赤牛岳 高瀬ダムから黒部ダムへ 282/301座
- GPS
- 27:14
- 距離
- 41.6km
- 登り
- 4,325m
- 下り
- 3,972m
コースタイム
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:56
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:44
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:46
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:29
6:40 安曇野穂高発
7:30 七倉荘 駐車場 タクシーで高瀬ダムへ
<復路>
15:05 扇沢ゆきバス乗車
扇沢から七倉荘へ(タクシー)
16:00 七倉荘発
16:40 自宅着
(赤牛岳からの最初の下り付近ログが停止した?)
天候 | 曇り&快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 大町温泉郷など |
写真
感想
2022年(令和4年)9月12日(月)〜15日(木)
赤牛岳 高瀬ダムから黒部ダムへ 282/301座
悲願の赤牛岳に登らせてもらった。
3泊4日の山行、高瀬ダムから黒部ダムへのほぼ周回コース。
ブナ立て尾根で苦しみ、足は痙る、気力も落ち烏帽子岳は取りやめ。
目指すは赤牛岳が本命と決めて完全に身体を小屋で休ませた。
それが良かったのか翌日からほぼ快調に歩けた。
期待した野口五郎岳からの大展望はなかったものの、これから行く水晶岳から赤牛岳の稜線は眺められた。
険しい岩場に苦戦し賑わう水晶小屋へ。
雲が晴れ、小屋からの夕暮れの山並みは素晴らしかった。
野口五郎岳からの歩いてきた稜線を、槍・穂高。
小屋の裏に回ると笠ヶ岳、黒部五郎そして薬師岳が顔を出す。
雲ノ平の湿原は光を放ち星のようなきらめきを見せてくれた。
朝焼けはさらに感動!
野口五郎岳付近の空がオレンジ色、紫色などで染まる。
刻々と変化する朝焼けそして御来光。
3日目、目指す赤牛岳へと歩む。
まずは水晶岳、今まで2度登っているのだが新鮮そのもの。
険しい登りと同じく険しいと言ってもいいような狭い山頂。
360度の大展望は目の前に野口五郎岳、南に槍・穂高、鷲羽岳、笠ヶ岳そして黒部五郎などの山々が一望できた。
ここからが未知の世界、赤牛岳へと向かう。
見た目はなだらかそうだが、岩稜帯、起伏も大きく難路だ。
一歩一歩赤っぽい山肌の赤牛に近づく。
赤牛岳山頂到着。
ついに念願の赤牛岳にたどり着いた。
ここ数年登ろうと思うが、天候や自分の気持ちに壁があり踏み込めずにいた山。
遠い山だったが、とうとう登らせてもらうことができた。
快晴、目の前の薬師岳は迫力ある大きな山容が広がる。
登って来た野口五郎岳、先ほど登った水晶岳もなぜか輝き見える。
下山に選択したのは読売新道。
大変だよと誰もが話してくれた。
足の具合も見ながらの慎重な下りとなる。
岩場、ガレ場そして起伏もある岩稜帯を慎重に下った。
徐々に黒部湖が近づき大きく見えるのが支えになる。
ただ樹林帯に入ってからは足下注意。
滑る岩と木の根に慎重に歩を進めた。
東沢の音が聞こえ、その音が徐々に大きくなり奥黒部ヒュッテに到着。
お風呂もあり、2日続いたカレーがおでんになり、一人部屋でゆっくり休めた。
足の痛みは今のところ無く最後の日となった。
一番の危険地帯を行くことになり気を抜くことはできない。
丸太の橋、そして木の階段が続く。
左側は崖が続き慎重にならざるを得ない。
そんな中、平の渡しには興味があった。
黒部湖を針ノ木谷から平の小屋方面へ舟で渡るのだ。
それも無料で乗せてもらえるのでありがたい。
10:20分ジャストに3人のスタッフが乗った小さな舟が迎えに来てくれた。
静かな湖面を快適に進みあっという間に対岸へ到着した。
もっと景色を楽しもうとも思っていたがそんな余裕もなかった。
平の小屋から黒部ダムへも長い道のりだった。
右側が崖、丸太の階段もいくつか乗り越え前に進むしかない。
歩いて歩いて、時々気持ちよい風が心身共に気持をリセットしてくれた。
樹間から黒部ダムの姿が見られたときには一瞬感動が襲ってきた。
もうすぐで赤牛岳山行が完結すると思うと最後の力も出た。
黒部ダム放流から吹き上がる冷たい風を受け無事下山。
ふるちゃん
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