梅雨の晴れ間に八ヶ岳縦走(赤岳〜横岳〜硫黄岳)
- GPS
- 30:35
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,686m
- 下り
- 1,678m
コースタイム
美濃戸口 9:34 … 赤岳山荘 10:25 … 美濃戸山荘(北沢、南沢分岐) 10:33 …
13:49 行者小屋 14:03 … 地蔵の頭 15:36 … 15:45 赤岳天望荘
2日目
赤岳天望荘 6:09 … 赤岳北峰 6:35 … 6:43 赤岳山頂 6:51 … 7:20 赤岳天望荘 7:49 … 地蔵の頭 7:55 …
三叉峰 9:05 … 9:21 横岳(奥ノ院)山頂 9:28 … 10:13 硫黄岳山荘 10:28 … 10:59 硫黄岳山頂 11:04 …
赤岩の頭 11:18 … 12:30 赤岳鉱泉 13:32 … 美濃戸山荘 15:06 … 16:09 美濃戸口
天候 | 晴 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵尾根にはまだ少し雪が残っていて、凍っている部分などもあり。 アイゼンが必要なほどはないので、凍った部分にできるだけ乗らないよう注意して歩けば問題ない。 |
写真
感想
1日目
梅雨の晴れ間に、今までこの時期にはしたことがない小屋泊まりの縦走。
ちょっと遅い9時過ぎ、美濃戸口の駐車場はまだ余裕。
さすがにこの時期では晴れの予報が出ていても、ここの駐車場が満車ってことはないんだな。
でも、その上の駐車場は満車の様子。
この約1時間が結構きついんだよな・・・
ここを往復してくれる交通機関があったら結構利用者は多いと思うんだけどな〜。
林道を歩き始めると早速花たちがお出迎え。
途中、綿のようなものがふわふわと飛んでいて、なんだろうと思ったら、たんぽぽの綿毛のようなものなのだろうか、木についているものが風に飛ばされているようだった。
ぶらぶらと歩いて北沢、南沢の分岐に到着。
南沢へと向かう。
道がちょっとわかりづらく、気付いたらそれていたりするので、気を付けて歩かないと迷ってしまいそう。
ホテイランやツバメオモト、イワカガミなどが咲いている。
しばらく樹林帯を歩くと、広く石がごろごろとした道に出る。
この道が結構歩きづらく、地味に疲れる。
広いので、お腹もすいたしランチタイム。
晴れていた空も曇ってしまっていて、じっとしていると寒く、ダウンとウインドブレーカーを着こんで休憩。
再び歩き出してしばらくすると、さっきからずっとうろうろと飛んでいたヘリが、横岳あたりでしばらくホバリングしているのが見えた・・・
石の道は長々と続き、人の姿もあまりないので、道が正しいのかが不安になってくる。
まあ、足跡がいっぱいあるから間違ってないんだろうけど・・・
でも、横に見えてる林の中を歩く人も見えたんだけど・・・
そうこうしているうちに行者小屋の標識を発見。
しばらく行くと行者小屋に到着。
ここで既に14時前。
文三郎尾根から赤岳へ登り、天望荘泊を予定していたけど、スタートが遅れたので私の足だと小屋に着くのが17時過ぎになってしまうかも・・・ということで、とりあえず地蔵尾根を行き、天望荘に着いてから体力と時間と相談し、赤岳往復するかどうかを決めることに。
行者小屋からの樹林帯の中はまだ雪が残っていて、凍っている部分もある。
でも、アイゼンが必要なほどではない。
気をつけて歩けば大丈夫な程度だけど、踏んでしまうと滑る〜!
樹林帯を抜けると、急な階段や、がけのようなところを鎖を使って登る。
全身運動だ〜気が抜けない。
しばらく登ったら地蔵の頭に到着。
今まで見えなかった東側の街並みが見える。
風もあって寒い。
そこから小屋までは10分弱で到着。
小屋はこの時期にしては混んでいる様子で、受付もしばらく並んだ。
寝るスペースは2畳に3人くらい。
与えられた場所が端だったのは良かったけど、荷物を置く場所もなく、ちょっと不便。
時間も時間だし、天気もイマイチよくないので、赤岳登頂は明日にし、しばらく狭い談話室の片隅で過ごして夕食。
食堂は広くなく、夕食は4回にわかれていたようだ。
食事はバイキング形式。
山小屋泊の一つの楽しみでもある夕日は天気が悪くなってしまい、残念ながら見ることができなかった。
明日のご来光に期待しよう。
真っ白な外へ出たら、ものすごく寒い!
