那須岳温泉三昧・三斗小屋温泉・北温泉


- GPS
- 11:32
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,563m
- 下り
- 1,846m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:44
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:58
天候 | 一日目 8/29 晴れ 二日目 8/30 曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
池袋5:00-黒磯7:49 3080円 18きっぷ 黒磯駅8:15-那須ロープウェイ9:17 関東自動車1380円 復路 北湯入口13:22-黒磯駅14:15 関東自動車1270円 黒磯15:14-宇都宮16:06 3080円 18きっぷ 宇都宮16:37-池袋18:12 |
コース状況/ 危険箇所等 |
熊見曽根-大峠 熊見曽根の尾根筋を外れる所から洗堀されて段差が大きい箇所があるが、概ね歩き易い。 大峠直下では短い区間ではあるが背丈程の笹が径を隠している。九十九折れの径が折れる箇所でルートを見失いやすいが笹を掻き分ければ径は見つかる。 |
その他周辺情報 | 煙草屋旅館 テント2200円 ビール500円x3 ハイボール500円 要予約 テント泊は露天風呂のみ、テント場は7張分軽く区画割されている。 期間限定で日帰り入浴1000円、ランチ1000円、休憩500円あり。 大黒屋にもテント場あり。 北温泉旅館 風呂700円 プレミアルモルツ350円 黒磯楼蘭でランチとビール1780円 宇都宮宇味家で生ビールセット1100円 |
写真
感想
18きっぷ消化と天気に影響されない様温泉を目的としてお初の那須岳行きとした。
一日目 8/29
平日にも関わらず好天に恵まれ、ロープーウェー山麓駅から茶臼岳までは特に人が多かった。また場違いな所に来てしまったと思ったものの初めての山域の新鮮な景観は魅力的だった。朝日岳に向かうと多少人が減ったので僅かなりとも落ち着く。朝日岳肩への登りは爽快だった。朝日岳で対峙する茶臼岳や三本槍岳背後の会津の山々を眺めながらランチする。
熊見曽根に入るといつもの様に一人旅となった。茶臼岳や三本槍岳の西面を眺める。稜線上は花が多い。稜線を外れると洗堀されて段差の大きい箇所が何度かある。三斗小屋温泉の源泉地から盛んに湯気が上がっている。温泉神社から参道を降るとすぐに煙草屋旅館に着いた。受付を済ませビールを飲みながら設営後、さっそく露天風呂へ向かうと誰もおらず独り占め。丁度良い湯加減だったが強い日差しが暑いので、休み休み浸かりのんびりした。
二日目 8/30
大峠まで沢と尾根を横断するブナ美林の径。 早朝で霧があるため熊を警戒して見通しの悪い所では手を叩きながら歩いた。五感がスポイルされるので熊鈴は持たない。赤岩沢か中ノ沢を越えた辺りで下流の方から人に近いギャーという正体不明の鳴き声がした。今まで熊の唸り声や鹿の警戒音は聞いたことが何度かあるが、こんな鳴き声は聞いたことがない。手を叩くと呼応するように鳴き声がする。恐ろしいので折角の美林なのに速足で進む。その後も断続的に鳴き声が続き気が気でなかった。暫く進んで声が聞こえなくなってから猿が径を横切るのを見て、猿の可能性が一番高いなと納得した。
大峠は濃い霧の中で当分晴れそうにはなかった。展望への僅かな期待は打ち砕かれ雨も降りだしてアルバイトの稜線歩きが続く。三本槍岳をそそくさと通過して清水平分岐までの平坦地では水溜りに難儀した。カメラレンズに水滴が着きこれ以上濡らしなくないので、清水平分岐からはザックに仕舞い写真なし。
中ノ大倉尾根に入り、流出を防ぐ為だろうか金網を敷いた径となり歩き難い。勾配が緩み暫くしてから金網は消えたが洗堀されるようになった。流されやすい土質なのだろうか。短い区間のダケカンバ美林を契機として樹林帯となった。樹林は天気に関係なく楽しめる。直にブナ美林に変り、勾配のない幅広い道で公園の様だった。勾配の無さでは今までで一番の尾根だ。スキー場の手前で右折し、さらに歩き易い径が続く。温泉に向かうブナ美林の歩き易い道は、越後駒の銀の道や裏岩手から乳頭温泉への径を想起させた。尾根筋を離れ、擬木の急な階段を降りると余笹川に出た。雲ノ平から降った薬師沢小屋前の黒部を思い出した。ほくほくした気分で北温泉旅館に向かった。
天狗の湯は湯加減丁度良く気持ちよかったが、入れ替わりお客さんが入ってくるのでゆっくりはできなかった。他の湯は誰もいなかった。打たせ湯の不動の湯はマッサージを受けている様、温泉プール隣接の風呂は熱かったので短め、雨は上がっているので最後に温泉プールの温湯に寝そべりながら浸かりのんびりした。
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一日目8/29
9:20 那須ロープウェイ山麓駅 1380mCAL1382 茶臼岳、朝日岳を望む。駐車はそこそこ多い。
9:25 車道から石畳の径に入る。 20.5℃61%
