ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4542199
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

未踏の忠別岳&ベストアングルのトムラウシ

2022年07月29日(金) 〜 2022年07月31日(日)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
18:25
距離
43.3km
登り
2,449m
下り
2,229m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:20
休憩
0:13
合計
8:33
4:23
63
5:26
5:26
99
7:05
7:12
20
7:32
7:33
28
8:01
8:03
49
8:52
8:53
127
11:00
11:01
55
11:56
11:57
50
12:47
12:47
9
2日目
山行
8:50
休憩
1:50
合計
10:40
6:37
6:44
28
7:12
7:25
50
8:15
8:17
58
9:15
9:19
25
9:44
9:50
63
10:53
10:56
36
11:32
11:44
95
13:19
13:19
62
14:21
15:17
28
15:45
15:45
24
16:09
16:15
20
16:35
16:36
28
3日目
山行
2:20
休憩
0:00
合計
2:20
5:31
103
7:14
7:14
36
7:50
7:50
1
7:51
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山届記入簿は写真左側の出っ張り部分にあります。
7/29早朝は無人でしたが、7/31下山時は管理人らしき人が駐在していました。
2022年07月29日 04:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 4:23
登山届記入簿は写真左側の出っ張り部分にあります。
7/29早朝は無人でしたが、7/31下山時は管理人らしき人が駐在していました。
今日の天気予報では道内全般で高気温とのことですが、高曇りが暑さを和らいでくれるか?
2022年07月29日 04:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 4:23
今日の天気予報では道内全般で高気温とのことですが、高曇りが暑さを和らいでくれるか?
いざ、出発!
2022年07月29日 04:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 4:30
いざ、出発!
見晴台からの高根ヶ原と忠別岳。
今日、あそこを歩き、あそこに登るんだな。
2022年07月29日 04:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 4:56
見晴台からの高根ヶ原と忠別岳。
今日、あそこを歩き、あそこに登るんだな。
第一お花畑からの緑岳。
2022年07月29日 05:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 5:14
第一お花畑からの緑岳。
お花畑のチングルマは稚児車になっていましたが、
2022年07月29日 05:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 5:15
お花畑のチングルマは稚児車になっていましたが、
エゾコザクラと、
2022年07月29日 05:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 5:19
エゾコザクラと、
アオノツガザクラはまだまだイケてました。
2022年07月29日 05:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 5:23
アオノツガザクラはまだまだイケてました。
第二お花畑を過ぎての緑岳。
2022年07月29日 05:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 5:45
第二お花畑を過ぎての緑岳。
オトギリソウ
2022年07月29日 05:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 5:49
オトギリソウ
ゴゼンタチバナ
2022年07月29日 05:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 5:50
ゴゼンタチバナ
チシマノキンバイソウ
2022年07月29日 05:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 5:57
チシマノキンバイソウ
カラマツソウ
2022年07月29日 05:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 5:58
カラマツソウ
さあ、緑岳最後の難関
ガレ場のジグザグ急登に取り付きます。
2022年07月29日 06:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 6:12
さあ、緑岳最後の難関
ガレ場のジグザグ急登に取り付きます。
イワブクロ
2022年07月29日 06:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 6:15
イワブクロ
コケモモ実編。まだ裏側は色づいてませんでした。
2022年07月29日 06:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 6:24
コケモモ実編。まだ裏側は色づいてませんでした。
残念、トムラウシは雲の向こう。
2022年07月29日 06:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 6:39
残念、トムラウシは雲の向こう。
チシマツガザクラ
2022年07月29日 06:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
7/29 6:51
チシマツガザクラ
コマクサ
2022年07月29日 06:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 6:52
