念願の光岳 南ア最南百名山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,303m
- 下り
- 2,303m
コースタイム
7:16 易老渡
8:48 面平〜9:01
9:55 平らな広場(?)〜10:14
11:15 休憩〜11:27
11:39 三角点
12:04 易老岳分岐〜12:22
13:23 三吉平(?)〜13:38
14:33 水場〜14:54
15:04 イザルヶ岳分岐
15:12 イザルヶ岳〜15:36
15:43 イザルヶ岳分岐
15:56 光小屋〜テント設営〜16:24
16:39 光岳〜16:43
16:53 光石〜17:02
17:14 光岳
17:30 光小屋
5:51 下山開始
7:33 易老岳
7:54 三角点
9:14 面平
10:09 易老渡
10:41 便ヶ島
天候 | 7月12日(土) 概ね晴れ、夕方頃に曇るが展望はなんとか。無風。 7月13日(日) 曇りと小雨を繰り返し、下山後はかなりの土砂降り。風は強めでした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
IC - (48km) - 道の駅 遠山郷 - (7km) -上島トンネル - (19km) - 易老渡 まず下りてからがまだまだ長いです。 トンネルから易老渡までの舗装:ダートは、体感で8:2くらいでしょうか? 良い道:悪路は7:3くらいかな〜? すれ違いも出来ない箇所が多く、何度か長めのバックもしました。 奥半分の落石エリアも嫌ですが、前半分の「片側即崖」もかなり嫌でした。 復路では最後のトンネルに到着するまでヒヤヒヤ運転しました。 易老渡も便ヶ島も駐車場自体は綺麗に舗装されています。トイレもあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜易老岳 とにかくひたすら登り坂。展望もクソもないジグザグをいつまでも歩きます。 忘れた頃にやってくる「激レア超短距離平地」がありがたくてたまりません。 易老岳〜光小屋 大雑把に考えると、一度大きく下って登り上げるカタチです。 ただ、常に小刻みなアップダウンが続くのであんまり気楽ではありません。 後半のゴーロの谷筋は、思っていたより急な登りでした。 イザル〜小屋の稜線、ホンの少し手前に「南アルプスの天然水」アリ♪ イザルヶ岳 分岐から往復で15分前後。ハイマツ帯を抜け、砂利った坂道を登る。 簡単だが展望はかなり◎ 光岳〜光石 小屋から片道15分前後。展望はないけれど、ここまでたどり着いた感はかなり高いです。 山頂から先へ進むこと10分前後、異様な空間を目にします。 山頂まで来て石へ来ないのは正に愚の骨頂。危険度は低。 山と高原地図におけるコースタイムのポイント コース上で「今ココ!」がわかる点は、 面平、2254三角点、易老岳分岐、イザルヶ岳分岐(+それ以降)です。 それ以外の"小さなコル"や"三吉平"などは「ここら辺なのかなぁ?」と思う程度でした。 |
写真
感想
「ひかりだけ」じゃないですからね、「てかりだけ」ですよ♪
便ヶ島(聖登下山口)へ車を停め易老渡(光登下山口)まで歩き、光岳→茶臼→上河内→聖の2泊3日を予定していましたが、
2日目の悪天候のため、予定を取りやめ易老渡へ下山しました。
…無駄な便ヶ島への往復…orz
まあ結果論ですので仕方なし(^_^;)
登山を始めて早々、沢山のガイドブックを漁って、
「ふむふむ、仙丈ヶ岳という所は難易度が低めらしい。きっとここからアルプスデビューするんだろうな。」と考えました。
いろんな山をやっているうちに「ほう、北岳ってのが標高2位なんだ!?」とか、
「黒戸尾根っての歩いてみたいな〜」、「白峰三山縦走してぇー!」etc…
魅力的なコースも多いが遠いこともあり、なかなか足を踏み入れるきっかけをつかめないまま月日だけが経過。
このまま迷い続けていてもキリがないので、
「わーーーーー!!!南アルプスなんだから一番南の光岳から登ってやるよーーー!!」
ってな半ばやけくそな勢いで決めた南アデビュー山でした。
しかしながら決めてからも道路の事情などで1年以上おあずけ。
やっとこ実行に移すことが出来た、これまた思い入れの強い強い山行でした。
台風一過の快晴予報2日間+曇り予報の1日。
遠山郷観光協会に登山口までの状況を確認し、問題なしという回答をいただけたのでGO!
