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Yamareco

記録ID: 4588571
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

大同心雲陵ルート

2022年08月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
marron1208 その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:50
距離
14.1km
登り
1,396m
下り
1,391m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:48
休憩
5:00
合計
10:48
6:51
37
7:28
7:28
47
8:15
8:32
4
9:33
13:42
23
14:05
14:05
18
14:23
14:51
23
15:14
15:14
14
15:28
15:29
46
16:15
16:15
5
16:27
16:28
38
17:06
17:06
27
17:33
17:36
3
17:39
天候 朝方小雨のち曇り時々霧
午後から強風(稜線では風速20〜30m)
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前夜22時に赤岳山荘駐車場に駐車
この時点では空きは沢山あり
翌朝7:00の時点ではほぼ満車
美濃戸口〜赤岳山荘までは悪路
車高低い車は厳しい
赤岳鉱泉までテン泊装備で上がらなくてもいいという気の緩みで前夜車中で飲み過ぎてしまう。ビール一本の後ワイン一本あけて、まだ飲んだような...
1
赤岳鉱泉までテン泊装備で上がらなくてもいいという気の緩みで前夜車中で飲み過ぎてしまう。ビール一本の後ワイン一本あけて、まだ飲んだような...
出発の時点では小雨が降っていたが、すぐに止みそうなのでレインは着ずに赤岳鉱泉まで歩く
2022年08月14日 07:30撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 7:30
出発の時点では小雨が降っていたが、すぐに止みそうなのでレインは着ずに赤岳鉱泉まで歩く
テン泊装備じゃなくなったけど
ロープとガチャで重たくて息が上がる
テン泊装備じゃなくなったけど
ロープとガチャで重たくて息が上がる
2022年08月14日 07:43撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/14 7:43
目指す大同心が見えてきた
あんな上まで上がるのか...
2022年08月14日 07:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 7:55
目指す大同心が見えてきた
あんな上まで上がるのか...
赤岳鉱泉に到着
大同心がだいぶ近くに見えるがそれでもまだまだ遠い
2022年08月14日 08:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 8:14
赤岳鉱泉に到着
大同心がだいぶ近くに見えるがそれでもまだまだ遠い
大同心沢の分岐
ロープをくぐり、少し沢沿いに歩いてその後大同心稜を登る
2022年08月14日 08:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/14 8:36
大同心沢の分岐
ロープをくぐり、少し沢沿いに歩いてその後大同心稜を登る
大同心稜は足場も悪く、急登。
ゼーゼー言いながら大同心基部まで登る
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大同心稜は足場も悪く、急登。
ゼーゼー言いながら大同心基部まで登る
大同心見えたと思ってもまだまだ着かない💦
岩が脆く、崩れそう。途中抜いた二人組が下にいるので落石に注意して
2022年08月14日 09:22撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 9:22
大同心見えたと思ってもまだまだ着かない💦
岩が脆く、崩れそう。途中抜いた二人組が下にいるので落石に注意して
大同心の基部に到着
雲稜ルートの取り付きを眺める
こんなの登れるのか?と怖気つきそうな気持ちを抑える
2022年08月14日 09:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 9:36
大同心の基部に到着
雲稜ルートの取り付きを眺める
こんなの登れるのか?と怖気つきそうな気持ちを抑える
小同心へ向かう2人組
この日は大同心は私達、小同心は彼らのみ
私達も小同心クラックにすれば良かったかな
2022年08月14日 09:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 9:37
小同心へ向かう2人組
この日は大同心は私達、小同心は彼らのみ
私達も小同心クラックにすれば良かったかな
雲稜の取り付きは狭いので基部の少し開けたところで装備を準備する
汗だくで上がってきたのに、途端に寒くて上にレインを着た
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雲稜の取り付きは狭いので基部の少し開けたところで装備を準備する
汗だくで上がってきたのに、途端に寒くて上にレインを着た
雲稜の取り付きまで草付きのバンドを進む
濡れているので滑らないように慎重に
2022年08月14日 09:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 9:51