コマクサ
コケモモ花編
2022年07月29日 06:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 6:59
コケモモ花編
メアカンキンバイ
2022年07月29日 07:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 7:04
メアカンキンバイ
登頂!
ガスガスだった去年のリベンジ成功!
白雲岳がデカイ!
2022年07月29日 07:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/29 7:05
登頂!
ガスガスだった去年のリベンジ成功!
白雲岳がデカイ!
写真左にえんじ色の白雲岳避難小屋が小さく見えます。
2022年07月29日 07:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 7:15
写真左にえんじ色の白雲岳避難小屋が小さく見えます。
チシマギキョウ
2022年07月29日 07:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 7:17
チシマギキョウ
クモマユキノシタ
2022年07月29日 07:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 7:20
クモマユキノシタ
チシマキンレイカ
2022年07月29日 07:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 7:26
チシマキンレイカ
エゾノタカネツメクサ
2022年07月29日 07:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 7:28
エゾノタカネツメクサ
イブキトラノオ
2022年07月29日 07:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 7:28
イブキトラノオ
チシマクモマグサ
2022年07月29日 07:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 7:46
チシマクモマグサ
小屋へ向かう途中の雪渓
ロープが這わせてあるので迷いません。
2022年07月29日 07:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
7/29 7:51
小屋へ向かう途中の雪渓
ロープが這わせてあるので迷いません。
トカチフウロ
2022年07月29日 07:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 7:57
トカチフウロ
今日は寄らずにスルーです。
2022年07月29日 08:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 8:01
今日は寄らずにスルーです。
小屋までは、歩けば歩くほど目的地から遠ざかる行程でしたが、ここからはようやく近づくことになります。
2022年07月29日 08:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 8:09
小屋までは、歩けば歩くほど目的地から遠ざかる行程でしたが、ここからはようやく近づくことになります。
白雲岳バックにチングルマ
2022年07月29日 08:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 8:11
白雲岳バックにチングルマ
2022年07月29日 08:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 8:21
この先は、大雪山グレード最高難易度に相当するグレード5。
改めて気を引き締める。
2022年07月29日 08:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 8:24
この先は、大雪山グレード最高難易度に相当するグレード5。
改めて気を引き締める。
高根ヶ原ロードはチシマツガザクラとリシリリンドウだらけでした。
2022年07月29日 08:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 8:25
高根ヶ原ロードはチシマツガザクラとリシリリンドウだらけでした。
ウスユキトウヒレンで良いのかな?
2022年07月29日 08:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 8:36
ウスユキトウヒレンで良いのかな?
2022年07月29日 08:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 8:52
去年はここまでしか歩かなかった。
いざ、未踏の地へ。
2022年07月29日 08:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 8:56
去年はここまでしか歩かなかった。
いざ、未踏の地へ。
リンネソウ
2022年07月29日 09:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 9:12
リンネソウ
残念ながらクマはお留守でした。
2022年07月29日 09:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 9:34
残念ながらクマはお留守でした。
落し物はあったけど。
2022年07月29日 09:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/29 9:46
落し物はあったけど。
振り返れば、白雲岳と緑岳。
2022年07月29日 09:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 9:44
振り返れば、白雲岳と緑岳。
後旭に隠れていた旭岳も見えてきた。
2022年07月29日 10:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 10:13
後旭に隠れていた旭岳も見えてきた。
2022年07月29日 10:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 10:35
