白馬岳 〜大雪渓で涼みながら生き物観察

2022年08月02日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.9km
• 登り: 1,825m
• 下り: 1,814m

コースタイム

猿倉駐車場 - 猿倉荘 - 白馬尻小屋 - 大雪渓 - 葱平（避難小屋） - 村営頂上宿舎 - 丸山 - 白馬岳 - 村営頂上宿舎 - 葱平（避難小屋） - 大雪渓 - 白馬尻小屋 - 猿倉荘 - 猿倉駐車場

天候

晴 のち 曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・猿倉の無料駐車場利用

コース状況／危険箇所等

・白馬山荘は8月1日から、しばらく営業自粛、レストランは営業中でした
・鑓温泉のルートの通行止めは解除されていました

写真

白馬大雪渓と白馬岳のモルゲンロート

頸城山塊方面の朝焼け

白馬尻ではトイレだけが設置されていました
解体組立式の山小屋は今年も解体されたままでした

手前の稜線部からのご来光

白馬大雪渓の末端からアイゼンを装着してスタート

白馬大雪渓の末端から赤い粉でルートが誘導されていました

白馬大雪渓では、岩が沢山転がっていました
左側の杓子岳の岩の斜面からはガラガラと落石を繰り返していました

大雪渓の北側の斜面はお花畑

大雪渓の上部は杓子岳からの落石、雪解けやクレバスのため途中から北側の夏道へ
早朝から杓子岳の山頂部で東から雲が湧き上がっていました

妙高山、高妻山、戸隠山

上部から見下ろす白馬大雪渓
白馬山荘が臨時宿泊休業だったこともあり、蟻の大行列のような光景ではありませんでした

小雪渓のトラバース部はスコップでルート工作が行われていました
滑落のリスクがあり、アイゼンを再装着
看板に『アイゼン必須、滑落発生！』の表記

杓子岳方面の岩峰

葱平の避難小屋

上部の高山植物のお花畑
クルマユリ、ハクサンフウロなど

オタカラコウの群落

村営頂上宿舎前の雪渓からの水場

村営頂上宿舎の売店

上部の高山植物のお花畑
コイワカガミ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ハクサンコザクラ、ミヤマクロユリ、アオノツガザクラなど

イワヒバリの幼鳥
昆虫を捕食？

丸山からの白山

朝日岳

白馬岳と村営頂上宿舎のテント場

杓子岳と白馬鑓ヶ岳

旭岳

南側の北アルプス
穂高岳-槍ヶ岳-三ツ岳-鷲羽岳-水晶岳-赤牛岳-黒部五郎岳
手前に蓮華岳-針ノ木岳、黒部湖

蓮華岳越しに穂高岳と槍ヶ岳

雪倉岳

立山-剣岳

毛勝三山-駒ヶ岳

タカネヒカゲ

ベニヒカゲ

丸山と杓子岳との間からの白馬岳
白馬鑓ヶ岳に行きたいところですが、ピストンは厳しいため、今回はここで引き返しました

タイツリオウギ？を訪問中のカメノコテントウ

ウラギンシジミ♀

白馬山荘

スカイプラザ白馬の売店とレストランは営業中でした

白馬山荘から見下ろす村営頂上宿舎

白馬岳山頂の一等三角点
白馬岳頂上、新田次郎『強力伝』の小見山正（金時茶屋の金時娘の父親）が背負ったとされる展望図の台の巨石

富山平野方面は雲の下となりましたが、能登半島は見えていました

クジャクチョウが色々な花を訪問していました
ミヤマアキノキリンソウ、テガタチドリ
イブキジャコウソウ、ウルップソウ

ミヤマアキノキリンソウを訪問中のクモマベニヒカゲ♂

イワヒバリが苔の地面にうずくまって何かをしていました？
水浴びの代わり？
手前に写っていた非常に小さな植物は、リンドウ科の花の蕾？

日暈と環水平アーク

下山時に大雪渓を下っている時は雲の中でしたが、末端までくると雲が切れてきました

登山口の猿倉荘、標高1,250m
登山届提出所には信州山カード『白馬岳4-C』が配置してありました

猿倉の駐車場

■観察した花など
シロウマアサツキ

タカネバラ

コウメバチソウ

チシマギキョウ

ミヤマムラサキ

ハクサンコザクラとシナノキンバイ

ミヤマクロユリ

リンネソウ
学名：Linnaea borealis L.
L.=カール・フォン・リンネ

コマクサ

ミヤカクワガタ

シコタンソウ

ウルップソウ

イワベンケイの雌株

ミヤマオダマキ

シコタンハコベ、タカネミミナグサ
ミヤマツメクサ、ホソバツメクサ

ミヤマコゴメグサ、トガクシコゴメグサ？

ミネウスユキソウ、タカネヤハズハハコ

タカネヨモギ、ミヤマオトコヨモギ

シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマダイコンソウ
カンチゾコウゾリナ、タカネニガナ？、シロウマタンポポ？、ニッコウキスゲ
ウサギギク、キオン、ミヤマアキノキリンソウ、オタカラコウ
キバナノコマノツメ、ハクサンオミナエシ、アラシグサ、ネバリノギラン

ハクサンイチゲ、ムカゴトラノオ、キヌガサソウ、アオノツガザクラ
イワオウギ、タイツリオウギ？、オオレイジンソウ、オオウバユリ
オニシモツケ、ヤグルマソウ、ミヤマアカバナ？、トウヤクリンドウ

ハクサンフウロ、イブキジャコウソウ、タカネナデシコ、クルマユリ
ミソガワソウ、ソバナ、ヒメクワガタ、ミヤマトリカブト
クロトウヒレン？、シモツケソウ、クガイソウ、ミヤマカラマツ

タカネアオヤギソウ、タカネシュロソウ、コバイケイソウ

タカネシオガマ、ヨツバシオガマ、エゾシオガマ

テガタチドリ、ハクサンチドリ、ノビネチドリ

満開のテガタチドリの数百株の群落とイワオウギの群落

夏はミヤマアケボノソウ
秋はアケボノソウ

装備

MYアイテム

アルプス岳

重量：-kg

感想

アルプス岳

【丸山山頂からの絶景360度】


最初に展望が抜群の丸山に立ち寄り、その後白馬岳に向かいました。
白馬岳の山頂到着時には段々と雲が湧きあ上がってきて、展望が少なくなりました。
この日は上部の稜線部に到着時、浅間山、八ヶ岳、富士山、南アルプスは雲に隠れていました。
大雪渓では天然のクーラー、稜線部では風があり快適でした。
登山道周辺にはウルップソウの大群落が沢山ありましたが、花は終わっていました。雪解け直後の場所では開花している個体が見られました。

【バックナンバー 最近の白馬岳の山行記録】
・2018年7月19日-21日『白馬岳-唐松岳↑栂池↓八方尾根 〜雷鳥の楽園と高山植物の宝庫』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1532300.html
小蓮華山からの白馬岳のモルゲンロートと滝雲


・2015年7月31日-8月1日『白馬岳 ↑大雪渓↓鑓温泉露天風呂〜花図鑑120種』 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-689488.html
・2022年8月2日『白馬岳 〜大雪渓で涼みながら生き物観察』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4549256.html
・2021年9月25日『白馬岳 〜シロウマリンドウ・オノエリンドウ咲く花の宝庫』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3564380.html