ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4669052
全員に公開
沢登り
八幡平・岩手山・秋田駒

葛根田川中ノ又沢〜戸繋沢周回 北東北の沢旅

2022年09月10日(土) 〜 2022年09月11日(日)
情報量の目安: S
都道府県 岩手県 秋田県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
16:24
距離
23.8km
登り
1,047m
下り
1,035m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:04
休憩
0:26
合計
8:30
距離 12.3km 登り 675m 下り 586m
7:51
29
スタート地点
8:20
8:24
55
9:19
21
9:40
9:43
36
10:19
10:27
34
11:01
11:12
309
16:21
宿泊地
2日目
山行
7:08
休憩
0:47
合計
7:55
距離 11.5km 登り 384m 下り 477m
5:34
77
宿泊地
6:51
7:38
313
12:51
32
13:23
0
13:23
2
13:29
ゴール地点
天候 オホーツク海高気圧 両日とも快晴
https://tenki.jp/past/2022/09/10/chart/
https://tenki.jp/past/2022/09/11/chart/
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新潟港 新潟亀田ICからバイパスで15分ほど。佐渡汽船ではなく北海道航路の駐車場へ

<新日本海フェリー>
新潟港 22:30 - 秋田港 翌05:05(途中下船。苫小牧行)
車両5m未満 \10,800 + 客室ツーリストA \1,200
計\12,000
秋田港〜乳頭温泉郷 下道で2時間。朝7時半には着きます
コース状況/
危険箇所等
・鶴の湯旧道
旧道入口にバス停と駐車場(10台程)あり。地形図にない車道に沿った遊歩道に騙されて10分ロス。旧道は休暇村HPで紹介されているが、入口がヤブで分かりにくく道の状態も吊橋を渡るまでは刈払いされていない。

・鶴の湯〜小白森〜大白森〜大白森山荘
鶴の湯神社の左手から山道へ。すぐ出る林道を左へ10数m行くと右手に大白森登山道がある。所々ヤブが濃い(やはり刈払いされてなく、足元はしっかり広い道)のと、湿地でなくても足首上まで沈んでハマる泥沼が連続。沢靴や長靴が歩きやすい。アプローチシューズは逆効果。大白森の頂上は打って変わって天国の大草原が広がり、秘境感も感じる素晴らしい所。

・中ノ又沢下降
大白森山荘から最低鞍部まで登山道を下りきり、横断する小沢から入渓した。暫くヤブの煩いボサ沢で進むのに苦労し、ブナ林の中を複雑に曲がりくねって似たようなボサ沢が合わさる。下るにつれて次第に開けるが、逆ルートで遡行すると迷うと思われる。滝はない。
中流はずっとゴーロ歩き。葛根田川との出合に唯一の小滝の3連瀑があり、1番下の滝だけ右岸を下る際へばり付いて大きく跨ぐ所がある。1番下の滝上右岸に2張り分テントスペースの台地があり、増水する日は不可たが快適だった。

・葛根田川 中ノ又沢出合〜大石沢出合
葛根田大滝とは別にナメ滝があり、右岸から歩いて下れる。沼ノ沢出合も右岸。瀬で川の様子から直感的に右岸左岸と渡り歩けば、難しいへつりはない。渡渉は浅い所で膝上。

