越後中ノ岳&坂東太郎の源を見に行く

2014年06月15日(日) 〜 2014年06月16日(月)

• GPS: 57:21
• 距離: 18.3km
• 登り: 2,203m
• 下り: 2,163m

コースタイム

1日目　十字峡−中ノ岳−丹後山（避難小屋泊）
2日目　丹後山−十字峡

天候

ずっと晴れ（でもなぜか日の入の時間だけガス）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

十字峡の駐車場、数台ずつ何箇所かあり

コース状況／危険箇所等

中ノ岳の登り、丹後山からの下り共にかなりの急坂、標高差も大きいので足に来ます。また中ノ岳から兎岳方面の下りも急、ここを含め稜線上は所々夏道が雪渓に埋もれていて、軽アイゼン無しではちょっと怖い状態。
また三国（さぐり）川沿いの林道にも巨大な雪のブロックがあり6月中は通行注意。

稜線上は歩く人も少ないらしく道の整備状況はちょっと荒い感じで、雪が溶けると藪がちょっと煩わしいかも。でもそれに勝る只見から奥利根源流の大景観に感動できます。

登山ポストは十字峡に2か所あり

写真

6/15 5:36

ここからスタート

6/15 6:33

さっきまでガスってたけど晴れてきた！テンション上がる

6/15 7:02

二合目、だけどここまで標高差500mも登ってるんですけど(^_^;)

