白山
- GPS
- 15:47
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,733m
- 下り
- 2,023m
コースタイム
- 山行
- 11:15
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 13:12
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
白山山行 8/26-28(登山日27-28)自分的記録、(長文注意)
本来であれば、ジオトレール3日間のステージレースに出場する予定でしたが、8/6の石川県豪雨災害により
白山周辺の林道に大きな被害が出た為、中止となってしまいました。3年前にスタッフとして参加した際に
白山に降雨の為、登山できなかったので折角空いた3日間を使って白山登山をジオトレール参加予定選手の有志
とスタッフ有志で2日間の白山山行を楽しみました。
ジオトレールは、寝具、テント、食料をすべて自分で持ち7日間のステージレースを行うのですが、今回は登山
という事と天候が雨予報の為、南竜ヶ馬場野営場のケビンを予約。少し(だいぶ)軽くなって白山を目指す。
とは言っても皆様ドМの方々なので、標準タイムx0.8タイムで12時間の修験道の道、加賀禅定道 23Kmに行きました。
8/27 白山一里野温泉スキー場 - 山頂駅 - 林道登山口 - しかり場分岐 - 長倉山 - 奥長倉避難小屋 - 10:20 天池室跡 -
七倉山分岐 - 大汝峰 - 御前峰 - 室堂平 - 南竜山荘(1泊)距離23.1KM
スタートAM4:00 昨日の宴会で多少お酒が残っているが、予定通り出発、お仲間の一人は寝坊してはいけないということで
一晩中スキー場の周りを歩いていたと後から聞いた。
スキー場から林道に入り、淡々と登って行くが、今年初のオロロの洗礼を受ける。先頭を歩いていた自分ともう一人が標的となり
他の人は纏わりつかれなかった様子。2か所噛まれた。途中雨が急に激しくなり、辞めるならここでという声もあったが、まあ
先に行って考えましょうと当然なる。そして暫くすると雨が弱くなってくれた。
林道終点より加賀禅定道に入る、最初は軽い尾根道を調子を見ながら淡々と歩くが、1時間位でグループの足の差がでてきて
先行組は、 大汝峰 - 御前峰を回る当初のコース、後発組は迂回することでグループを分ける事になった。
自分は先行組に入り、グループリーダーの安走会の先輩の指名により、リーダーとなる。先行組のメンバーはここまでの間の
様子だと脚が揃っているのと移動しながら補給が各自できるので、できるだけ休憩を入れずに淡々とペースを刻む事にした。
前半のハイライトは、この道でしか見ることができない滝、百四丈滝を見る事、展望台に到着した時にガスが少し抜けて
写真を撮る事ができた。
白山は活火山で火口から何キロ圏内という表示がでてくる。急登が終わり、天池に着くと平らになり、湿原が広がり、
高山植物を8月の終わりでも見る事ができた。お盆に尾瀬に行った際はニッコウキスゲは見れなかったが、ここで
見る事ができた。ガスの中で鮮やかな黄色の花は目立つ。
一旦、平坦になり気を抜いたところ油池から四塚山〜七倉山への道は急登と偽ピークが多々あり、心が折られる。あそこまで行けば
抜けると思う事数回、七倉山の分岐に着いた時は時間の貯金が少しできたので、ゆっくり行きましょうと声掛けをしたが、第1のピーク
大汝峰へはまた急登と見通しが晴れると次の急登がでてくる無限ループかと思うほど心にダメージを食らう。また2500mを超えて
くると脚が重くなり、心拍の上昇気味になり追い打ちをかけてくる。ピークを越えると石積に囲われている社殿が現れる。
冬でも大丈夫なようにしっかりと囲われている。流石石積の加賀百万石。
そして大汝峰からの下りで初めて人に会う。(登ってきていた)いままで誰一人にも会わない加賀禅定道、改めて驚く。