・大石沢/戸繋沢遡行
ストック手持ちでのウォーターウォーキング。ゴルジュも左岸のバンドを歩ける。途中に通称「小ナイアガラ」8m滝があり、右岸の端に設置されたトラロープに沿って1枚岩を斜め上へ。唯一両手を使う箇所でヌメっている。その上は中段から滝の左端を登る。
詰めの出口は、蟹場分岐手前に至る左岸支沢の合流点にケルンとピンテの目印がある。支沢は途中大きな直瀑が出てきて驚くが、やはりピンテで明瞭な巻道に誘導され、涸れ沢を詰めれば藪漕ぎなく登山道に出れた。
その他周辺情報 ロープ30mは持って行ったものの、使う箇所全くなし。
下山後は鶴の湯へ。10:00〜15:00 / 600円。
そう、この手があったんだ。秋田行きの車列に並ぶ
2022年09月09日 21:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/9 21:30
そう、この手があったんだ。秋田行きの車列に並ぶ
カーフェリーの車両甲板。トレーラーもいればバイクも
2022年09月09日 21:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/9 21:59
カーフェリーの車両甲板。トレーラーもいればバイクも
予約したツーリストA窓側。箱型カプセルで快眠
2022年09月09日 22:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/9 22:02
予約したツーリストA窓側。箱型カプセルで快眠
新潟を出港。Bon Voyage
2022年09月09日 22:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/9 22:32
新潟を出港。Bon Voyage
目が覚めるともう秋田入港
2022年09月10日 04:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/10 4:45
目が覚めるともう秋田入港
眠気覚ましにデッキへ。誰も居ない
2022年09月10日 04:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 4:49
眠気覚ましにデッキへ。誰も居ない
秋田港のモルゲンに心打たれる
2022年09月10日 04:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
3
9/10 4:50
秋田港のモルゲンに心打たれる
ゆうかり。お世話になりました
2022年09月10日 05:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/10 5:13
ゆうかり。お世話になりました
入山。早々この歩道へ迷走
2022年09月10日 07:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 7:47
入山。早々この歩道へ迷走
こっちでした。鶴の湯旧道
2022年09月10日 08:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 8:09
こっちでした。鶴の湯旧道
鶴の湯。歴史が長いそう。下山後に入浴します
2022年09月10日 08:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/10 8:22
鶴の湯。歴史が長いそう。下山後に入浴します
茅葺屋根の神社。左手に登山道を見つけた
2022年09月10日 08:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 8:25
茅葺屋根の神社。左手に登山道を見つけた
刈払いされてなく、ヤブが元気いっぱいだ
2022年09月10日 09:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 9:02
刈払いされてなく、ヤブが元気いっぱいだ
小白森にはリンドウの群落が沢山あって、満開だった
2022年09月10日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/10 9:36
小白森にはリンドウの群落が沢山あって、満開だった
しかしこの泥沼、登山道では結構なツワモノ。足が完全に没する
2022年09月10日 09:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 9:47
しかしこの泥沼、登山道では結構なツワモノ。足が完全に没する
道の上から覆いかぶさる笹ヤブと
2022年09月10日 09:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 9:51
道の上から覆いかぶさる笹ヤブと
少し開けた泥沼が交代交代で出てくる
2022年09月10日 10:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 10:00
少し開けた泥沼が交代交代で出てくる
そして突然、草原が広がった。わーお
2022年09月10日 10:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
3
9/10 10:15
そして突然、草原が広がった。わーお
明るくて気持ちいい。泥沼からこの素晴らしい展開
2022年09月10日 10:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
4
9/10 10:17
明るくて気持ちいい。泥沼からこの素晴らしい展開
振り返ると秋田駒が聳えていた
2022年09月10日 10:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
4
9/10 10:19
振り返ると秋田駒が聳えていた
大白森山頂。これはハイキングも行く価値十分では
2022年09月10日 10:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/10 10:20
大白森山頂。これはハイキングも行く価値十分では
平ケ岳もまっ青の広大な頂上湿原
2022年09月10日 10:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/10 10:23
平ケ岳もまっ青の広大な頂上湿原
頂上標識。南八幡平いいなあ。三ツ石だけじゃなかった
2022年09月10日 10:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/10 10:24
頂上標識。南八幡平いいなあ。三ツ石だけじゃなかった
もう2週間もすれば紅葉のはず。早いんですよね
2022年09月10日 10:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/10 10:32
もう2週間もすれば紅葉のはず。早いんですよね
大白森避難小屋は二階建てで立派
2022年09月10日 11:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 11:02
大白森避難小屋は二階建てで立派
1Fは暖を取れて、2Fはこの快適な部屋。泊まってみたくなる
2022年09月10日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 11:03
1Fは暖を取れて、2Fはこの快適な部屋。泊まってみたくなる
鞍部。小沢が横切ったので、ここから右方向へ入渓
2022年09月10日 11:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 11:20
鞍部。小沢が横切ったので、ここから右方向へ入渓
源流。そこはイワナ達のサンクチュアリだった
2022年09月10日 11:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/10 11:42
源流。そこはイワナ達のサンクチュアリだった
ボサ過ぎて釣りにならず。笑