6/15 7:11

スラブ壁の向うは五竜岳、もちろん北アとは関係なし

6/15 7:12

何かちょっと幻想的だなと

6/16 22:22

途中からブナ林、北国のブナは樹皮が白いなあ

6/15 8:39

イワウチワが結構ありました

6/15 8:39

ピンクその1

6/15 8:47

ピンクその2　カタクリは稜線まで進出してました
意外と繁殖力強いんだ

6/16 22:22

ピンクその3　ショウジョウバカマ、この時期の定番かな

6/15 8:54

日向山まで上がると雪渓の向うに中ノ岳がバーンと姿を現す。大きさを伝えられず残念

6/15 8:56

山頂に向かって真っすぐ進みます

6/15 8:56

巻機山

6/16 22:22

5合目から6合目はほとんど残雪の上を歩く

6/15 9:03

真ん中が兎岳、これからいくよ〜

6/15 9:31

なぜか「北国の春」という歌を思いだした

6/15 9:34

八海山

6/15 9:41

歩いてきた日向山、バックは中央が巻機、左が下津川山

6/15 9:44

まさかこの時期カタクリの群落に会うとはね

6/15 9:49

ピンクその4　岩鏡

6/15 10:01

いじらしい

6/15 10:14

ピンクその5　ムラサキヤシオ

6/15 10:14

新緑の中、時々アクセントになりました

6/15 13:02

今回の花のメイン、シラネアオイ

6/15 10:10

6/15 10:28

ここのアオイちゃんは大柄のような気がするけど、気のせい？

6/15 10:45

いい景色

6/15 11:07

9合目から頂上に向かう雪の道
青い空に吸い込まれる

6/15 11:07

あのトンガリ、荒沢岳。次のターゲットかな

6/15 11:31

地元の方に場所を教えて貰ったツガザクラ

6/15 11:34

立山リンドウも至る所に

6/15 11:38

頂上から越後駒と避難小屋

6/15 11:38

駒ヶ岳アップ、あちらは混んでるかな？

6/15 11:39

八海山のボコボコ、あそこの縦走は面白かった

6/15 11:48

左から燧岳、右が平が岳、その奥に日光白根も

6/15 11:49

だそうです

6/15 11:59

9合目まで戻り縦走する稜線をのぞむ

6/16 22:23

兎岳に向かう縦走路　奥に平が岳

6/15 12:42

振り返ると中ノ岳がボリューム満点

6/15 12:01

ピンクその6　アズマシャクナゲ

6/15 12:50

稜線ではムシカリの花も目の下

6/15 13:04

シナノキンバイ、かな？

6/15 13:07

オオサクラソウ、ちょっとしか見かけなかった

6/15 14:13

可憐です

6/15 13:09

北アの五竜岳を思い出す

6/15 13:23

個人的に好きな飯豊や朝日連峰にも負けない景観

6/15 14:15

兎岳山頂から荒沢岳に続く縦走路

6/15 14:16

三山揃い踏み、左から三男(八海）長男、次男(駒）

6/15 14:23

丹後山（ほぼ中央）に続く道

6/15 14:23

平が岳、山頂でテント張って泊まりたい・・・

6/15 14:56

利根源流、ここから流域面積日本一の流れが始まる

6/15 14:57

利根の1滴は三角雪渓から始まるというけど、あの辺りがそうらしい

6/15 15:02

分水嶺。手前に降った雨は大平洋に、向う側に降った雨は只見川になって日本海に

6/15 15:06

利根川水源の碑

6/15 15:07

源流を遡行してここまで来れたら最高だろうなぁ

6/15 15:09

あと1か月もしたら三角になるのか

6/15 15:14

そこここにアオイ

6/15 15:16

どこが最高点かよくわからない丹後山

6/15 15:32

一応標識はありました

6/15 15:33

少し下ったところに今宵の宿

6/16 4:34

日の入はガスで見れなかったけど日の出はなんとか見れた〜

6/16 4:34

荒沢岳のトンガリと御来光

6/16 4:37

雲のいたずら

6/16 6:57

さようなら、八海と中ノ岳

6/16 6:57

さようなら、巻機

6/16 7:52

ジャコ平辺りから中ノ岳

6/16 8:36

帰りもブナ林、響く春ゼミの声

6/16 9:24

三国川は雪代が入りささ濁り

6/16 9:29

厚さ5m以上のブロック

6/16 9:47

最後の難関？脇を素早く走りぬけます

撮影機器：

E-PL5 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

Satwo3

豪雪に磨かれたスラブ、規模こそ大きくはないけど高山植物のお花畑、そして何より四方に広がる名山の展望地として山好きにとって中ノ岳は魅力たっぷりのはずだが、人気はいまいち。いつかはと思いつつ自分もやはり駒と八海山が先行していました。理由はやはり1700m近い標高差の急な登り、健脚者は結構日帰りしてるけど、群馬出身としては利根川水源碑にも行きたいし、たまには稜線から日の入りと日の出を眺めてみたいし。ということで時間と体力次第で中ノ岳と丹後山どちらかの避難小屋を利用して1泊2日の山行です。

結果、予想を上回る景観に大満足でした。今の時期は残雪が山を一層立派に見せてくれるのかも。体力的には確かにきつくて、1日目に丹後山まで行ったけど最後はヘロヘロで正直これが限界。ちなみに丹後山避難小屋はなかなかきれいで過ごしやすかったです。水が天水頼りなので、渇水期には下から持ち上げないとならないので大変。今回は満タンで使い放題でした。

山容は飯豊や朝日と似ているけど、ササ帯が多いので高山植物では一歩引けをとるかも。登山者が意外に少ないので、静かに高山の雰囲気を楽しみたい人にはいいと思います。

コメント

桜咲く虫＠sakura64

う〜ん、行ってみたい！
Satwo3さん、こんばんわ！

う〜ん、この時期にしてまだたくさんの残雪と春の花が咲いているとは ！
イワウチワに、カタクリ・・・、いや〜関東のお山はもう初夏の花たちなのに、ここまだ春先だなんて ！

素晴らしい、稜線の光景、いいですね ！
この界隈の山並みは、結構魅力的です(^^)。
一度は行ってみたいと、山と高原地図も購入して見てはいますが、なかなか行けないところです^^;。

お天気にも恵まれてよかっですね(^^)/~~~

Satwo3

Re: う〜ん、行ってみたい！
こんばんわ〜

確かに栃木の山と比べると残雪の量が全然違うので、春と初夏が同居していますね。
それでも今年はいつもより雪が少ない、と地元の方が言ってましたけど。

中ノ岳はボリュームのある山なので登りごたえありますよぉ
おかげで2日間ずっと筋肉痛です

越後三山から奥利根にかけての稜線は魅力的ですが、百名山を除いて人が少ないんですよね。ルートが結構ハードだからでしょうか？
次は秋に荒沢岳に行ってみたいです。きっと錦秋の秋でしょうね。

sakuraさんも以前谷川連峰に行かれてましたよね。雰囲気は良く似てるんじゃないでしょうか

nyagi

Satwo3さん、こんにちは！
すばらしいレコですね！
景色もお花も最高です
わが家はなんちゃって八海山歩きしかやってませんが、思い出深く
それ以上に羨ましく拝見いたしました〜
ついでに虫喰われで頭じゅうがかゆくなったことも思い出しましたが
うちのダンナは八海山のごとき怖いトコには
もう二度と行か近づかないと言っております
私は生きたいんですけれども・・・
中ノ岳だけ単独で回れるんですねぇ

しっかし、静か〜な山域にこれだけの花々がごっちょり・・・
花は人間に見せるために綺麗に咲いているのでは無いのですね
なんだか不思議です

Satwo3

Re: Satwo3さん、こんにちは！
nyagiさん、
コメありがとうございます。
いつもすばらしいレコのnyagiさんにほめていただいて恐縮でーす

中ノ岳は八海山と違って全然怖いところはないですよ
鎖場が1,2か所ありますがかえって邪魔なくらい。少なくても登りでは使わない人が多いでしょう、高度感もないし。体力勝負の山ですね。

確かにブユみたいな小さな虫は多かったです、私も何箇所かやられました。山小屋の床にも小さな虫がいたようなので、寝ているときにもやられたのかも・・

高山植物は白馬や飯豊の山から比べると規模は小さいです。ただこれからの季節はニッコウキスゲが稜線を彩るはずなので、残雪とのコントラストがきっといいですよ〜
行ってみたくありません？

wakasato

こんな所を歩いてみたいです
こんばんは、Satwo3さん。

残雪の山並みは絶景の連続ですね。
天気も上々で青空がまた引き立ちます
そして小屋泊で日の出を望むなんて・・・ 充実の山行でしたね。

ここは比較的静かな山域なのですか。
遠くてなかなか行けませんが考えてみたくなりますね

Satwo3

Re: こんな所を歩いてみたいです
こんばんわ

稜線からの景色は山また山で、その中に百名山がいくつあるんじゃい、というくらい。
もちろん百名山だけがいい山じゃないですけどね。
レコにも書いたけど、残雪が山をさらにりっぱに見せるんだと思います

自分は夜型人間なので普段ほとんど山で日の出を見ることがありません。
だから今回は小屋から日の入と日の出を見たくて、小屋泊するプランにしました。
2日間ずっと晴れてたのに、本当に日の入の時だけ濃霧が出て夕日が見られなかったんですけど 　日頃の行い？

栃木からだと確かにちょっと距離がありますね、でもインターから登山口間はそんなに遠くないので、東北まで行くことを考えたらかえって楽ですよ。
wakasatoさんの体力なら日帰りでも行けるでしょう？

あ、結局会った登山者は合計4人だけだったけど、当日はサッカーの日本戦だったせいもあるかも