最後のピーク白山山頂御前峰へとお池まわりコースで登る、途中の巨大岩石群、色とりどりの池、残雪と飽きることは無い
景色だが急登はもうお腹一杯。脚の疲れよりも精神的な疲れが蓄積されている様子。我慢して登りを終えて、最後のピーク
御前峰到着。(2702m)到着時間は、14時57分。そして写真を撮っているとなんと待ち合わせなどしていないのに
ジオトレールスイーパーのスタッフの方が半袖半ズボンで登場。一流のアドベンチャーレーサーは違うなと改めて感じる。
後は下るだけ、室堂に向かって平らな石で整備されている本コース?で軽快に降りていると唯一の晴れ間が差す。
がんばったご褒美だねとチームで称えながら無事室堂に下山。時間的に30分押し位で日没まで時間あるので室堂でゆっくり
と過ごす、ココアを飲んだり、水洗トイレへ、室堂の社務所でお守りを購入したり、レインジャケットを乾かしたり
しているとアッという間に一時間が経過。
まあ、下りだけなんで慌てずと思いきや、トンビ岩コースは岩々で結構辛い、後続チームが脚にダメージを負って
下るのはつらいだろうなと想像しながら、今夜の宿、南竜山荘が見えてくる、、が遠い。見えると辛いという事を
感じた下りでした。(49分間かかってしまった)到着はPM5:00(13時間)
南竜山荘で受付を済ませて、ビールを購入してすぐにケビンでの夕食の準備。今回山岳飯盒とレトルトのコムタンスープに
トックを入れて、中蓋にパックご飯を入れて、アルコールストーブで炊く。トックが焦げ付いたのとアルコール分量
ちょっと入れ過ぎて沸騰しても火が止まらない。笑
水を沸かそうと思うが、ハイドレに入っている水を取りに行っている間に蓋部分が空焚きになってしまい、ちょっと反省。
しっかり夕食を食べた後に後続チームが日没後に無事に帰ってきた。19:30到着 お疲れ様でした。
皆無事集合して、全員揃っての乾杯、スイーパの方もケビンに来てくれて宴会が始まるが、流石に皆さん疲れているので
深酒は無く、就寝。
8/28 南竜山荘 - 南竜道分岐 - 甚之助避難小屋 - 中飯場 - 別当出合 距離7.2km
今日は下るだけの山行、朝食は昨日仕掛けておいた2合を炊飯、150mlの水を中蓋で沸騰させ、フリーズドライのビーフシチュー
を溶かして一合を食す。残り一合はジプロックに入れてふりかけ(ゆかり)をかけて行動食にした。
ジオトレールの時に食事をこのパターンでやってみようと思っていたので試す事ができた。
ロングトレールでの山岳飯盒弐型の汎用性を実感できた。
さて、チェックアウトは9;00なのだが、山小屋のおっさんが掃除したいからと追い立てられて8;00に出発させられる。
どこのケビンもキャンセルされて空いているので完全におっさんの都合。
しかしこの追い立てられたおかげで、本日朝出発のスタッフチームと南竜道分帰路で会う事ができた。ジオメンバー大集合
して記念撮影ができたのはある意味このおっさんのおかげとしておこう。
下山はいとも簡単であっと言う間に別当出合に到着、ジオトレールの時はここからはバスは乗らずに舗装道路を市ノ瀬まで
ランニングするのだが、今回はバス移動で楽をさせてもらったが、シャトルバスが結構スピードを出すのでランニングするのも
ちょっと怖いかなとも感じる。
市ノ瀬に向かいに来てくれている友人が待っていてくれて、そこから白峰温泉へ登山班をピストンで運んでくれた。
二日ぶりの温泉に入ってすっきりし、ご飯らしいご飯を食堂で食べることができた。
その後、一里野の岩間山荘で後続部隊と合流、白山ジオトレールの顔、主催者の友人と双子の子供達に合う事ができて
今回の山行は終了、金沢駅まで送ってもらい、駅で金沢の高級回転ずしを食べて新幹線で帰路につく。しかし新幹線速い。
金沢が近く感じました。(行きは深夜バスでしたので特に速く感じた次第)
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