2022年09月10日 11:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 11:57
ボサ過ぎて釣りにならず。笑
いるの分かりますか
2022年09月10日 12:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/10 12:46
いるの分かりますか
小さい。ゼロキープで早々釣りは止めた
2022年09月10日 12:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/10 12:49
小さい。ゼロキープで早々釣りは止めた
深いブナ原生林の中を曲がりくねって流れる
2022年09月10日 14:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/10 14:52
深いブナ原生林の中を曲がりくねって流れる
中ノ又沢。のんびり下りました
2022年09月10日 15:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/10 15:03
中ノ又沢。のんびり下りました
ブナの沢旅。夕日とナメ滝
2022年09月10日 16:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/10 16:15
ブナの沢旅。夕日とナメ滝
葛根田川出合の直前に小滝の連瀑があった。歩いて下る
2022年09月10日 16:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/10 16:19
葛根田川出合の直前に小滝の連瀑があった。歩いて下る
滝からの風がそよぐ台地に幕を下ろした
2022年09月10日 18:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
3
9/10 18:09
滝からの風がそよぐ台地に幕を下ろした
夕食。クスクスを蒸す
2022年09月10日 19:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/10 19:15
夕食。クスクスを蒸す
おはようございます。5時半、テント撤収完了
2022年09月11日 05:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 5:32
おはようございます。5時半、テント撤収完了
今日はまず小滝の下降から。大きく跨ぐところ
2022年09月11日 05:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 5:37
今日はまず小滝の下降から。大きく跨ぐところ
同箇所を振り返って。荷物もあるのでバランスが大事
2022年09月11日 05:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 5:38
同箇所を振り返って。荷物もあるのでバランスが大事
葛根田川本流に出合った。こちらは上流
2022年09月11日 05:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 5:43
葛根田川本流に出合った。こちらは上流
下流へ。東へ流れを下って行きます
2022年09月11日 05:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 5:49
下流へ。東へ流れを下って行きます
ナメ滝を右岸から下り、振り返る
2022年09月11日 06:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 6:00
ナメ滝を右岸から下り、振り返る
左岸へ。美しい瀞も出てきたりして
2022年09月11日 06:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
3
9/11 6:05
左岸へ。美しい瀞も出てきたりして
東北一の美渓、との表現に納得。まだお函より上流です
2022年09月11日 06:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 6:10
東北一の美渓、との表現に納得。まだお函より上流です
岩盤が発達していて、しかも岩が白っぽい
2022年09月11日 06:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 6:15
岩盤が発達していて、しかも岩が白っぽい
静まり返った谷に朝日が当たる
2022年09月11日 06:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 6:32
静まり返った谷に朝日が当たる
大自然はときに神秘的
2022年09月11日 06:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 6:44
大自然はときに神秘的
天使の梯子が降臨して
2022年09月11日 06:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
3
9/11 6:48
天使の梯子が降臨して
朝の光に満ち溢れる川
2022年09月11日 06:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 6:51
朝の光に満ち溢れる川
川床が白い岩盤。ホント、日本にこんな場所があったんだ
2022年09月11日 07:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 7:11
川床が白い岩盤。ホント、日本にこんな場所があったんだ
さらさらと清流が広がって流れてゆく
2022年09月11日 07:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 7:11
さらさらと清流が広がって流れてゆく
世界遺産でもない山奥。そんな場所で天国を見た気がした
2022年09月11日 07:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
4
9/11 7:16
世界遺産でもない山奥。そんな場所で天国を見た気がした
支流の大石沢/戸繋沢へ。出合からこのナメ
2022年09月11日 07:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 7:38
支流の大石沢/戸繋沢へ。出合からこのナメ
ちょっと完成度高すぎ。北東北の沢ってこんなですか
2022年09月11日 07:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 7:44
ちょっと完成度高すぎ。北東北の沢ってこんなですか
沢底の模様。まるで山の中のサンゴ礁
2022年09月11日 07:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 7:47
沢底の模様。まるで山の中のサンゴ礁
お函は諦めたけど、この渓谷美
2022年09月11日 07:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 7:48
お函は諦めたけど、この渓谷美
見とれてるとキリないので、登ります
2022年09月11日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 7:56
見とれてるとキリないので、登ります
ようやくシャッター速度遅くできることに気づいた
2022年09月11日 08:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 8:07
ようやくシャッター速度遅くできることに気づいた
ゴルジュは右側のバンドでうまい具合に通過できた
2022年09月11日 08:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 8:19
ゴルジュは右側のバンドでうまい具合に通過できた
ゴルジュ途中にこんな滝が。素晴らしい
