白馬岳、ホント神様ありがとう!
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,703m
- 下り
- 1,698m
コースタイム
12:00 白馬岳頂上
14:30 白馬尻小屋
15:30 猿倉駐車場
天候 | 小雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トイレ 猿倉荘 協力金100円 水洗 頂上山荘 登山ポスト 猿倉荘 積雪の状況 猿倉荘から白馬尻小屋までは雪はありません。白馬尻小屋から頂上宿舎までは雪です。 頂上宿舎から頂上までは雪はありません。 危険箇所 白馬尻小屋から傾斜が急になるところ(地名を知りません)までは雪渓の両側から落石の 形跡があります。この日はカラカラという音は数回聞きましたが、雪渓まで転がってくる ことはありませんでした。 傾斜が急な箇所は転んだら滑落します、しました。特に下りは絶対に転ばないよう慎重 に降りるべきです。それかルート通り岩場を選んだほうが安全でしょう。ピッケルとアイ ゼンは必須ですが、滑落しない保証にはなりません、でした。 |
写真
感想
土日は雨の予報でしたが天気予報が外れることを期待して猿倉駐車場で前泊しました。
駐車場には7台止まっていましたが、車中泊している人はいませんでした。夜中に雨音が
強くなったので登るのを諦めて帰るつもりでした。朝食を食べ、帰る準備をしようと車の
外に出ると雨足は弱く、このぐらいなら行けるところまで行ってみようという気になりま
した。猿倉荘で登山届を出して、出発。白馬尻小屋手前で雪渓が始まり、アイゼンを装着
しました。雪渓上には大小たくさんの落石が転がっていました。後続者も先行者もいませ
んが、傾斜が急になるところへ着くまでに下山してこられた方5パーティーとすれ違いま
した。しばらくするとガスがかかり、視界が10m程度になったので、先に見える岩まで
行ったら引き返そう、コルまで行ったら引き返そうと思っているうちにガスが晴れてきま
した。緊急避難小屋を過ぎて雪面に雪の階段が刻んであり、右にトラバースしていきまし
た。やがて頂上宿舎の屋根が見えたときは本当に安堵と達成感と自己満足がこみ上げてき
ました。そのまま休憩もせず頂上目指して進みました。雪は無いのでアイゼンは外しまし
た。小刻みのつづら折れの砂利道ですが疲労が溜まっているので辛かったです。でも頂上が
見えているので、励みになりました。山頂から見えた尖った山は、下山後にヤマレコで知っ
たのですが、剱岳だったんですね。すぐ隣の丸い山が旭岳でこっちの尖った山は杓子岳だ
ったようです。(訳あって画像はありません。続きはこのあと)
もう12時を回っているので急いで下山しました。慎太郎祭で行った針ノ木岳のときの
ように駆け下りるように下山しました。今思い返してみると、針ノ木雪渓よりも雪質が硬
かったと思います。でもあの時は滑落なんて予想もしていませんでした。この斜面結構急
だよね。どのくらいの斜度なのか横の岩を入れて写真を撮っておこう。その直後、気がつ
いたら斜面を滑っていました。足元の雪が崩れたのか、アイゼンの爪をブーツに引っ掛け
たのか、なぜ転んだのか、わかりません。冷静にうつ伏せになり、ピッケルを胸元に引き
寄せて雪面に突き刺しました。多少スピードが落ちたので止まるかなと思ったら、体勢が
崩れ、仰向け、横向きになったりしてスピードが増していき、ピッケルを手放してしまい
ました。もう終わった。これが最期だ、と思ったら、なんと止まりました。斜度が緩くな
ったようです。よかった〜。でもデジカメがないじゃん。ザックをデポして滑落地点まで
50mほど登り返しましたが見つけられませんでした。命があっただけでもいいか。この
冬5〜10mくらいの滑落は2回ほど経験していますが、今回ほど身の危険を感じたのは初め
てですので、しばらくショックが大きかったです。比較的安全な場所で滑落させて頂きま
して、神様ありがとうございます。もし、その先が崖だったら、岩だったらと思うとぞっ
とします。以後、状況判断は真剣に行い、危険な場所には行きません。
どなたかデジカメを拾われた方がいらっしゃいましたら、マイクロSDカードだけでも着
払いで送って頂けないでしょうか。送り先はSDカードの中に免許証の画像がありますので
そこにお願いします。何卒よろしくお願い申し上げます。
☆*・゜ ゜・*:.。..。.:*・゜ ゜・*:.。. .。.:*・゜ ゜・*:.。..。.:*・゜ ゜・*:.。..。☆*・゜ ゜・*:.。..。.:*・゜ ゜・*:.。.
私が登った2日後の6月24日に登られた方が、奇跡的にデジカメを発見され、宅急便で送って
下さいました。デジカメは一部破損していますが、撮影に支障はありません。本当に
ありがとうございます。曇りの白馬岳も良かったですが、今度は晴れた日に小屋泊で
杓子岳と鑓ヶ岳も行ってみようと思っています。
ご無事で何よりでした。
確かにあの勾配は気が張りました^^;
デジカメが戻ってくるといいですね(^_−)−☆
ありがとうございます。滑落なんて全然予想していませんでした。
結構急だけど滑落するのかなぁ、なんて写真を撮っていたら滑落しました。
結構固めの雪だったせいか止まりませんでした。無事だったのでいい経験に
なりました。まだ経験されていない方、是非安全な場所でご経験されますよう
お願い致します。45°以上の傾斜では滑落停止はできないとテレビでやって
いました。今回はそこまで急ではなかったけれど、それでも止まりませんでした。
ほんとはちゃんとした訓練を受けるべきなんでしょうけど。
デジカメはコンパクトデジカメなのでそんなに痛くないです。画像のデータが見
つかるよう祈っています。。
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