岩湧山のススキと岩湧寺の秋海棠を巡る秋ハイク

2022年09月25日(日) [日帰り]

• GPS: 06:02
• 距離: 14.4km
• 登り: 941m
• 下り: 1,048m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:12
• 休憩: 0:47
• 合計: 5:59

9:02 滝畑ダムバス停
9:09 9:09 滝畑登山口
9:15 9:16 千石谷林道岩湧山登山口
9:31 9:31 カキザコ
10:15 10:16 扇山・夕月橋分岐
10:19 10:19 横谷・ネバシ谷方面分岐
10:49 11:08 岩湧山
12:24 12:25 岩湧山
12:40 12:41 岩湧山東峰
13:15 13:20 いわわきの道登り口
13:26 13:29 岩湧寺
13:29 13:33 いわわきの道登り口
13:35 13:44 四季彩館
13:52 13:55 岩湧の森駐車場
13:56 13:56 みはらしの道登り口
14:05 14:05 すぎこだちの道登り口
14:13 14:13 行司河原分岐
14:51 14:51 神納バス停
15:01 15:01 南青葉台バス停
15:01 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：南海電鉄河内長野下車、南海バス滝畑ダム停留所より入山
復路：南海バス南青葉台口停留所に下山、南海バスで南海電鉄三日市町駅へ

コース状況／危険箇所等

滝畑ダムから山頂：ダイヤモンドトレールとして整備され、極めて安全。
山頂から岩湧寺：少し石の多い林間の木の階段の急坂を降りる。足元に注意して、ゆっくり降りれば特に問題なし。
岩湧寺周辺：舗装路、遊歩道などいろいろなコースあり。野草を楽しみながら自由に散策してよい。
岩湧寺駐車場から南青葉台口バス停：川沿いの一本道の舗装路（加賀田片添線）を歩く。最初は車道の幅が狭く、歩いていると後ろから岩湧山からの行楽帰りの車が結構通るので注意。

写真

滝畑バス停留所
公共交通機関利用の際には、バスの便の関係からここを出発点に選定することが多い。
直進：岩湧山　右折：つり橋を渡って槇尾山

9/25 9:00

滝畑バス停横のつり橋
ダイアモンドトレールは、槇尾山、三国山、和泉葛城山へ続く。

滝畑バス停留所から400mのところにある登山口（トイレ有）から、最初は木製の階段の急坂を登る。

少し登るとカキザコという曲がり角に出る。
ここから、登りが少し緩くなり、植生も植林から広葉樹の自然林となる。

岩湧山山頂まで、途中、下りはなく、効率的に標高を稼いでいく。

シラヤマギク
今日のハイキングでよく見た花

オトコエシ
オトコエシ（男郎花）という名は、オミナエシより茎がより太く、葉がより厚いことなど、全体に逞しい印象を持つことに由来する。

キンミズヒキ
こいつは、意外に思うかも知れないが、バラ科の植物だ。

ミズヒキソウ
こいつは、タデ科の植物

もうすぐ山頂
植林の尾根を歩きます。

ヒヨドリバナ
これは、キク科のヒヨドリバナ
オトコエシに似ているが他人の空似

秋の巻層雲とススキ原　これぞ秋の絶景
少し赤っぽい花から白い羽毛にかわる途中

9/25 10:34

ハバヤマボクチ
少し咲きはじめている。
和名は草刈場（葉場）に生育する火口アザミの意味

9/25 10:36

山頂手前のベンチから西側を振り返る。
三国山や和泉葛城山へ続く和泉山脈が見える。

9/25 10:41

ススキのトンネルの中を山頂に向かう。

9/25 10:45

山頂広場
岩湧山山頂周辺のようにススキで覆われた尾根や山頂を「カヤト」という。
今日はシルバーウイーク最後の日曜日で天気もよい。すごいハイカーの多さだ。

9/25 10:50

山頂の横の防火帯へ分け入る。
防火帯の道はかなり荒れている。
巨大なシシウドに出会う。

9/25 10:50

アザミとツマグロヒョウモンの夫妻

9/25 11:02

山頂広場からすぐ東に山頂三角点がある。
岩湧山(いわわきさん)は大阪府河内長野市にある標高897.7メートルの山。岩崎元郎選の新日本百名山の一つ。
ここの方が山頂広場より少し高いので、ここが正真正銘の897．7m地点

9/25 11:05

山頂から東の金剛山、大和葛城山、二上山

9/25 11:05

山頂から北の大阪湾方面
今日は霞んでいるが、空気の澄んだ日には、アベノハルカスや六甲山系まで見えるとのこと。

9/25 12:24

山頂のアキアカネ

9/25 12:39

岩湧山東峰から岩湧寺へ「きゅうざかの道」を降りる。

9/25 12:52

テイショウソウ
和名テイショウソウの意味は「よく分からない」 という。牧野富太郎 は、「和名ていしゃうさうハ予其意ヲ解シ得ズ」 としている。

9/25 13:20

今日のお目当ての一つ、岩湧寺の秋海棠
江戸時代初期に日本に持ち込まれて以降、園芸用として栽培されている。貝原益軒の『大和本草』に、「寛永年中、中華より初て長崎に来る。……花の色海棠に似たり。故に名付く」と記されている。

9/25 13:21

岩湧寺本堂
岩湧寺（いわわきじ）は、大阪府河内長野市加賀田にある融通念仏宗の寺院。
伝承によれば、開基は役小角で、創建は大宝年間（701年〜704年）とされる。

9/25 13:22

多宝塔（国重要文化財）
室町時代末期建立、高さ13メートル

9/25 13:24

秋海棠に囲まれた階段。
あたり一帯秋海棠で、まさに見ごろだ。
秋海棠は、帰路、ずっと道ばたに咲いており、野生化している。

9/25 13:20

白い秋海棠もある。

9/25 14:02

花の下の黄色が目立つので、セトウチホトトギス

9/25 14:14

名勝「岩湧寺」の石碑
長い車道歩き。

9/25 13:42

ツルニンジン　ジイソブともいう。
キキョウ科の植物

9/25 13:49

ヤマジノホトトギス
花の下の黄色いところがない。

9/25 14:56

帰路の彼岸花
秋の稲穂と青い空がバック

9/25 15:01

南青葉台口バス停
バス停のそばのプランターにも秋海棠と思ったら、ベゴニアだった。
ベゴニアは、シュウカイドウ科 シュウカイドウ属の植物の総称で、実はシュウカイドウもベゴニアの一種だ。

9/25 15:08

ベゴニア
江戸時代に持ち込まれたベゴニア（秋海棠）は、何故か和の感じがするのに、ベゴニアは西洋の匂いがする。

撮影機器：

FinePix XP80 富士フイルム

装備

個人装備

コンパス 地図 携帯 携 雨具 茶 氷

共同装備

昼食

感想

マルヒコ

少し、秋らしくなってきたので、ススキと秋海棠を見に、岩湧山にハイキングしました。
岩湧山のススキは、まだ、白いフワフワの実になっていませんでしたが、青い空と高い雲の下でみる秋のススキ草原は格別です。
岩湧寺の秋海棠も満開で、寺の付近一帯で咲き乱れていました。古寺と秋海棠の花がよくマッチして、日本的な情緒を醸し出していました。
そのほかにもいろいろな秋の野草に出会えました。
シルバーウイーク最後の日曜で、山頂はハイカーでいっぱいでしたが、道中は案外静かな山行を楽しむことができました。