2022年09月11日 08:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 8:25
ゴルジュ途中にこんな滝が。素晴らしい
滝を違う角度から
2022年09月11日 08:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 8:26
滝を違う角度から
再びナメ。ずっとこんな沢歩きが続いてます
2022年09月11日 08:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 8:32
再びナメ。ずっとこんな沢歩きが続いてます
相変わらず沢床はオフホワイトのナメ
2022年09月11日 08:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 8:36
相変わらず沢床はオフホワイトのナメ
そして水色。ブナ原生林から柔らかな日差しが入る
2022年09月11日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 8:45
そして水色。ブナ原生林から柔らかな日差しが入る
この模様。癒やし渓の極地
2022年09月11日 08:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
3
9/11 8:49
この模様。癒やし渓の極地
大きな水鏡の瀞。10月ここが紅葉する時を想像してみる
2022年09月11日 08:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 8:52
大きな水鏡の瀞。10月ここが紅葉する時を想像してみる
只歩くだけの戸繋沢ですが、飽きないのは美渓マジック
2022年09月11日 08:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 8:54
只歩くだけの戸繋沢ですが、飽きないのは美渓マジック
このナメ
2022年09月11日 08:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 8:56
このナメ
そして通称ナイアガラ。8m小滝ですがまた美しい
2022年09月11日 09:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
3
9/11 9:02
そして通称ナイアガラ。8m小滝ですがまた美しい
左から
2022年09月11日 09:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 9:06
左から
トラロープもある一枚岩を登りました。上から見下ろす
2022年09月11日 09:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 9:08
トラロープもある一枚岩を登りました。上から見下ろす
中段から滝の左端を登ります。小滝でも水勢はある
2022年09月11日 09:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 9:11
中段から滝の左端を登ります。小滝でも水勢はある
登りきりました。ナイアガラ落口から振り返って
2022年09月11日 09:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 9:14
登りきりました。ナイアガラ落口から振り返って
上流はこんなナメ
2022年09月11日 09:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 9:15
上流はこんなナメ
もう半分来たけど、まだこの渓相のまま
2022年09月11日 09:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 9:16
もう半分来たけど、まだこの渓相のまま
せせらぎのプロムナード
2022年09月11日 09:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 9:25
せせらぎのプロムナード
癒やされすぎて、三大デート沢すら険悪に見えてきた。笑
2022年09月11日 09:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 9:31
癒やされすぎて、三大デート沢すら険悪に見えてきた。笑
本当に穏やか。ずっと続く
2022年09月11日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 9:36
本当に穏やか。ずっと続く
ナイアガラから1時間。やっと滝が出たものの可愛い
2022年09月11日 10:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
2
9/11 10:09
ナイアガラから1時間。やっと滝が出たものの可愛い
金堀沢出合
2022年09月11日 10:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 10:13
金堀沢出合
登山道はない沢の出合。この看板があってえっ?て思った
2022年09月11日 10:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 10:19
登山道はない沢の出合。この看板があってえっ?て思った
金堀沢出合からは渓相が変わってゴーロ
2022年09月11日 10:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 10:53
金堀沢出合からは渓相が変わってゴーロ
小滝。左壁から簡単に登れる
2022年09月11日 11:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 11:29
小滝。左壁から簡単に登れる
源流の姿に。もうすぐ蟹場分岐への支沢に合うはず
2022年09月11日 11:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 11:58
源流の姿に。もうすぐ蟹場分岐への支沢に合うはず
ここが蟹場分岐への支沢出合。ケルンがありました
2022年09月11日 12:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 12:07
ここが蟹場分岐への支沢出合。ケルンがありました
支沢に入ってすぐこんな立派な滝があった。びっくり
2022年09月11日 12:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 12:12
支沢に入ってすぐこんな立派な滝があった。びっくり
左岸にピンテと明瞭な巻き道があった。戸繋沢、結構人は入るんだ
2022年09月11日 12:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 12:13
左岸にピンテと明瞭な巻き道があった。戸繋沢、結構人は入るんだ
水が涸れたあとも全くヤブ漕ぎがない。ピンテに導かれた
2022年09月11日 12:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 12:47
水が涸れたあとも全くヤブ漕ぎがない。ピンテに導かれた
登山道に出ました
2022年09月11日 12:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
9/11 12:51
登山道に出ました
下山。葛根田ほんと良かったです。また来よう
2022年09月11日 13:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
9/11 13:25
下山。葛根田ほんと良かったです。また来よう
田沢湖ブルーのソフトクリーム。いただきます
2022年09月11日 15:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
3
9/11 15:03
田沢湖ブルーのソフトクリーム。いただきます

