ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4540403
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山

2022年07月30日(土) 〜 2022年07月31日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
17:19
距離
15.2km
登り
1,902m
下り
1,929m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:40
休憩
1:00
合計
5:40
9:53
9:53
91
11:34
11:35
31
12:18
12:33
50
13:23
13:23
22
13:45
13:46
35
14:23
14:37
22
15:08
2日目
山行
9:52
休憩
1:55
合計
11:47
1:43
17
2:00
2:01
1
2:06
2:07
10
2:17
2:17
1
2:37
2:42
31
4:19
4:21
39
5:00
5:03
10
5:13
5:13
8
5:21
5:22
5
5:27
5:31
1
5:32
5:33
61
6:34
6:35
38
7:13
7:35
11
7:46
7:48
13
8:01
8:01
8
8:09
8:09
21
8:30
8:31
3
9:43
9:44
11
9:55
10:01
1
10:02
10:02
16
10:18
10:20
1
10:57
10:58
0
10:58
10:58
113
13:25
13:25
4
13:29
13:29
1
13:30
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り一時雨
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
同行者のマイカーでアクセス
 - 道の駅すばしり近くの臨時乗り換え駐車場でバスに乗り換え
 - 臨時乗り換え駐車場は駐車無料
 - バスは行きが毎時00分発,帰りが毎時45分発で往復1830円
 - タクシーは最大4人乗りで駐車場には常駐していないので要電話予約
詳細は以下の URL を参照:
http://www.fujisan-climb.jp/kjhqgg0000003fvl-att/shizuoka_my_car_restriction.pdf
コース状況/
危険箇所等
7月30日:須走口五合目〜八合目下江戸屋 (天気:曇り時々雨のち晴れ)
会社の同僚に車を出してもらい,集合場所から須走の臨時駐車場へ向かう.集合時点では抜けるような青空だったが,臨時駐車場に着く頃にはすっかり雲に覆われてしまった.8時半ごろに駐車場に到着.駐車場入り口に建てられたテントで検温を受け,入山協力金1人1000円を支払って9時発のバスに乗り込んだ.検温をクリアするとそれを証明するバンドが,入山協力金を支払うと記念の缶バッジがそれぞれもらえる.検温をクリアした際にもらえるバンドは,登山中,常に見えるようにザックにつけておく必要がある.
バスは九十九折の道を登っていくが,雲が厚く眺望はゼロ.須走口五合目に着く頃には雨がパラパラと降り始めた.時刻表通り9時半に標高2000mの須走口五合目についたが,しばらく菊屋の軒先で雨宿りさせてもらった.菊屋の方には無料で椎茸茶? (おそらく椎茸の出汁) を頂いた.椎茸の香りと程よい塩加減で登山前にはちょうど良い.15分ほどで雨が上がったので,いよいよ本格的に登山スタート.はじめ,古御嶽神社までは舗装された散策路で,古御嶽神社から右手方向に入ると本格的な登山道が始まる.比較的なだらかな樹林帯の道で歩きやすい.下山道と別れてしばらく進むと,所々で樹林が途切れ,眺望が楽しめる...ようになるはずだが,生憎の空模様で一面真っ白.時々,左手に下山道の砂走りを見ながら灌木帯を進む.新六合目の長田山荘を経て,標高2620mの本六合目瀬戸館を過ぎると,一気に視界が開ける.
本六合目を過ぎると傾斜が増し,徐々に岩っぽい道へと変わっていく.雲の切間から七合目の大陽館が見えるが,意外と遠くて本六合目からは50分ほどかかった.標高2920mの大陽館に到着すると,一瞬雲が切れて下界の街並みが見えた.一緒に登ったメンバーは,3000mから初めて見る景色にいたく感動していた.メンバーの1人が,彼女に電話で「今ねぇ...すごく高い!」と感想を言っていて笑ってしまった.ここから先は,九十九折の登山道を登り,本七合目の見晴館,八合目の下江戸屋と続いていく.
この日は下江戸屋を予約していたので,15時ごろに行動終了.到着前からかなりガスが濃くなってきていたが,小屋に入った直後に雨が降り出した.17時から夕食だったので,それまでにホットケーキを作って差し入れようと思ったが断念.コーヒーだけ淹れて,みんなで分けて飲んだ.夕食はカレーとハンバーグ.運動ごの食事としてはやや物足りない量だった.他のメンバーはペヤングなどを追加で注文していた.
食後,天気が回復してきたので,道具一式を持って外へ出てホットケーキを作った.相模湾や神奈川,東京方面の景色を眺めながら,焼き上がったホットケーキをみんなで頂いた.日が沈むころにはすっかり雲が取れて,美しい夜景が見られた.翌日は1時起床として,20時前には就寝した.