ダウンが手放せない・・・
夕食後は少しの間、談話室で過ごしていたけど、特に何をするわけでもないので眠くなってきて、自分のスペースに戻って早くに寝てしまった。
床は固く、何度も目が覚めた。
2日目
4時前に起き、ご来光を見に外へ。
寒い。ものすごく寒い。
霜柱ができてるし〜!!
ぼんやりと明るくなってきたら、富士山がきれいに見えてきた。
30分ほど外にいたら、完全に冷えきってしまい、手足の感覚がほとんどない状態。
談話室のストーブがついていたので、そこで少しあたたまり、出かける準備をして朝食。
朝食もバイキング形式。
朝食後、ザックを置いてまずは昨日登る予定だった赤岳へ。
慣れるまで体が重い。
途中から鎖を使って登ったり、朝っぱらからなかなかハードだ。
北峰の標識が現れ、目の前には赤岳頂上山荘がある。
どうやらその先の南峰が赤岳山頂のようで、にぎわっている。
天気も良く、360度絶景が広がって気持ちがいい。
富士山もばっちり!
絶景を楽しんだら下山開始。
まだこの先が長いのだ。
天望荘に戻り、休憩後、荷物を持って横岳へ出発。
この道のりも鎖、はしご、急な階段となかなか手ごわい。
すれ違うことができないので、あちこちで渋滞が起きている。
この時期でこの状態だったら、ピークシーズンはどうにもならない大渋滞が起きるんだろうな・・・
そんなところをしばらく歩き、やっとツクモグサとご対面♪
花は遠くでひとつ開いているものがあったけど、閉じているか気持ち開いてます程度のものがほとんど。
でも、その開きかけっぽい姿がかわいいかも。
初ツクモグサから1分ほどの狭いところに人がじっとしてると思ったら、チョウノスケソウもいらっしゃるではないですか!
キバナシャクナゲもあちこちで咲いてるし、横岳周辺は花イッパイ♪
横岳を過ぎると花は減り、道も緩やかに。
そして、硫黄岳山荘に到着。
小休止してから再び今度は硫黄岳目指して出発。
ガラガラの道が疲れる・・・けど、ここを登ればあとは下り。
ケルンを数えながら登って3度目の硫黄岳到着!
山頂は広くて景色が良くて気持ちいいから昼寝でもしたいところだけど、そんな時間はないので、ちょっと景色を楽しんだら下山。
赤岩の頭まではあっという間。
だけど・・・その先、赤岳鉱泉までの長いこと長いこと・・・
しかも途中で目に虫が飛び込んできて苦しむことになってしまい、もう足も疲れてきていたのもあり、一気にテンションが下がる・・・
やっと赤岳鉱泉に到着、とりあえず何するって、目を洗う!
何度か洗ったものの、なんかまだゴロゴロする・・・
お腹もすいたので、お昼ごはんを食べたり、1時間ほど休憩し、出発。
しばらく下ると車も通れる林道に出る。
しかし、ここからが一番キツイのだ・・・
もう足が痛くてさっさと歩けるはずの道が全然歩けない。
普段の歩くスピードは驚かれるくらい早いのに。
延々林道を歩き、もういやだ〜もういやだ〜と思っていると、美濃戸山荘発見。
そしてちょっと進むと赤岳山荘とやまのこ村。
ここまで車で来ていれば、ここがゴールだけど、まだここから1時間ほど林道歩きが続くのだ。
うぅ・・・(泣)
しかもここに車を止めている人も多いので、この先は歩いている横を車が通る。
砂埃をまき散らし、時には石を跳ねて行くので、車が横を通るたびにテンションが下がり、疲れが増す。
ものすごいスローペースで歩きながらもほぼ1時間後には美濃戸口へ到着。
そのあとはもみの湯で汗を流し、帰宅。
楽しかったけど筋肉痛が結構すごかった!
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