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ハイキング
奥秩父
【大菩薩連嶺】笹子駅から滝子山〜大谷ヶ丸〜ハマイバ丸〜大蔵高丸〜湯ノ沢峠〜やまと天目山温泉
2014年06月03日(火) [日帰り]


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 06:57
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,667m
- 下り
- 1,263m
コースタイム
7:50笹子駅-8:20取り付き-8:55林道出合-10:30滝子山-11:30大谷ヶ丸-11:45米背負峠-12:30ハマイバ丸-13:00大蔵高丸-13:25湯ノ沢峠-14:45やまと天目山温泉
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は明瞭で、取り付き以外は特に迷いそうなところはない。 岩場についても鎖場や急崖のような箇所は無く、かつ、要所要所にペンキ等で目印が示されているので、慎重に登れば難所はないと思う。 湯ノ沢峠からは「やまと天目山温泉」へ下り、バスが来るまでの約2時間半(平日はバスがとても少ない…)を風呂で汗を流すなどしてゆっくりと過ごした。 なお、今回滝子山へのアプローチに使った「寂ショウ尾根」は、本来「寂梢(ショウ)苑」という建物の脇から道が付いているのだが、うっかり通過してしまい、地図を頼りに適当な道端から取り付いた揚句、911.2メートルピークの「峰の山」への道に入り込んでしまい、ルート復帰に余計な時間(10分くらい)を使ってしまった。反省。 |
写真
…だったのだが、あろうことか目印である「寂梢苑」の看板を見過ごしてしまい、おそ沢の近くまでやってきてしまった。
地図を見る限りこの沢は渡らないようなので、写真の踏み跡から入り込み、針路を東へとる。
地図を見る限りこの沢は渡らないようなので、写真の踏み跡から入り込み、針路を東へとる。
踏み跡は真っ直ぐ「峰の山」を目指していた。
引き返すのも面倒だったので、ジグザグを切って尾根に上がる。よく見ると斜面には踏み跡がたくさん…案外同じ失敗をする登山者がいるようだ。
尾根上で出合った正規の登山道は、思いのほか明瞭だった。
引き返すのも面倒だったので、ジグザグを切って尾根に上がる。よく見ると斜面には踏み跡がたくさん…案外同じ失敗をする登山者がいるようだ。
尾根上で出合った正規の登山道は、思いのほか明瞭だった。
ほどなく大鹿林道に合流すると、初めて「寂ショウ尾根」の文字が。
大鹿林道を登って、この地点から取り付くのもありかも知れない。道標には「足場危険のため注意」という警告文が書かれている。
大鹿林道を登って、この地点から取り付くのもありかも知れない。道標には「足場危険のため注意」という警告文が書かれている。
滝子山に到着。この標柱には1,620メートルと書かれており、ほかに1,610メートルピークの標識もあるが、実際には1,615メートルピークである。
また、二等三角点(点名:滝子山)が埋設されているのは、この山が持つ3つのピークのうち1590.3メートルのピークであり、ここではない。
なお、山名の由来は滝が多いことに因むようだ。
また、二等三角点(点名:滝子山)が埋設されているのは、この山が持つ3つのピークのうち1590.3メートルのピークであり、ここではない。
なお、山名の由来は滝が多いことに因むようだ。
大谷ヶ丸に到着。1,643.8メートルピークで、三等三角点(点名:大野)が埋設されている。
山名の「オオヤ」というのは「大岩」のことで、この山の別名を「大岩ヶ丸」という。山名の由来となった大岩はピークの南東部に健在らしいが、植林が進み、現在地からは確認できない。
山名の「オオヤ」というのは「大岩」のことで、この山の別名を「大岩ヶ丸」という。山名の由来となった大岩はピークの南東部に健在らしいが、植林が進み、現在地からは確認できない。
米背負峠。コメッショイトウゲと読むようだ。
かつては交易の場で、ここに米を置いておくと数日の間に引き取られ代りに布などが置かれるという、物々交換のような形で取引が行われていたらしい。
かつては交易の場で、ここに米を置いておくと数日の間に引き取られ代りに布などが置かれるという、物々交換のような形で取引が行われていたらしい。
ササのトンネル。刈り払いがされていて、甲州市の整備には頭が下がる。
バリエーションルートをやっているとウンザリするほどのササヤブに悩まされたりするので、こういった光景は心地よい。なんというか、猫バスの中でサツキが言う「木がよけてる!」的な気分。
バリエーションルートをやっているとウンザリするほどのササヤブに悩まされたりするので、こういった光景は心地よい。なんというか、猫バスの中でサツキが言う「木がよけてる!」的な気分。
ハマイバ丸に到着。1,752メートルピークで、三等三角点(点名:槻沢頭)が埋設されている。
ハマイバとは漢字で破魔射場と書き、かつて山仕事の人たちが滝子山の西の浜立山(破魔立山)に向かって矢を射り、山神の加護を願ったという伝承があるようだ。
ハマイバとは漢字で破魔射場と書き、かつて山仕事の人たちが滝子山の西の浜立山(破魔立山)に向かって矢を射り、山神の加護を願ったという伝承があるようだ。
ハマイバ丸を過ぎると草地となり、傾斜もなだらかで非常に歩きやすい。
植生保護ロープに吊るされた看板には、「このロープの先には何人たりとも立ち入らぬように」という強い警告文が書かれている。
植生保護ロープに吊るされた看板には、「このロープの先には何人たりとも立ち入らぬように」という強い警告文が書かれている。
大蔵高丸。1,781メートルピークで、本日の最高峰である。(新しい方の標識には1,770メートルと書かれているが…)
大蔵とは大クラ、つまり大きな崖の意味で、麓から大蔵沢を詰めると、山名の由来となった露出した断崖を見ることができるそうだ。
大蔵とは大クラ、つまり大きな崖の意味で、麓から大蔵沢を詰めると、山名の由来となった露出した断崖を見ることができるそうだ。
甲州市役所の方々だろうか、鹿による食害防止柵や「湯の沢峠のお花畑」の整備が行われていた。
湯ノ沢峠までは舗装された車道(焼山沢真木林道)が整備されていてアプローチが良く、気軽なハイキングに適した立地と言える。それ故に植生の保護にも注力する必要があろう。
湯ノ沢峠までは舗装された車道(焼山沢真木林道)が整備されていてアプローチが良く、気軽なハイキングに適した立地と言える。それ故に植生の保護にも注力する必要があろう。
当初はハマイバ前バス停から大月駅方面へ向かう予定であったが、あまりの暑さに体中が汗でベトベトしていたので、やまと天目山温泉へ向かうこととする。なお、温泉は水曜定休なのでご注意。
林道に合流。ここからは長い舗装道歩きとなる。
1,600メートルを超える湯ノ沢峠から1,000メートルのやまと天目山温泉まで、標高差600メートル。自転車でかっ飛ばしたら気持ちよさそうな道だ。
1,600メートルを超える湯ノ沢峠から1,000メートルのやまと天目山温泉まで、標高差600メートル。自転車でかっ飛ばしたら気持ちよさそうな道だ。
御料林が山梨県に下賜されたことの記念碑。
と思いきや、下賜されてから50周年の記念碑のようだ。この一帯が恩賜林となったのは明治44年3月1日なので、昭和36年3月建立は当を得ている。
と思いきや、下賜されてから50周年の記念碑のようだ。この一帯が恩賜林となったのは明治44年3月1日なので、昭和36年3月建立は当を得ている。
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