噂で聞いていた悪路よりはマシに感じました。
あのトムラウシ短縮道へのスーパー悪路が心を成長させてくれていたのですw
易老渡へ荷物を置き、車は便ヶ島へ。空身で易老渡へ戻り登山開始。
最早語り尽くされた感がありますが、易老岳までの登りあげが核心部となります。
ギザギザギザギザくねくねくねくね、たまーに平らになって、たまーに北側展望が開け、
そしてまたギザギザギザギザくねくねくねくね…
単調樹林、水なし花なしのかなり悪条件が整った、ある意味名急登?
何度もザックを降ろしての休憩をはさみ、ようやく分岐点。
ここで広島県からのお二人に混ざって休憩させていただきました。
そこから小屋までの間、つかず離れず、また休憩も一緒にさせてもらえたので精神的にとても助かりました♪
分岐点からは一度下っていき、いくつかの池を通り過ぎます。
今までの道に比べたら遥かに楽ですが、大きく下ったりしたら「明日はこれを登るのか…」と嫌なイメージが脳裏をよぎります。
三吉平と思われる辺りを越えると、ゴーロ地帯が始まり、それを登りあげていきます。
見た目の印象よりはきついな〜と感じましたが、それが終わりを迎えた頃、静高平のいい景色が広がります。
涸れることが多いと書かれている水場には、台風の影響もあるのか、ものすごい勢いで冷水が流れていました。
そこの看板に書いてあるのですが、この水場から摂取出来る時は、小屋では分けてもらえないそうなのでご注意。
腕まくりして、頭から水を浴びて最高のリフレッシュをする事が出来ました!
後半で冷たい水を飲めるって本当にありがたいことですね!
そこからイザル分岐までは目と鼻の先。ザックをデポして山頂を往復。
残念ながら周囲の山々は、雲をまとって隠れてしまいました。
ルンルンと鼻歌を歌いながら小屋に到着。
「疲れたでしょ^^」と小屋の親爺さんが温かく迎え入れてくれました。
テント泊の受付を済ませ、サクッと幕営、山頂を目指します。
流石に今から30分以内に雨が降り出す気配もないので、珍しく水とカメラだけ持って気楽にお散歩モードです。
イメージ通りの楽な道のりで、念願の南ア最南百名山へたどり着く事が出来ました♪
そこから光石へも足を伸ばし、真っ白に輝く石の上でぽかーんと時間を費やしました。
ああ、コーヒーなんかを持っていくのもありだったな〜
復路は山頂で鹿とアイコンタクトを楽しみ、往路にも増してのんびりペースで小屋まで散策。
小一時間ほどテント内で体を横たえて休息し、夕食の準備をするために再度外へ。
すると先程まで雲に隠れていた周囲の山が、今度は気持ちよく姿を現してくれました。
小屋の親爺さんが、丁寧にひとつひとつ山の説明をして下さり、明日歩く方面の道の状況も親身に教えてくれました。
しかし残念なことに、翌朝の天気は厚い雲に覆われていました。
易老岳までの間にだいぶ雨風にやられ、無理をして行っても危険なだけだと判断し、来た道を戻る事にしました。
ちょうど分岐点で休憩していると、先ほど抜かした単独男性が追いついてきました。
「もしよかったらお話しながらのんびり下山しませんか?」の問い掛けに、快く応じてくださった愛知の方と、
駐車場までの単調な下山をかなり楽しく歩くことが出来ました。
なにしろ北海道の大学を出ているらしく、道内のあちこちの山をご存知だったもので、
モノクロに褪せかけていた北海道の思い出が、また鮮明な色を取り戻すことが出来ました。
最後に便ヶ島まで送りますよ!ととてもありがたい申し出をいただいたのですが、
いかんせん全身びっしょりだったことと、そんなに長くない距離でもあったので、気持ちだけを受け取りました。
本当にありがとうございました!
悪路を終え、遠山郷温泉かぐらの湯へ移動。まずは光小屋に予定変更して下山した旨を報告。
やっぱり心配してくれていたようで、電話をくれてありがとう!と安心してくれました。
個性的な湯質の温泉にのーーーんびりと浸かって、お腹を満たし、しっかりと昼寝。
さて出ようかと思ったところで、山頂でかまって下さったお二方とバッタリ遭遇♪
その内の一人が飯田駅までバスで向かうとの事だったので、方向が一緒なのでおしゃべりしながら送り届けました。
やっぱりこうして人と触れ合うのって、何よりも嬉しいものです。
土砂降りの中、慌てずにのんびりと自宅へ戻り、
見れない予定だったワールドカップ決勝を見てから………zzzzzz
noster さんこんばんは
これぞ南アルプス!っていう急登と終わらない樹林帯(笑)
楽しんで?苦しんで?もらえたでしょうか??