9:35 1490m 登山相談所 一番上の駐車場のすぐ上、車だとここから始められる。直ぐに登山口 鳥居と山の神あり。
9:40 謎の立入禁止標識あり。ただの藪にすぎないが位置的に車道と繋がるのだろう。ヤマハハコ アキノキリンソウ トリカブト
9:53 1610m 中の茶屋跡付近で樹林から出て周囲が開ける。明礬沢を挟み朝日岳が迫る。峰の茶屋跡避難小屋が見える。シロヨメナ ウラジロタデ
10:14 1720m 峰の茶屋跡避難小屋
10:34 1820m 外周を廻る様に登る。
10:45 1880m お釜口分岐からお釜を左回りに廻る。
10:48 三角点△1897.5
10:51 茶臼岳山頂 1915m AL1889 展望 日ノ出平 南月山 白笹山 男鹿山塊 日光遠望 熊見曽根 流石山 大倉山 三倉山 小野岳 飯豊、磐梯、吾妻遠望
11:22 硫黄鉱山跡に戻り朝日岳へ向かう。
11:29 剣ヶ峰の巻道より腹切りの茶臼岳、明礬沢の断崖、鬼面山、那須町を見る。シロヨメナ シラネニンジン ミヤマアキノキリンソウ ホツツジ
11:35 恵比寿大黒1740m剣ヶ峰を巻き終えた鞍部。ここからは西面を巻く。御沢、隠居倉の眺め
11:43 1780m 稜線に復帰して赤茶け崩れた朝日岳の西面を見る。
11:46 1800m 平坦になり行先に1850m圏峰と朝日岳を望む。
11:52 1800m 1850m圏峰の西面を巻いてからルンゼ状の隣を朝日の肩に登る。
11:57 1840m 朝日の肩から朝日岳に向う。対峙する茶臼岳の縞模様が美しい。山頂へは北面を巻く径と直登の径があり、巻道で登る。
12:07 朝日岳山頂 小さな鳥居がある。1896mAL1868(-28) 流石山 大倉山 三倉山 毘沙門沢源頭の崩壊地が迫る1900m峰。三本槍岳 旭岳 岩の上でランチ後12:25出発。
12:32 朝日の肩に戻り熊見曽根へはコブを一つ越える。 オヤマリンドウ
12:40 熊見曽根東端峰 平坦地広がる西面を眺める。三本槍岳 大峠 流石山 大倉山 三倉山
12:44 熊見曽根を降り、茶臼岳朝日岳の荒々しい西面を眺める。オヤマリンドウ オトギリソウ エゾシオガマ シラタマノキ トリカブト
13:00 1780m 花が多い平坦な裸地 三本槍岳の荒々しい西面をみる。ウメバチソウ ヤマハハコ マルバダケブキ
13:12 隠居倉 1819mAL1796(-23) 一名休憩中、続いて隠居倉直下急坂の降りで一名とすれ違う。
13:16 行く先、峠沢、中ノ沢の扇状地、茶臼岳西の穏やかで豊かな樹林を望む。沼ッ原調整池や源泉地が見える。
13:25 1720m 尾根を外れ、鎖の付いた急坂を降る。カエデが多い。
13:29 1690m 勾配が落ち着き笹の開けた場所にでて流石山、大倉山、三倉山を望む。歩き易い。
13:33 1670m ダケカンバ林
13:38 1630m また開けた場所に出て流石山、大倉山、三倉山を望む。
13:48 1580m 土が赤くなって源泉地に出た。
14:00 1490m 温泉神社
14:04 1460m 煙草屋旅館の裏手に出た。
14:48 受付を済ませビールを飲みながら設営後、露天風呂に向かう。
15:26 露天風呂より流石山、大倉山を望む。女性専用に切り替わる15:30前に出る。夕食前に大峠への径の確認がてら周囲を散策。
二日目8/30
3:20起床 昨晩は確り雨に降られ結露も酷かった。ツェルト内は濡れたがマットの厚みの御蔭でシュラフは無事だった。朝食を済ませると雨は止んだが、山の上は霧で真白だ。降水前提でレインウェア上下着用し、霧のはれる微かな希望を抱いて5:16大峠に出発する。
5:36 最初の尾根を乗越すと急坂となる。暫くして勾配が緩み赤岩沢に向かう、ブナ美林。
5:49 1300m 径の上に水が流れるようになった後、赤岩沢に到着する。飛び石で徒渉。17.2℃95% 蒸して暑い。赤岩沢を過ぎて正体不明の獣の鳴き声を聞く。以後も断続的に続き、恐ろしいので足早に進む。
6:02 1280m ブナ美林の平坦地を進んで中ノ沢、倒木に掴まり飛び石で徒渉する。
6:12 1330m 中ノ沢と峠沢の中間尾根の平坦地
6:20 1310m 峠沢 この辺りから獣の声は消えた。
6:52 1450m 大峠 地蔵が二体、濃い霧の中。AL1454(+4) 17.7℃96% すぐに雨となり展望は絶望的。ハクサンフウロ タチコゴメグサ ウスユキソウ ウメバチソウ 花は盛り過ぎ
7:15 1524m峰 エゾシオガマ シモツケソウ
7:25 1560m圏峰 ウツボグサ ネバリノギラン
8:23 1850m圏峰を過ぎ甲子山分岐まで腰高の笹が径を隠す。
8:26 1850m 甲子山・須立山分岐
8:38 三本槍岳 △1916.9 三角点標柱は地面から抜けている。
9:11 北温泉分岐 濡れたカメラをザックに仕舞い、以後写真無。
12:39 北温泉旅館を出る。途中で白戸川BSに向かう遊歩道を見掛けこちらの方が近いようだが、安全策を取って北湯入口BSに向かう。
13:02 北湯入口BS 遊歩道が多数延びているのを見る。13:22発のバスを待つ。
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