忠別沼と忠別岳
2022年07月29日 10:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/29 10:41
忠別沼と忠別岳
忠別沼の手前はチングルマがまだまだ元気。
2022年07月29日 10:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 10:46
忠別沼の手前はチングルマがまだまだ元気。
ワタスゲ揺れる忠別沼
2022年07月29日 10:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
7/29 10:51
ワタスゲ揺れる忠別沼
矮性のヨツバシオガマだと思ってたけど、ミヤマシオガマだそうだ。
2022年07月29日 11:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/29 11:36
矮性のヨツバシオガマだと思ってたけど、ミヤマシオガマだそうだ。
旭岳から見えるウナギ、ここからも見えるんですね。
2022年07月29日 11:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 11:44
旭岳から見えるウナギ、ここからも見えるんですね。
やっと踏めた!
かすむトムラウシも見える。
2022年07月29日 11:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6
7/29 11:47
やっと踏めた!
かすむトムラウシも見える。
ミヤマアズマギク
2022年07月29日 11:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 11:57
ミヤマアズマギク
忠別の不気味な裏の顔
2022年07月29日 12:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 12:26
忠別の不気味な裏の顔
避難小屋分岐
2022年07月29日 12:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/29 12:46
避難小屋分岐
もうすぐ。
到着。
まだ早いので、誰もいません。
3
到着。
まだ早いので、誰もいません。
小屋前の雪渓。
右端付近が水取場。
2
小屋前の雪渓。
右端付近が水取場。
テン場は以外と狭く、キャパは10張りくらいでしょうか。
一番乗りなので、選び放題でした。
2
テン場は以外と狭く、キャパは10張りくらいでしょうか。
一番乗りなので、選び放題でした。
寝坊で出遅れ、すっかり日の昇った2日目の朝の忠別岳。
寝坊で出遅れ、すっかり日の昇った2日目の朝の忠別岳。
避難小屋分岐にザックをデポして、とりあえず五色岳へ。
2
避難小屋分岐にザックをデポして、とりあえず五色岳へ。
本当にいい天気だ!
本当にいい天気だ!
五色岳ピークで、文字通り目に飛び込んでくる!
思わず、うわっスゲエ!って声に出してしまった。
2
五色岳ピークで、文字通り目に飛び込んでくる!
思わず、うわっスゲエ!って声に出してしまった。
化雲岳への道中、ずっと左手にトムラウシ。
化雲岳への道中、ずっと左手にトムラウシ。
「このルートから眺めるトムラウシがベスト」というガイドブックがあったけど、さもありなん。
4
「このルートから眺めるトムラウシがベスト」というガイドブックがあったけど、さもありなん。
木道歩きも楽しい。
1
木道歩きも楽しい。
化雲岳へはほぼ平坦。
化雲岳へはほぼ平坦。
ついつい撮ってしまう。
3
ついつい撮ってしまう。
出べそに到着。
横から見ると、ナウシカの王蟲みたい。
1
横から見ると、ナウシカの王蟲みたい。
去年歩いた天人峡方面への道。
あのルートは、おそらく二度と歩かないだろうな。なにせ長くて長くて。
1
去年歩いた天人峡方面への道。
あのルートは、おそらく二度と歩かないだろうな。なにせ長くて長くて。
トムラウシの右奥には十勝岳連峰も。
オプタテと美瑛岳だろうか。
さてと、戻ることにしましょう。
2
トムラウシの右奥には十勝岳連峰も。
オプタテと美瑛岳だろうか。
さてと、戻ることにしましょう。
戻る途中も何度も振り返ってしまう。
戻る途中も何度も振り返ってしまう。
ダイセツトリカブト。個人的には秋の花のイメージだったので意外。
1
ダイセツトリカブト。個人的には秋の花のイメージだったので意外。
「お帰り」と忠さんが言ってくれた。
2
「お帰り」と忠さんが言ってくれた。
緑の濃さが半端ない。
2
緑の濃さが半端ない。
左が旭岳、真ん中に頭だけ出てる北鎮岳、右に白雲岳。
北海道標高ベスト3が勢ぞろい。
左が旭岳、真ん中に頭だけ出てる北鎮岳、右に白雲岳。
北海道標高ベスト3が勢ぞろい。
これなんだろう。
これなんだろう。
今日の白雲岳はとても男前!
今日の白雲岳はとても男前!
今日は白雲岳避難小屋テン場で泊。
テントを張り終え、(第3の)ビールが冷えるまでの待ち時間を利用してピークへ散歩。
1
今日は白雲岳避難小屋テン場で泊。
テントを張り終え、(第3の)ビールが冷えるまでの待ち時間を利用してピークへ散歩。
去年はガスでピークに立たなかったので、2年振り。
2
去年はガスでピークに立たなかったので、2年振り。
とうに見ごろを過ぎたゼブラ。
1
とうに見ごろを過ぎたゼブラ。
土曜日なので激混みを覚悟したが、拍子抜けのテン場。
小屋泊まりの人に聞いたら、小屋もガラガラだったそう。
2
土曜日なので激混みを覚悟したが、拍子抜けのテン場。
小屋泊まりの人に聞いたら、小屋もガラガラだったそう。
3日前の午前中、テン場付近を人を全く気にしないヒグマがうろついていたと、受付時に管理人さんから聞きました。今日はシカがいるくらいなので、クマの心配はなしかな。
2022年07月30日 19:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/30 19:01
3日前の午前中、テン場付近を人を全く気にしないヒグマがうろついていたと、受付時に管理人さんから聞きました。今日はシカがいるくらいなので、クマの心配はなしかな。
3日目はガスガス&強風の朝で始まり。
風は夜中12時頃から荒れ始め、寝不足でした。
あまりの悪天候に、これが山行最後の写真となりました。
2
3日目はガスガス&強風の朝で始まり。
風は夜中12時頃から荒れ始め、寝不足でした。
あまりの悪天候に、これが山行最後の写真となりました。

