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Yamareco

記録ID: 475229
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

台風を気にしながらの富士登山 御殿場ルートで山と向き合う

2014年07月08日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:40
距離
17.3km
登り
2,340m
下り
2,332m

コースタイム

御殿場口新五合目4:47- 6:05 2000m地点 - 8:54 3000m地点 - 9:18七合目(山小屋わらじやさんに荷物depo)9:30 - 11:52山頂 - 12:14剣ヶ峰12:35 - 15:32新五合目
天候 午前中は晴れ
昼の山頂はガス、のち午後には濃霧の時間(場所)も。
雨は15:30に下山するまで降らず。
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御殿場口新五合目駐車場(無料)
コース状況/
危険箇所等
ガイド等にある通り、砂礫の登山道は足を取られやすく疲れがたまります。
体が前のめりになると足が後ろに流れて力が吸収されて前に進まず疲れがたまります。

日影がなく水分の確保は重要です。

ポストは登山口にあるはずが未確認です。

九合目あたりにはまだ数mの積雪が残るところもあり、雪渓を辿る踏み跡と岩場を歩くものに分かれます。
予約できる山小屋
御殿場口新六合目・半蔵坊
八合目池田館
御殿場口七合四勺・わらじ館
車中で仮眠して目覚めると…
日の出直前の空は思いがけない快晴でした!
2014年07月08日 04:29撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 4:29
車中で仮眠して目覚めると…
日の出直前の空は思いがけない快晴でした!
登山口手前にある公衆トイレ
富士山では特に「前もって」の意識が必要とのこと。
2014年07月08日 04:45撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 4:45
登山口手前にある公衆トイレ
富士山では特に「前もって」の意識が必要とのこと。
御殿場口新五合目の登山口
梅雨前線と近づく台風で、雨中の山行を覚悟していましたが…素晴らしすぎる!
ここは本当は二合目なんだって!
2014年07月08日 04:47撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 4:47
御殿場口新五合目の登山口
梅雨前線と近づく台風で、雨中の山行を覚悟していましたが…素晴らしすぎる!
ここは本当は二合目なんだって!
振り返るとご来光の瞬間。
2014年07月08日 04:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 4:48
振り返るとご来光の瞬間。
静岡県側はまだ山開きしていなかったんです。
すみません、横からすり抜けて通ります。
2014年07月08日 04:49撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 4:49
静岡県側はまだ山開きしていなかったんです。
すみません、横からすり抜けて通ります。
御殿場口から山頂への標高差は2300m。
初めての富士山を一番体で感じられるルートを選んだつもり。


2014年07月08日 04:52撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 4:52
御殿場口から山頂への標高差は2300m。
初めての富士山を一番体で感じられるルートを選んだつもり。


