乗鞍岳〈再挑で雷鳥〉


- GPS
- 03:02
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 400m
- 下り
- 380m
コースタイム
09:40 畳平バスターミナル
09:50 鶴ヶ池
10:04 富士見岳(乗鞍)
10:14 摩利支天分岐
10:22 肩の小屋
11:05 蚕玉岳
11:22 乗鞍岳
12:05 朝日岳
12:52 畳平バスターミナル
13:50 シャトルバス乗り込み
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ほおのき平駐車場 無料 からシャトルバス利用 大人一人往復2300円 http://www.hida-norikura.com/mycar/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
畳平バスターミナルには案内所、自然展示室、乗鞍神社本宮、宿泊施設、郵便局、売店、食堂、トイレ(有料と無料)があります。 売店では豊富なお土産のほかハイキングに必要なものがそろっていました。 肩の小屋〜蚕玉岳、頂上小屋東(小屋入り口側)に残雪あり。小屋の裏側の道は残雪なし。 時間や場所によって雪質はかなり変化しています。アイゼン、ストック、ピッケルなど歩行補助品は要携行です。 券売所の方、ターミナル内案内所の方ともにアイゼンの使用を勧めています。 また雪解け水がコースに大きな水たまりを作っていたり、そのために雪がシャーベット状になっているため、スパッツがあると快適です。 下山後の温泉は ひらゆの森 500円 |
写真
感想
先月行くつもりでお天気にそっぽを向かれ、まさかのクマ牧場、大ネズコ見学に変更を余儀なくされ、今回ようやく乗鞍岳に乗り込んだ。再挑戦てわけだ。
そもそもなんで乗鞍岳に行きたいのかそんなにも、と疑問を抱かれる方も少なくはなくないだろう。
ということでご説明するような理由は特になく、仕事終わりで車を走らせたのだ。
それにしても前夜から頭痛があり、朝になってようやくうっすら痛みが引いたもののそのため出だしが遅れ始発から3本目のバスで畳平に向かう。バスの車中から曇り空の中、黒部五郎岳、笠ヶ岳や焼岳、穂高岳、槍ヶ岳、明神岳、常念岳がハッキリと見ることができた。「北ア、ハマるね。」なんてボソッと言ったらほとんど登ったことないでしょう、とpeach faceに突っ込まれ自分のミーハーぶりに赤面した。
畳平に着いてからは割とスムーズにスタートを切り、頭痛のことは忘れてあれよあれよと冨士見岳に着く。軽く下ってから整備された登山道を進み肩の小屋からいよいよたくましい残雪のお出ましだ!
蝶ヶ岳で残雪にフルボッコにされた屈辱をここで晴らすべく、と言うことではなく反省を生かしストックを準備し足運びにも蹴り込みを強くしたりと頑張ってみる。下を見ると山滑走を楽しむ人々を見ることができこの雪渓をビクビクしながら登る自分とはまるで楽しみ方が違うのだなあとしみじみ思った。
ようやく登りきった蚕玉岳でアイゼンとストックをデポし、いつものファイティングスタイル、いわゆるザックに手ぶらというごく普通の格好で剣ヶ峰を目指す。展望にもわずかな期待をし、望遠レンズに付け替えアタック開始。
そういえば雷鳥また見れねぇのかぁ、とげんなりした頃、頂上小屋から再び残雪が。アイゼンデポしちゃったよと頭を垂れて見た先に、
あ?
あ!
いたよいましたよ雷鳥様が!声にならない声でpeachに指差し二人でガン見。
のんびりピョコピョコ歩いていてどんくさい。でもそれがカワイイ。
たまたま望遠レンズにしてたものだから拡大してシャッター切りまくる。
「いーよ、いーねぇ、はい、そうそれ!」
その姿、巨匠、篠山紀信の如く。
ご満悦の真っ只中で山頂に到着する。バスから見えた展望と更に白山らしき山、御嶽山らしき山も見えた。
それにも増して眼下に見える雪渓の底にある池がクリアなブルーでとてもキレイ。私の心もかくありたいものだと思ったり思わなかったり。
実は本格的に登山を始めてから初の3000m峰登頂で(20歳頃に富士山に2度ほど登ったことがあるが)感激もありながら、標高の影響もあるのか再びぶり返した頭痛になかなか元気が出なかった。
下山。残雪部分の下りだけ気を付ければあとは気楽に戻れる道。距離も短いのでまた雷鳥に会えるかね〜なんて話していたら
はいはい、ここですよ。
と言わんばかりにまたもオスの雷鳥様が。しかも先ほどより近くその気になれば抱き上げられそうな至近距離。やはりたまたましまわなかった望遠レンズで連写。やったぜこのやろう、なんておりようとしたら更に足元にはメスまで?
