八ヶ岳で贅沢しすぎた(硫黄岳)
- GPS
- 13:27
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,355m
- 下り
- 1,353m
コースタイム
- 山行
- 10:52
- 休憩
- 2:29
- 合計
- 13:21
天候 | 薄曇り後がっつり曇り後霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
台座の頭から赤岳方面の鎖場が半端ない |
その他周辺情報 | もみの湯 |
写真
感想
シルバーウィーク初日で2日目以降はずっと雨の予報、人気の山ともあり、通常以上の混雑でした。美濃戸口の駐車場は5時くらいに満車、やまのこ村の駐車場も満車で渋滞状態でした。
そんな状況でスタートが遅れたのもありますが、最近テレワークが多くて思いのほか体力の低下もあり全然歩けませんでした。赤岳を目の前にして敗退です。
注意が必要なのは、硫黄岳から地蔵の頭の間がかなりハードな鎖場(私もこのレベルは経験したこと無い)で、且つヤマケイマップでは西側にはエスケープルートが無いです。(大同心を経由して赤岳鉱泉方面へ抜けるルートは存在するっぽい)
下山するのは悩んだけどこの判断は後で正解だったと思いました。
そんなこんなで大変でしたが、硫黄岳の景色は最高でした。途中まで縦走しつつも硫黄岳より先は天気が悪くて景色は見えませんでしたが、硫黄岳だけでも満足できる感じですね。あまり欲張らずに硫黄岳をもう少し散策すれば良かったと思いました(ガケの縁を大分先まで歩けるので)
今回の山行は反省点がいろいろ多いので、対策を考えて今後に繋げたいですね。
◆やまのこ村まで
車で来ましたが、大分勇気がいります。車高の高いジムニーですら、偶に底面に石の当たる音がするくらいの荒れ地が続きます。もちろん対向車とすれ違う場所も限られてますし、登山者も普通に歩いてます。
通常の土曜日なら6時くらいで空きが大分少なくなる、、、という情報もありましたが、今回は条件が悪すぎですね。5時20分頃に到着して駐車場渋滞が発生、Uターンすら出来ない状態でした。
私は地面が傾いた隙間になんとか車を突っ込んで駐車できました。
◆赤岳鉱泉まで
非常に道が整備されてます。堰堤広場までは普通に車でスピードを出しても大丈夫なくらいの砂利道です。
堰堤広場から先は道が狭くなり傾斜もありますが、川端に遊歩道が整備されていて非常にマイナスイオンを感じられる道ですね。
◆赤岳鉱泉〜硫黄岳
本格的な山登りになります。道は整備されていて、浮き石も少ない感じ。標高2600m付近を越えると森林限界も超えて山々がよく見えるようになります。
赤岩の頭付近まで上がれば北西側も開けるので、北アルプスの山々や蓼科山・霧ヶ峰なども見えるようになります。
赤岩の頭から硫黄岳まではガレてて且つ傾斜もありますが、登りづらさや危険な箇所は無いですね。
硫黄岳山頂まで上がった時の景色は想像以上にいいです。硫黄岳山頂からがけの縁を歩けるので、次行く機会があれば歩きたいですね。
◆硫黄岳〜台座の頭
全体的にガレ場ですが、歩きづらさは無いですね。左手には奥秩父方面の山々が見えます。途中硫黄岳山荘があります。トイレが非常に綺麗ですが、昼食を取る場所はさほど多くない感じ。
台座の頭までの登りはこれまでの登山道からもこの道は見えてるんですが、見た目以上に地味に長いので体力を削られます。
◆台座の頭〜地蔵の頭
ほぼ「道」が無くて切れ込んだ岩場に鎖が張ってあるだけの登山道というイメージ。
うっかり手を離せば怪我じゃ済まないような箇所が続きます。
鎖場も数本レベルじゃなくて、10本以上あったと思います。
私の場合はここに来るまでに大分体力や行動食を消費していたので、この辺からペースが一気に落ちました。
地蔵の頭には15時くらいに到達できており、コースタイム通りなら赤岳もなんとか行ける時間ではありましたが、すでに体力が無いのと、これまでの岩場で心が折れてたので、赤岳は断念しました。
◆地蔵の頭〜行者小屋
上から見るとかなりの傾斜ですが、実は意外と整備されてて且つ行者小屋までの距離も赤岳方面から下るのに比べれば短いです。
とは言え、上の方は鎖場やガレ・ザレ状態な感じです。鎖場についてはここまでこれたなら難易度的には難しくないと思います。
下の方は森林の中ですが、最後まで傾斜はあるので足を痛めないように注意が必要です。
私も何度も靴紐を締め直しました。
◆行者小屋〜やまのこ村
傾斜はさほど無いですが、地味に長い道が続きます。
そして途中から岩場の道になるのが歩きづらいです。
この辺から暗くなってきて景色も見えなくなったので特にコメントすることも無いですが、暗闇の登山道は相当にヤバいですね。
ヘッドライトは持ってましたが、暗さが光りを吸収するイメージで、非常に見えづらい感じです。(リボンは概ね見えなくて、所々経路にグリーンのロープが張ってあったのはわかりやすかった)
そして、どうもこの辺は工事による迂回が多かったようで、おそらく4、5回くらいは道を間違えました。人の多い登山道なので、道を外れると足下がフカフカになるので、気がつくのは早かったです。また、道を間違えてもGPS+マップで戻れました。
ただし、スマホとスマートウォッチでマップは見てましたが、スマホの地図が正しくない(工事中の為?)のが途中でわかった感じです。
長時間の山行でスマホのバッテリーも心許ない感じで、ややもすれば身動きが取れない危険な状況でしたね。
◆もみの湯
下山が遅くなったのもあったので遅くまでチェックイン可能な日帰り温泉は?ってことで行ったのがこちらでした。
泉質は淡い硫黄泉という感じで、非常に良かったです。また登山者にはうれしい水風呂も完備ですね。
広間は閉店が早めでした(20時半くらい)。
意外と客は多めでしたね。
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