7月31日:八合目下江戸屋〜剣ヶ峰〜須走口五合目 (天気:晴れのち曇り時々雨)
1時起床のつもりだったが,0時半には周囲の登山客が出発準備を始めたため目が覚めてしまった.他のメンバーは起こさず,小屋から朝ごはんとして支給された弁当を持って外へ出た.風も弱くそれほど気温も低くない.夜景を見ながら弁当を食べた.1時少し前に全員に声をかけて準備開始.1人が軽い頭痛を訴えたため EVE を1錠だけ飲んで対応した.2時出発の予定だったが,思ったより準備が早く終わり,1時半ごろに小屋を出た.
八合目から本八合目までは,目の細かい石が転がる急斜面でやや登りにくい.本八合目で吉田口からの登山道と合流するため,登山客の数が (体感で) 数倍に膨れ上がる.本八合目から下を見ると,吉田口から延びるヘッドライトの列に驚いた.道の混雑は徐々に悪化し,八合五勺の御来光館を過ぎると時々隊列が止まるほどだった.さらに九合目付近になると,係員が登山道脇に立って交通整理をしていた.曰く「2列になって出来るだけ前に詰めて止まらないように進んでください」とのことだったが,さながらテーマパークの大人気アトラクションに並んでいるようであった.進行の遅いツアーの隊列を抜かしながら,九十九折の急坂を登っていき,4時ごろに須走・吉田ルートの山頂に到着した.
須走・吉田ルートの山頂は既に人で溢れており,とてもご来光を拝めるような状態ではなかったので,下山口近くの斜面まで移動して最前列を確保した.この後も続々と人が増えていったので,みんなを急かして早めに小屋を出たのは正解だった (と思いたい).ちょうど日の出の位置に雲があったため,ご来光が見られるか不安だったが,美しいご来光を拝むことができた.誰かが音頭をとって拍手と万歳三唱が湧き起こった.しばらく,ご来光の絶景を眺めてお鉢巡りに向かった.
お鉢巡りのいいところは,短い距離の周回で色々な方角の景色が眺められること.少し南に進むと愛鷹山と駿河湾が,さらにお鉢の西側に出れば日本アルプスや八ヶ岳の山々を一望できる.途中,御殿場口山頂近くの開けた場所でお湯を沸かし,各々持ってきたカップラーメンを作ってみんなで食べた.本当は剣ヶ峰の山頂で作りたかったが,遠目にも山頂が混雑していたので断念した.カップラーメンを食べ終わって,いよいよ剣ヶ峰に取り付く.剣ヶ峰の最後の登りは50mほどとはいえかなり急な登りなので,みな登るのに難儀していた.山頂には山頂標で記念撮影をするために列ができており,20分ほど並んでようやく集合写真が撮れた.その後は残りの外周を歩いて吉田・須走方面への下山口に向かった.途中,高山病の症状を訴えていたメンバーの症状がぶり返したため,もう一度 EVE を飲んでもらった.
下山口に着くころにはすっかり雲に覆われてしまった.それと同時にどこからか白い羽虫が大量発生して,薄く雪化粧を纏ったかのように地面を覆ってしまった.もう景色は期待できないので,皆でワイワイおしゃべりしながら下山道を下る.本八合目で吉田口方面の道と別れると,山は一気に静けさを取り戻した.八合目の下江戸屋,本七合目の見晴館で一旦登山道と別れて下山道に入るが,しばらく歩くと再び合流する.そして七合目の大陽館の先から,下りのクライマックス「砂走り」が始まる.600m近い標高差をほぼ一直線に下る道は圧巻だ.我々の隊は膝を痛めたメンバーに合わせて比較的ゆっくり降りたが,中には猛然とダッシュして下山していく人もいた.最初のうちは砂走りを楽しんでいたメンバーだったが,最後は踵にくる衝撃と単調な道に疲れ果てていた.砂払い五合目を過ぎると下山道は樹林帯に入り,やがて登山道と合流する.ここまで来ればもう後一息で須走口五合目のゴールである.最後は雨がふり始めてしまったが,13時半ごろ無事須走口五合目に到着した.
到着後すぐに13時45分発のバスに乗り込み,臨時駐車場へと下った.その後,荷物を整理して足柄サービスエリアのお風呂に入り,帰路についた.
その他周辺情報 ・駐車場
アクセスの項に記述した通り,道の駅すばしり近くの臨時乗り換え駐車場を利用する.駐車は無料で,駐車可能台数も十分.