ボクも大好きな光岳。
深い深ぁ〜い森を延々と歩きようやく辿り着いた静高平から先の木道の道はまさにビクトリーロード!達成感はひとしおだったのではないでしょうか?
2日目以降のお天気はちょっと残念でしたがもう一度来る口実ができたって事で。
茶臼、上河内、聖はまたの機会に是非!
大好きな光岳と聞いていたので、一番わかってくれると楽しみにしてました(*^_^*)
静高平からの道のり、まさにビクトリーロード!これほど適した言葉はありません!
当日は苦しんで苦しんで、今になって振り返るとやっぱり楽しい、
不思議な魅力満載の山でしたね。
天候は、またこの先いくらだって機会はあるので、
お次はどんなコースで歩こうか考え中です♪
とっても素敵な山域だったということは間違いありません!
光岳。私たち福井県人からは遠い否遠すぎる山です。
しかし、いつかは行ってみたいところ。南アというと森林限界が高いというイメージですが、nosterさんの文を読む限り、まさに我慢の連続ですね。いつも重い荷物を持ち、お疲れ様です。
それとショッキングピンクのTシャツ、いいですね。少し派手な気がしますが、奥様へのプレゼント?
nosterさん こんにちは
貴兄のヤマレコ楽しみに読ませて頂きました。
南アルプス南部って山が深い分景色が開けたとき感動が大きいですよね。
富士山の写真とてもきれいです。
nosterさん、南アルプスお疲れス〜🎶
怖い植物・・・ は、ハリブキと言います。
ウコギ科の植物で、早春の新芽を天ぷらでいただくと美味です。
なんぞといただくと最高です。
福井県からはとっても遠いですが、茨城県からでもなかなかの距離でしたよ(^_^;)
下道2.5時間,高速3時間,下道2時間と合計7.5時間の移動でした。
行きも帰りも間に仮眠休憩を取るほどの長さ…
また次に訪れるのはだいぶ先になりそうな気がしますが、
少なくとも南アルプス南部は、とってもお気に入りの雰囲気でしたよ♪
我慢の後には必ずそれ以上の感動が待っています。
是非是非いつかは足を運んでください(*^_^*)
派手なピンクは自分用です…が、なかなか着る機会がなさそうな予感w
聖岳もバッチリ歩いて、tabo-さんと展望の共有をしたかったのですが…
叶いませんでした(^_^;)
また次の機会に楽しみはとっておくことにします♪
土砂が道を塞いでしまっていた箇所は、「ここかな?」と思うところがありましたが、
綺麗に片付いていました。助かった〜
凶悪な植物「ハリブキ」、しっかりと覚えておきます…
早春の新芽って、まさかこの写真は全然違いますよね???
これだとしたら美味しいと知っていても食べたくありませんw
ああ、きっとtsugazakuraさんと歩けば、山菜ディナーなんかにありつけるのかしら♪
ルンルン♪
nosterさん、おはようございます。
やっと落ち着いてこのレコ読むことができました。
光岳は登る機会をうかがってるお山です。
もちろん日帰りなんで覚悟がいるなぁと思っているんですけど。。。
mamepyonさんにもたびたび日帰りできるよって言われてますけど、なかなか勇気が出ない!
南南アは本当に未知なんですもの。
この夏もたぶん重い腰は上がらないでしょう。
そもそも、光岳にまだ呼ばれてないし?
だけどレコのおかげで予習はしっかりできると思います。
それにしても、、、イザルヶ岳、、、名前がいいなぁ。。。
こちらもやっとこ行ってきましたよ〜♪
ずっと前から「テカリが南アの第一関門だ!」と心に決めていたので、
他の行きやすいエリアに誘われても断り続けていました。
mamepyonさんの「出来るよ」はちと次元が違いすぎる気もしますがw
まあなんとかなる気もします。
イザルヶ岳、いい名前ですよね♪
山小屋で話してた人達は「テカリとイザルガ」って呼んでたんですけど、
それって「ヤリとコブシ」を「ヤリガとコブシガ」って呼んでるのと一緒ですよねw?
俺的にはイザルと呼びました。どっちでもいいですけどね(^_^;)
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