普段から落ち着きのない私は思わず声をあげてしまいビックリしたメス雷鳥様は走って遠退く。
慌ててシャッターを切り、めでたくオスメス両方接近戦を制した。
帰り道で魔王岳など寄ろうと思ったのだが頭痛とそのせいで出遅れたスケジュールの為、そしてなにより剣ヶ峰のリトライと雷鳥夫婦との御対面で満足したのでそれらをパスしてゆっくりバスを待ち車中でマジ寝。
次に来るときは再挑ではなく再訪で、雷鳥に会うときは体調を整え今度はそのカエルのごとし鳴き声を拝聴したいものである。
ちょうどひと月前に計画し、天候不良で見送った乗鞍岳に遊びに行ってきた。
bo-tyu-zaiさんの体調がいま一つのため、ゆっくり準備してのんびりスタートで向かう。道中、前回興奮して写真を撮った場所から見える乗鞍は、白い部分が大分減っている。20代ももう終わりに近づく私、移ろう季節に嬉しいやら悲しいやら…でもわくわくしながら駐車場へ行き、本日3本目の発車に乗るべく券を買ってのんびり用意。ぷらぷらしたり指にとまったカナブンにポカリをあげたりしててふと思い出す。デジカメ忘れた…。
ということで今回の写真は防虫canonまかせ。
この時間はまだ晴れており、北アルプスがかすんでいながらもしっかり見えるスカイラインを楽しみ畳平へ。気温は7℃と涼しすぎるなか買い物をすましてごー。
富士見岳でウォーミングアップしてブルーの火口湖を横目に雪の壁を抜け、肩の小屋へ。ここから残雪歩きとなる。
雪はユルユルで1歩1歩がズルーっと滑り、ストックもズベーッと先が逃げるので、後ろの人に注意しながら丁寧に扱って歩く。朝日岳の麓で6本アイゼンをつけるとズルーッ回数が減るのでいささか楽ちんだ。
斜度もあるが怖いと思うこともなく蚕玉岳着。山頂は近く、雪もなさそうなのでアイゼンストックをデポしてもうひと歩き。
頂上小屋の横を過ぎ、そういえばTシャツとか売ってたなこことか思いながら顔をあげると、bo-tyu-zaiさんの顔がエライことになってこっちを見ていてめちゃくちゃビビった。
ヘビでも出たかと思ったが、キラキラした顔だ。と、いうことはと彼と同じ足場に登ると。
いたいた!
夏羽に生え変わり途中の雷鳥だ!トサカしっかりのイケメン〜しかも近い。
雪の上にたくさんアブラムシのようなのがいたので、そんなのを突っついているような感じでうろうろしており、今日デジカメを忘れたことを悔やんだ・・・。
スマホで撮ってみるが、もちろん気に入らない。同行のカメラマンに今日の写真は絶対恵んでくださいよねとお願いして観察した。
ひととおり観察、撮影をして満足したらじゃあねとあいさつして山頂へ。
雲は多いが、風が弱く岩が暖かいので座ってぼんやりおやつを食べながら眺めていれば、切れ間からほかの山々がのぞく。
自信薄弱にたぶん御嶽とかてきとう山座同定をして、頭痛のひかないbo-tyu-zaiさんはお休みモード。
30分ほどしてそろそろ帰りますか、と降りかけるとまたまた雷鳥発見。さっきと同じ個体かな?と思いつつもより近い距離で見られて、二人とも再興奮。尻毛〜足毛〜ほわほわ〜とか言いながらだらしない顔をしていただろう。
と、bo-tyu-zaiさんの足元を何かが走った。
彼はビックリしてそれこそヘビが出た時のように大声が出てしまい、メス雷鳥ビックリ。デーッと走るスピードを上げ、先の地面に伏せ首をすくめてこちらをうかがってた。ごめんね、でもちょっと笑ってしまった。
メスの方はすっかり夏羽になっており、こまかいトラ模様が美しい。しっかり擬態して繁殖頑張ってねと、その場をあとにした。
行きよりさらに柔らかくなった雪の上を滑るように下り、あとは整備された夏道をおしゃべりしながら消化。
しかし摩利支天の方で除雪していたバックホーを追う形で歩いていたためお互い大声でしゃべって変に疲れて終了。バスではぐーぐー寝てしまいました。
bo-tyu-zaiさんは来高で再挑で雷鳥で最高?体調不良がなければ、でしたね。長旅お疲れ様でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する