだアイゼンが必要。 ○下り(高倉山・湯蔵山経由) 高倉山から先は一般登山道ではない(高倉山直下にその旨の標識あり)。 その先は送電線巡視路となるが、湯蔵山との鞍部の鉄塔の先から左手に下って行ってしまうので、湯蔵山へは向かって右のヤブに入り登る。 湯蔵山から先は、薄い踏み跡らしきものがあるだけだが、はっきりした尾根の下りとなる。 尾根が広くなって平坦になると廃小屋があるので、そこから右手に下る。 ブナ林の中の薄いヤブを下り、少し登り返すとホワイトバレースキー場の最上部に出る。 あとはゲレンデを適当に下る。 |
写真
感想
早朝のホワイトバレーの駐車場に車を置き出発。
スキー場のゲレンデ下部を少し歩いて林道に入ると、すぐに林道がなくなった。
洪水の影響か沢がえぐられていて、アルミのハシゴがかかっているが不安定だった。
しばらくスギと雑木の薄暗い混合林の中を登ると、最初の渡渉点に出た。
水量はかなり多い。雪解け水が一気に流れている。
浅い所でもくるぶし以上の水深だったが、スパッツをつけて一気に渡った。何とか浸水せずに済んだ。
この後も渡渉を繰り返し、4度目の渡渉地点を過ぎたところで登山道は保登野沢から離れる。
標高が上がると、新緑のブナの下を歩くようになり、気持がいい。
だんだん急になり、ロープが付いたガレ場の登りでは、足をかけた大きな石が突然崩れ落ち、冷や汗をかいた。
雪解け直後は地盤も不安定になっている。
稜線が見えてくると木々も芽吹き前の状態となり、残雪が現れ始めた。
天神平の直下では、残雪が大斜面を作っていた。
うっかりした。今日はアイゼンを持ってきていない。
しっかり雪を蹴り込んで、足場を作りながら慎重に登るが、体力的にはきつい。
天神平に着くと、けっこう多くの人が散策していた。
目の前には谷川岳がよく見える。
去年も来たが、雪は去年よりも多いようだ。
振り返ると、雲の中に虹が見えた。よく見るアーチ型の虹ではなく、直線的な虹だ。
雲のへりに出来る「彩雲」という現象らしく、話には聞いていたが、見るのははじめてだった。
とても綺麗で、何か神秘的な感じだった。
今日はここから高倉山、湯蔵山へ登って尾根を下る。去年もこの時期下った道だ。
高倉ゲレンデから先はもう誰もいない。高倉山の直下には「この先、登山道はありません」と標識が立っている。
高倉山の山頂は標識もなく、斜めになった三角点があるだけ。でもこういう静かな山が好みだ。
そこから先は電線巡視路が続いていて、南面は急降下となる。ここにはたくさんの花が咲いていて、疲れを忘れさせてくれる。
湯蔵山との最低鞍部の鉄塔下で昼食とした。
大休止の後、湯蔵山へ登る。
湯蔵山へは道がなく、巡視路が下る地点からヤブに入る。
ヤブは薄いのでそんなに苦にならず、十数分で山頂に着いた。
ブナの中で展望は無いが、林床にはイワウチワが群生していた。
湯蔵山は双耳峰で、すぐ南峰に着くが、そのまま通過。
ここからははっきりした尾根の下りで、何となく踏み跡のようなものもある。
尾根が広がると気持のよいブナ林となり、その先に不思議な廃小屋がある。
去年来た時よりも荒れているような気がした。
尾根はここで2手に分かれ、ホワイトバレーへは右の尾根を下る。
薄いヤブをひたすら下り、最後に少し登り返すとゲレンデ最上部に出た。
ここからは天神平、高倉山、湯蔵山と歩いてきた稜線が良く見えた。
去年はここから尾根をそのまま下ったが、今日はゲレンデを下る。
ところが、これがけっこう急斜面で大変だった。
スキーだと一気だなあと思いながら、下まで50分ほどかかって下ったら、膝が笑っていた。
保登野沢コースは本当に静かなコースで、最近は誰も歩いていないらしく、足跡は皆無。残雪の上も何の痕跡もなかった。
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