・トイレ
ルート上の各山小屋にお手洗い併設で1回200円で利用可能.また,宿泊者は1回100円のチップ制となる.他の山域に比べてよく整備されていていずれも清潔.ただし,山小屋の営業状況によってはお手洗いを利用できない場合もあるので,入山時の案内板で山小屋の営業状況を要確認.

・水場・売店
コース上に水場はないが,山小屋の売店でスポーツドリンクやお茶,ジュースを販売している.また,多くの山小屋で食事も提供しており,お菓子やパンなどの行動食も補給可能.ただし,当然地上よりもかなりお値段高め.

・温泉
臨時乗り換え駐車場周辺に入浴施設はないが,御殿場方面にいくつか温泉や銭湯がある.

- オアシス御殿場
 営業時間:10:00〜翌9:00
 料金:(平日) 1500円,(土休日) 2000円
 URL:http://www.oasisgotemba.com/

- 人参湯 (銭湯)
 営業時間:15:00〜21:30
 料金:430円
 URL:ー

- EXPASA 足柄 上りレストイン時之栖
 営業時間:12:00〜翌10:00
 料金:(平日) 680円,(土休日) 710円
 URL:https://www.tokinosumika.com/restinn/bath.html

- EXPASA足柄 下りあしがら湯
 営業時間:10:00〜翌8:00
 料金:(平日) 680円,(土休日) 710円
 URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa/shop/detail?sapashopid=41
須走口五合目に建つ菊屋
2022年07月30日 09:12撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 9:12
須走口五合目に建つ菊屋
標高2000mの登山口
2022年07月30日 09:32撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 9:32
標高2000mの登山口
最初は舗装された登山道を歩く
2022年07月30日 09:34撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 9:34
最初は舗装された登山道を歩く
古御嶽神社
2022年07月30日 09:37撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 9:37
古御嶽神社
樹林帯の道を進む
2022年07月30日 09:39撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 9:39
樹林帯の道を進む
下山道との分岐
2022年07月30日 10:01撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 10:01
下山道との分岐
一瞬山頂方向の雲が切れた
2022年07月30日 10:26撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 10:26
一瞬山頂方向の雲が切れた
樹林帯を抜ける
2022年07月30日 10:45撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 10:45
樹林帯を抜ける
砂走りの下山道が見える
2022年07月30日 10:45撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 10:45
砂走りの下山道が見える
新六合目の鳥居
2022年07月30日 11:08撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 11:08
新六合目の鳥居
夏っぽい空と雲
2022年07月30日 13:21撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 13:21
夏っぽい空と雲
本七合目見晴館の鳥居
2022年07月30日 14:06撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 14:06
本七合目見晴館の鳥居
遭難者慰霊碑
2022年07月30日 14:23撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 14:23
遭難者慰霊碑
この日の宿泊地・下江戸屋に到着
2022年07月30日 15:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 15:04
この日の宿泊地・下江戸屋に到着
下江戸屋の小屋前からの眺望
2022年07月30日 16:20撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 16:20
下江戸屋の小屋前からの眺望
チンアナゴみたいな雲
2022年07月30日 16:23撮影 by  ILCE-6500, SONY
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7/30 16:23
チンアナゴみたいな雲
河口湖
2022年07月30日 16:26撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 16:26
河口湖
下江戸屋の夕食はカレーとハンバーグ (ビールは別途購入)
2022年07月30日 17:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 17:00
下江戸屋の夕食はカレーとハンバーグ (ビールは別途購入)
食後のデザートにホットケーキを焼いた
2022年07月30日 17:55撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 17:55
食後のデザートにホットケーキを焼いた
夕暮れ時の河口湖方面
2022年07月30日 18:00撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 18:00
夕暮れ時の河口湖方面
富士山の影
2022年07月30日 18:00撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 18:00
富士山の影
下江戸屋から見た夜景 (河口湖方面)
2022年07月30日 19:15撮影 by  ILCE-6500, SONY
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7/30 19:15
下江戸屋から見た夜景 (河口湖方面)
下江戸屋から見た夜景 (神奈川・東京方面)
2022年07月30日 19:17撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/30 19:17
下江戸屋から見た夜景 (神奈川・東京方面)
元八合目から下に延びる登山者の列