感想

蝦夷梅雨でずっと山行叶わず、フラストレーション溜まりまくりの7月。最終週末を控えてやっと晴れ予報。急いで金曜日の休暇を申請し、山中2泊3日の山行決定。

【初日 7/29(金)】
前日は層雲峡Pで車中泊。朝4時に高原温泉着、準備をして30分後に緑岳登山開始です。
いきなりの急登を過ぎると2つのお花畑。旬は過ぎていますが、エゾコザクラやアオノツガザクラはまだ元気でした。
しばらくハイマツ帯を歩くと、緑岳名物?ガレ場ジグザグ急登です。このコースは25年振りなのに、ここの急登に取り付いた瞬間に当時のことをはっきり思い出して、自分でもビックリした。
空はうっすら高曇りで、暑過ぎずいい感じの中、登頂。1年前のピークはガスガスだったので、リベンジ成功です。先は長いので休憩もとらず白雲避難小屋方面へ。板垣新道の雪渓はツボ足OK。小屋をスルーして高根ヶ原方面へ。
ここは途中までは去年散歩しましたが、その先は未踏の地。大雪山グレード最高難易度の5をソロでと考えるとドキドキしますが、それ以上にワクワクしてました。
まるで時間が止まっているかのような忠別沼で小休止後、傾斜はそれほどではないもののダラダラ続く登りに体力を削られ、ようやく忠別岳登頂です。眺めるだけだったここに、やっと立つことができた!
しばらく眺めを楽しんだ後、先に進み分岐を折れて、忠別岳避難小屋到着。まだ早いけど、疲れたので本日閉店!
小屋もテン場も無人。だってまだ13時だもの。夕方までにはテン場もほぼ埋まり、小屋も結構な賑わいだったようです。バーボンなめてたら、暗くなる前に撃沈。

【2日目 7/30(土)】
隣のテントの会話で3時前に起こされ、プリプリしながら二度寝。
はっと気付いたらなんと5時過ぎ!すっきり晴れた青空の下、すでにほとんどのテントがなくなっていて、残りの人たちも出発支度終了状態。はは、やってもうた。相当疲れていた模様。まあ、急ぐこともないしとゆっくり朝食&支度。到着時同様、出発時もぼっちでした。
避難小屋分岐までささっと登り返し、ザックをデポ。水と行動食とクマスプレーだけ持って、さあ、未踏ルートの続きです。
あまりの身軽さに調子に乗って歩いていたら、10分ほどの間に2回も足を取られてコケた。空身の身体に慣れていないのか、昨夜飲み過ぎたのか、まあ両方だろうということで、慎重に進みます。
程よい坂を登っていると、突然視界が広がり、目の前にどーん!五色岳ピーク到着と同時にトムラウシが姿を現しました。思わず大声を出してしまうほどの感動でした。
そこから化雲岳までは平坦、時折木道が現れる楽しい稜線歩き、ほぼずっとトムラウシが一緒です。これは堪らん。本当に来て良かった。
化雲岳到着後、後ろ髪を引かれる思いで戻ります。いつかこのままトムラウシまで行ってみたいと強く思いました。
その後は来た道を戻りますが、辛い忠別岳の登り返しが終わると、旭岳〜緑岳をずっと正面に見ながらの稜線歩きです。これまた楽しくて仕方ない。特に徐々に近づく青空の下の白雲岳は、その男前さが際立っていました。
今日は白雲岳のテン場泊。到着時は15張りほど。今日は土曜日なので込み込みだろうなと思ったけど、結局、ちょっと増えただけだった。テントを張り終え、水取場にビールを沈めたら、冷えるまでの時間を利用して、一応白雲岳ピークを踏みに行きます。すっかり旬を過ぎたゼブラをチラ見しただけで、強風のため退散。テン場に戻ってぼっち祝杯をあげました。

【3日目 7/31(日)】
夜中12時頃からテントを大きく揺らす突風が吹き荒れ始め、ほとんど眠れませんでした。西からの強風は朝までやまず、4時頃テントを出て、撤収開始です。風が強くてテントをたたむのに一苦労。天気予報で午後からの雨は覚悟していたけど、この風は想定外でした。
なんとか支度を終え、来た道を帰りますが、板垣新道を上り返して取り付いた緑岳の稜線からはさらに風が強くなり、まっすぐ歩けません。特にピーク近くでは恐怖を覚えるほどでした。ジグザグのガレ場道を下るときも、方向を変える度に前から横から後ろから風に押され、ビビりながらの下山です。ようやく一息付けたのは、ガレ場を過ぎ、ハイマツ帯に入ってからでした。マジで怖かった。
その後は、今日この道を歩くのは自分が初めてという可能性が高いと考え、頻繁に「ホーホーイ」と声を出しながら歩き、無事、高原温泉登山口に帰還です。

【全体の感想など】
本当に今年の北海道の7月は、週末登山者につめたい天候が続きましたが、最後にようやく鬱憤を晴らすことができました。最終日は強風に遭いましたが、登る前に確認しておいた天候が崩れる予報を考慮し、念のため下山するだけの行程にしておいて正解でした。憧れの忠別岳初踏み、五色〜化雲間からのトムラウシ、白雲岳の勇姿など、沢山の収穫に大満足の山行でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:298人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら