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Yamareco

記録ID: 470039
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

御池岳 小又谷〜T字尾根〜伊勢尾

2014年06月27日(金) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 三重県 滋賀県
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体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
17.7km
登り
1,248m
下り
1,258m
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
自転車を御池橋手前の通行止めにデポし、ノタノ坂駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
小又谷のガレた沢は、浮石が多く登山靴ではよく滑ります。
狭い谷は高巻が難しい場所もあり、滑りに注意しながらのへつりが必要。
滑るとドボンだけでは済まない。
凛々しい

夜はキレイなのだろうか?

夜はキレイなのだろうか?
谷が右へ大きく曲がる部分
水量が少ないので小さな滝は正面突破
谷が右へ大きく曲がる部分
水量が少ないので小さな滝は正面突破
巻いたり
へつったり
勾配が立った箇所の見下し
勾配が立った箇所の見下し
高巻が難しい部分
ここからT字尾根へ
高巻が難しい部分
ここからT字尾根へ
T字尾根から最後の登り
1
T字尾根から最後の登り
霧に包まれるテーブルランド
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霧に包まれるテーブルランド
先導をするように3頭の鹿がカレンフェルトの森を抜ける
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先導をするように3頭の鹿がカレンフェルトの森を抜ける
こちらの様子を何度も伺う。
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こちらの様子を何度も伺う。
こちらを警戒するホオジロ♀
3
こちらを警戒するホオジロ♀
カレンフェルトの森を埋め尽くす
バイケイソウの花
カレンフェルトの森を埋め尽くす
バイケイソウの花
曇り空に映える苔
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曇り空に映える苔
日本庭園付近ではヒョウモンチョウが飛び交う
日本庭園付近ではヒョウモンチョウが飛び交う
雲の下の霊仙山
鈴北岳より
沖島、多景島、竹生島、3つの島が良く見える。
手前は鈴ケ岳
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鈴北岳より
沖島、多景島、竹生島、3つの島が良く見える。
手前は鈴ケ岳
伊勢尾の痩せ尾根
1
伊勢尾の痩せ尾根

感想

駐車場からは沢に沿った林道、作業道を進み、
作業道が沢を渡り、2つの砂防ダムを越えると作業道が無くなり、
谷はT字尾根と土倉岳に挟まれ徐々に深くなっていく。
浮き石や滑る岩に注意しながら、ガレた沢を暫く登る。

沢が右に折れるCo600当たりから急に険しくなり、滝を高巻に。
巻けないところは、滑る岩肌に気を付けながらへつる。
水の少ない場所は正面突破を繰り返しながら高度を上げていく。

徐々に水量は減らしていくと思われた沢は、
T字尾根のP967の直下あたりから、
水を滔々と湛える綺麗な小さな渓流に変わる。
両側の切り立った岩壁は、へつることも、巻くこともできない。
ここまでくると、沢自体の勾配は緩くなり、
いくつもの滝の落差も低くなるが、
滝の釜が狭い谷一杯に広がる。(といっても3m程度)

それ程深くない水の中を進めば、抜けれそうだが、
ズクズクな状態でテーブルランドを歩くのは嫌だったので、
ここでT字尾根P967に這い上がる。
所々、切り立つ岩肌と、足場のない急な谷に阻まれながらの登りは楽ではない。

テーブルランドは深い霧の中。
登りきる直前、
数m先に3頭の子連れ鹿が突然顔を出し、
お互いに驚き、固まって見つめあうこと数秒。

T字尾根口には、人間の登山道とは別に獣道が違う方向に延びていたのを思い出す。
鹿はこの獣道を降りたかったのかもしれない。

しばらく、視界の効かないテーブルランドを彷徨い歩く。
湿度のせいか?テーブルランドはバイケイソウの甘い香りに包まれる。
この深い霧に包まれた、甘美な雰囲気の草原を彷徨うことはとても心地よい。
カレンフェルトの森の中は香りが際立つ。
根から葉まで毒を持つバイケイソウの香は少し癖があり、濃密な香にむせ返りそうになる。

ボタンブチに着くころ、急に風が吹き、ガスを一掃し、
眼下のT字尾根や遠く琵琶湖が一望できた。

それもほんの数分。再び深い霧に包まれる。

霧の中を、バイケイソウの香を避けるようにフラフラと彷徨い歩くと、
いつの間にか180°逆の方向に歩いていることに気付く。
気を取り直して、日本庭園を目指して歩く。

追いつめているわけではないのだが、
先程見かけた3頭の子連れ鹿に度々遭遇する。
御池岳の先まで同じようなルートを辿る。

日本庭園に着くころには、風が強まりガスは晴れてきた。
鈴北岳頂上で風がさらに強くなったが、手元の温度計で25°の風は
どんなに強く吹いても心地よく、この時期にまったく汗をかくこともなく、
快適な登山が出来る。

鈴ヶ岳から直接伊勢尾に降りようと下を見たが、
低く頑強そうな枝が張り出す急勾配。
怪我をしそうだったので、
ヒルコバから谷を降りてトラバース。
伊勢尾の取りつき手前には、深い谷がありトラバースする高さを間違えると苦労しそうだ。


ヒルコバから尾根線の取り辛いのと、御池川尾根の登りが急であるが、
伊勢尾の北側が2次林覆われ、尾根線は広く歩きやすい。

御池橋からはしばらく歩き、予めデポした自転車で駐車場に。

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