2022年07月31日 01:47撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 1:47
元八合目から下に延びる登山者の列
本八合目から上に伸びる登山者の列
2022年07月31日 01:49撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 1:49
本八合目から上に伸びる登山者の列
本八合目から見た神奈川・東京方面の夜景
2022年07月31日 02:06撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 2:06
本八合目から見た神奈川・東京方面の夜景
本八合目から九合目まで延びる大行列
2022年07月31日 03:34撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 3:34
本八合目から九合目まで延びる大行列
山頂直下の鳥居
2022年07月31日 03:39撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 3:39
山頂直下の鳥居
山口屋本店で登山バッジを購入すると,登頂日を刻印してもらえる
2022年07月31日 04:00撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 4:00
山口屋本店で登山バッジを購入すると,登頂日を刻印してもらえる
黎明のパノラマ
2022年07月31日 04:08撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 4:08
黎明のパノラマ
日の出と山中湖
2022年07月31日 04:27撮影 by  ILCE-6500, SONY
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7/31 4:27
日の出と山中湖
日の出
2022年07月31日 04:29撮影 by  ILCE-6500, SONY
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7/31 4:29
日の出
黎明の河口湖
2022年07月31日 04:30撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 4:30
黎明の河口湖
剣ヶ峰の富士山測候所跡
2022年07月31日 04:52撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 4:52
剣ヶ峰の富士山測候所跡
愛鷹山 (手前) と天城山 (奥)
2022年07月31日 05:06撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 5:06
愛鷹山 (手前) と天城山 (奥)
伊豆大島?
2022年07月31日 05:06撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 5:06
伊豆大島?
富士山の火口
2022年07月31日 05:12撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 5:12
富士山の火口
火口内の柱状節理
2022年07月31日 05:12撮影 by  ILCE-6500, SONY
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火口内の柱状節理
御殿場口方面の山頂
2022年07月31日 05:14撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 5:14
御殿場口方面の山頂
富士浅間大社の奥宮
2022年07月31日 05:17撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 5:17
富士浅間大社の奥宮
富士浅間大社の奥宮
2022年07月31日 05:18撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 5:18
富士浅間大社の奥宮
静岡市の市街地
2022年07月31日 06:20撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 6:20
静岡市の市街地
剣ヶ峰への最後の急坂
2022年07月31日 06:25撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 6:25
剣ヶ峰への最後の急坂
剣ヶ峰山頂では行列ができていた
2022年07月31日 06:37撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 6:37
剣ヶ峰山頂では行列ができていた
山頂標
2022年07月31日 06:51撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 6:51
山頂標
山頂の二等三角点
2022年07月31日 06:56撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 6:56
山頂の二等三角点
山頂の電子基準点
2022年07月31日 07:01撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 7:01
山頂の電子基準点
南アルプス方面の眺望
2022年07月31日 07:35撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 7:35
南アルプス方面の眺望
白峰三山
2022年07月31日 07:37撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 7:37
白峰三山
雪渓と謎の人工物
2022年07月31日 07:43撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 7:43
雪渓と謎の人工物
吉田・須走口の山頂
2022年07月31日 08:15撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 8:15
吉田・須走口の山頂
ここにも浅間大社の奥宮がある
2022年07月31日 08:15撮影 by  ILCE-6500, SONY
7/31 8:15
ここにも浅間大社の奥宮がある
下山道のクライマックス・砂走り
2022年07月31日 11:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/31 11:12
下山道のクライマックス・砂走り

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 計画書 予備電池 保険証 携帯 時計 タオル カメラ
共同装備
ファーストエイドキット