装備

個人装備
ラバー足袋 トレッキングポール テント

感想

紀行文です

<プロローグ>
先日柏崎の米山に登って「北前船」の歴史を知り、そっかその手があったんだと閃いた。関越を北上して新潟から先、徹夜運転の代わりにカーフェリーに載せてしまえば、ぐっすり眠って翌日早朝には秋田に着く。車込みで1〜1.2万。1人だとガソリン+高速代と比べて動くカプセルホテルと思えば、何気にコスパも良いことに気づく。

22時半に出航。フェリーは月明かりの下、静かな海をゆっくりと航行していく。新潟市の夜景が遠ざかり、灯台の光の筋が夜の海面に反射して、水平線には漁船の灯りがぼうっと浮かぶ。船旅で行く登山って新鮮。山と海、両方で地球の広大さを肌で感じる。


<1日目>
翌朝4時、アラームより前に船内アナウンスで目が覚めた。デッキに出ると秋田港とモルゲンの空が美しい。5時過ぎに秋田港に降り立ち、車を走らせること2時間半で乳頭温泉に着いた。下山口にチャリデポし鶴の湯旧道から入山。「森で涼みながらウォーキングを楽しみましょう」の紹介文を信じ、初っ端から思い切り迷走。旧道は入口がヤブ化していた。

大白森への登山道も初夏の記録で既にヤブとあったが、9月半ばでヤブは更に元気になった感じだった。所々濃い区間では足元は広い登山道でも、上半身はヤブに埋もれ、掻き分けて抜けると今度は厚い泥濘で足首上までずぶずぶ泥にハマる。それだけに大白森の頂上に飛び出した時はびっくりした。どこまでも広がる大草原と、青空へ向かう木道。大白森って全然知られていない寂峰だけど、湿原の解放感は平ヶ岳より勝ると思った。大白森はこのレコを見た登山の方もぜひ、長靴で訪れて欲しいと思う。

大白森山荘はロッジのような2階建てでカマドと木炭も備わっていた。山荘下で鞍部まで下りきると小沢が横切ったので入渓。中ノ又沢の下り初めはボサ沢で進み辛いけども、水面を見ると魚影が頻繁に走る。頑強なヤブに守られて迷路のような源流、そこはイワナ達の聖域だった。水温の冷たさが靴を通しても伝わる。竿を出してみるが、ヤブで極小スプーンすらキャストが困難ことに気づくまで時間は掛からなかった。ロストして一切残置することのないよう、釣りは止めた。更に下流で何本か支沢を合わせて歩きやすくなると、聖域のイワナ達はぱったりと姿を消した。