雲稜の取り付きまで草付きのバンドを進む
濡れているので滑らないように慎重に
霧でよくみえないが
4、50m行ったところに雲稜の取り付きがある
青い残置のスリングがかかっている
2022年08月14日 09:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 9:51
霧でよくみえないが
4、50m行ったところに雲稜の取り付きがある
青い残置のスリングがかかっている
トポの1、2p繋げて登ったところ
足場が悪く、伸びたリングボルトにハンギングビレイ気味で不安だった...
途中にあったペツルの立派な支点で切ればよかったかな
これから2p
右下に見えるのは行者小屋か
2022年08月14日 11:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 11:31
トポの1、2p繋げて登ったところ
足場が悪く、伸びたリングボルトにハンギングビレイ気味で不安だった...
途中にあったペツルの立派な支点で切ればよかったかな
これから2p
右下に見えるのは行者小屋か
ガスガスだが下の方は晴れている
遥か下に赤岳鉱泉も見える
2022年08月14日 11:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 11:31
ガスガスだが下の方は晴れている
遥か下に赤岳鉱泉も見える
3p目は柱状の岩が重なった感じ
どれも持てそうだが、ぼこっと抜けるので慎重に
トポでは45mのはずだったが
ロープも重たく、先の様子がわからないので
一旦ここでピッチを切った
下の尖った岩
今にも落ちそうで怖い
2022年08月14日 12:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 12:18
3p目は柱状の岩が重なった感じ
どれも持てそうだが、ぼこっと抜けるので慎重に
トポでは45mのはずだったが
ロープも重たく、先の様子がわからないので
一旦ここでピッチを切った
下の尖った岩
今にも落ちそうで怖い
時折霧が晴れて下界が見えるが
すぐに濃い霧に隠れる
2022年08月14日 12:35撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
8/14 12:35
時折霧が晴れて下界が見えるが
すぐに濃い霧に隠れる
4p目、3pの残り15mほどAが登る
最後足場が崩れていて滑り易くて怖い
2022年08月14日 12:56撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 12:56
4p目、3pの残り15mほどAが登る
最後足場が崩れていて滑り易くて怖い
5p目ここからトラバース
落ちたら終わりなので気をつけて
途中飛び出した岩を通過する
イナバウアーと言われてるポイントか?
2022年08月14日 13:22撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 13:22
5p目ここからトラバース
落ちたら終わりなので気をつけて
途中飛び出した岩を通過する
イナバウアーと言われてるポイントか?
最終6pはここから
しかし強風と雨が降り出したので登るのは危険と判断しここで切り上げることに
懸垂支点があるが下が全く見えないので
少し歩いて登山道へ出ることに
2022年08月14日 13:40撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 13:40
最終6pはここから
しかし強風と雨が降り出したので登るのは危険と判断しここで切り上げることに
懸垂支点があるが下が全く見えないので
少し歩いて登山道へ出ることに
硫黄岳山荘でカップ麺とちまきを食べる
ずっと強風に晒されて体が冷えていたので
温まった〜
小屋があって、ほんとありがたい
2022年08月14日 14:35撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 14:35
硫黄岳山荘でカップ麺とちまきを食べる
ずっと強風に晒されて体が冷えていたので
温まった〜
小屋があって、ほんとありがたい
硫黄岳山頂付近だが何も見えず
体が飛ばされそうな強風
小屋の方曰く風速30mとのことだが20mくらい?
2022年08月14日 15:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 15:14
硫黄岳山頂付近だが何も見えず
体が飛ばされそうな強風
小屋の方曰く風速30mとのことだが20mくらい?
ここは一体どこなのか?
この後赤岩の頭まで歩き、赤岳鉱泉を経て、登山口まで長〜い下山
ここは一体どこなのか?
この後赤岩の頭まで歩き、赤岳鉱泉を経て、登山口まで長〜い下山
無事の帰還を祝って
諏訪の居酒屋で乾杯🍻
赤岳鉱泉テン泊やめて諏訪で一泊にして良かった
2022年08月14日 19:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 19:18
無事の帰還を祝って
諏訪の居酒屋で乾杯🍻
赤岳鉱泉テン泊やめて諏訪で一泊にして良かった
お刺身や馬刺し、焼き味噌など美味しかった
2022年08月14日 19:25撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/14 19:25
お刺身や馬刺し、焼き味噌など美味しかった
余裕なくて山の写真あまりないので飲みの写真ばかり(笑)
諏訪とか信州の日本酒飲み比べ
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余裕なくて山の写真あまりないので飲みの写真ばかり(笑)
諏訪とか信州の日本酒飲み比べ

