千畳敷→空木岳縦走


- GPS
- 10:20
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,479m
- 下り
- 3,255m
コースタイム
- 山行
- 8:29
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 10:20
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
千畳敷まではバスとロープウェイで。
バスの始発が朝5時で4時半に乗り場に着いたのだが既にどう繋がっているのか判らない位の長蛇の列。とりあえず最後尾に付いたのだがしばらくしてお腹が痛くなって列を抜けることに…。戻って50m程伸びた最後尾に付き直す(思った程伸びてなくてホッとする)。それから腹痛の再発に怯えながら待つこと1時間程の6時20分頃にようやくバスに乗車。30分程でロープウェイ乗り場に着きまた待ち列に並ぶこと30分。ロープウェイに乗り込み7時30分にようやく千畳敷に到着。腹痛の再発がなかったことに安堵しながらトイレや身支度を済ませ、千畳敷カールを手早く見納めて登山開始。
天候は所々にポツポツと雲が見えるがほぼ快晴。好天のうちに景色を望むべく展望の良い極楽平を目指す。途中何度か千畳敷カールを振り返って殆ど紅葉していないことに気付く。どうせだったら紅葉を見たかったのでちょっと残念。程なくして極楽平に到着。東側は八ヶ岳から南アルプスの南端まで、北西には御嶽山がよく見える。
ここからこの景色を眺めながらの空木岳までの縦走を開始。東川岳までは細かなアップダウンが続く道。道中の檜尾岳あたりから空木岳が良くみえるようになってくる。こちら側の山肌は深い溝が沢山刻まれておりそれでいて木々に覆われているので独特な見た目に感じられた。熊沢岳あたりからは北北西の方向に御嶽山も見えるようになってくる。東川岳から見る空木岳はこれから登る尾根が山を左右にはっきり区切っており、山肌も左は木々に覆われた沢山の深い溝、右は草に覆われた平滑な感じで見た目がかなり異なり、空木岳の二面性を感じた。そんな空木岳を眺めながら東川岳を下っていくとあっという間に木曽殿山荘に到着。ここから空木岳山頂までがなかなかなハード。標高差は370mくらいだが特に山頂付近の岩場はロッククライミングっぽい感じで、そこまでの登りで弱った体にムチを打った。でもその岩に覆われた空木岳山頂の風景は荒々しく、反対の東側の登山道から見る穏やかな風景とは全く異なり、ここでも空木岳の二面性を感じられた。
山頂からの風景は北に木曽駒ヶ岳とそれに至る歩いてきた峰々。その背後に北アルプスの奥穂高岳と槍ヶ岳。その左手に乗鞍岳と御嶽山。東には南アルプスの山々。すぐ南には南駒ケ岳が見られ、良い眺めだった。ただこの頃にはだいぶん雲が増えてきて遠近両方の山々が隠れがちになってしまったのが少し残念だった。
そして下山。駒石あたりまでは視界が良く風景を楽しみながら歩けるが、それ以降は樹林帯となり風景の無い緩やかななが〜い尾根となり、これを延々と下り続けるのは少し苦痛だった。そんな中での池山小屋近くの水場の冷たい水はかなりの救いだった。そこで一息ついたのもつかの間、林道終点からスキー場駐車場までの登山道は急斜面なうえ林の中の湿度が高く思ったより大変で、最後の最後にジトッとした汗を湧き出させてくれた。面倒くさがらずに林道終点に車を停めておけば良かったとちょっと反省して終了した今回の登山だった。
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