安部荒倉岳(百高山#98)ゲットと、新蛇抜山で赤線繋ぎ
- GPS
- 20:30
- 距離
- 45.5km
- 登り
- 3,380m
- 下り
- 3,489m
コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 9:09
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 11:24
第1日目:9時間 第2日目:11時間30分
天候 | 第1日目:快晴のち雨のち晴れたり曇ったりのち雨 第2日目:快晴のち晴れたり曇ったり |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バスは手荷物代含めて往復2740円です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢峠〜野呂川出合 本来バスが通る通行止め中の林道を下ります。 野呂川出合〜両俣小屋 林道終点までは落石や倒木で車は通れなくなっている林道を歩きます。大仙丈沢の少し先に少しだけ滑落に気をつけるところがありますが、それ以外は歩行者は特段の危険無くペースもあまり影響されずに歩けます。 林道終点から両俣小屋までは、川沿いのルートが流された跡を歩きますが、見た目は荒れまくって見えますが、小屋の方の尽力で安定して歩けるように整備されており、ペースの低下もわずかだと思います。 両俣小屋〜野呂川越 中部はゴツ岩の急登・上部は滑る土坂の急登で歩きにくいですが、一気に標高が上がります。 野呂川越〜三峰岳 前半は緩めのアップダウンを伴うなだらかな箇所が多いですが、山頂直下や○○mピークと記された地点の前後はかなりの急登が現れます。危険箇所はあまりありません。 三峰岳〜熊ノ平小屋 山頂直下はゴツ岩の坂で歩きにくく多少気を遣うところもありますが、全体的には危険箇所は少ないです。三国平の平坦な砂利場を過ぎると、土と木の階段道になります。 熊ノ平小屋〜安倍荒倉岳〜新蛇抜山 小屋から上がる最初はそこそこの土の坂道ですが、その後はピーク前後以外はなだらかな箇所の多い、土の稜線道です。 |
その他周辺情報 | 登山者駐車場の横に、仙流荘があります。500円です。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
あと3座と大詰めを迎えてからコロナもあって全然進んでいなかった百高山。
どうしようかと悩みながらも、連休は天候が不確実過ぎてパス。それならと土日の1泊だけで奥深い安倍荒倉岳初登頂と、新蛇抜山で塩見からの赤線をつなぐことがなんとかできるルートとして、北沢峠から両俣小屋への林道を経由していくルートを検討しました。
この案ですが、結果的にはバス待ちを幸運に乗り切れて始発1号バスに乗れたので、5時50分過ぎに歩き出すことができたので成立しましたが、最大で3時間待ちとからしかったので、もし2時間とか待たされたらその時点で今回の設定を諦めなければならなかったかもしれません。
しかも帰りも途中足が痛くてペースが上がらず、15時のバスを諦めそうになっていましたが、車道に出てから気を取り直して一生懸命歩いたら14時40分に到着し、14時44分に臨時バスが出て速攻下りてくることができました。バス運は最高でした。
熊ノ平小屋では軽荷早出の新蛇抜山ピストンのために大変お世話になりました。ありがとうございます。奥深い山の中でペンションを思わせる食事とBGMも最高でした。
両俣小屋でも日陰で涼ませてもらったりお世話になりました。登山者なら問題なく歩けるようにルートを選んだり馴らしたりと大規模に荒れたルートを、限られた人力を駆使割り振りして、見た目ではなく歩きやすさ優先で整備して下さったセンスには脱帽です。そのおかげでほとんどタイムに影響なく歩けたことは、全体のペース構成にどれほど助けになったかしれないです。
運が悪い方はというと、なんと言っても夕方に予想されていた雨が昼に2時間くらい降ったことです。最近は悪天候で歩くことはあまりしないので、これほどガチで降られたのはいつ以来か記憶に無いです。しかもその雨は三峰岳への岩の急登を登っている時をガチで狙われ、その中で体力不足の足が攣ってしまったのもキツかったです。
あとはストックが出過ぎていたのに気づかず、根元をボッキリ折ってしまって、折れた短いストックで熊ノ平小屋から先歩かなければならなくなったことと、林道歩きの途中で片方の靴下に穴が開いたせいでそこがひどいマメになったことです。
最後にこの山域の眺望ですが、笹山稜線・蝙蝠稜線・仙塩尾根南部、行ったことのある人しか分からない、ゆったりした長大な稜線風景と、富士山や間ノ岳、農鳥岳などの有名山の山体が相まって、晴天ならばいつ行っても素晴らしいもので今回も堪能できました。
