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Yamareco

記録ID: 45498
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

丹渓新道〜仙丈ヶ岳〜北沢峠

2009年09月05日(土) [日帰り]
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GPS
06:15
距離
12.4km
登り
1,511m
下り
1,156m

コースタイム

06:30 歌宿
09:25 2639m独標
08:25 藪沢合流
09:50 仙丈小屋
10:15 仙丈ヶ岳山頂
11:20 小仙丈ヶ岳山頂
12:45 北沢峠
過去天気図(気象庁) 2009年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
 丹渓新道は歩く人が少なく荒廃ぎみとのことですが、尾根筋に出るまでの樹林帯の急登部の踏み跡はしっかしりており、新しい倒木もなく、障害はなにもありません。南アルプスらしい苔むした樹林帯の中を登っていく道は気持ち良くも感じます。
 2639m独標のあたりは西側に大きな崩壊地がありますが、登山道が崩れ落ちていることはありません。その後馬の背までの尾根道はやや尾根の東側を巻くように登っていきますが、このあたりはやや踏跡が薄く感じられます。馬の背あたりからは広々としたハイマツ帯の中を進みます。左手には鋸岳、甲斐駒から早川尾根の先の鳳凰三山まで見渡すことができますし、前方には仙丈ヶ岳、後方には中央アルプスも見渡すことができます。
 仙丈小屋から山頂までは最後の急登となりますが、たいした標高差はありませんのであっという間に山頂に到着できます。この区間では多くの登山者の方とすれ違いました。山頂からは360度の展望が得られますが、あいにくこの日は富士山までは見ることができませんでした。南の方角には延々と連なる南アルプスの山々を見渡すことができます。
 小仙丈ヶ岳の先まではカールを見ながらの尾根歩きが続きますが、両側が鋭く落ち込んでいるところはありませんので安心して歩くことができます。やがてハイマツ帯の中を通過すると樹林帯に入りますが、樹林帯の中の道は岩石や根っこがむき出しになっています。つづら折れの道をひたすら下っていくと北沢峠に到着しました。
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
歌宿で下車したのは私だけ。後続のバスもそのまま通過していきました。
2009年09月05日 06:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 6:27
歌宿で下車したのは私だけ。後続のバスもそのまま通過していきました。
丹渓新道の取り付きまでは林道を歩いてのぼっていきます。バスが次々と追い越していきます。今日は何台でたのでしょうか?
2009年09月05日 06:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 6:32
丹渓新道の取り付きまでは林道を歩いてのぼっていきます。バスが次々と追い越していきます。今日は何台でたのでしょうか?
甲斐駒と駒津峰の間から太陽が昇る直前です。こちらから見ると双児山はきれいな双耳峰です。名前の由来がよくわかります。
2009年09月05日 06:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 6:38
甲斐駒と駒津峰の間から太陽が昇る直前です。こちらから見ると双児山はきれいな双耳峰です。名前の由来がよくわかります。
丹渓新道の取り付き。階段を登ります。
2009年09月05日 06:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 6:48
丹渓新道の取り付き。階段を登ります。
樹林帯の中の急登が続きます。道ははっきりしています。
2009年09月05日 06:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 6:54
樹林帯の中の急登が続きます。道ははっきりしています。
苔むした感じがいかにも南アルプスらしい。
2009年09月05日 07:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 7:41
苔むした感じがいかにも南アルプスらしい。
尾根筋に出ても暫くは樹林帯が続きます。
2009年09月05日 07:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 7:56
尾根筋に出ても暫くは樹林帯が続きます。
2639m独標付近で急に視界が開けます。中央アルプスです。
2009年09月05日 08:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 8:40
2639m独標付近で急に視界が開けます。中央アルプスです。
初めて目指す仙丈ヶ岳が見えてきました。
2009年09月05日 08:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 8:42
初めて目指す仙丈ヶ岳が見えてきました。
馬の背までは尾根の東側を巻くような道になります。
2009年09月05日 08:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
1
9/5 8:50
馬の背までは尾根の東側を巻くような道になります。
甲斐駒が噴火したのかと思いました。
2009年09月05日 08:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 8:50
甲斐駒が噴火したのかと思いました。
鋸岳方面も垣間見れます。
2009年09月05日 08:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 8:56
鋸岳方面も垣間見れます。
このあたりはやや踏跡が薄いです。
2009年09月05日 08:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 8:59
このあたりはやや踏跡が薄いです。
幕営地にしたいくらいの場所。
2009年09月05日 09:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 9:10
幕営地にしたいくらいの場所。
ハイマツの先には早川尾根と鳳凰三山。
2009年09月05日 09:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 9:18
ハイマツの先には早川尾根と鳳凰三山。
藪沢コースと合流します。ここから先は賑やかになります。
2009年09月05日 09:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 9:26
藪沢コースと合流します。ここから先は賑やかになります。
仙丈小屋から見上げるカール。
2009年09月05日 09:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 9:56
仙丈小屋から見上げるカール。
甲斐駒にガスがかかり始めています。
2009年09月05日 10:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 10:01
甲斐駒にガスがかかり始めています。
あっという間に仙丈ヶ岳山頂に着きました。
2009年09月05日 10:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 10:15
あっという間に仙丈ヶ岳山頂に着きました。
北岳と間ノ岳。残念ながらガスが湧き始めて富士山は見えませんでした。
2009年09月05日 10:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 10:16
北岳と間ノ岳。残念ながらガスが湧き始めて富士山は見えませんでした。
遥か先まで続くような仙塩尾根。南アルプスは広い。
2009年09月05日 10:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 10:17
遥か先まで続くような仙塩尾根。南アルプスは広い。
下山コースの小仙丈ヶ岳方面。雷鳥に会えるかな?
2009年09月05日 10:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 10:36
下山コースの小仙丈ヶ岳方面。雷鳥に会えるかな?
小仙丈ヶ岳の手前にはちょっとした登り返しもあります。
2009年09月05日 11:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 11:05
小仙丈ヶ岳の手前にはちょっとした登り返しもあります。
小仙丈沢カール。
2009年09月05日 11:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 11:10
小仙丈沢カール。
小仙丈ヶ岳山頂。どんどん雲が湧いてきます。
2009年09月05日 11:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 11:22
小仙丈ヶ岳山頂。どんどん雲が湧いてきます。
北沢峠に向かって高度を下げていきます。
2009年09月05日 11:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 11:22
北沢峠に向かって高度を下げていきます。
仙水峠方面。行った事はありませんが、右手の栗沢山から見る甲斐駒は迫力があると思います。いつか行ってみたい。
2009年09月05日 11:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 11:44
仙水峠方面。行った事はありませんが、右手の栗沢山から見る甲斐駒は迫力があると思います。いつか行ってみたい。
岩石と根っこがむき出しになった樹林帯の道を下っていきます。
2009年09月05日 11:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 11:56
岩石と根っこがむき出しになった樹林帯の道を下っていきます。
もう少しで北沢峠。穏やかな森の中。
2009年09月05日 12:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
9/5 12:28
もう少しで北沢峠。穏やかな森の中。
北沢峠に到着。到着1分後に臨時のバスに飛び乗ることができました。
2009年09月05日 12:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
1
9/5 12:45
北沢峠に到着。到着1分後に臨時のバスに飛び乗ることができました。
撮影機器:

感想

 昨日夕方に激しい雷雨があったせいか、今日は明け方前から満月がはっきりと見えており、午前中の早い時間帯は澄んだ青空の中に素晴らしい景色を楽しむことができました。残念ながら正午前からは雲が湧きだしてしまい、仙丈ヶ岳山頂からは富士山と北岳を同時に望むことはできませんでした。しかしながら天候不順の週末が多かった今年の夏の週末ですが、初めて展望を満喫できた山行となりとても満足です。
 今朝の仙流荘6時発のバスは7台ほど出たようですが、歌宿で降りたかは他にはいらっしゃらなかったようです。藪沢コースと合流してから北沢峠までの登山道では登りも下りも多くの登山者とすれ違いましたが、丹渓新道では誰ともすれ違うことがありませんでした。北沢峠からのコースはよく踏まれていますが、踏まれすぎのようで石や根っこだらけの道です。しかし丹渓新道の道は苔むした土の上を登っていくようでよっぽど歩きやすく感じられました。静かに南アルプスらしい雰囲気を味わうにはお勧めのコースだと思います。

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