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記録ID: 452952
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ハイキング
谷川・武尊

天神平:保登野沢コース

2014年05月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
7.8km
登り
876m
下り
860m

コースタイム

ホワイトバレー駐車場6:48…6:58林道終点のハシゴ…7:17渡渉点…8:00最後の渡渉点(4回目)8:10…9:38ロープの付いたガレ場…9:55雪渓下…10:35天神平(保登野沢入口)10:48…11:19高倉山…11:50鞍部の鉄塔下12:29…12:50湯蔵山…12:58南峰…13:38廃小屋…13:53ホワイトバレーゲレンデ最上部13:58…14:38ゲレンデ下…14:45駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ホワイトバレースキー場の駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
○登り
保登野沢コースは4回の渡渉があるが、橋は無く、この日は雪解け水でかなりの水量だった。濡れ覚悟で渡渉した。
コース自体ははっきりしているが、天神平の直下はまだ雪の大斜面となっていて、コースは雪の下。まだアイゼンが必要。

○下り(高倉山・湯蔵山経由)
高倉山から先は一般登山道ではない(高倉山直下にその旨の標識あり)。
その先は送電線巡視路となるが、湯蔵山との鞍部の鉄塔の先から左手に下って行ってしまうので、湯蔵山へは向かって右のヤブに入り登る。
湯蔵山から先は、薄い踏み跡らしきものがあるだけだが、はっきりした尾根の下りとなる。
尾根が広くなって平坦になると廃小屋があるので、そこから右手に下る。
ブナ林の中の薄いヤブを下り、少し登り返すとホワイトバレースキー場の最上部に出る。
あとはゲレンデを適当に下る。

朝のホワイトバレースキー場
2014年05月24日 06:51撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 6:51
朝のホワイトバレースキー場
林道終点のハシゴ
沢がえぐられた場所に架けられている
2014年05月24日 20:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 20:40
林道終点のハシゴ
沢がえぐられた場所に架けられている
まだ薄暗い登山道
2014年05月24日 07:08撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 7:08
まだ薄暗い登山道
最初の渡渉点
増水しているが、濡れ覚悟で足を突っ込んだ
ゴアテックス仕様の靴で浸水せず
2014年05月24日 07:18撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 7:18
最初の渡渉点
増水しているが、濡れ覚悟で足を突っ込んだ
ゴアテックス仕様の靴で浸水せず
渡渉4回目
ここで保登野沢から離れる
2014年05月24日 08:01撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 8:01
渡渉4回目
ここで保登野沢から離れる
ブナの新緑の中を登る
2014年05月24日 20:41撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 20:41
ブナの新緑の中を登る
思い切り根曲がりしたミズナラの木
雪に負けないたくましさを感じる
2014年05月24日 20:41撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 20:41
思い切り根曲がりしたミズナラの木
雪に負けないたくましさを感じる
ガレ場は崩れやすかった
この後中央部の石に足をかけたら思い切り崩れた
2014年05月24日 20:42撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 20:42
ガレ場は崩れやすかった
この後中央部の石に足をかけたら思い切り崩れた
残雪が現れた
2014年05月24日 09:52撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 9:52
残雪が現れた
アイゼンがないので、キックステップで慎重に登る
2014年05月24日 10:10撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 10:10
アイゼンがないので、キックステップで慎重に登る
天神平直下まで続く残雪
登山道はどこかにいってしまった
2014年05月24日 17:19撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 17:19
天神平直下まで続く残雪
登山道はどこかにいってしまった
もうすぐ天神平
雪の斜面も角度を増し、スリップに気をつける
2014年05月24日 10:28撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 10:28
もうすぐ天神平
雪の斜面も角度を増し、スリップに気をつける
登ってきた保登野沢が眼下に
2014年05月24日 20:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 20:43
登ってきた保登野沢が眼下に
天神平に着いた
目の前には谷川岳
2014年05月24日 10:37撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 10:37
天神平に着いた
目の前には谷川岳
保登野沢登山道を振り返ると、彩雲が現れた
神秘的な美しさだった
2014年05月24日 20:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 20:43
保登野沢登山道を振り返ると、彩雲が現れた
神秘的な美しさだった
天神平には花が咲き始めていた
ミズバショウ
2014年05月24日 10:54撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 10:54
天神平には花が咲き始めていた
ミズバショウ
ショウジョウバカマ
2014年05月24日 10:56撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 10:56
ショウジョウバカマ
エチゴキジムシロ
2014年05月24日 11:00撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 11:00
エチゴキジムシロ
カタクリの向こうに谷川岳
2014年05月24日 20:44撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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カタクリの向こうに谷川岳
高倉ゲレンデ上部から谷川岳
2014年05月24日 11:12撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 11:12
高倉ゲレンデ上部から谷川岳
高倉ゲレンデ上部から白毛門
2014年05月24日 11:12撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 11:12
高倉ゲレンデ上部から白毛門
これから行く高倉山(左)と湯蔵山(右)
2014年05月24日 11:14撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 11:14
これから行く高倉山(左)と湯蔵山(右)
高倉山直下にある標識
ちょっと見づらいが「この先、登山道はありません」と書かれている
2014年05月24日 20:44撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 20:44
高倉山直下にある標識
ちょっと見づらいが「この先、登山道はありません」と書かれている
イワウチワがあった
2014年05月24日 11:18撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 11:18
イワウチワがあった
高倉山山頂
三角点が斜めになっている
2014年05月24日 11:19撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 11:19
高倉山山頂
三角点が斜めになっている
高倉山南斜面は花が多かった
これはナエバキスミレ
2014年05月24日 11:26撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 11:26
高倉山南斜面は花が多かった
これはナエバキスミレ
カタクリもたくさん咲いていた
2014年05月24日 11:27撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 11:27
カタクリもたくさん咲いていた
イワナシ
2014年05月24日 11:30撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 11:30
イワナシ
豪華な花のアズマシャクナゲ
2014年05月24日 11:33撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 11:33
豪華な花のアズマシャクナゲ
最低鞍部の送電線鉄塔
2014年05月24日 20:45撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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最低鞍部の送電線鉄塔
巡視路が下りにかかる地点から右手のヤブに入る
2014年05月24日 12:35撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 12:35
巡視路が下りにかかる地点から右手のヤブに入る
湯蔵山への登り
ヤブは薄い
2014年05月24日 20:46撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 20:46
湯蔵山への登り
ヤブは薄い
湯蔵山山頂
2014年05月24日 12:51撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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湯蔵山山頂
湯蔵山南峰からの下り
何となく踏み跡らしきものがある
2014年05月24日 17:20撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 17:20
湯蔵山南峰からの下り
何となく踏み跡らしきものがある
ムラサキヤシオが満開
2014年05月24日 13:20撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 13:20
ムラサキヤシオが満開
美しいブナ林の稜線を行く
2014年05月24日 13:36撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 13:36
美しいブナ林の稜線を行く
廃小屋
ここを右手に下る
2014年05月24日 20:47撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 20:47
廃小屋
ここを右手に下る
ホワイトバレーの最上部
歩いてきた稜線が見える
2014年05月24日 13:54撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/24 13:54
ホワイトバレーの最上部
歩いてきた稜線が見える
ゲレンデをひたすら下る
2014年05月24日 14:15撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/24 14:15
ゲレンデをひたすら下る
やっと戻ってきた
スキー場を振り返る
2014年05月24日 14:38撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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やっと戻ってきた
スキー場を振り返る
撮影機器:

感想

早朝のホワイトバレーの駐車場に車を置き出発。
スキー場のゲレンデ下部を少し歩いて林道に入ると、すぐに林道がなくなった。
洪水の影響か沢がえぐられていて、アルミのハシゴがかかっているが不安定だった。
しばらくスギと雑木の薄暗い混合林の中を登ると、最初の渡渉点に出た。
水量はかなり多い。雪解け水が一気に流れている。
浅い所でもくるぶし以上の水深だったが、スパッツをつけて一気に渡った。何とか浸水せずに済んだ。
この後も渡渉を繰り返し、4度目の渡渉地点を過ぎたところで登山道は保登野沢から離れる。
標高が上がると、新緑のブナの下を歩くようになり、気持がいい。
だんだん急になり、ロープが付いたガレ場の登りでは、足をかけた大きな石が突然崩れ落ち、冷や汗をかいた。
雪解け直後は地盤も不安定になっている。
稜線が見えてくると木々も芽吹き前の状態となり、残雪が現れ始めた。
天神平の直下では、残雪が大斜面を作っていた。
うっかりした。今日はアイゼンを持ってきていない。
しっかり雪を蹴り込んで、足場を作りながら慎重に登るが、体力的にはきつい。

天神平に着くと、けっこう多くの人が散策していた。
目の前には谷川岳がよく見える。
去年も来たが、雪は去年よりも多いようだ。
振り返ると、雲の中に虹が見えた。よく見るアーチ型の虹ではなく、直線的な虹だ。
雲のへりに出来る「彩雲」という現象らしく、話には聞いていたが、見るのははじめてだった。
とても綺麗で、何か神秘的な感じだった。

今日はここから高倉山、湯蔵山へ登って尾根を下る。去年もこの時期下った道だ。
高倉ゲレンデから先はもう誰もいない。高倉山の直下には「この先、登山道はありません」と標識が立っている。
高倉山の山頂は標識もなく、斜めになった三角点があるだけ。でもこういう静かな山が好みだ。
そこから先は電線巡視路が続いていて、南面は急降下となる。ここにはたくさんの花が咲いていて、疲れを忘れさせてくれる。
湯蔵山との最低鞍部の鉄塔下で昼食とした。

大休止の後、湯蔵山へ登る。
湯蔵山へは道がなく、巡視路が下る地点からヤブに入る。
ヤブは薄いのでそんなに苦にならず、十数分で山頂に着いた。
ブナの中で展望は無いが、林床にはイワウチワが群生していた。
湯蔵山は双耳峰で、すぐ南峰に着くが、そのまま通過。
ここからははっきりした尾根の下りで、何となく踏み跡のようなものもある。
尾根が広がると気持のよいブナ林となり、その先に不思議な廃小屋がある。
去年来た時よりも荒れているような気がした。

尾根はここで2手に分かれ、ホワイトバレーへは右の尾根を下る。
薄いヤブをひたすら下り、最後に少し登り返すとゲレンデ最上部に出た。
ここからは天神平、高倉山、湯蔵山と歩いてきた稜線が良く見えた。
去年はここから尾根をそのまま下ったが、今日はゲレンデを下る。

ところが、これがけっこう急斜面で大変だった。
スキーだと一気だなあと思いながら、下まで50分ほどかかって下ったら、膝が笑っていた。

保登野沢コースは本当に静かなコースで、最近は誰も歩いていないらしく、足跡は皆無。残雪の上も何の痕跡もなかった。

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