コメント
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いい風景見られましたね
熊の平小屋ええとこですよね〜
ファンになりました😁
そっちの道はまだなので、いつか機会があれば行ってみたいなー
あと2座ですか😊お互い楽しみましょう👍
コロナやら奥深くて大変という安倍荒倉岳(と新蛇抜山までの赤線)への距離感から、鋸岳以来なかなか腰が上がらなかったんですが、ついにやる気を振り絞って到達することができました。
コメント蘭での言葉上なんかでは決してなく、ueharu隊長さんやshin123さんが先週行かれてることにも、本当に大きく背中を押してもらえ、励みになりました。
私もまだ仙丈ヶ岳〜野呂川越までの、仙塩尾根北部を残していますので、再度この山域へのアタックも間違いなくあります。でも仙丈ヶ岳からのルートは下りと舐めてかかるにはかなりキツいようです。
百高山の戦友syousanと来月の赤牛を達成できればあとは西穂高のみ。 syousanもあとは祖父岳のみ。そしてueharuさんはあと3座。
旧知の皆が達成の喜びを得られることを祈ってやみません。
shin123です。
仙塩1週間のニアミスでした。
実は前コメントのueharuさんとほとんど同じ時間に3座制覇してました。
以前も聞いた記憶が有りますが安倍荒倉のみ残しだったんですね。北沢峠からピストンとは渋すぎます。
先週はueharuさんとまるでコラボされたかのような1日目の行程に、目を丸くしておぉって感じでレポを見させてもらっていました。
そして、その事実に背中を押してもらい、1泊ででもなんとか今年達成しないと という思いで、普通なら仙丈ヶ岳に一度上がって尾根をすべて縦走するのですが、仙丈ヶ岳へ一度1000m上がって全部下って、また三峰岳へ上がって では2泊が必要でそれだといつになるか分からないので、仙丈ヶ岳〜野呂川越間は分離後回しにして、この渋い設定をひねり出しました。
安倍荒倉岳を落としていたのは、2012年9月に塩見・蝙蝠・新蛇抜・小河内などを登ったとき、新蛇抜までは塩見の地図に載っているが、安倍荒倉や熊ノ平は北岳の地図の方で、ちょうど地図の切れ目で分かれていて近くにもう一つ百高山があるのにまったく気づかず、 今思えばその日の一泊目を熊ノ平にして、翌日蝙蝠に行ってから三伏に戻ればベストだったなぁ って振り返っています。
ueharuさんも我々が笹山稜線に行ってから、1年間天候に苦労されていましたし、同じ目標をもっていると、似たような苦労や似たような行程が出てくるものだなぁ って感慨深く思います。
どうせなら熊ノ平小屋で一緒に食事したかったです
私のレコにコメントありがとうございます。
こちらにお返事書かせてもらいます。
熊の平小屋では夕飯1回目でした。31日はほぼ1時間以内でしたね。両俣へ下る方がほかにもいるとは思いませんでした。
百高山すごくいいです。上河内岳、南駒ケ岳、赤沢岳に赤牛岳、百高山を目指さなかったらたぶん登れなかった山々です。とくに鋸岳の達成感や笹山〜広河内岳稜線のすばらしさは絶品でした。
こちらにコメントしたのは訳があって、自分より先にコメントされているueharuさんには、昨年水晶小屋でお会いしています。またshin123さんには、高尾周辺をジョギングしているときにスライドしていると思います(自分がジョギングなのでレコはないですが)。すごい偶然の連鎖でうれしくなりました。
espritさんはあと2つ、楽しみですね。
小屋での食事の時は、何分私は行きも両俣から来ただけに、そのお話なんかもできたのに、と後から分かるととても残念な気持ちになりますね。。。。
ueharuさんは、私が足踏み傾向の強かったこの3〜4年に一気に残り百高山にスパートをかけられ、その水晶付近の7座獲りの最中でご一緒されてたんですね。 じっくりとお二方のその時の記録見てしまいました。
ルートやその内容の山は少し違うものの、お二方ともその時に百高山七座を一気に登頂された というのも見ていてなんかとても楽しいです。
百高山自体の眺望の良さ、厳しさから来るルート設定に個性が出たり、まったく共通だったり、ほぼ同じだけど逆方向だったり、そういうのが同志として本当に面白いと思います。
shin123さんとは、笹山稜線縦走中に白河内岳山頂で出会い、写真を撮りっこしました。ほとんど人のいない中、奥地の山頂でそういう触れあいができたことが、嬉しくてたまらなかったのを覚えています。
百高山達成を目指す同志のご活躍が見たく、勝手ながらフォローに入れさせて頂きました。よろしくお願いします。
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