今日の装備はこんな感じです。
ストックはフル稼働するでしょうね。
2014年07月08日 04:52撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 4:52
今日の装備はこんな感じです。
ストックはフル稼働するでしょうね。
このルートは途中どこからでもご来光が拝めるのが売りだそうです。
2014年07月08日 04:54撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 4:54
このルートは途中どこからでもご来光が拝めるのが売りだそうです。
大石茶屋
歩きだして10分のところに店があります。
このあと7合目まで小屋もトイレもありません。
2014年07月08日 04:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 4:59
大石茶屋
歩きだして10分のところに店があります。
このあと7合目まで小屋もトイレもありません。
2014年07月08日 05:00撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 5:00
登りと下りで道が分かれています。
下りは有名な「大砂走り」ですね。
2014年07月08日 05:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 5:01
登りと下りで道が分かれています。
下りは有名な「大砂走り」ですね。
砂れきの地面は足がもぐり、疲労がたまりそうです。
2014年07月08日 22:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 22:13
砂れきの地面は足がもぐり、疲労がたまりそうです。
登りだして最初の目安になるのが二ツ塚。
1804m(左)と1929m(右)。
2014年07月08日 05:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 5:03
登りだして最初の目安になるのが二ツ塚。
1804m(左)と1929m(右)。
資材の運搬車がブルドーザー道を登っていきます。
2014年07月08日 05:16撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 5:16
資材の運搬車がブルドーザー道を登っていきます。
1500mあたりなのに森林限界を超えたかのような風景。
独特の世界です。
2014年07月08日 05:30撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 5:30
1500mあたりなのに森林限界を超えたかのような風景。
独特の世界です。
足元の砂が締まっているところと緩んでいるところがあります。
足の置く位置で疲れ方が変わりそう。
2014年07月08日 05:33撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 5:33
足元の砂が締まっているところと緩んでいるところがあります。
足の置く位置で疲れ方が変わりそう。
ポールに沿って登山道が伸び、迷う心配はなさそうですね。
でも登り用、下り用とブル道用があるので注意です。
2014年07月08日 05:40撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 5:40
ポールに沿って登山道が伸び、迷う心配はなさそうですね。
でも登り用、下り用とブル道用があるので注意です。
南東の方角…伊豆方面の山かな?
2014年07月08日 05:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 5:55
南東の方角…伊豆方面の山かな?
2014年07月08日 05:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 5:57
二ツ塚が横に見えるようになりました。
もうすぐ2000mです。
2014年07月08日 06:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 6:01
二ツ塚が横に見えるようになりました。
もうすぐ2000mです。
芦ノ湖が見えた!
昔の職場でした。
なつかし〜!
2014年07月08日 06:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 6:02
芦ノ湖が見えた!
昔の職場でした。
なつかし〜!
ちゃんと表示してくれています♪
2014年07月08日 06:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 6:05
ちゃんと表示してくれています♪
砂に腰を下ろして栄養補給。
ハムエッグマフィンです。
2014年07月08日 06:33撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 6:33
砂に腰を下ろして栄養補給。
ハムエッグマフィンです。
さすがに足にきます(汗)
立ち止まって一息のシーンが増えてきました。
2014年07月08日 06:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 6:55
さすがに足にきます(汗)
立ち止まって一息のシーンが増えてきました。
御殿場の自衛隊演習場から砲音が響いています。
7時から始まったようでしたが、毎日なのかな…
2014年07月08日 07:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 7:21
御殿場の自衛隊演習場から砲音が響いています。
7時から始まったようでしたが、毎日なのかな…
六合目の小屋(閉鎖中)が見えてきました。
九十九折りの斜面は傾斜が緩いくせに、足の疲労はどんどん溜まってきます。
2014年07月08日 07:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 7:21
六合目の小屋(閉鎖中)が見えてきました。
九十九折りの斜面は傾斜が緩いくせに、足の疲労はどんどん溜まってきます。
2度目の補給はカロリーメイト。
乾いた口にはちょっときつかった!
2014年07月08日 07:27撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 7:27
2度目の補給はカロリーメイト。
乾いた口にはちょっときつかった!
足元少し下に雲が湧き始めました。
いよいよガスが覆いだすのかもしれません。
2014年07月08日 07:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 7:35
足元少し下に雲が湧き始めました。
いよいよガスが覆いだすのかもしれません。
六合目の小屋
2014年07月08日 07:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 7:48
六合目の小屋
ちょこちょこと小休止を挟みます。
2014年07月08日 07:58撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 7:58
ちょこちょこと小休止を挟みます。
下からガスが迫ってきてますね。
こんなのは焦ってもしょうがない。
2014年07月08日 08:00撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 8:00
下からガスが迫ってきてますね。
こんなのは焦ってもしょうがない。
ガスに飲まれるかと思いましたが、一瞬追いつかれたかと思うとまた下がっていきました。
2014年07月08日 08:11撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 8:11
ガスに飲まれるかと思いましたが、一瞬追いつかれたかと思うとまた下がっていきました。
宝永山
あの稜線の向こうには300年前の噴火口があるそうです。
その向こうには富士宮登山道。
2014年07月08日 08:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 8:18
宝永山
あの稜線の向こうには300年前の噴火口があるそうです。
その向こうには富士宮登山道。
足元が砂から石混じりになってきました。
しっかり踏まないとザザッと崩れます。
2014年07月08日 08:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 8:48
足元が砂から石混じりになってきました。
しっかり踏まないとザザッと崩れます。
雪渓を横に見る高さに。
2014年07月08日 08:49撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 8:49
雪渓を横に見る高さに。
かなり登ってるつもりですが、見上げても山頂は遠いんです。
2014年07月08日 08:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 8:50
かなり登ってるつもりですが、見上げても山頂は遠いんです。
眼下が雲海になっていました。
足元が海岸に思えてきます。
2014年07月08日 08:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 8:50
眼下が雲海になっていました。
足元が海岸に思えてきます。
軽石の斜面
降った雨は地面に吸収されるんだろうな。
2014年07月08日 08:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 8:53
軽石の斜面
降った雨は地面に吸収されるんだろうな。
3000m
今日はずっと呼吸を意識して、ここまで高山病の兆候は出ていません。
宿泊予定の七合目はもうすぐです。
2014年07月08日 22:17撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 22:17
3000m
今日はずっと呼吸を意識して、ここまで高山病の兆候は出ていません。
宿泊予定の七合目はもうすぐです。
登山道に雪渓が被っています。
先を行く男性は御殿場口の指導所(?)の方で、静岡側の山開きを前にルートの確認をされています。
2014年07月08日 22:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 22:18
登山道に雪渓が被っています。
先を行く男性は御殿場口の指導所(?)の方で、静岡側の山開きを前にルートの確認をされています。
わらじ館
今日の予約をしていましたが、見たところまだ小屋開きの準備作業中??
2014年07月08日 09:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 9:18
わらじ館
今日の予約をしていましたが、見たところまだ小屋開きの準備作業中??
昨日ここに泊まった外人さんが山頂から降りてきたようです。
明日の天気を考えて、今日のうちに山頂に向かうことにしました。
荷物を一部デポさせてもらい、少し身軽になって再び登りにかかります。
2014年07月08日 09:20撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 9:20
昨日ここに泊まった外人さんが山頂から降りてきたようです。
明日の天気を考えて、今日のうちに山頂に向かうことにしました。
荷物を一部デポさせてもらい、少し身軽になって再び登りにかかります。
波の打ち寄せる浜の様相ですね。
2014年07月08日 09:28撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 9:28
波の打ち寄せる浜の様相ですね。
見上げるとまだまだ青い空♪
2014年07月08日 09:33撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 9:33
見上げるとまだまだ青い空♪
2014年07月08日 09:42撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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八合目の赤岩館
2014年07月08日 09:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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八合目の赤岩館
岩を踏んで登るか雪渓を歩くかを選択して。
2014年07月08日 10:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 10:32
岩を踏んで登るか雪渓を歩くかを選択して。
2014年07月08日 10:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 10:32
小さな虫たちがたくさん日向ぼっこをしていますよ。
2014年07月08日 10:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 10:55
小さな虫たちがたくさん日向ぼっこをしていますよ。
まだ1mほどの厚みの雪渓。
底には雪解け水がかなり流れています。
2014年07月08日 11:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 11:13
まだ1mほどの厚みの雪渓。
底には雪解け水がかなり流れています。
もうすぐ、もうすぐと自分に呪文を唱えながら体を持ち上げます。
2014年07月08日 11:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 11:32
もうすぐ、もうすぐと自分に呪文を唱えながら体を持ち上げます。
このコルのどこかに鳥居が見えるはず…
2014年07月08日 11:36撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 11:36
このコルのどこかに鳥居が見えるはず…
ガスが晴れるとはるか下の数件の山小屋が見えました。
2014年07月08日 11:42撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 11:42
ガスが晴れるとはるか下の数件の山小屋が見えました。
御殿場ルートの山頂の鳥居が見えた!
2014年07月08日 11:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 11:51
御殿場ルートの山頂の鳥居が見えた!
富士宮ルートからの先客がもう大勢着いています。
2014年07月08日 11:52撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 11:52
富士宮ルートからの先客がもう大勢着いています。
2014年07月08日 11:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 11:57
頂上浅間大社奥宮
2014年07月08日 11:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 11:59
頂上浅間大社奥宮
トイレの運搬車
2014年07月08日 12:00撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 12:00
トイレの運搬車
目の前ガスの中から富士の最高峰、剣ヶ峰が浮かび上がりました。
2014年07月08日 12:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/8 12:02
目の前ガスの中から富士の最高峰、剣ヶ峰が浮かび上がりました。
お鉢に向かって落ち込む斜面。
2014年07月08日 12:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 12:03
お鉢に向かって落ち込む斜面。
剣ヶ峰への最後の急登。
2014年07月08日 12:08撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 12:08
剣ヶ峰への最後の急登。
気象庁の旧レーダードーム
2014年07月08日 12:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 12:13
気象庁の旧レーダードーム
富士山の三角点は二等なんですね!
2014年07月08日 12:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/8 12:14
富士山の三角点は二等なんですね!
山頂にいた数名の登山者と会話しながらいい時間を過ごしました。
2014年07月08日 12:15撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 12:15
山頂にいた数名の登山者と会話しながらいい時間を過ごしました。
この観測所の建物が風よけになっています。
さっきまで日が当たっていた岩も壁もぽかぽか暖かいのに驚きました!
2014年07月08日 12:16撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 12:16
この観測所の建物が風よけになっています。
さっきまで日が当たっていた岩も壁もぽかぽか暖かいのに驚きました!
三角点よりここが高いんだと教えてもらい、見下ろすとお賽銭が。
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三角点よりここが高いんだと教えてもらい、見下ろすとお賽銭が。
山頂で出会った一人の男性が富士山のガイドをしている方で、効率のいいルートを教えてくれることになり同行させてもらいました。
この表示は単に山開き前の意味です。
危険な道を無理やり下りるのではありません。念のため…
2014年07月08日 12:40撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 12:40
山頂で出会った一人の男性が富士山のガイドをしている方で、効率のいいルートを教えてくれることになり同行させてもらいました。
この表示は単に山開き前の意味です。
危険な道を無理やり下りるのではありません。念のため…
富士宮ルートを下り、途中でトラバースして御殿場ルートに合流しました。
2014年07月08日 13:11撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 13:11
富士宮ルートを下り、途中でトラバースして御殿場ルートに合流しました。
まだこんな雪の壁が残る場所も!
2014年07月08日 22:22撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 22:22
まだこんな雪の壁が残る場所も!
御殿場口までご一緒した富士山ガイドのHさん。
(名前も写真もご了解いただいてます)
もしや? と伺ってみると、やはりmiztrekさんのお仲間でした!
2014年07月08日 13:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 13:32
御殿場口までご一緒した富士山ガイドのHさん。
(名前も写真もご了解いただいてます)
もしや? と伺ってみると、やはりmiztrekさんのお仲間でした!
雲海に浮かぶトラバース道。
2014年07月08日 13:36撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 13:36
雲海に浮かぶトラバース道。
宝永山に向かう尾根。
右が宝永火口。
2014年07月08日 14:23撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 14:23
宝永山に向かう尾根。
右が宝永火口。
ここからまた砂走りが始まります。
2014年07月08日 14:25撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 14:25
ここからまた砂走りが始まります。
標高差1000mを走り下りるスケール!
このガスの中、一人では不安だっただろうな…
2014年07月08日 14:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 14:38
標高差1000mを走り下りるスケール!
このガスの中、一人では不安だっただろうな…
地面に草が生えているのがなんだか懐かしい?
2014年07月08日 14:56撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 14:56
地面に草が生えているのがなんだか懐かしい?
朝出発したのが信じられない!
密度の高い一日でした。
2014年07月08日 15:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/8 15:32
朝出発したのが信じられない!
密度の高い一日でした。

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
1
カメラ、ヘッデン、スマホ
1/25,000地形図
1
ガイド地図
1
筆記具
1
保険証
1
飲料
ティッシュ
1
タオル
1
スマホ
1
GPS機能
計画書
1
雨具
1
防寒着
1
ストック
1
水筒
1
2ℓ/人
時計
1
コンパス、高度計
非常食
1
1日分相当
カメラ
1
ツェルト
1
ファーストエイドキット
1

感想

富士山を頭に描いてみるときにいつも出てくるのが山頂近くの渋滞。
行ったことがないから聞いた話でしかないのですが、去年の世界遺産騒ぎもあって、当分自分が行くことはないだろうと思っていました。

何かで目にした登山ルートの情報に、御殿場ルートは歩く人が少なくてマイカー規制もないと出ていました。
ここを平日歩くならかなりストレスのない登山ができそうだとあっという間の計画です。

7月1日に山開きのニュースがあって、何も知らない私は全ルート一斉に開通したつもりでいたんです。
ガイドをめくってみても、御殿場コースは長い、景色が変わらない、足元が砂礫、日影がない、etc...
あまりいいことは書いていません。
下りの大砂走りが売りのようですね。

富士山らしいスケールを五感で感じながら歩けそうなこのルート、初富士山の舞台としては文句なしです♪
それより天候が問題。
展望が悪かろうが雨に降られようが別にかまいませんが、遭難につながるような状況を判断して避ける責任は自分にあります。
とんでもない勢力で沖縄に近づいている台風と、本州の上に今が旬だと言わんばかりに伸びている梅雨前線。
このタイミングで登山に出かけるのは…無謀ですよね。
いつものように中止、撤退の判断を間違えないように心の準備をして滋賀を出発しました。

暗い中で登山口の駐車場に車を止めると他には車の姿はなく、肩透かしを食ったような気分で外に出ると雲の間から星が見えています。
天の川まで見える澄んだ空気のトンネル(?)にしばらく立ち尽くして流れ星を2つまで数えました。
着いて早々にいいものを見せてもらって気分よく車に戻り、とりあえずの仮眠…zzz
午前までの仕事と長いドライブの疲れもあって、しばらく熟睡して目を覚ますと…

信じられない快晴の空!

一点のシミもない青空にドンと鎮座する富士山に口が開いてしまいました。
時間は4時。
スタート予定は5時でしたが、この天気に一瞬でテンションが上がってしまい、すぐに準備を済ませて登山口に向かいます。

鳥居をくぐり、まるで海岸の砂浜のようなザクザクした登山道を歩き始めました。
ここで一つ失敗したこと、登山ポストを見落としてしまい、提出のないままにスタートしてしまったんです。
いくつか案内所や店の臨時の建物があって、その並びにポストもあっただろうと思いますが、うっかり失念したままでした。

この位置から見上げる山肌は、ほぼ山頂近くまで土壌の質が同じように感じられます。
見通しはよく、白いポールが並んでいるので遠目にも登山道ははっきり見えています。
何列かポールが並行して立っているのは、登山道が登りと下りに分かれているうえ作業車が通るブル道も別にあるためです。

道の幅は広く、砂が踏まれて締まっているところとそうでないところがあります。
雪山と同じで気持ちだけ先走ると体が前のめりになり、足が後ろに流れて疲れるだけで進まない歩き方になってしまいます。
足をしっかり下ろして重心を確認しながら進み、地面を後ろに蹴らないことを念頭に置いて歩きます。

あとは呼吸。
穂高での高山病の経験を踏まえて最初から呼吸のリズムを一定にしようと頑張ってみました。
天気はいうことを聞いてくれませんが、体のコントロールは何とか自分でしてみたいものです。

左に見える二ツ塚や宝永山を目安にしながら標高を上げていきます。
気を使って歩きながらも足のダメージは確実に積み重なり、立ち止まる間隔が目に見えて縮まってきました。

今日の行程は七合目の山小屋「わらじ屋」までなので気分は楽です。
スタートが早かったのでゆっくり進めばいいし、早く着けば今日のうちに山頂に向かえるかとぼんやりイメージしながら歩いています。
ただこの御殿場コースの登山口、新五合目の表示がありますが、他のルートの五合目よりも目立って標高が低いんです。
案内を見ると、そこはもともと二合目だった高さらしく、登山口から六合目への道のりが恐ろしく長い!
あれこれ考えても気分を変えても歩く道のりが変わることはなく、目の前に見えている次の目印に向かって立ち止まりながらも近づき続けます。

七合目手前で追いついてこられた男性は登山口の指導所のブースの方で、10日のルート開通に向けて確認をしに歩いているとのことでした。
世界遺産になった富士山は登山客や観光客が増え、安全管理を司る立場の方には負担がかかることですね。
ご苦労様です。

わらじ館に着いたのは9時ごろで、当然今日のうちに山頂を目指すことにしました。
小屋にしても本開業はルートの開通からだろうし、私の予約を受け付けてはいますが、まだあれこれ小屋開きの準備作業をされているようです。
小屋の方の好意で荷物を一部デポさせてもらい、軽くなった身でさらに上を目指しました。

…張り切ってまた歩き出したのはいいのですが、体の疲れはほとんどそのままだったんです(泣)
いくらも行かないうちに立ち止まって息を整える始末。
剣ヶ峰まで登ってお鉢巡りをして明るいうちに小屋に戻れるか…
でも急いでもメリットはないので、ここまでと同様に立ち止まりながらゆっくり登ります。

九十九折りの道を、次の折り返しまでと目標を決めながらなんとか進みます。
決して急な傾斜でもないのに、ちょっと体力が落ちたかも…とテンション下がり気味で歩いていました。
それでも少し、少しずつ標高を上げ、高度計は3500mに近づいてきました!

このあたり、上から降りてくる登山者に多くすれ違います。
挨拶がてら伺うとみなさん朝に富士宮ルートを上がって登頂し、これから下るとのこと。
かなり所要時間は違うんだと実感しました。
(私がのろまだったのではないとほっとしたのも確かです…)

雪渓を踏み、岩場を乗り越え、山頂の鳥居を潜ると周囲は真っ白なガスの中。
もう富士の最高峰、剣ヶ峰は目の前です。
ガスにぼんやり浮かぶ最高点に向かって最後の登り。
もう急ぐことはないと一歩一歩を踏みしめて急な坂道を登り切りました。

そこは大きな建物の陰。
気象庁の富士山レーダーがあった気象観測所です。
もう御用済みのはずで、レーダーは撤去されていますが建物はそのまま残されています。
その脇に二等三角点(一等じゃないことにびっくり!)と、山頂の碑がたっています。
ソロの登山者らしい男性が5人ばかりたむろして休憩がてら会話に花が咲いていました。
その中にお邪魔して15分ほどでしょうか、楽しい時間を過ごすことができました。

ついさっきまで日光にさらされていた(?)山頂の岩が、触ってみるとぽかぽか暖かくて、空気の冷たいこの場所でもいい気分で昼寝ができそうでした!

その会話の一団にいらっしゃったのが富士山のガイドをされているHさん。
お鉢巡りは雪とガスの状況からやめておくようにアドバイスをいただき、わらじ屋に下りると言うと、下りに効率のいいルートを教えてくれるというのでご一緒することになりました。

富士宮ルートを下り、途中でトラバース道を辿ると御殿場ルートに合流します。
確かに地図には線が引かれていますが、よく知らない人間が行ってみる気にはなかなかならない道です。
そこはさすが案内のプロだけに、ルートの気づかないポイントを教えてもらいながらどんどん下っていけました。
「ヤマレコの知り合いで富士山のガイドをされている方がいて、奈良の方ですが…」と切り出すとよくご存じで、miztrekさんと同じルートのガイド仲間だそうです。
(このHさん、富士登山マラソンに出たり、海外のヨットレースに出たりとすっごいスーパーマンでした!)

わらじ屋さんで本当なら予約通り受付をするのですが、ご主人がおっしゃるには、登頂もできたなら、天候のこともあるし下りられるなら下りた方がいいとのことです。
Hさんも御殿場口まで下りるとのことで、小屋のみなさんにはお礼だけ申し上げ、下ることにしました。

7合目からの下山道は大砂走りの醍醐味が味わえる素晴らしいポイントですが、上部除雪のために重機が動いていたりで走れないところもありました。
Hさんはならば!と宝永山の方にルートを変え、その途中から脇道を抜けて邪魔のない大砂走りのルートを確保に動いてくれたんです。
この下りの砂地を走るスケールは半端じゃなく、終盤には本気で膝の心配をしだす始末でした。
当然登りの所要時間とは全く違い、信じられない早さで新五合目の駐車場に戻ることができました。
後半に一人では到底味わえなかった経験をさせてくれたHさんにはお礼の言葉しかお返しできませんでしたが、このとんでもない山のほんの一部、でも一日分としては十分お釣りの来る楽しい山行になったこと、ほんとうにありがとうございました。

車に乗り込むときになって雨が降り出し、見る間に雨足が強くなりました。
結局一度もレインウェアを出さなかった一日、山に歓迎されたつもりになっていいですよね!

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コメント

初富士!
晴天でしたね〜!
アルプスでの貯金(?)が効いてたかも
足の方は大丈夫でしたか?
私も初富士はこのルートにしようと思いました!
その前に2位に行ってきますね
良いレコありがとうございました!
2014/7/9 15:54
Re: 初富士!
いらっしゃいませ〜

アルプスの貯金って…こんなところで下ろせたわけですね

山頂で出会った登山者や、山小屋の方々から「初めての富士山で御殿場コースを歩く人はいませんよ 」 と珍しがられてしまいました

こちら側が山開きしてしまうと歩く人は増えるんでしょうが、他のルートと比べると空いているようですから山としっかり向き合って歩けそうですよ

2位に行かれるんですね。
あちらもでかい山なんだろうな
また教えてくださいな
2014/7/9 19:19
お疲れ様です
普段は富士宮口ばかりですが、実は一番好きなのが御殿場口です。登りと下りのギャップがたまりません。また登ってください。
2014/7/10 19:02
Re: お疲れ様です
keniyaさん、はじめまして
プロフィールをちょっとのぞかせてもらいました。
富士山の達人ですね

今回が初めての富士山でしたが、ルートごとの味わいの違いなんかぜひ楽しんでみようと思っています

また教えていただけたら嬉しいです。
2014/7/11 14:04
ラッキーでしたね!
monsieurさん、こんにちは!

こんな梅雨と台風の晴れ間にどんピシャで富士山に行けて、
しかもHさんという富士山のスペシャリストに案内していただけて
すごくラッキーでしたね

わたしは渋滞を経験したひとりなので、もう行かないつもりですが、
こんな素晴らしい経験ができるのならもう一度行ってみたいです
2014/7/13 11:55
Re: ラッキーでしたね!
eechanさん、こんにちは

天気予報を見れば見るほど絶望感を抱きながら車を走らせてました
全行程ガスと雨と風を覚悟していましたが…夜が明けるとまさかの
前線と台風の隙間のような青空だったんでしょうね

渋滞の中を歩くのはストレスが溜まりそうですね
今回歩いた御殿場ルートは4つのルートの中ではシーズンの登山者数が少なく、混雑といっても知れているそうで、駐車場もほぼ空いているとのことです。
施設が少ないので良くも悪くも自然を一番残した富士の登山ルートになるんでしょうね。
eechanさん、ぜひこちらからも歩いてみてくださいな

富士山の他のルートや季節など、いろんな条件で山の表情を見せてほしくなってます

お鉢巡りもしてみたい!
2014/7/13 14:29
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