広大なブナ林の中を中ノ又沢はゆったりと流れ、奥入瀬に似た雰囲気だ。ゴーロを歩く。日が傾いてゆき、そろそろテン場探すかと思った矢先、連瀑が出てきた。緩やかなナメ滝で、左右から歩いて下れる。葛根田川に出るまであと残り滝1つのところで、右岸に砂地の平坦スペースが現れた。滝からの微かな風で虫も少なくて絶好のテン場。アルミホイルでクスクスを蒸し、天然のせせらぎをBGMに安眠を得た。


<2日目>
テントを撤収し5時半に出発。朝一番に昨日残したラストの滝を右岸から下りるも、1個所へばりついて大きく跨ぐ所がある。スタンスを拾って問題なく通過、葛根田川本流に出た。

葛根田川は100mも下ると両岸の立った大きなナメとなり、早くも平凡な渓では無いのが分かった。幅広く水量があり沢というより川。行き詰まったら渡渉出来るかが心配になったものの、意外と膝程度の浅瀬を見つけすんなり縫って行けた。滝が出てきて右岸から歩いて下る。次の瀬を左から降りると、景勝地のような渓谷が目前に広がった。車道が通じていたら間違いなく観光地化していたであろう。朝日が差し込むと神秘的な雰囲気に。核心のお函も見ようと、川が蛇行する所まで足を伸ばしてみるも渡渉は深さを増し、へつりも出てきた。時間がかかる。お函はまたの機会にとっておこう。

大石沢/戸繋沢へ入る。最初から絵画の題材になりそうなナメが続き、ため息しか出ない。大石沢を左に分け、左から滝が落ちている小ゴルジュを通る。左岸のバンド伝いに歩いて抜ける感じで、再び幅広ナメに。戸繋沢は岩盤がよく発達しているが、岩の色がオフホワイトを帯びている。白いナメに青い水が流れていて、サンゴ礁のようなナメ模様が何とも言えない美しさ。

更に歩くと流れが止まり、湖のような水鏡のトロにグリーンの広葉樹林が映えている。まるで京都のお寺。10月紅葉したら凄い世界になると思う。距離の長い沢なのと、帰りの運転も長く7時間近いので、ふと時計が気になる。それはずっと眺めていたい水鏡を壊すことを意味した。鏡面はさざ波に。砂絵のように儚い。

そしてクライマックスが現れた。轟音が近づく。高さ8m、幅30mほどだろうか。ナイアガラと呼ばれる簾滝。ひとり思わず叫び声を上げた。休憩しつつ見回すと滝の左端にトラロープがあった。複数支点で結びもしっかりしてるので、片手を使わせてもらう。初めてヌメヌメの1枚岩を登った(ここまで1日目も含めてヌメりは全くなかった)。ホールドを拾って斜上したあと、中段から滝の左端を登る。さくっと登り切った。ほっと緊張がほくれた。

ナイアガラ滝のあとはブナの沢歩きとなった。段々暑くなってきてメマトイが纏わりつく。何かに首を刺されたか腫れて全身かゆい。金堀沢との出合には登山道のような立派な「遭難防止」標識が木の幹にあった。先ほどの固定トラロープと言い人は案外入っていて、恐らく釣師だろう。ゴーロの小滝を幾つか越えて詰めていくと、蟹場分岐へ至る支沢の出合にはケルンとピンクテープがあった。支沢を登る。ん?最後の最後に高さ15m近い直瀑。もちろん巻き道が右手にあり、その後もクモの巣払いしつつ丁寧なピンテに導かれてお昼、登山道に出た。ほぼヤブ漕ぎのない綺麗な詰めだった。素晴らしい。

下山。デポチャリで車に戻り、折角なので乳頭温泉郷を代表する鶴の湯へ。明日は東京出社だ。みちのく沢旅の余韻に浸りつつ、東北道を飛ばし長い1日は終わった。

ありがとう、北東北。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:440人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら