梅雨の八ヶ岳はお花の季節!(硫黄岳、横岳、赤岳)
- GPS
- 11:30
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,750m
- 下り
- 1,743m
コースタイム
-5:20硫黄岳頂上5:30-5:50硫黄岳山荘6:05-6:55横岳頂上(奥ノ院)7:00
-8:20赤岳天望荘8:40-9:05赤岳頂上9:25-10:40行者小屋10:50
-12:30美濃戸山荘-12:35赤岳山荘
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ:赤岳山荘または美濃戸山荘(有料) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:赤岳山荘玄関前 危険箇所:横岳、赤岳付近は転落の恐れもあるので要注意 下山後の温泉:縄文の湯¥400 下山後の甘味:グラスリーぺぱん(アイスクリームやソルベが2種類選べて¥400) |
写真
感想
♪梅雨の八ヶ岳はお花の季節!(硫黄岳、横岳、赤岳)♪
大好きな八ヶ岳。山歩きを始めた頃から毎年赤岳には足を運んでいる。さあ、今年も行ってみよう。キレイなお花咲く梅雨時の八ヶ岳へ。お目当てはこの時期ならではのお花。ツクモグサ、ウルップソウ、チョウノスケソウ、キバナシャクナゲ・・・そしてホテイラン。
そんな訳で、昨年の全く同じ時期に周回したコースを、今回は逆回りしてみることにする。天気予報はいまひとつパッとしない。もしかしたら午後から雨になるかも。ツクモグサは開いてくれないかな〜。
★美濃戸〜北沢経由〜赤岳鉱泉
夜中1時過ぎに出発。先週よりも月明かりが少ない分真っ暗な森の中を歩く。森の中にはニホンジカが群れをなしているようで、時折ヘッドランプの明かりにシカの目が赤く光る。
明るいうちに通過する北沢のコースは、小さな橋がいくつかあり、沢の流れる音を聞きながらのんびり歩ける場所だけど、今日は闇の中をただ赤岳鉱泉目指して歩く。
★赤岳鉱泉〜赤岩の頭〜硫黄岳〜硫黄岳山荘
赤岳鉱泉〜赤岩の頭は、明るいうちに歩いてもとりたてて見所がないが、今日もまたそんな道を上を目指して歩く。薄明が始まり、辺りが白くなってくるとなんとなくホッとするのはいつものこと。小鳥たちもさえずりだしにぎやかになってきた。
赤岩の頭に着くと風が強く肌寒いのでダウンを着込んで硫黄岳へ向かう。こちらから見る硫黄岳はのっぺりしていないのが不思議な感じ。久しぶりの爆裂火口は先週の浅間山を彷彿とさせる。
ケルンをひとつづつクリアしつつ硫黄岳山荘へ。ここで、おしゃれペンションのようなお手洗いをお借りする。
★硫黄岳山荘〜横岳〜赤岳天望荘
やってきました大好きな区間。鹿よけがしっかりと張られている保護区の中ではコマクサが準備中。あと2週間もすればかわいいピンクの花を咲かせそう。
登って行くうちに本日最初のツクモグサ発見。少し終わりがけなのかな?と思ったが、この後もツクモグサはどんどん現れ、まだまだ元気な姿を見せてくれる。来週もまだ元気かな?
ウルップソウも早い株が花をつけているし、チョウノスケソウ、イワウメ、オヤマノエンドウ、キバナシャクナゲetc今が旬の花たちがいたるところで目を楽しませてくれる。おかげで、行動計画を忘れ、お花畑で遊びすぎてしまった・・・。
お花は全体的に昨年より開花が遅れているみたい。
★赤岳天望荘〜赤岳〜文三郎尾根経由〜行者小屋
こちら側から赤岳へ登るのは今回が初めて。何となくキツそうな登りなので敬遠していたが、いざ歩いてみるとあっけなく山頂に着いてしまった。
山頂は静かでしばらく貸切状態。人気のある赤岳山頂に誰もいないなんてどうしたことだろう?文三郎尾根もいつもよりはるかに人が少ない。行者小屋周りもしかり。あまり天気がよくない予報が出ていたから、みなさん今日は山登りをやめたのかな?
★行者小屋〜南沢経由〜美濃戸
この区間、お花もほとんどなく、ただひたすら森の中を下る。残すところの目的はあとひとつ「ホテイラン」。昨年見たものはほとんど終わりがけで元気がなかったから、今年は色の抜けていないピンクのホテイランを見たい。
沢にかかる橋を渡り、美濃戸まであと少しのところにある「ホテイラン」エリアにやってきた。「見つけた〜!」しっかりと保護されたグリーンロープの中に、まだピンク色したホテイラン。森の妖精さんは待っててくれました。
お花を満喫し、出発した時とは違う明るい美濃戸へ。達成感いっぱいの山歩きとなった。
★余談
いつものコースも逆回りしてみると意外な発見があったりしてなかなか面白い。
いいねした人