装備

個人装備
ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング カム フィフィ

感想

2年越しで準備した北岳バットレスが台風の影響で中止。どうしてもアルパインに行きたくて、14日のヤマテンの予報が晴れだったので比較的アクセスの短い横岳大同心雲稜ルートに急遽行く事にする。

13日夕方関西を出て、八ヶ岳へ。
お盆だというのに渋滞も全くなく、スムーズに赤岳山荘まで。ただし、美濃戸口から赤岳山荘までの凸凹悪路は私にはかなり冷や汗もの💦
当初赤岳鉱泉にテン泊の予定だったが、15日の天気が微妙だったので、日帰りに変更。
テン泊装備担がなくていいという安堵感で、車中軽くビール一本飲むはずが、ワイン一本も空けてしまい熟睡...
14日5:30頃周りが支度を始める音で目が覚めた。小雨が降ってるし、朝ご飯を食べゆっくり準備して7:00スタートと予定より1時間出遅れる。
〈赤岳鉱泉〜大同心基部〉
急登に汗だく💦雨のせいで粘土質の足場は悪くズルズル。ハイマツを掴んで這い上がる。
〈大同心雲稜ルート〉
トポでは6pだが大体5pで登られている様なので、トポの1、2pを繋げてなるべくロープを伸ばすことに。
1p m(私)リード
ポコポコとした岩でホールドは多いが、ぼろっともげそうなので確かめながら登る。ハングは腕が疲れてしまい、少し左に逃げながら越えた。
しかしフォローのAはロープがハングの上の方の岩に引っかかっていたので左に逃げることは出来ず、ハングを正面突破するしかなく苦労した。
ロープが重たくなり、流れが悪く途中の支点で切ったが、伸びたリングボルトとハーケンで足場が悪かったので途中のペツルのちゃんとしたビレイ支点で早目に切れば良かった。
2p Aリード
出だし立った凹状を登る。
やはり岩が抜けそうなので怖い。
3p mリード
草付きを右上気味に上がる。
支点が乏しく、カムでも取る。
柱状の岩が積み重なってできているので、どこでも掴めそうで、掴むと抜けるので気が抜けない。
魚の尾ビレのような岩の少し上で、まだ45mはいってないが、ロープの流れも悪く重いのでピッチを切った。
あと10〜15m登ればトラバースの直前に支点があったのでもう少し伸ばしても良かった。
4p Aリード
3pの残りを登りバンドの手前で一旦切り、
最終pは私が登る予定なので、トラバースもAリードで行ってもらう。
5p Aリード
途中ぼこっと突き出た岩を通過するのが通称イナバウアーか。支点はあるが慎重に。
5p終了点に着いたところ、突然の強風と雨。
晴天でも登るのがやっとだろう最終p、この悪天候の中登るのは危険と判断し、登攀は切り上げる。
肩より懸垂して取付に降りれるはずだが、霧で下が全く見えないし、この天候で大同心稜を降りるのは不安なので、右へ踏み跡を歩いて少し岩をフリーで登り、ハイマツ帯を歩いて稜線へ。

稜線に出たものの、吹き飛ばされそうなほどの爆風。硫黄岳山荘で少し休憩し、何も見えない硫黄岳を通過し赤岩の頭へ。
樹林帯にはいると嘘のように風は止み、ほっとした。赤岳鉱泉に着いた頃雨が降り出し、暗くなる前に何とか駐車場にたどり着いた。

今回天候は良くなかったが、本格的なアルプスのアルパインルートを経験できて、色々と勉強になった。次回は晴天の中大同心の最終ピッチを登りたい。

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コメント

詳しいレコありがとう
なかなか勉強になったみたいだね。
何事も経験やわ〜ほんまに…
リベンジにはお誘い下さいませね
2022/8/16 18:51
kurinnekoさん
もちろんお付き合い下さい〜
それまで更に練習して余裕で最終ピッチを登れるようにしておきます💪
あの取り付きの道、個人的にはもう登りたくないけど、
皆でリベンジする時は我慢して登ります〜
2022/8/16 20:32
クライミングをしない私には、さっぱり??なレコですが、すごく呑んだ事は分かりましたよ!ほどほどにね〜笑
2022/8/17 9:36
chankoさん
そりゃわからんよね〜😁
でも同じとこ行こうとしてる人には参考になるかなと思います〜
飲み屋の情報も参考になるかも笑
2022/8/17 13:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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