感想

今回は会社のメンバー5人で富士山に登ってきました.私以外のメンバーのうち,1人は大学のワンゲル部からの山仲間,他の3人は初心者という構成です.私にとっては高1の時以来10年ぶり,他のメンバーにとっては初めての富士山になります.私が以前に登った時には暴雨風で全く楽しめなかったので,私的にはリベンジでもありました.結果としては,最後の最後に雨に降られたものの,ご来光も拝めたし,お鉢巡りもできたので大満足の山行でした.他のメンバーも各々楽しめたようで,企画者名利に尽きると言ったところです.
元々の言い出しっぺは登山経験のない会社の同僚で,私は大学時代の登山経験を買われて今回の山行を企画しました.ネットでは初心者が富士山にサクッと登ってきたような記事が散見されますが,流石にぶっつけ本番で富士山というのは個人的に心配だったので,1ヶ月ほど前にトレーニングとして大山に登っていました.その時には登山開始20分ほどで足が攣るなど不安しかありませんでしたが,この大山登山が奏功したのか大きな問題もなく無事富士登山を完遂できて安心しました.
さて,個人的な感想を言うと,富士山はお腹いっぱいかなあというのが正直なところです.なんと言っても人が多すぎますね.吉田ルートと須走ルートが合流する本八合目以降は,あまりの人の多さにゲンナリしてしまいました.また,その人の多さのせいか,通常の登山の常識から大きく外れているのも,富士登山の特徴だと思いました.まず第一に山小屋に到着するのが遅いです.通常,遅くとも15時や16時には山小屋に着くように計画を立てるものだと思うのですが,富士山では割と平気で19時くらいに山小屋に着く人がいます.夏とはいえ19時には足元は暗くなっていますから,計画段階で19時に到着予定なら,その計画は破綻しています.もし,計画から遅れて19時に到着したのなら,それは事故です.それでも小屋の人も諦めているのか注意すらしません.それでいて到着の遅い人に限って早くから出発準備を始めるので,近くの寝床でバタバタされると,こっちはすっかり睡眠不足です.まあ,弾丸登山の多い山ですし,仕方ないと割り切ることにしました.もう一つは,「2列になって間隔を詰めて登れ」という点です.普通,岩場は一定程度間隔を空けて登るものだと思うのですが,詰めて登ったら危なくないですか?下手をすれば富士山の急斜面で将棋倒しなんてことにもなりかねませんし,登山者が多いからといって,この誘導には疑問を覚えます.また,屋外とはいえコロナ対策にも反するように感じます.いずれも異常に多い登山者を捌くためには仕方ないかもしれませんが,個人的に富士山の特殊性というか,過度にレジャー化された登山の行き着く先を見たような感覚になりました.
最後に,こんな時期に行っておいて文句を言うのも難ですが,富士山のコロナ対策はいまいちだと思います.入山時の検温は良い取り組みだと思いますし,山小屋も定員を半分に絞って寝床にパーティションを設置するなど努力はしているのですが,まあこの状況で「安心して登山を楽しめます」とはお世辞にも言えないしょう.個人的には,人数を絞るために小屋の予約を取っていない人は入山させないというような対策を取っても良いのではないかと思います.各登山口に協力金回収の目的で係員が常駐しているので,不可能ではないはずです.「Withコロナ時代の新しい富士登山マナー」(http://www.fujisan-climb.jp/risk/covid-19.html) の⑤で,先述のようなことが掲げられていますが,あくまで努力義務で,おそらくほとんど守られていないでしょう.⑧の「同行者以外の人とはソーシャルディスタンスを確保」に至っては,係員が真逆の誘導をしています.ガイドさんも仕事なので難しいとは思うのですが,少人数登山を推奨するなら,ツアーは受け入れないくらいの対策も必要だと感じました.そういうチグハグな対策に,私は不信感を覚えました.
山行自体の感想以外の意見表明の方が長くなってしまいましたが,何はともあれ全員大きな怪我なく無事登山を楽しめたのは良かったと思います.あとは誰もコロナにならないことを祈るのみです.

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無雪期ピークハント/縦走 富士・御坂 [日帰り]
富士須走口一合目〜須走口頂上〜お鉢巡り
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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