山頂に到達したら雨が降ってきた金峰山



- GPS
- 05:15
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 585m
- 下り
- 565m
コースタイム
天候 | 曇り〜雨〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
比較的整備されていた。道迷いがないように標識や登山道がきちんとできていた。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
ストック
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
ストック
カメラ
|
感想
今回はいつもの山のメンバー6名(1名不参加)で大弛峠から金峰山を目指した。登山の一週間前くらいから毎日天候をチェックしていたが、前日にようやく何とか持ちそうだ、という結論に達し、実行する運びとなった。
あずさ3号に乗り、塩山駅に8:53着(K氏のみ1本早い臨時のあずさに乗車)で集合、山行を企画したM氏の手配による甲州タクシーのジャンボタクシーに乗車して、1時間20分後に大弛峠に到着。9月の土曜日のこの時間となると、駐車場はマイカーで満杯で、多少の車は道端に駐車してあった。
10時半ちょっと前に出発、いきなりの急登で、早くも私は皆に置いて行かれることとなった。が、ラストに屈強のShim氏がついてくれて、いつも感謝である。大弛峠の標高が2,365mと高地で、最初は涼しさを感じていたが、急登を登り始めるとすぐに汗だくとなった。メガネが額から吹き出る汗で曇りだし、歩きにくい。
今回のルートは時間配分がわかりやすく、往きは朝日峠まで30分、朝日岳まで1時間、金峰山まで2時間30分、帰りは朝日岳まで1時間、朝日峠まで1時間30分、大弛峠まで2時間、が標準時間である。ペース配分をするのにとても便利であった。
朝日峠まで、ほぼ標準時間で進み、ここでメンバーは待っていてくれた。この後もメンバーは先に進んでもポイントでは休憩を取りながら私を待っていてくれる。ありがたい話である。
朝日岳までもさらに登っていく。途中で見晴らしの良いガレバに出たが、眺望はいまひとつであり、そのまま一気に朝日岳山頂まで登りきる。標高は2,579mで金峰山より20m低いだけである。先方を見ると、これから進む稜線の向こうに、あれが金峰山かと思わせる山頂及びその左に立つ五丈岩がはっきりと拝めた。意外に近くに見えるようだが、これから標準時間で1時間30分の道のりとなるのは、登り返しがきついのかな、と想像する。この朝日岳はベンチもあり、M氏の予定通り昼食を摂る。本来であれば金峰山で摂りたいのだが、時間的にも朝日岳がよいのでは、というM氏の判断は、実際に金峰山に登り天候を含めて配慮すると全くの正解であった。
朝日岳からは、想定通りまず急坂を滑らないように降りていった。私は後脛骨筋損傷に伴う左足首痛のリハビリ後の試し登山であり、下りはより慎重となる。下山直後にメンバーからすぐに遅れた。いっしょについてくれたShim氏と、帰りにこの坂を反対に登っていくのは大変だ、と話しながら。
鞍部まで下ると、徐々に登り返しが始まる。これが稜線歩きのおもしろいところではあるが、登り返しというのは脚部には最も厳しく感じられる。歩みはのろのろではあるが、何とか登っているとどうやら森林限界に達したようで前方が明るくなり、直に岩場にさしかかった。岩場では白いペンキで矢印が示されており、それに注意しながら進んでいく。既に正午を回っているので、下りの登山者とも多数行きかい、お互い道を譲りながら進んでいくと、どこが正規のルートかよくわからなくなってくる。おまけに、ここへ来てぽつぽつと雨が降り始めた。ひとつひとつの岩がかなり大きくなり両手を使わないと不安になったのでストックをたたみ、ザックと背中の間に入れさらに進みだした。すると、前方に、これは自然の造形だろうか、大きな平べったい石板が二枚の岩塀に支持されて屋根を形成し、そこをくぐるように登山道ができていた。これはすごい景観だと驚きながらも山頂にはいったいいつ着けるのか、と思った矢先に金峰山の標柱が目に入った。あっけにとられるほどに拍子抜けしてしまった。まあ、とにかく着いたのだ。金峰山の山頂に。と同時に雨足が突然強くなってきた。
岩の上まで登るとShim氏が登るぞと豪語していた五丈岩は山頂から少し下りたところに聳え立っていた。そこまでは、非常に足場の悪い大きなごつごつ岩の上をバランスよく降りて行かなくてはならない。メンバーは既に五丈岩の前にさしかかっており、降りしきる雨の中を他の多くの登山者と交錯しないようにさらに進んでいった。
五丈岩の前で皆で記念撮影とともに、レインウエアとザックカバーを装着する。当然ではあるが眺望は全くなく、この雨の中であるためShim氏は岩上に登ることはあきらめた。
五丈岩の前は平坦な地形でごろごろ岩もなく、天候が良ければゆっくり休憩がとれるのだが、今回はどうしようもない、雨対策の準備ができるや否や、今来た道を引き返し、下山を開始した。下山では、私は全く他のメンバーにはついていけず、ひとりで降りるが、道迷いをするような箇所は山頂の岩場以外ではなく、ポイントごとに皆が待っていたので、安心して降りることができた。ただし、左足首については、リハビリの成果が出たようで、痛みが持続して歩行がきつくなるという最悪の事態にはならず、多少腫れが出たのであろう、患部の熱さを持った程度で大弛峠まで引き返すことができた。
帰りのタクシーが来るまで、大弛小屋で皆で缶ビールをのみ乾杯をする。今回はほぼ標準時間の行程で歩くことができ、満足している。
なお、写真は主にカメラマンN氏のものを引用した。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する